2013/10/12 - 2013/10/18
148位(同エリア374件中)
春風ねこ丸さん
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アウランガバードから飛行機で、ムンバイに戻ってきました。
行きは1時間ほどだったのですぐ着くのかと思っていたら、飛行機は途中ムンバイとは正反対の方角にあるインドールという都市を経由して、3時間近くかけてムンバイへ。夕食食べそこねた。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ムンバイで泊まったホテルはこちら。タージマハル・ホテルです。
西洋の建築様式とインドの伝統様式を混合したスタイルで建てられた、不思議な建築です。
ちなみに、このホテルは2008年にテロリストに占拠され、多数の客が犠牲になった事件の舞台でもあります。ホテル内には慰霊モニュメントもあります。 -
左手の塔の内部はこんなふうに回廊になっています。
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飾られている胸像は、このホテルを建てた、インドの近代工業の父といわれるジャムセットジ・タタ。インドでは走ってる車も多くはタタ。電力外車もタタ、IT企業もタタと、今ではタタ・グループはインド最大の財閥になってます。
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写真はさすがに撮らなかったんですが、このタージマハル・ホテルには、WASABI by morimotoという日本食レストランが入ってます。モリモトというのは「料理の鉄人」に出ていた和の鉄人森本正治。刺身は毎日築地から空輸してるそうで、当然ながら、値段はとても高いです。
ちょうどカレーに飽きてきた頃でもあり、ここでディナーを食べてみたんですが、感想は、同じお金を出すなら日本の高級和食店で食べた方がいい、というものでした。まあ至極当たり前の話ではあるのですが。 -
タージマハル・ホテルのすぐ前にあるのが、このインド門。英国王が訪れたのを記念して作られた建築物で、インド人にとっては植民地支配の象徴でもあります。
エレファンタ島行きのフェリーはこの門のところから出ています。 -
海の上から見るインド門とタージマハル・ホテル。
ここからエレファンタ島まで50分の船旅です。
見ての通り海はあんまりきれいじゃありません。 -
船の名前はオーム・サイババ号。
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50分間船に揺られて着いたエレファンタ島。
いかにも象がいそうな名前の島だけど、象はいません。
小美人もいません。
なんでも、象の彫刻が見つかったからこの名前がついたとか。 -
埠頭からミニ列車に乗って、山の麓まで。
まあ、歩いてもいけるくらいの距離ではあるのですが、高原にあったアジャンタ、エローラに比べて、海沿いのムンバイはやたらと蒸し暑く、少しでも楽をするため列車に乗りました。 -
この島にあるのが世界遺産のエレファンタ石窟群です。
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列車を降りた後、左右にみやげ物のある階段道を上っていきます。ビニールシートの屋根があるので直射日光は受けないのだけど、やっぱり蒸し暑くて汗が噴き出てくる。
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真ん中当たりに見えるのが到着した埠頭。こんなとこまで登ってきました。
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これがエレファンタ石窟。
残念ながら彫刻はあまり残っていないのだけど、それは17世紀にここにやってきたポルトガル人が、銃の標的として使ったためだとか。
ポルトガル人ひどい! -
今も残っている最大の彫刻はこの巨大なシヴァ神像。
安らかでいい顔をしています。 -
もちろんシヴァ神殿なので、お約束のリンガもあります。
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残っている彫刻はいずれも精巧なだけに、完全な形で残っていたらどんなに素晴らしい石窟だったのだろうと思うと残念。
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エレファンタ島には象はいませんが、猿はたくさん。
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島からムンバイに戻って昼ごはん。今日は南インド料理のドーサ(インド風クレープ)。
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次に見に行ったのは、ムンバイのもうひとつの世界遺産チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅。名前がやたらと長いので、旧名のヴィクトリア・ターミナス駅の方が通りがいいとか。
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1888年に建てられた駅で、これもゴシック様式とインド様式の融合だとか。ちょっとほかでは見たことのないような外観をしています。
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これは駅の向いにある、同じくらい壮麗な建物。1893年に建てられたMunicipal Corporation Buildingだそうですが、どう訳していいのかわかりません。
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ムンバイには、ほかにも植民地時代の古い建物がたくさんあって建築好きにはたまらないのですが、観光地としての活用はあまりされていないようです。
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次に訪れたプリンス・オブ・ウェールズ博物館も歴史的な建築物。駅と同じく今ではチャトラパティ シヴァージ マハラージ ヴァストゥ サングラハラヤと改名されてるのですが、誰もこんな長い名前で呼びやしません。
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建物の上についているドームが特徴的。建物の近くには大きな椰子の木が生えているので、建物の全景はなかなか写せません。
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ここでは、充実したインド美術のコレクションが見られます。
美術品の多くを寄贈したのは、やっぱり例のタタ一族の人だったりします。 -
美しいレリーフ。
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インド美術に興味があるのなら、この博物館はお勧めです。
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さて最終日には、ムンバイ郊外の、カンヘリ石窟というところに行きました。そうです、また石窟です。
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ここは、ムンバイ市街からちょっと離れた国立公園の中。
ちょっと驚いたのは、公園内を車で走っていると、向かい側から全裸の中年男性が堂々と歩いてきたこと。
彼は別に露出狂とかではなく、ジャイナ教の修行者なのだとか。
一切のものを所有しない裸行派の修行者は、全裸ですごすことが義務づけられているのです。
(もっとも白衣だけなら身につけてもいいよ、という白衣派もあるのですが) -
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最後に、ムンバイ市街に戻ってきて、街中を歩いてみました。
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目を惹くのは、お供え用の花のあざやかな色彩。
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道行く女性たちも色とりどりのサリーを着ています。
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ショーウィンドーもこの原色。
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正直、ホーンを鳴らしまくる車のうるささと排気ガスの臭い、歩いているだけで汗が噴き出てくる蒸し暑さと、人の多さには辟易したのも事実。
しかし、人々の活気と原色の鮮やかさには圧倒されるものを感じました。
それにしても、旅の間一度も腹を壊さなくてほんとうによかった。
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