オーストリア三大名峰山麓ハイキング10日間の旅・・・総集編①(前半7/31迄)

2014/07/28 - 2014/08/07

昨年、某社のツアーで親しくなった仲間7名がその時のガイドさんが企画した今回のツアーに参加することになった。　7月29日のインスブルック行きのフライトのフランクフルト空港で今回の参加者が昨年の仲間7人と新たに5人の参加で12名であることが分かった。
今回のハイキングツアーの目的は今迄、見てきたスイス、イタリア、フランスのアルプスと同様にオーストリアアルプスを見ることである。山容や氷河及び高山植物、動物、ホテル、ヒュッテ等である。
風景として期待したのはイタリア・ドロミテのフネス谷とグロースグロックナーである。　結果としてはフネス谷については天候不順で期待外れであった。　グロースグロックナーについては天候がいまいちで素晴らしい景色は見られなかった。　その他については期待通りであった。　
初日の成田国際空港での集合時間が午前7時15分であったために当方を始め、3名が成田国際空港付近に前泊することになった。　以下の行程に着いて総集編として前半(7/31迄)と中間(8/3迄)と後半(8/7迄)に分けて纏めることにした。日程は以下の通りである。

7/28 成田国際空港付近に前泊
7/29 成田国際空港出発
　　　フランクフルト経由でインスブルックへ、専用車でマンダーフェンへ　　マンダーフェン泊
7/30 リッフェルゼー一周ハイキング　　　　　　　　　　　　　　　　　　　マンダーフェン泊
7/31 ヴィルドシュピッツェ氷河ハイキング
　　　エッツ谷レッテンバッハ迄下り、専用車にてオーバーグルグルへ 　　　オーバーグルグル泊
8/1 ホーエムート展望台からのハイキング　　　　　　　　　　　　　　　　オーバーグルグル泊
8/2 オーバーグルグルより専用車にてロンボー峠、M.ジョボォ峠越えでイタリアのドロミテ・フネスへ
　　　専用車にてマトライへ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　マトライ泊
8/3 専用車にてグロースグロックナー眺望ハイキング　　　　　　　　　　　マトライ泊
8/4 専用車にて「グロースグロックナー観光」
　　　ハイリゲンブルート、フランツヨーゼフ展望台
　　　専用車にてカプルーンへ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　カプルーン泊
8/5 キッツシュタインホルンの中間駅よりアレクサンダートレイル　　　　　カプルーン泊
8/6 専用車にてザルツブルグ空港経由フランクフルト空港経由で成田国際空港へ
8/7 午前8時　成田国際空港到着





＊写真はオーストリア最高峰のグロースグロックナー(3789m)　　　　　　　　　　　　　　　　　

エリア インスブルック(オーストリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空 ANA
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

7/29より出発であるが、集合時間に間に合わないために

7/28前泊でホテル日航成田に泊ることにした。

ホテル日航成田の玄関

7/29朝、午前5時45分に起床し、集合時間に間に合うように6時45分発のバスに乗り込む

ホテルからの無料送迎バスで第一ターミナルへ

午前7時半にチェックイン

搭乗機の搭乗口を確認する
LH711の搭乗口は37番

LH711はジャンボジェット機747-400であった。

搭乗機の中

ウェルカムドリンクにジントニックを注文

昼食のメニュー

現地時間13時30分にフランクフルト空港に到着

フランクフルト乗り継ぎでインスブルック迄の塔乗機の搭乗口を調べる

搭乗口

搭乗機はプロペラ機であった

搭乗機に搭乗する

搭乗機内

インスブルック近くの湖が見られる

午後5時半にインスブルック空港に着陸

インスブルック空港ロビーへ

専用車で本日宿泊するマンダーフェンのホテルへ

冬季オリンピックで使用されたジャンプ台が見える

午後7時半にマンダフェン(1640m)のホテルに到着

7/30 午前10時ホテルを出発し、リッフェルゼー一周ハイキングを行う。
本来ならばタッシャッハ谷展望ハイキングで約4時間歩く予定でいたが、天候不順でガスがかかった少雨のために2.5キロのリッフェルゼー一周ハイキングを行う。　歩行時間は約1時間であった。

ゴンドラに乗り、Sunna Alm(2291m)へ上る。

タッシャッハ谷付近の案内図

リッフェルゼーが見える

リッフェルゼーの湖畔にある木彫りの魚

ずっと天気が悪かったのでゴンドラ頂上駅で昼食を取り、直ぐに下山する。

7/31　グレーシャーエキスプレス乗り場へ

今日はヴィルドシュピッツエ氷河ハイキングである。
ヴィルドシュピッツエはオーストリア第二の標高を誇る山である。標高3774m

ヴィルドシュピッツエ氷河付近の案内図

グレーシャーエキスプレスに乗る

標高差1100mの地下トンネルを駆け上がる。所要時間は約8分

ヴィルドシュピッツエ氷河へ歩いて行く。　直前に雪上車が見られ、凍りついた歩道を歩きやすくしていた。

愈々、ヴィルドシュピッツエ氷河に差し掛かる

午前10時9分氷河ハイキングを開始する。
氷河ハイキングをする前に聞いていたのはアイゼンを付けなくて渡れるということで安易に考えていた。

最初は氷河の上に降り積もった積雪地帯を歩くことができたたが、
次第に無くなり、正に氷河の上を歩くことになった。

アイゼンなしでストックを頼りに恐る恐る進んでいくが、何回も滑ったり、転んだりして負傷するはめになった。

ツアー参加者全員が転んで約700mの氷河を渡り切るのに約2時間を要した。　しかしながら、全員無事に渡りきりほっとする。

氷河ハイキング途中に撮影した氷河の状況・・・絶望感が漂う風景に見られた。


全員はもう二度と同じことをしたくないという凄く印象に残った氷河ハイキングであった。

渡り切って瓦礫の坂道から見られる氷河のクレバス

瓦礫の坂道には氷河や積雪が溶けた流れがあり、置いてあった木の板を渡して渡る。

瓦礫が多い坂道を上って行く

午後1時40分にブラウンシュバイガーヒュッテ(2758m)に到着
ここで遅めの昼食を短時間に取る。

というのはこれから上って行く上にあるゴンドラの運転最終時間が4時だからである。

午後2時18分にブラウンシュバイガーヒュッテを出発する。

今回のハイキングで最も急坂である登山道を上って行く。

上の方にゴンドラが見られる。

ブラウンシュバイガーヒュッテからの標高差は約300mもある。

午後3時40分にゴンドラのある頂上駅(2993m)に到着した。

シュバルツシュナイドバーン　2675mに到着、ここから専用バスでオーバーグルグルへ向かう。

この旅行記へのコメント （2）

• batfishさん 2014/08/11 23:40:06

  氷河ウォーク！

  tsunetaさん　こんばんは！
  
  以前より旅行記拝見しております。
  コメントは初めてかな？と思います。
  
  マンダーフェン？どこかな？と思いましたが、
  歩いたコースを見てわかりました。
  エッツタールのお隣のピッツタールですね。
  この氷河ウォークはピッツタール→エッツタール
  の山越えルートの途中だったのですね。
  
  柔らかい雪の上ならまだしも、氷の上をアイゼンなしとなると
  恐怖で足がすくんでしまいそうな気がします。
  ガイドさんがいてくださるから歩けるコースですね。
  個人ではとても無理そうで、羨ましく拝見しました。
  
  ちょうど本当なら同じ時期にエッツタールに滞在予定でした。
  夫の仕事の都合で直前キャンセルとなってしまい、
  他の方の旅行記を拝見して疑似旅行を楽しんでいます（^^）
  ロンボー峠（Timmelsjoch）越えも興味があって
  色々調べていたので、景色を見せていただいて嬉しかったです。
  
  マトライからの車窓で見えたカルスの村？も
  いい感じですね。リエンツに滞在してこのあたりも
  いつか歩いてみたいです。
  
  他の旅行記もまた見せていただきます。
  今後ともよろしくお願いいたします。
  
  batfish
  

  tsunetaさん からの返信 2014/08/12 11:41:26

  RE: 氷河ウォーク！

  batfishさん!　こんにちわ。　はじめまして。詳しい書込みとご褒美をいただきありがとうございます。　今後ともよろしくお願いいたします。
  
  当方は今回のツアーはガイドさん任せで事前に殆ど調べないで参加しました。　このために写真だけは沢山撮影しておこうと思い、あとで纏めるのを楽しみにしています。
  
  マンダーフェンは標高1640mの処でピッツタールにあり、リッフェルゼーやピッツタール氷河へ行く拠点のようです。
  
  氷河ハイキングは旅行記では表わせない凄さがありました。個人旅行では絶対してはいけないハイキングです。
  
  団体で行ったためにめげずに渡り終えることができました。
  強いて言えばアイゼンと二本のストックは必ず必要です。
  
  今回の氷河は前の日かに雨が降って氷河表面の上の土砂等がながされて凍りついたように表面はツルツルでした。　渡り終えるまでに4回〜8回は転んでいます。　大事に至らなくて良かったです。
  
  本当にすごい経験になりました。
  
  
  > tsunetaさん　こんばんは！
  >
  > 以前より旅行記拝見しております。
  > コメントは初めてかな？と思います。
  >
  > マンダーフェン？どこかな？と思いましたが、
  > 歩いたコースを見てわかりました。
  > エッツタールのお隣のピッツタールですね。
  > この氷河ウォークはピッツタール→エッツタール
  > の山越えルートの途中だったのですね。
  >
  > 柔らかい雪の上ならまだしも、氷の上をアイゼンなしとなると
  > 恐怖で足がすくんでしまいそうな気がします。
  > ガイドさんがいてくださるから歩けるコースですね。
  > 個人ではとても無理そうで、羨ましく拝見しました。
  
  ピッツタールやエッツタール付近は素晴らしい景色が見られ、滞在してハイキングをするのには良いところですね。
  
  オーバーグルグルでは平均年齢72才の日本から来られたグループ6名に会い
  滞在してハイキングされていました。
  オーバーグルグルよりフネス谷へ行く時にロンボー峠を通りました。
  素晴らしい景色の連続でした。
  
  
  > ちょうど本当なら同じ時期にエッツタールに滞在予定でした。
  > 夫の仕事の都合で直前キャンセルとなってしまい、
  > 他の方の旅行記を拝見して疑似旅行を楽しんでいます（^^）
  > ロンボー峠（Timmelsjoch）越えも興味があって
  > 色々調べていたので、景色を見せていただいて嬉しかったです。
  
  最初の予定ではカルスには泊る予定でしたが、マトライに変更になったようです。　カルスは中々良い村のようでした。　グロースグロックナーの周辺には素晴らしいハイキングコースがあり、滞在されるのは良いですね。
  
  
  > マトライからの車窓で見えたカルスの村？も
  > いい感じですね。リエンツに滞在してこのあたりも
  > いつか歩いてみたいです。
  >
  > 他の旅行記もまた見せていただきます。
  > 今後ともよろしくお願いいたします。
  >
  > batfish