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羽黒山は、今年、12年に1度の「御縁年」の年で、参拝するとご利益があるとされていて、出羽三山(月山・羽黒山・湯殿山)の開祖、蜂子神社の特別参拝を実施中です。個人で参拝するには日程が難しそうなので、参拝のツアーを探して参加してみました。

出羽三山の霊峰に参拝

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2014/08/06 - 2014/08/07

126位(同エリア241件中)

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風太郎さん

羽黒山は、今年、12年に1度の「御縁年」の年で、参拝するとご利益があるとされていて、出羽三山(月山・羽黒山・湯殿山)の開祖、蜂子神社の特別参拝を実施中です。個人で参拝するには日程が難しそうなので、参拝のツアーを探して参加してみました。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
4.0
グルメ
4.0
ショッピング
4.0
交通
4.5
同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
観光バス 新幹線
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)
利用旅行会社
クラブツーリズム
  • 今回のツアーは一応、往復新幹線ということなので東京駅から「やまびこ」に乗車しました???。

    今回のツアーは一応、往復新幹線ということなので東京駅から「やまびこ」に乗車しました???。

  • しかし、考えてみると目的地は山の中のため、どうしても観光バスの出番になります。今回は早々に、郡山駅からバス乗車となりました。

    しかし、考えてみると目的地は山の中のため、どうしても観光バスの出番になります。今回は早々に、郡山駅からバス乗車となりました。

  • 行程は時間的に厳しくて、東京駅7時44分発でしたが、昼食はバスの車中で弁当を食べることで時間稼ぎをしています。どうやら、東北地方が夏祭りのシーズンで道路も渋滞予想らしく、バスの移動のため時間調整は難しいようです。

    行程は時間的に厳しくて、東京駅7時44分発でしたが、昼食はバスの車中で弁当を食べることで時間稼ぎをしています。どうやら、東北地方が夏祭りのシーズンで道路も渋滞予想らしく、バスの移動のため時間調整は難しいようです。

  • 最初の参拝地は湯殿山です。山全体が御神体のため鳥居をくぐると神域になるため写真は鳥居の手前で終わりです。参拝は山を登りますが往復のバスがあります。受付手前で裸足になり、神域を歩きます・・・。「語るなかれ」「聞くなかれ」修験道の霊地・湯殿山は、月山南西山腹に連なり、出羽三山の奥宮とされる本宮は、写真撮影禁止、参拝は土足厳禁という厳しい戒めで知られる神社。温泉の湧き出る巨岩が御神体で・・・観光協会の説明以上のことは語れませんので、これくらいにしておきます。<br />

    最初の参拝地は湯殿山です。山全体が御神体のため鳥居をくぐると神域になるため写真は鳥居の手前で終わりです。参拝は山を登りますが往復のバスがあります。受付手前で裸足になり、神域を歩きます・・・。「語るなかれ」「聞くなかれ」修験道の霊地・湯殿山は、月山南西山腹に連なり、出羽三山の奥宮とされる本宮は、写真撮影禁止、参拝は土足厳禁という厳しい戒めで知られる神社。温泉の湧き出る巨岩が御神体で・・・観光協会の説明以上のことは語れませんので、これくらいにしておきます。

  • 参拝を終えて山を下り、鳥居脇の土産物店で山形名物の玉コンニャクをいただきました。味が染みていて美味しいです。ツアーのため時間が迫っていて、芋煮を賞味できずチョット残念でした。

    参拝を終えて山を下り、鳥居脇の土産物店で山形名物の玉コンニャクをいただきました。味が染みていて美味しいです。ツアーのため時間が迫っていて、芋煮を賞味できずチョット残念でした。

  • 湯殿山神社の次は同じ地域の注連寺に赴き、住職から現存している即身仏や天井画についての法話をうかがいました。神仏に造詣が深い方ならば大抵の説明に合点がいくと思いますが、日本人でも普段は忘れている事柄も多く、丁寧に説明してくれたので、助かりました。寺社に参拝する手順はまず鰐口を鳴らしてから賽銭を入れるという初歩的な説明もありました。気をつけたいと思いました。

    湯殿山神社の次は同じ地域の注連寺に赴き、住職から現存している即身仏や天井画についての法話をうかがいました。神仏に造詣が深い方ならば大抵の説明に合点がいくと思いますが、日本人でも普段は忘れている事柄も多く、丁寧に説明してくれたので、助かりました。寺社に参拝する手順はまず鰐口を鳴らしてから賽銭を入れるという初歩的な説明もありました。気をつけたいと思いました。

  • 天井画の一部です。天女の冠が片側からみるとオレンジ色で反対側からみると金色に見えるというものです。光の反射のためなのか、本当に見えるから不思議なものです。他にも、龍や巨岩(合掌)や白馬の天井画があって一度は拝観をお奨めします。

    天井画の一部です。天女の冠が片側からみるとオレンジ色で反対側からみると金色に見えるというものです。光の反射のためなのか、本当に見えるから不思議なものです。他にも、龍や巨岩(合掌)や白馬の天井画があって一度は拝観をお奨めします。

  • 境内には大きな桜の木があります。七五三掛桜(しめかけざくら)という種類の桜で朝日村指定天然記念物となっています。

    境内には大きな桜の木があります。七五三掛桜(しめかけざくら)という種類の桜で朝日村指定天然記念物となっています。

  • 一日目はこれで夕方になったため、宿泊先に向かいましたが、ツアーの宿命か〜少々遠い県境を越えた宮城県の遠刈田温泉で「宮城蔵王ロイヤルホテル」に投宿でした。

    一日目はこれで夕方になったため、宿泊先に向かいましたが、ツアーの宿命か〜少々遠い県境を越えた宮城県の遠刈田温泉で「宮城蔵王ロイヤルホテル」に投宿でした。

  • 到着が17時を過ぎていたため、夕食は19時からでバイキングとなりました。好きなものを選択していたので、このような内容ですが、牛タンと牛ステーキも提供されていました。<br />とりあわせが難しいのですが、味は良好で、温泉も楽しめました。

    到着が17時を過ぎていたため、夕食は19時からでバイキングとなりました。好きなものを選択していたので、このような内容ですが、牛タンと牛ステーキも提供されていました。
    とりあわせが難しいのですが、味は良好で、温泉も楽しめました。

  • 二日目は再度、山形道を走行して月山を目指します。

    二日目は再度、山形道を走行して月山を目指します。

  • 月山は八合目まで車で登ることができます。山頂まで登山道も整備されているため、登山が目的ならば往復が可能ですが、ツアー客は手前に展開する「弥陀ヶ原」という湿原を散策して戻りました。途中に月山神社があるため参拝の目的も達成です。

    月山は八合目まで車で登ることができます。山頂まで登山道も整備されているため、登山が目的ならば往復が可能ですが、ツアー客は手前に展開する「弥陀ヶ原」という湿原を散策して戻りました。途中に月山神社があるため参拝の目的も達成です。

  • これが「弥陀ヶ原」で遠く霞んでいるのが月山山頂方面になります。

    これが「弥陀ヶ原」で遠く霞んでいるのが月山山頂方面になります。

  • 湿原には季節の花が咲いていますが、ニッコウキスゲは最後のようでした。

    湿原には季節の花が咲いていますが、ニッコウキスゲは最後のようでした。

  • 月山のあとは羽黒山に向かうのですが、下りの山道ではところどころでバスの渋滞が発生します。混雑するときは、これが原因で月山を諦めることもあるそうですが、運転手さんは一苦労の場面です。

    月山のあとは羽黒山に向かうのですが、下りの山道ではところどころでバスの渋滞が発生します。混雑するときは、これが原因で月山を諦めることもあるそうですが、運転手さんは一苦労の場面です。

  • 二日目もバスの車中で昼食を食べて時間を稼ぎ、羽黒山に到着しました。丁度雲行きが怪しくなり、参詣直前に一時的な豪雨で、参加者が一様に合羽を着用することになりましたが、すぐに小雨となり鳥居をくぐる頃にはやんでくれました。

    二日目もバスの車中で昼食を食べて時間を稼ぎ、羽黒山に到着しました。丁度雲行きが怪しくなり、参詣直前に一時的な豪雨で、参加者が一様に合羽を着用することになりましたが、すぐに小雨となり鳥居をくぐる頃にはやんでくれました。

  • 雨に洗われた鳥居をくぐって、奥に随神門(ずいしんもん)があり、いよいよ最後の霊峰・羽黒山(出羽三山神社)へ向かいます。

    雨に洗われた鳥居をくぐって、奥に随神門(ずいしんもん)があり、いよいよ最後の霊峰・羽黒山(出羽三山神社)へ向かいます。

  • 神域にかかる橋なので、日光と同様にこちらも「神橋」と称します。

    神域にかかる橋なので、日光と同様にこちらも「神橋」と称します。

  • 始めに迎えてくれるのが「爺スギ」と呼ばれる天然記念物の杉巨木です。幹周りが8mを越えていて貫禄十分です。

    始めに迎えてくれるのが「爺スギ」と呼ばれる天然記念物の杉巨木です。幹周りが8mを越えていて貫禄十分です。

  • 次は「平将門」創建といわれる「国宝・五重塔」になります。これだけの森林の中にあって塗装もされていない建築物が朽ちることなく現存することだけでも価値がありそうです。

    次は「平将門」創建といわれる「国宝・五重塔」になります。これだけの森林の中にあって塗装もされていない建築物が朽ちることなく現存することだけでも価値がありそうです。

  • 五重塔を過ぎると石段が始まります。ここから2446段を踏破して羽黒山・出羽三山神社に参詣するというのが古来からのしきたりです。しかしご老人や体力が続かない方もいるのでツアー客も挑戦したのは約半数で、残りの方々はバスで先回りすることになります。<br />石段は一の坂、二の坂、三の坂と分かれていて、山伏の方がガイドを務めて先導してくれます〜これがツアーの良いところですね。

    五重塔を過ぎると石段が始まります。ここから2446段を踏破して羽黒山・出羽三山神社に参詣するというのが古来からのしきたりです。しかしご老人や体力が続かない方もいるのでツアー客も挑戦したのは約半数で、残りの方々はバスで先回りすることになります。
    石段は一の坂、二の坂、三の坂と分かれていて、山伏の方がガイドを務めて先導してくれます〜これがツアーの良いところですね。

  • 2400段を過ぎて、約一時間、ようやく山上に到着です。山伏さんが途中で休憩を入れてくれますので、参加者は全員到着できました。

    2400段を過ぎて、約一時間、ようやく山上に到着です。山伏さんが途中で休憩を入れてくれますので、参加者は全員到着できました。

  • 山上には出羽三山神社や蜂子神社が鎮座していて荘厳な雰囲気です。車で参詣も可能ですが、やはり羽黒山を参詣するには石段を登りたいところです。写真右端の球体は世界平和を祈念した太平洋戦争戦没者の慰霊碑です。

    山上には出羽三山神社や蜂子神社が鎮座していて荘厳な雰囲気です。車で参詣も可能ですが、やはり羽黒山を参詣するには石段を登りたいところです。写真右端の球体は世界平和を祈念した太平洋戦争戦没者の慰霊碑です。

  • 球体の上に鎮座しているのは、「八咫烏(ヤタガラス)」です。足が三本を確認できますか? この地を開闢した蜂子皇子は八咫烏に導かれてここにたどりついたと言い伝えがあるそうです。〜サッカーのシンボルマークになっているカラスのことですね。

    球体の上に鎮座しているのは、「八咫烏(ヤタガラス)」です。足が三本を確認できますか? この地を開闢した蜂子皇子は八咫烏に導かれてここにたどりついたと言い伝えがあるそうです。〜サッカーのシンボルマークになっているカラスのことですね。

  • ここが本殿・三神合祭殿。月山、羽黒山、湯殿山の三神を合祭した壮大な社殿です。茅葺きの屋根は厚みが2m以上で毎年四方のどこかを葺き替えて維持しているそうです。ちなみに、月山と湯殿山は標高があり降雪の季節は生活も参拝もできないため羽黒山に三神合祭されてきた経緯があるといわれています。見上げる掲額は真ん中が月山神社、左側が湯殿山神社、右側が出羽神社(羽黒山)となっていました。

    ここが本殿・三神合祭殿。月山、羽黒山、湯殿山の三神を合祭した壮大な社殿です。茅葺きの屋根は厚みが2m以上で毎年四方のどこかを葺き替えて維持しているそうです。ちなみに、月山と湯殿山は標高があり降雪の季節は生活も参拝もできないため羽黒山に三神合祭されてきた経緯があるといわれています。見上げる掲額は真ん中が月山神社、左側が湯殿山神社、右側が出羽神社(羽黒山)となっていました。

  • 境内の一角には俳聖「松尾芭蕉」の祈念碑と立像が安置されていました。なお、境内の案内には参道を先導した山伏とは異なる方がホラ貝を吹いて、ガイド役を務めてくれて雰囲気を満喫しました。こういうところもツアーならではでしょうか。

    境内の一角には俳聖「松尾芭蕉」の祈念碑と立像が安置されていました。なお、境内の案内には参道を先導した山伏とは異なる方がホラ貝を吹いて、ガイド役を務めてくれて雰囲気を満喫しました。こういうところもツアーならではでしょうか。

  • 境内案内の最後にこの案内図を発見し、順路が逆だったと確認しました。午年、御縁年の特別参拝は蜂子神社がメイン行事かと少々悔いも残りましたが、ツアーの行程には良くあることと思いました。事前の学習が足りなかったということで、お任せ過ぎも良くないなあと反省です。

    境内案内の最後にこの案内図を発見し、順路が逆だったと確認しました。午年、御縁年の特別参拝は蜂子神社がメイン行事かと少々悔いも残りましたが、ツアーの行程には良くあることと思いました。事前の学習が足りなかったということで、お任せ過ぎも良くないなあと反省です。

  • 行程を全て消化して帰路に着いたのですが山形道に入ってから突然の豪雨となりまして、新幹線にも遅れが生じるほどの雨量のようです。幸いにもバスは、そこそこ運行できてトンネルを抜けて宮城県側に出たら小雨となり、福島駅まで順調に到達できました。

    行程を全て消化して帰路に着いたのですが山形道に入ってから突然の豪雨となりまして、新幹線にも遅れが生じるほどの雨量のようです。幸いにもバスは、そこそこ運行できてトンネルを抜けて宮城県側に出たら小雨となり、福島駅まで順調に到達できました。

  • 添乗員さんの話では3日間の行程を2日間に詰め込んだので、帰りの新幹線に乗れるか否か心配だつた・・・ようですが、予定どおり福島駅から新幹線で帰京できました。出羽三山の御利益だったのか、バスの運転手さんとガイドさんに感謝です。個人旅行で行けるか否か微妙な行程でしたが、山形の郷土料理を味わうためには、やはり3日の行程が必要なのかと合点した旅行になりました。

    添乗員さんの話では3日間の行程を2日間に詰め込んだので、帰りの新幹線に乗れるか否か心配だつた・・・ようですが、予定どおり福島駅から新幹線で帰京できました。出羽三山の御利益だったのか、バスの運転手さんとガイドさんに感謝です。個人旅行で行けるか否か微妙な行程でしたが、山形の郷土料理を味わうためには、やはり3日の行程が必要なのかと合点した旅行になりました。

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