2014/06/26 - 2014/07/06
20位(同エリア646件中)
幸ちゃんさん
スコットランドの旅も終盤。
最初はゴルフとお城
そして、ハイライトは
もう、これ以上ない荒野。
前後左右、誰もいない一人だけの
トレッキング イン コロール。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 レンタカー
- 航空会社
- ブリティッシュエアウェイズ
PR
-
Pitlochry Golf Club.
毎週水曜日はオープンコンペとかでプレー代が£14(通常は£40)と安価なので日本からメールで申し込み。(JGAのハンディ証明書持参が条件)
この地のゴルフはラウンドする前から心うきうき。
スコアーは二の次にして気持ちよくバシバシ叩き、すっきりとホールアウト。
上がってみればボールをX個無くし、スコアーは言えません。 -
ハンディ18、アベレージゴルファーの私。
朝の一発は写真右のクリークに打ち込みロストボール、
同伴者(地元スコティッシュ)から
【ダイジョウブ ワタシモ ウチコムコトアリマス】と慰められて
私の一言【ザンテイキュー ウチマース】 -
ゴルフ場の境界石壁。
日本ではお目にかかれません。
ヒツジはいませんが、鹿を見ました。
鹿ですよ。(そういえば岩手のゴルフ場でも見た) -
フェアウエーは広く、リンクスのゴルフ場とはおもむきが違います。
結構きれいでびっくり。
これだけ広くても、ボールがラフに入ると90%upの確率で ロストボール -
とってもおしゃれなクラブハウス。
レストランもあり水曜日のディナーはブッフェスタイルで£15とお得。 -
翌日は Blair Atholl Golf Club.
ピットロッホリーから車で20分。
受付のおじさんが気さくで
Have a nice day.
Good luck.
私の返事 I need luck.
こちらのコースは£25とまあお安いコースで予約一切不要。
行けばすぐにスタート出来るゆったりコース。
コースレイアウトは良く、距離もまあまああり、結構楽しめます(アベレージゴルファー談) -
ここでも相変わらずボールが草むらにお隠れになりました。
なぜ WHY? -
池の中央に(とても届かない所)クレーム・ご意見のある方はこちらに入れてくださいと書かれている苦情入れ箱。
思わず フフフと笑わせる グッド・ジョーク。 -
ゴルフ場のおじさん一押しのレストラン LOFT. ゴルフ場から車で1分。
ここのランチ(写真)が美味。
特にビンに入ったパティが(ほっぺが落ちます)最高。
ブレアー訪問の方は是非にも行くべし。
これ本当。 -
ブレアー城入り口ゲートからお城方面をパチリ。
イギリス貴族の領地は広いですね。
先代伯爵が亡くなり嫡子がいなかったので、何代も、何代もさかのぼりやっと見つけたのが現在の伯爵。
この伯爵、実は南アフリカに住んでいて年に数回訪れるらしい。
ただし領地は先代伯爵が設立したなんとか財団の所有で、現在の伯爵は爵位はあるが、領地はなし。
だからでしょうか、当地にはあまり来ないらしい。
複雑。
秘密のお話。
お城のある部屋で エツ、びっくり
なぜか 心がジ〜ン。
そのお話は、この後のお楽しみ。 -
お城の中は撮影禁止。
入り口にやたらと愛想の良い番人がいます。
各部屋には日本語の案内があり、ゆっくり鑑賞できます。
中でも、ある特別な部屋のドアーノブ(取っ手)は他のすべての部屋と全く異なります。
1920年代初め、当時まだ皇太子でありました昭和天皇陛下が当城に宿泊されました。
その時、伯爵は陛下がご使用になる部屋のドアーノブを既製品(金色で表面はツルツル)から菊のご紋章を模したドアーノブに交換されました。
いまでも、陛下が宿泊された部屋のドアーノブは当時のまま、ひと目見て菊のご紋章をデザインしたものとわかります。
伯爵の心あたたかなお気づかいだそうです。 -
白い外観の城はめずらしいです。
-
唯一撮影が許可されたボールルーム(宴会場)。
かなり広いです。 -
ボールルームに飾られている軍旗。
イギリスで唯一私兵(プライベートの兵隊)を持つことを王室から許可された証の旗。
Atholl Highlanders と刺繍されています。
年に1度、侯爵が彼の軍隊を率いて行進するらしいです。
軍服はむろんキルト(スカート)です。
下着を付けないと聞いた事がありますが、真偽の程は不明です。
下着を付けないとスコットランドの冬は寒いでしょうね。
(よけいなお世話でした) -
翌日、ピットロッホリーからコロール【Corrour】へ向かう途中の村。
朝早いせいか、村人との遭遇はなし。
(ダーツを投げて来たわけではありません・ワカルカナ) -
コロールへは車では行けません。
ランノッホ【Rannoch】から列車に乗らないと行けない不自由な所です。
コロールは村とも、部落とも言えない、ほぼ何もない所です。
駅の前にB&Bが一軒、少し先にユースホステルがあるだけで、信号、コンビニ、街灯、民家はありません。
宿屋以外に純粋に住んでいる人はいないと思います。 -
川は自然のままで、護岸工事など無粋なことはありません。
-
ランノッホ駅の時刻表の注意書きに
コロールで降りる人は 車掌に【ツギ オリマス】と言わないと通過します
と書いてありました。
列車に乗り込むやすぐに車掌に【ツギ オリマス、オリマス】と連呼。
その甲斐あって、コロールで無事に下車。(降りたのは私ひとりだけ)
荒野の中にぽつんとある無人駅。
朝8:45着 -
去りゆく列車を一人ながめて バイバイ。
当地は道路が通っていないので列車が唯一の交通手段。
駅にはこんな注意書きが【線路内を通行する者は£1000罰金】
ゲッ、帰りの列車に乗り遅れても歩いて帰る選択肢はない。
午後1時の列車の逃すと次は午後6時まで5時間ない。
靴下はノースフェイスのトレッキング用。
靴はメレルのゴアテックスの防水仕様。
上下のレインウエアーはゴアテックスではなく、プロギアの防水ウエアー。
(これが見事なくらい雨をシャットアウト。驚きの性能。スゴイ)
防水キャップをかぶり、雨の降る無人の荒野に出発。 -
駅から第一目的地オシアン湖に向かう道。
雨はやむ気配なし。
一人黙々と歩きます。
孤独ですが、さみしくはありません。
当地には雨が似合うのかも知れないと思いながら歩きます。 -
オアシン湖の岐路を右にムーアの中に入る。
自然、くらい曇り空、たえまなく降る雨、風、湿った草むらを踏みしめる足音、ハアハア自分の吐息 これだけの世界。
歩き始めて1時間、360度、前後左右何もなし。
建物なし、動物いません、これが スコットランド。
もう、言いようが無いくらいの至福感に包まれた時。
さら、また歩こう。 -
黙々と歩く。
小さな自然に出来た池。
生き物がいるだろうか、なんて思いながら先を進む。
あの丘を越えよう。 -
丘を越えるとそこは何もないムーア、荒れ地。
これがづ〜〜〜〜と続く。
帰りの時間を考えながらもう少し歩こうか、戻ろうか?
チョコバーを食べて、よ〜し、もう少し先まで行こう。 -
よし、あの丘先まで行って帰ろうと決めて歩く。
雨が強い。
ほほを叩く雨が痛い。
それでも、最高に楽しい時間。 -
帰り道は、もっと時間をとるべきだったと思いながら、
来年またこれるかな〜
次回は スカイ島に3泊、コロールに1泊する計画を考えます。
旅は終わりますが、思い出は消えません。
心の中にずっと残ります。 -
ここから思い出は始まり、私の心に深く残りました。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
Thnak you so much,
Ta.
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この旅行記へのコメント (3)
-
- あまいみかんさん 2016/08/25 17:00:11
- 男は黙って荒野を目指す!!
- 幸ちゃんさん、
2016年5月はイングランドを旅して、優しい風景の中で
心楽しい時を持ちました。
その続きで、スコットランドはどんな具合なのだろうか・・・っと
言う興味でお訪ねしました。
いやあ〜、ビビりの私共には、とても無理。
雨の中、お一人でドンドン歩いている男の中の男が見えてきます。
箱庭のような風景の中で育った私には、険しい自然が、まぶし過ぎます。
草原で、稲光等始まったら、もう〜、恐ろしくて、恐ろしくて、どっか
洞穴はないか〜っと泣きべそかきそう〜です。
孤独の中の楽しさ・・・奥様が持たして下さったLED灯がなんとも
嬉しいですね!!
こんな悠(雄)大な自然の中に身をおくのも、そうそう有る事ではありませんね。
有難うございました。
-
- schneewittchenさん 2014/10/12 21:25:52
- 幸ちゃんさんはじめまして
- 始めまして。
おおっ、スコットランド!
来年行くつもり、スカイ島よりもっと奥の、
アウターヘブリディーズにも行くつもりです。
おかげさまで参考になりました。
何もないところで風に吹かれている感じが
よく伝わってきました。
私も、幸ちゃんさんと同じように、
そういう場所が大好きなのです (^^)
今後もどうぞよろしく。
schneewittchen
- 幸ちゃんさん からの返信 2014/10/13 20:39:50
- schneewittchen さん
- お名前は何と発音するのでしょうか?
> アウターヘブリディーズにも行くつもりです。とありましたので、
ちょこっと調べましたがありますね、そのような島が確かにあります。
スカイと同じように、あるいはスカイ以上に自然を肌に感じることでしょう。
旅行記を楽しみにしています。
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