2014夏 ドイツ・ベルギー母子旅 3-1. 中世の都ゲント<とんだ勘違いに茫然自失...で始まった素晴らしい一日>

2014/07/31 - 2014/07/31

今年の夏は母と６歳の息子で、ドイツ・ベルギーの１０都市を巡ってきました（家族揃っての旅行は今月末、立山登山の予定です）。
ドイツの木製食材を集めている母にとって、ドイツは長年憧れていた夢の国。絵本に出てくる古城に興味を持っていた息子にとっても、また憧れの国でした。

ベルギーはどの街も本当に素敵で、おとぎの国へ迷いこんだよう。特に私たちが気に入ったのはゲント。360°見渡す限り重厚感のある建物、美しい町並みで、目に飛び込んでくる景色に魅了されっ放しでした。

４週間前ドイツへ行こうと漠然と決めたのですが、地図や路線図と睨めっこしているうち、「こんな短時間でここにも行けるんだ♪」と訪問都市がどんどん増えていってしまい、、、
初めて訪れる各地の情報を十分調べるには時間がなさ過ぎ、現地の方が色々教えて下さらなければ成り立たなかった旅でした。

幾度かハラハラする事もありましたが、終わってみれば小さな失敗もいい思い出。普段見られない景色や体験に大いに刺激を受けた、大満足の旅となりました♪

□7/28 羽田空港へ
□7/29 ０：５５発 NH203便
　　　フランクフルト　6:05着
　　　　　　　マインツ日帰り
　　　Hilton Frankfurt Airport泊

□7/30　ICEでケルンへ
　　　　タリスでブリュッセルへ
　　　　9Hotel Central 泊（３泊）

■7/31 ゲント日帰り

□8/1 アントワープ日帰り

□8/2 ブルージュ
　　　　Crown Plaza泊
□8/3 ブルージュ・ブリュッセル
　　　　9Hotel泊

□8/4 　タリスでケルンへ
　　　　ICEでフランクフルトへ
　 Hamburger Hof Hotel泊

□8/5 リューデスハイムへ（の予定が...)
　ライン川下り（KDライン)
　 St.Goar下船　
　　 　　古城ホテル泊（Romantik Hotel Schloss Rheinfels)

□8/6 ライン川の大蛇行を見に、Boppardへ
　　　　フランクフルト
　　　　Hamburger Hof Hotel泊

□8/7 フランクフルト
　　　　20:45発 　NH0224便

□8/8 14:55羽田着

エリア ゲント(ベルギー)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 旅行の手配内容: 個別手配

今日はゲントへ日帰り観光です。
ゲント(英・独）ヘント（蘭）ガン（仏）

この時間帯までには出掛けるだろう、、と7:00〜9:00までの時刻表しか検索・プリントしていかなかったのですが、起きるのが遅く9:40頃駅へ。

日本で検索した時は、Gent-Sint-Pietersへの列車は全て４番ホームだったのですが、駅員さんにその隣のホームであることと、次に来るゲント行きの時刻を教えて頂きました（ホームが変わることはよくあります）。

ベルギー鉄道　　時刻検索・切符購入はこちら
http://www.belgianrail.be/en/Default.aspx

車窓より

私が乗った列車は、車内放送が聞き取りにくいし、電光掲示もされない。
検索した時　どの時刻の列車も所要時間３５分だったから、乗った時間に３５足し その時刻を待つ事に。我ながらいい考え♪

その時刻ぴったりに駅へ着きました。きっとあの子たちも、、と思ってた女の子グループも、やはり下車。
のどかな田園風景が続いていたのに、急に栄えた街並みです。多くの観光客も訪れるゲントですものね。

駅を出て左へ行くと、事前に調べた通りロータリーがありました。街の中心、コーレンマルクトまで駅からトラムで１５分ほどかかるのです。

トラムに乗る前に、駅前窓口で１０voyages(フランダース地方のメトロ、プレメトロ、トラム、バス共通１０回券）を購入しました。

２番乗り場からトラム１番に乗れば着くはずです。
運転手さんに「コーレンマルクトまで行きますか？」と確認したところ
マルクトへのトラムは、ゲントの駅から出てるよ。」
ダメだ、このおじさんボケてる。

一応お礼を言って、後ろのバスの運転手さんにまた聞くと、
「そこの駅からまずセントピータースに行って、そこからトラムに乗りなさい」

なんでこの街の人は訳の分からない事ばかり言うの？これは夢の中？
「ここ、ゲントセントピータース駅ですよね( -"-)!」
「違うよ。ここはAALST駅」

ボケていたのは運転手さんでなく、自分だったことにようやく気付きました。間違った駅で降りていたのです。そういえば、ホームの駅名すら確認してなかった。それにトラムのはずなのに、さっきのバスじゃない！

次の列車までだいぶ時間があったので、駅前のお店でフリッツ食べて待つことに

次の列車は11:08でした。

さっきの駅来るのに３５分、４６分待って列車に乗り、ゲント到着まで更に３４分。
本来３５分で着けるはずが、１時間５５分も要してしまうなんて、、
ゲントは楽しみにしていた街なので、観光時間が減るのがショックでした。

窓からのどかな風景を眺めながら、朝の時間を振り返ってみました。
駅員さんは「次の列車は５２分だよ」と親切に教えてくれた→
４７分にゲントセントピータース行きと表示された列車が来た→
「駅員さんとはいえ そんな正確に時刻を覚えてないだろうから、この列車のことね」と乗車。

私は最速の列車限定で検索してたので 所要３５分の列車ばかり出てたけど、間違えて乗った列車は 一時間以上かかる鈍行列車だったってこと。

初めて見る景色に感動したいので、私は旅行前に写真はなるべく見ないようにするのですが、駅舎くらいはしっかり見ておこうと心に決めました。

思い込みの激しさ、駅名すら確認しないオトボケさに、自分でびっくりです
┐(´〜｀)┌ ﾔﾚﾔﾚ

でもまあ乗り換えた列車は、さきほど山盛りポテトを食べた息子のトイレタイムとなったので、ちょうどよかったかもしれません。
降り間違いで ボーっとしてた頭を急激に使ったり、トイレのお世話したりと、母は疲労困憊でしたが、、

今度こそゲント到着。

列車を降りると、先ほどの駅で「私こんな間違いしちゃって、、」と話してたおじさんが「無事着けてよかったね」と声をかけてきてくださり、お話しながらトラム乗り場まで。
おじさんは観光客でなくお買い物に来たそうで、マルクトまで歩いて行くとおっしゃってましたが、私は既に疲れきってしまってるから、、とさよならしました。

買っておいた１０回券は、打刻機にピッとかざすだけでした。
（１０回券は たしか１３ユーロのはずでしたが、窓口で買ったからか１０ユーロでした）

トラムから降り 大通りに出た途端、中世の絵本の世界が目に飛び込んできて、タイムスリップしたかのような衝撃を受けました。

重厚感ある歴史を感じる建物にぐるっと囲まれ　心ときめき、何から見ようかキョロキョロしてしまいました。

「Belfort 鐘楼」

見渡す限り荘厳な建物にうっとり

「St.ニコラス教会」

マルクト広場

橋の上から見た「聖ミハエル教会」

ミハエル橋の下へ

なんだ「神秘の仔羊」って結構無防備に飾られてるのね

AMBULANCE
おしゃれに？逆さに綴られてます

橋から振り返って見た風景

橋の上より、両岸のギルドハウスを望む

向かって左側「コーレンレイ」（穀物倉庫の河岸）

右側「グラスレイ」（穀草倉庫の河岸）

３６０°どこを見ても絵になる景色に、もう午前中の悪夢などすっかり忘れました。

次訪れた時には　ボートクルーズもしたいなぁ

一人でお散歩していたワンちゃん。ご主人様はいずこへ？

レストラン Belga Queen

「ワインやビールを含め、出される料理は全てベルギー由来」とのことで、ここでランチしようと決めていました。ブリュッセルにもあります。

お得なランチメニュー、これにしようかしら♪

と思ったら、もう限定数に達してしまったそう。
残念に思いましたが、食べられると思ってなかったホワイトアスパラのメニューがあったので、こちらの方がいいじゃない♪

レイエ川を眺めながらテラスでお食事なんて気持ち良いでしょうが（満席でした）、室内も古城にいる気分で素敵です！
２階の窓際が眺めよさそうに思ったのですが、ランチの時間はクローズ中とのことでした。

ビールはシメイブルーにしました。
きめ細かい泡、香りが強く濃厚な味わい♪
旅行中飲んだ中では、一番好みの味でした。

普段ビールはあまり飲まず、シャンパン　とは言わないまでもスパークリングワインが好きな私ですが、ベルギービールは別。この旅行でますます好きになりました。

息子はお子様セット

チキン、またまたフリッツ、リンゴのコンポート
少しずつもらいましたが、どれも本格的な味で美味しかったです。
私が頼んだお料理も、気に入って食べてました。

お魚（何だったか忘れちゃった）とホワイトアスパラ フランダース風（ゆで卵とバターソース）

お魚はもちろん、アスパラは旬過ぎてますがトロッとして香り良く、とっても美味しかったです。
Villeroy & Bochのお皿も素敵！

いつかシュパーゲルの旬にドイツを訪れたいと憧れがあるのですが、その時期はなかなか、、

代わりに今年５月、北海道産を買ってきました（といっても旅行したのではなく、有楽町のどさんこプラザ^^)

大きさ比較は、鉛筆＆集めている木製食材のアスパラ

美味しくて翌日も買いに行ったのだけど、今回食べたアスパラの方が遥かに美味しかったです（それは調理人の腕のせい？...ですね）

BGMに合わせ、バイオリンを弾き始めました。
お店の雰囲気が良く 美味しいお料理に大満足な時は、いつもこんなです(^^;

食後に上階のお手洗いへ

なんとドアが透け透けなんです！
「え〜、ぼくこんなの恥ずかしいよ。ムリムリ」と息子。
他の個室の扉だって全部スケスケなんだから、気にすることなんてありません。

こちらでお食事したら、ぜひお試しください♪

ご存知の方も多いと思いますが、本当はロックするとスモークガラスになりますのでご安心を、、

この後、子どもが楽しみにしていた古城探検へ
http://4travel.jp/travelogue/10920045