東欧・バルカン旅行その10 クロアチア①:賑わうスプリットと、すばらしい透明度のビーチを持ったリゾート、ボル

2014/07/05 - 2014/07/09

10か国目に到達。クロアチアは完全にヨーロッパの１メジャー国になってきてますね。観光の目玉に溢れているのに、冷戦や内戦であまり訪れることができない国だったからか、今、クロアチアが熱い！みたいなことになってます。すごい観光客数。

それもそのはずなのが、クロアチアの自然のレベルの高さ。なぜここが今まで無名に近かったのか？と思わせるのがこのビーチ。ブラチ島の南端にある街ボルの、「ズラートニー・ラト」です。

エリア スプリット(クロアチア)

ボスニア・ヘルツェゴビナからバスで移動。元ユーゴスラビア同士のせいか国境は気さくで、クロアチアの役人がバスに入り、スタンプ押しの作業を終えたあたりでボスニアの出国チエックの役人がバスに来ました。

「おいおい、先にやられてるじゃん」と運転手にからかわれ、参ったなあとひと笑いありました。僕も初めてです。入国が先に終わったのって。

あとはひたすらアドリア海を北西へ。モスタル8:59発、スプリット13:55着でした。

この写真もきっときれいだと言われるんでしょうが、国境を越えてから南下して、アドリア海に着くまでの右側の車窓に広がっていた、湖沼地帯？の方がまださらに綺麗だったんですよ。どんだけ美しいんだクロアチア。（山はご覧の通り、植物の生える場所が少ない岩山ですけれど。）

まずはアドリア海に面した都市スプリットから観光をスタートです。

でもまあこの街、ものすごい観光客の数！中国人もけっこういますね…

ディオクレティアヌス帝ゆかりの城塞が残っています。

でもね、やっぱここ、白人の開拓したリゾート、って感じがするんですよ。みんなサングラスでオープンカフェ、夜はバーが乱立して音楽ドンツク、…そんなのフランスでやってくれや、って感じかな…。

物価も高い。スーパーで安売りコーラ買って114円。レストランはうまくやれば10ユーロ以内で帰してもらえる感じです。

まあね、夜はちょっとしたもんでしたけどね。全てがデートスポット？みたいな感じで。毛嫌いしていたライブ会場の模様も、あとでテレビで観たら結構いい感じで、あれ？これ観た方が良かった？なんて思わされましたけどね。

でも個性を変に削られてると思う。トビリシの方がやっぱ好きだな。僕は。

フェリーでブラチ島へ向かいました。この段階で「きれい！」とか叫んじゃダメダメ。

スプリット9:04発、島の北端のスペタール9:50着。船の到着後、５分ぐらいはボル行きのバスが船の出口で待っていてくれました。その後はバス停へと移動していってしまうので、下船が遅いと見つけられたかどうか、危なかったです。

船が33クーナ=627円、バスが40クーナ=760円でした。これは安い？

あとは恐るべきブラチ島・ボルの透明度を堪能していただきましょう。

三角形が長く突き出た海岸、「ズラートニー・ラト」。

夜のレストランは満員で、すごく人がいるんですが、このビーチはそれほどでもなかったです。周辺にもいい島がいっぱいあるんで分散するんでしょうね。

ちなみに今見えている側が、日当たり・風・波どれも強いけど水は温かいという、「若者サイド」（僕命名）。三角形の逆側の辺は波穏やかでパラソルびっしりの「家族サイド」です。家族サイドはパラソルのせいで海岸線がきれいに見えないんですよね。

これは説明をつけないとなんだかわからない写真(^_^;)

三角形の角の頂点に立ってみました！あっ。そりゃそうだけど、水しか見えないや。

水の中の自分の足が見えるほどなのに、海藻も魚も見えないんですよね。どこにいるのやら。

P.S. 夜に港に行くと、電球が海の中を照らしているところがありました。魚、いるいる(^_^;) でもカラフルじゃないので、見つけにくいです。

この島にはセグウェイなりバギーなりローラーブレードなり、色々な移動手段が用意されていたんですが、僕はずっとビーサンペタペタ。この謎の黄色いやつ、興味ありましたけどね(^_^;)

この島の素敵なとこは、60代以上の女性も10代の子と同じような、鮮やかな色で露出の大胆な服を着ることです。水着はショッキングピンクのビキニです。

日本って、年寄りは年寄りらしく、無理に型に入っていくところがあるかもしれません。小林秀雄がなんと言おうが、僕は「万年青年」もいいのかもしれないと思いました。