2014/06/21 - 2014/06/21
86位(同エリア477件中)
玄白さん
栃木市都賀の国道293号線沿いにある「もめん弥 花之江の郷」に先月に続いて行って来ました。ここは、森や野原、湿地に咲く山野草が自然のままの姿で咲いているところが見られる植物園です。管理された公園風でもなく、庭園でもない一風変わったユニークな植物園です。
ここの6月の目玉は、100万本(?)の花菖蒲です。早めに出かけて、明るいうちに、気ままに一人で撮影を楽しんだ後、この日の夜には、栃木県を拠点に活動しているプロ写真家、齋藤博美さんが主催する夜の花菖蒲撮影会があるというので、それに参加してきました。花菖蒲田の中の木道にキャンドルを灯し、花菖蒲にストロボで照明しながら、園の係りの人がLEDライトを振りかざしながら歩き回るのを、長時間露出で撮影するという趣向です。夜の花菖蒲とキャンドルと流れるペンライトの光が織り成す面白い写真が撮れました。
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花之江の郷は、11万?の敷地を山、郷、林、湿地の4つのゾーンに分け、それぞれの環境の中で生育している山野草を自然のままに近い状態で見てもらうというコンセプトの植物園である。スローガンは「自然が主役、人間は脇役」
もめん弥という和菓子屋のご主人が茂木の「花の山」とともに経営しているらしい。
入口の脇にあるレストラン「自然荘(じねんそう)」の中でももめん弥の和菓子を売っている。 -
入園料は花の咲き具合で変わるが、今は花菖蒲の最盛期ということで一番高い¥800也。先月来たときに割引券をもらっているので、それがあれば半額になる。
入口のところに、その日に見られる花の名札がかかっている。名前が分かれば、それがどういう花かはネットで検索すればすぐに分かるので、花の名前オンチの玄白としては助かる。ただ、名札がかかっていない花も咲いているので、そういう花は、写真から名前を同定するのは大変だ。 -
花菖蒲が咲いている湿地ゾーンに行く前に、ざっと他のゾーンを回ってみよう。
入場して山ゾーンに行くと、一体のお地蔵さんが鎮座している。名前は焼餅地蔵。徳川5代将軍綱吉の時代に建立され、この地の村人が、この地蔵に願掛けをし、願いが適うと焼き餅を供えたという言い伝えがあるそうだ。和菓子屋「もめん弥」でも、その焼き餅を売っている。 -
イチオシ
以下、花の写真を図鑑風にズラズラ並べてあります。
カワラナデシコ
秋の七草のひとつ、ナデシコの本名で、初夏から秋口まで咲き、花期が長い。女子サッカー日本代表チームの愛称「なでしこジャパン」でおなじみだが、撫でし子に通じるので女性の喩えに使われる。枕草子にも出ていて、平安時代の貴族にも好まれた花らしい。
「草の花はなでしこ、唐のはさらなり やまともめでたし」(枕草子) -
マツモトセンノウ(松本仙翁)
ナデシコ科センノウ属の花。センノウという花は最初に京都嵯峨の仙翁寺に伝わったのが名前の由来。また、松本というのは、歌舞伎役者松本幸四郎の紋所に似ているからなのだそうだ。
環境省レッドデータリストには、絶滅危惧種?類に指定されている。 -
オカトラノオ(丘虎の尾)
花の形が虎の尻尾に似ているというのが名前の由来だが、虎の尻尾ほど大きくはなく、猫の尻尾ほどの大きさだ。 -
オカトラノオのアップ
小さな花が根元から徐々に先の方に開花していく。 -
シモツケソウ もしかすると キョウガノコ? (自信なし)
調べていて、なるほどと思ったことは、名前を知らない花の写真を撮るときは、花だけではなく、葉っぱや根から花までの全体がわかる写真を一緒に撮っておきなさい!というアドバイスを知ったこと。これから、そうしよう! -
これはシモツケ・・・かな
名前はシモツケソウに似ているが、シモツケソウは名前の通り草だが、シモツケは木である。 -
これがキョウガノコ?(自信なし)
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ホタルブクロ
キキョウ科の花で釣鐘型の花の形が特徴。 -
ウツボグサ
これは薬草でもあり、この花の穂が夏枯草と言う生薬になる。利尿、消炎作用があり、日本薬局方にも記載されているという。 -
ギボウシ
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クガイソウ
花の形はオカトラノオに似ているが、色がちがう。分類上は全くの別物。 -
ヤマアジサイ
都市公園や庭に多く植えられる西洋アジサイのような華やかさはないが、初夏の山歩きで渓流沿いの林の中でひっそりと咲いている姿が似合う素朴な美しさがある。 -
これもヤマアジサイ
野生でも土壌などの条件で青、紫、白、薄紅など、いろいろな花をつける。 -
ストケシアの群落
和名はルリギク、別名エドムラサキともいう。北米南部のフロリダ、ルイジアナなどの原産で、大正時代に日本に入ってきた。 -
蜜がたくさんあるのか、蜂や、
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蝶が寄ってくる。
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初夏から秋まで花期が長く丈夫なので夏の花壇向きの花だそうだ。
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ノカンゾウ(野萓草)別名ワスレグサ
花の形から容易に想像がつくが、ユリ科の植物。花や若葉は食べられるそうだ。別名のワスレグサは、花の蕾を食べるととても美味で心配事を忘れるからとか、その美しい花を見ていると憂さを忘れるからなんて説があるようだ。そんなに美味ならば、一度食べてみたいものだ。 -
白い花のホタルブクロ
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ふたたび、カワラナデシコ
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ヘメロカリス
ニッコウキスゲやノカンゾウなどワスレグサ属の花がヨーロッパに渡り、園芸用に品種改良されたものらしい。園芸品種は2万以上もあり、バラの20万種には及ばないが、こんなにたくさんの品種があるということは、園芸家には人気の花なのだろう。 -
ヘメロカリスが群生する小道を進むと木立がなくなり、広い空間に出ると・・・
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オオーッ! 突然開けた広い湿原を埋め尽くす花菖蒲!!
ここの植物園は、種類はたくさんあるが同じ花がまとまってたくさん咲いているケースは少ないのだが、花菖蒲のボリュームは圧巻である。 -
イチオシ
100万本の花菖蒲というのが園の謳い文句。
いくらなんでも100万本はチト、オーバーかなとも思うが・・・とてもきれいな花菖蒲田なので、大目に見てあげよう (^_^) -
もちろん、これだけの花菖蒲が整然と咲いているのは、人の手がかかっているはずだが、それを感じさせない自然の雰囲気がまた好い。
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花の見頃の週末で、まだ明るい(午後3時過ぎ)のに、花を見に来ている人が驚くほど少ない。この広い花菖蒲田を独り占めしているようなものだ。
この時、見かけた人は、写真を撮っている男性と女性2人組、若いカップル一組だけ。ここで2時間ほど、じっくり行ったり来たりして撮影を楽しんでいたのだが、来訪者は他に10人にも満たなかった。
後でわかったのだが、写真に写っているカメラマン3人は、夜の撮影会に参加する人だった。 -
とても静かで、聞こえるのは野鳥のさえずりだけ。
ご両人、さぞゆっくりとデートができたことだろう。 -
花菖蒲田の一角にハンゲショウの群落があった。
ハンゲショウ(半夏生) 花が咲くのが半夏生の頃、すなわち暦の上で夏至の日から数えて11日目の日辺りに花が咲くというのが名前の由来。
花の芽に近い葉っぱが一部を残して白くなるのが面白い。白くなるのを化粧に見立てて、半化粧に由来するという説もある。(Wikipediaより) -
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よく見ると、咲き終えた花は丁寧に花がら摘みがされている。これだけたくさんの花菖蒲の花がら摘みは大変な作業に違いない。都会の有名な菖蒲園ほどの来客はなく入場料もそんなに高いわけではないのに、美しい花菖蒲田を維持し、来年もきれいに咲かせる努力をされていることには、頭が下がる思いがする。
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イチオシ
湿原の真ん中に一本の木立がある。この木の周りが一番花の密度が高い。
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この木の根元付近が、色々な品種の見本園になっていて、どの花が何と言う品種か、学べるようになっている。
江戸時代から園芸用に多くの品種が作り出され、5000種を超すそうだ。大別すると江戸系、伊勢系、肥後系に分かれるそうだ。 -
品種名 鶴の毛衣
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品種名 大淀
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品種名 山之辺
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品種名 小町娘
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品種名 追風
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多くの品種があり、とても覚えられないし、覚えようという気もない。
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イチオシ
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夜の撮影会は、この付近で撮影することになる。
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撮影会の集合時間は午後6時。
まだ1時間くらいあるので、自然荘で一服 -
自然っぽくて良いかなという根拠なき思いつきだが、珍しい紫蘇ジュースをオーダーしてみた。ほんのり甘く、紫蘇の香りが心地よいドリンクだった。¥430也
夜の撮影は、蛍や花火と同じような長時間露光の撮影なので、予備の電池に交換したり、リモートレリーズの動作確認をしたりして、準備を整え時間まで待つ。
ところが、何やら遠くで雷鳴が聞こえ、ポツリポツリと雨音がしてきた。いやな予感! -
花菖蒲田に近い洗心亭というあづまやが集合場所になっている。時間になったので、洗心亭に行くと撮影会参加者が三々五々集まってきた。全部で15名ほどで、半分以上は女性カメラマンだ。プロ写真家、齋藤博美さんが指導している写真クラブの人が多いようだ。
晴れていれば、夕景の花菖蒲の撮影から始める予定だったが、雨が降り出したので中止し、雨がやむのを待つことになってしまった。
7時半ごろになって小降りになったので、夜の撮影会決行!
園の係りの方がキャンドルを並べ、斉藤さんが撮影方法の説明をしてくれた。 -
斉藤さんが、ストロボを光らせて左右の花菖蒲に照明光を当て、その後を園の係りの人がLEDペンライトを振り回しながら歩いていく。それを、30秒〜1分シャッターを開けっ放しにして撮影するという趣向。
暗闇に浮かび上がる花菖蒲と流れるライトの光跡が重なり合って、幻想的な面白い写真になった。まあ、遊びといえばその通りではあるが・・・ -
イチオシ
ライトを緑色に変えて撮影。
花菖蒲を大きく写すためにズーミングして構図を変えてみた。
こういう写真は、個人では絶対にできない。イベントに参加してこそ可能だ。
参加費は\2,500だったが、設営が大変だし、十分楽しめたので高くはないかな。 -
撮影場所を移動して撮影継続。再び雨が降り出し、傘をさして続行。
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イチオシ
ペンライトなしでも撮影してみた。
あいにくの雨空なので、遠くの栃木市街の明かりで空が赤く染まっている。晴れていれば空はもっと暗くなって、もう少し締まった写真になったと思うが、天気ばかりはコントロールできず、やむを得ない。 -
イチオシ
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今度は赤いライトで・・
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9時に撮影会終了。
参加した人の中には矢板から遠路はるばる参加した人も居た。
昼間の美しい花菖蒲と、夜はちょっと変わった撮影会が楽しめ、充実した午後の半日であった。
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この旅行記へのコメント (2)
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- こあひるさん 2014/06/28 18:06:55
- 面白い試みですね!
- 師匠、こんばんは。
これはまた〜〜魅力的な試みですね!
そんなに人数がいなかったのもよかったですね。
自然と人工とのミックスが面白くて、普通ではなかなか撮れない写真が撮れて楽しそうです。ちょっと蛍の光みたい(って見たことないんですが)ですね!
こあひる
- 玄白さん からの返信 2014/06/28 21:06:14
- RE: 面白い試みですね!
- こあひるさん、こんばんは!
旅行やお出かけの時の写真撮影は、いつもマイペースで一人で気ままに撮っているんですが、今回はグループでの撮影会参加初体験でした。
みんなおんなじ方向にレンズを向け、同じような撮影条件・タイミングでシャッター切ってますから、誰が撮っても同じような写真になってしまって個性は出にくいですがね。
でも、こういうのは一人では絶対撮れない写真です。けっこう楽しめました。
玄白
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