2013/09/27 - 2013/09/27
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ももんがあまんさん
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今回の旅は、ロレーヌの最後の旅です、アルザス・ロレーヌと一緒にされている感のあるこの地域ですけれど、少し低めの山岳地帯を挟んで、この両地域がまるで違う事は、とてもよく解りました、アルザスと比べて、ロレーヌはとても地味な土地で、北部の有名な都市「ナンシー」にしても、今思えば、一部を省いて、かなり殺風景な街並みで有りました。
そんな「ロレーヌ」の最後の旅は、更に輪をかけて、有名な町も無ければ村も無い・・・まあ、そんな旅行記になりそうなので・・・かなり退屈に成るかも?
表紙の写真は、そんな「ロレーヌ」の、過っては「バル公爵家」と言うローカル貴族の都であった町です、後には、ロレーヌ公に吸収され、次に、フランス王家に吸収されたと言う事で、今は、この町以外に名前も残らず、影も形も無くなった公爵家の都、まるで知らなかったですけれど、地味なロレーヌの、地味な貴族と言う事で、いかにもロレーヌらしい都ですね・・・でも、それなりに、由緒が有るのだそうです。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 自転車
- 航空会社
- フィンランド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
9月27日(金) D 958号線 ロレーヌ
今日は、前回に引き続き、ロレーヌの田舎めぐりです、とりあえずの目標は「Bar-le-Duc」、由緒正しき公爵様の街、ナンシーのオフィス・ド・ツーリズムでもらった、ロレーヌのパンフに乗っていた、ちょっと面白そうな町、ほかに、これと言う町が無いようなので・・・とりあえずの目標・・・そのあとは、シャンパーニュ地方に入ります。 -
D 958号線 ロレーヌ
南・ロレーヌは、わりと凸凹してます、山と言うほどでもないですけれど、丘陵地帯が続きます、アルザスも同じ丘陵地帯ですけれど、その斜面は、殆どが「ブドウ畑」、ロレーヌは、これといった特徴が無い・・・ -
D 958号線 ロレーヌ
敢えて言えばこれ・・・牛さんの牧場ですね・・・ -
N 1135号線 ロレーヌ
「Bar-le-Duc」に到着したようです、由緒ありげな「公爵様」の街・・・でも、全然知りませんでしたけど・・・・ -
パー・ル・デュック
町の入り口にありました・・・どなたか知りませんけれど、多分、何処かの「貴族様」の館ですね・・・誰か知りませんけど、なかなか良い建物です、車も泊まってますし、多分、現役のプライベートハウスですね。 -
パー・ル・デュック
屋根の上に、過っての、貴族様の「蝶像」が有りました、どなたか知りませんけど、一応、撮っておきます。 -
バー・ル・デュック
町の風景・・・でかい鉢植えがあります、最近流行ってるのかも、他の町でも、「盆栽」になってたり・・・・何度か見たことあります。 -
パー・ル・デュック
「オフィス・ド・ツーリズム」前の、町の広場・・・さすが「ロレーヌ」、写真の右側に「ジャンヌ・ダルク」がいます。 -
イチオシ
バー・ル・デュック ジャンヌ・ダルク像
ジャンヌの像が出てきたので、「ナショナリズム」≒「国家」を語るついでに、もう一言、前回に引き続き書いておききます・・・実は、ワタクシは、日本と言う国は、四つくらいに分裂するべきだと考えております、特に沖縄は、絶対に独立すべきです、次に、蝦夷の北海道と東北、関西と関東も、ワタクシに言わせれば、人種も文化も言葉も違うので、分かれた方が良いと思います、そうすれば、多分、国家権力と言うものも、隣を見て政治をする事でしょう、日本は島国で、国民はどうせ逃げられないと思っているから、政治家も官僚も、やりたい放題で、国民を舐めきっているのです・・・・ワタクシも、出来れば、沖縄へでも移住して、残りの人生を、沖縄の独立の為に捧げるのも良いかも?・・・なんて、最近ふと考えることが有ります・・ハハ。 -
パー・ル・デュック
まずは、すぐ近くの「ノートルダム教会」から、町の観光を始めます・・・この町で、一番古い教会なのだそうです、パンフレットに依れば、11世紀の建立〜18世紀、この塔は、1728年なのだとか。 -
パー・ル・デュック
入口のマリア像、なんとなく「バロック風」でしょうか? -
パー・ル・デュック
中は結構さっぱりしています、聖人の像も見当たらないし、宗教改革時代に壊されたのかも・・・? -
パー・ル・デュック
代わりに、得体のしれない「アート」が?、この教会、古いことは古いんでしょうけど、何となく、プロテスタントっぽいです。 -
パー・ル・デュック Pont Notre-Dame
次に、橋を渡って・・・街並みを眺めながら、公爵様の「シャトウ」を目指します、橋は、「ノートルダム橋」で、14世紀の建造なのだとか・・・現在、片側工事中・・・真ん中がアスファルトなので、雰囲気はイマイチかな? -
パー・ル・デュック
流れる川は「マルヌ川」、まあ、普通の小川ですけれど。川沿いの遊歩道は、なかなか楽しそうです。 -
パー・ル・デュック
町中で見かけた、ちょっとユニークな建物、何の建物か知りませんけれど、中央に「モニュメント」があります・・・・この「モニュメント」は、ペダル式自転車を発明したとかの「ミショー兄弟」の記念碑なのだとか・・・全然知らなかったですけど、自転車旅行者としては、拝んでおかないと・・・ハハ。 -
バー・ル・デュック
一応、記念碑のアップを掲載しておきます、1894年に建てられたものなのだそうです。
因みに、ミショー兄弟がペダルを発明したのは、1861年ですけれど、最初に自転車を発明したのは(1818年)、ドイツ人のドライスという男爵様で、当時は、ペダルが無くて、地面を蹴って走っていたのだとか。
それにしても、ひょんなところで、ひょんなものに出くわしたものです。 -
パー・ル・デュック
坂道を上って、公爵様の宮殿のある、丘の上に登ります、旧市街というのかもしれませんけれど、何となく、煤けた建物が多いです。 -
パー・ル・デュック Eglise St.Etienne
丘の上の教会です、「サン・エティエンヌ教会」です、1315年創建の教会です、残念ながら閉まっていたので、中には入れず・・・ -
パー・ル・デュック Palais de Justice
「裁判所」ですけど、「裁判所」に成ったのは、1949年、その前は「Hotel de Ville」でしたけど、その前は、「バル公爵家」の親戚「Florainville家」の私邸、16〜18世紀にかけて建てられた「ルネサンス様式」なのだとか。 -
パー・ル・デュック
丘の上の町並みです。 -
パー・ル・デュック
丘の上から眺めた、バー・ル・デュックの町並み?・・・ -
イチオシ
パー・ル・デュック
先ほど見物した「ノートルダム教会」が見えます。 -
パー・ル・デュック
こちらが「バル公爵」のお館です・・・ちょっとショボイ、地味、見方によっては質素で健気な気もする「シャトウ」です、現在の建物は、15〜16世紀の建築。
バル公爵家は、もともとはバル伯爵として、神聖ローマ帝国とフランスの両方にに臣従していたローカル貴族だったそうですけれど、10世紀半ばには、アルデンヌ公爵家から分かれた初代バル伯爵(フリードリッヒ)が、上ロレーヌ地方の支配者(上ロレーヌ公)として、この町に城を築いたのが始まりとか・・・この上ロレーヌは、後のロレーヌで、ほぼのちの「ロレーヌ公国」と重なりますけど、下ロレーヌは、色々な小国の分裂状態となるものの、現ベルギーのブラバント公領が代表とか。 -
パー・ル・デュック 庭園
お城の前に広場があります、たいして広くはないですけど・・・・
どうやら「バル公爵家」というのは、「ロレーヌ」のそもそもの起源となった家柄のようです・・・というのは、最初の「バル伯爵」がこの「上ロレーヌ」を支配したころ、この地域は、上・下とも、「ロタリンギア」と呼ばれていて (ロタリンギアとは、ロタールの王国という意味で、このロタールは、中フランク王国ロタール1世の二男のロタール2世のことなのだとか)、「ロレーヌ}と呼ばれるようになったのは、この地が、バル家の領地となって後、11〜12世紀のことらしい・・・ -
パー・ル・デュック
シャトウの庭園からの眺望です。
バル伯は、15世紀には公爵家に格上げされたものの、後には、子孫が絶えて、領地を、お隣の「ロレーヌ公」となった「ルネ・ダンジュー」に譲って、お仕舞になるのですけれど、歴史的には、あまり由来のはっきりしない「ロレーヌ公国」よりも、家柄は確かなようです・・・ -
パー・ル・デュック 庭園
シャトーの庭園です・・・・でもまあ、歴史的には、、あまり名前が出てこない「公爵家」なので、知らないのも無理はないかも?
-
パー・ル・デュック 庭園
庭園と言っても、殆ど、のっぺらぼうの広場ですけれど、ここだけ少し「庭」らしい風景なので、自転車を入れて、一枚撮っておきます。 -
パー・ル・デュック 庭園
なかなか魅力的な、美女(多分、女神?)の噴水・・・・過っては、もっと豪華だったんでしょうけれど、今は、いかにも「ロレーヌ」といった感じの、控えめな「シャトー」でした。 -
パー・ル・デュック Toue de l`Horloge
丘の上の、旧市街の「時計塔」だそうです、 中世に建てられた、古い要塞の一部、時計がついているのですけれど、こちらからは見えにくいです。 -
イチオシ
パー・ル・デュック
この町が、丘の上に建てられた、古い「城砦都市」だと言うことが、何となくわかる風景です、今は民家が立ち並んでますけれど、昔は、城壁があったかも? -
パー・ル・デュック
丘の上から降りてきました・・・下から眺める丘の上の町は、なかなか「ユニーク」ですね。 -
パー・ル・デュック
下から眺めた「時計塔」・・・確かに時計はついてます、その昔は、「鐘楼」だったのかも?・・・中世の塔に時計と言う組み合わせは、ベルギーのリールに「ジンメルの塔」と言うのが有りましたけど、それに比べれば、マア普通です、それに、あまり調和してないような・・・? -
パー・ル・デュック
こちらは、「Hotel de Ville」の裏にあった「公園」・・・アートな彫刻があります。 -
パー・ル・デュック Hotel de Ville
こちらは、新しい、町の「市庁舎」、でも建物は、そこそこ古そうです。 -
パー・ル・デュック
下の町の風景、町の大通りと「サン・ジャン教会」です。 -
パー・ル・デュック
下の町の街並みです・・・まずまず・・・上の町の街並みは、それほど誉められないけれど、下から眺めるシルエットは、絵になります。 -
パー・ル・デュック
再び「マルヌ川」へ・・・街並みは、教会以外、それほどでも・・・ですけれど、川沿いのプロムナードは、マアソコソコ、悪くはないです。 -
パー・ル・デュック マルヌ川
川沿いの並木です、車が少し邪魔ですけど・・・ -
イチオシ
パー・ル・デュック マルヌ川
遠くに見えるのは、先ほど渡った「ノートルダム橋」です。 -
パー・ル・デュック Gare de Bar le Duc
最後に、ソコソコに美しい「バー・ル・デュック」の「駅舎」と、駅前の風景です。
町の印象 ★★★ フランスらしい歴史のある町ですけれど、ロレーヌらしい地味な街、丘の上の町は、旧市街らしい景観で、雰囲気も、ソコソコありますけれど、ロレーヌらしくて、あまり観光客には、興味がなさそう・・・・教会も閉まってますし、見たかったものも有ったのに・・・残念でした。 -
D 994号線 ロレーヌ
次は、シャンパーニュ地方へ向かいます、この写真は、途中で見かけたフランスの民家・・・庭の作り方が、いかにもフランスっぽい気がしたので、撮っておきました。 -
D 994号線 ロレーヌ
とりあえず、目標は、「Chalons-en-Champagne」の町ですけれど、ちょっと遠いので、途中に宿が有ったら、泊まるつもりです。
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D 994号線 Revigny-s-Ornain ロレーヌ
宿はないかと思って、少しウロウロした、ロレーヌとシャンパーニュの州境の町、キャンプ場は有りましたけれど、係員がどこにいるか解らず・・・勝手にテントを張るわけにもいかないので、次の町を目指します・・・・でももう九月も下旬ですので、テントも寒そうですしね・・・ -
D 994号線 ロレーヌ 〜 シャンパーニュ
いよいよロレーヌを抜けて、シャンパーニュへ・・・・何か、風景が変わってきました。 -
D 994号線 シャンパーニュ
アレ〜〜・・・という感じで、だだっ広い風景になりました・・・・・ -
D 994号線 シャンパーニュ
うねうねと、大地はうねってます・・一面の畑地です・・・ひろ〜い「畑地」、シャンパーニュは「シャンパン(発泡ワイン)」の産地だし、ぶどう畑が多いのかと思っていたのですけれど・・・見当たりませんね? -
イチオシ
D 994号線 シャンパーニュ
広〜い空に、秋の雲が出ています・・・そろそろ、夕暮れ・・・
空の空 空の空なるかな すべては空しい
すべての労苦は何になろう
一代が過ぎれば、一代が起こり
大地だけが、永遠に耐えつづける
陽はのぼり陽は沈み、喘ぎのぼりてはまた沈む
風は南に向かい北へ向かい、ただ巡りて吹き続ける
何もかも、もの憂い
過ってあったことは、これからもあり
陽のもとに、新しいものは何一つない
知恵も知識も何になろう、すべては風を追うようなもの
知恵が深まれば悩みも深まり、知識が増せば痛みも増す
「コヒレトの言葉」
その昔、水木しげるさんの「武蔵」という漫画に出ていた「言葉」、旧約聖書の一節だったのですね・・・・ -
D 994号線〜D 9号線 シャンパーニュ
うねうねと続くシャンパーニュの道を、風を追いながら走ります・・・・疲れるなあ・・・・時々、風が向かってくるし・・・自転車旅行なんて、マア、空しいと言えば,空しい「労苦」かも?・・・ワタクシは、こんなところで何をしているのでしょう・・・ハハハ? -
D 994号線 シャンパーニュ
それにしても広い、隣の「ロレーヌ」とは、また全然違う風景だし、ワタクシの目には、結構、新しく見えます・・・・・コヒレトさん、あんたの言う事も解らんじゃないが・・・所詮、おいらは、それほど利口じゃないし・・・知恵も知識も足らないし、快楽も愉悦も、あんたほどには、いっぱい楽しめなかった・・・まあ、もう齢だからいいけど・・・ハハハ。 -
D 994号線 シャンパーニュ
太陽の下、私は見た
裁きの座に悪が、正義の座に悪があるのを
正義を行う人も悪人も、神はともに裁かれる
神が人間に試されるのは
自分も動物に過ぎないことを見極めさせること
これも死に、あれも死ぬ
人間は動物に、何ら勝るところはない
人間の霊が上に登り、動物の霊は地の下に下ると
誰が言えよう
死後どうなるかを誰が見せてくれよう
「コヒレトの言葉」(旧約聖書)
う〜ん、これは賛成・・・・コヒレトさん、いいこと言ってる。 -
イチオシ
D 9号線 Epine シャンパーニュ
突然でっかい「大聖堂」が出現・・・・こんなど田舎に・・・「Notre-Dame de l`Epine Basilica」なのだそうです。 -
D 3号線 イピヌ Notre-Dame de l`Epine Basilica
この空しい人生の日々に、私はすべてを見極めた
善人が、その善ゆえに滅びることもあり
悪人が、その悪ゆえに長らえることもある
善人すぎるな、賢すぎるな、どうして滅びてよかろう
善のみ行って、罪を犯さないような人間は
この地上にはいない
それゆえ私は快楽をたたえる
太陽の下、人間にとって
飲み食いし、楽しむ以上の幸福はない
犬でも生きていれば、死んだ獅子よりもましだ
「コヒレトの言葉」(旧約聖書)
う〜ん、世の中は、因果応報なんて、単純には出来ていないし、死んだらおしまい、「生きてるうちが花」って事、神様の裁きも救いも、当てには出来ないって事ですね・・・・だって、神様が何を考えてるかなんて、人間に解るはずないですしね・・・妄想癖の預言者とか、ヒステリーじみた聖者とて、所詮、人間ですし、こんな人たちが、神の言葉を聞いたとて・・・・勘違いしてないと、また、嘘を言ってないと、誰が言えよう・・・・信用するほうが、どうかしてると、ワタシも思う。 -
イピヌ Notre-Dame de l`Epine Basilica
なかなか素晴らしい、ゴシック教会です、教会前にホテルがあったので、泊まりたかったのですけれど・・・少し高そうだったので「パス」、「シャロン」の町まで走ることにします。 -
D 3号線 シャンパーニュ
陽が落ちていきます・・・そろそろ「シャロン・アン・シャンパーニュ」の町・・・早く着かねば、真っ暗になってしまいます・・・歌ってる場合じないけど・・・・
♪ 赤い夕陽に さすらいながら
♪ 死んだ奴らに 子守 子守唄
♪ 何処で果てよと 誰が無く
♪ 知らぬ他国の 蝉が 蝉が無く
「座頭市子守歌」 歌 勝新太郎
https://www.youtube.com/watch?v=BeSI2Cj4Vuk -
Chalons-en-Champagne 今宵の宿
暗くなって辿り着いたシャンパーニュの町、ウロウロしていた処を、親切なフランス女性に巡り合って、連れて行かれたホテルです>
宿の評価 ★★★★ 小さなホテルですけど。何となく家庭的なホテル「Hotel Pasture」。
本日の走行距離 108km/3,062km 久々の100km越えの一日でした、明日はとりあえず、「シャロン」の町を見物して、そのあとの予定は未定です・・・・
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