2013/09/22 - 2013/09/22
114位(同エリア588件中)
かずおさん
うだるような夏の暑さもひと段落つき、ようやく風に秋の気配が感じられるようになった頃、ふらりと思いつきで郡上八幡まで行ってきました。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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用あって週末を使っての実家帰省中、日曜の午後に時間が出来たので車を借りて郡上八幡まで東海北陸道をひとっ走り。景色は平野から山の中へと移り変わり、長良川を見ながらぐんぐん進めば一宮JCTから小一時間で到着です。
郡上八幡駅 駅
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流行りもののレトロではなく、本物の懐古を求めてまずは駅へ。時が止まったかのような静寂が辺りを包みます。
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お祭りの提灯、木造の屋根、木造の跨線橋
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味わいのある字体、ホーロー製の駅名標
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出来るものなら汽車で訪れたかった、古いホームに下り立つとき、その土地の空気に触れる瞬間を感じたい。
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昭和の初めに建てられた駅舎は今なお現役、建物の中には昔の鉄道に関するミニ博物館に。「百回の陳情より一回の利用」その甲斐あってかどうなのか、平成も25年目に入っても元気にこの土地に列車は走っています。
ふるさとの鉄道館 美術館・博物館
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荷物輸送の中心が鉄道だったころのものでしょうか。決して体重計ではないですよ。
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あまりにも趣深い田舎の木造駅舎でした。
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町外れの駅を後にしていよいよ城下町へと入ってきました。日差しは真夏ほど強烈でなくてもまだ川遊びには十分な気温。
吉田川親水遊歩道 自然・景勝地
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渓流釣りを楽しむ人たち。
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川底まで透き通っているこの清流は吉田川、この先で長良川と合流してからもくねくねと山間を蛇行しながら伊勢湾を目指します。
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盆地に密集する家々と川の両側をつなぐ赤い橋。
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そんな盆地の城下町を見下ろすこちらは白亜の郡上八幡城。
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吉田川と郡上八幡城。
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お城は後で訪ねることとしてまずはふらりと城下町を見て周ります。
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郡上八幡の地で400年以上の歴史があると言われる郡上おどり、お盆には夜を徹して踊りが続けられることでも知られています。
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「八幡町役場」と書かれた何とも立派なこの建物は現在では観光案内所兼お土産売り場。昭和11年に建てられてから平成6年まで役場の建物として使われていたそうです。
郡上八幡旧庁舎記念館 名所・史跡
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水量も多い吉田川。夏には子供たちが橋から淵へ飛び込む姿もここの風物詩。
新橋 (郡上八幡) 名所・史跡
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意外と知られていない郡上八幡の地場産業はこちらの食品サンプル。今や外国人の日本土産にもされていて人気があるというこれらの国内生産の60%がここ岐阜県だとのこと。
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郡上八幡城への登り口
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岐阜県下の木造建築では最大と言われる安養寺の本堂と郡上八幡城。
安養寺宝物殿 名所・史跡
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郡上八幡博覧館。8月に見ることが出来ない人はここで生の郡上おどりを見ることが出来ます。
郡上八幡博覧館 美術館・博物館
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郡上おどりの像 名所・史跡
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昭和60年に選定されたという栄えある名水百選に選ばれたという宗祗水へ。
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以前は生活用水として使われていたようです。清冽な湧水が絶えることなく流れ続けています。
宗祗水 自然・景勝地
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立派な柳の木と合わせて。
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再び吉田川を渡って一旦車に戻ります。流れているのはどこまでも長閑な空気、しばし穏やかな気持ちになれます。
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車で急な坂を駆け上がってお城の横まで、ちょっと味気ない?歩いてきたほうが良かった?
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石垣の上に隅櫓が見えてきました。
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自然の多く残る城山に建てられた平山城、木陰の中を歩いて・・・
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四層の天守閣が見えてきました。現存十二天守ではないのでもちろん復元によるものですが、ここの特徴はズバリ木造。1933年の復元というのでちょうど80年前に建てられたことになります。
郡上八幡城 名所・史跡
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紅葉の名所でもある郡上八幡城、あと2ヶ月もすれば見事なまでの色づきを見せてくれるのでしょう。
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海抜は353m、もう少しあると思っていたからちょっと意外?
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ちいさい秋みつけた
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傾いてきた秋の午後の陽を浴びる城下町。
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♪何気ない陽溜りに揺れている〜
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か細い茎の秋桜ですがしっかりこの場所で花をつけています
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それでは天守閣に入りましょう、ここで入場料を払います。
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夕日を浴びる天守閣
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近代の復元によるものとは言え既に80年が経過しておりそれ相応の建物の「味」が出ているように見えます。きしむ板張りを歩いて上を目指します。
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地元縁の武将の鎧兜。お城の展示物といえば、ですね。
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日差しが窓から入り込んでいます。それではここからの景色はどこのようなものでしょうか。
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まずは吉田川の上流の方を見ます。限られた平地に隙間なく建物が並んでいるように見えます。
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お城の入場口、その下には現在の行政の中心、郡上市役所が見えています。
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吉田川が見えています。奥には東海北陸道の高架橋も。
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天井にはそれぞれの方向にある名所の案内が。
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ぼちぼち行きましょうか
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力石
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オレンジ色に染まる城
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遠き山に日は落ちて
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なぜか心落ち着く場所でした。また来たくなったらふらっと来ます。
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