2001/03/07 - 2001/03/11
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shunfilmさん
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・3月4日~7日:ウィスラー
・3月7日~10日:イエローナイフ
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 交通手段
- 観光バス 飛行機
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
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世界でも名だたるオーロラ観測地帯・イエローナイフ。日本からは直行便が飛んでいないため、たいていはバンク―バーで乗り換えて、まずエドモントンに向かう。そこでもう一度乗り換えて、北上。
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そうして辿り着くのが、ここイエローナイフである。オーロラ―観測というと、どうしても寒いというイメージを持っているが、到着した初日の夜は、そんなに寒くはなかった。
イエローナイフ空港 (YZF) 空港
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この町の収入の大きな割合を占めているのが、鉱山。同じ飛行機に乗っていたカナダ人が、出稼ぎで鉱山に行くんだと言っていた。
もう一つは観光。そういえば、その飛行機、乗客の9割近くが日本人だった。世界中どこに行っても日本人はいるなと痛感した。観光を収入源としている町や国などに対して、日本人がどれほど貢献しているのだろう、なんて思ったりもした。
到着翌日はマイナス23度。とても寒い。素手では耐えられないし、耳も痛い。顔は赤くなるし、鼻水は出るどころか、鼻の中で凍ってしまう。YKセンター ショッピングセンター
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オーロラと聞いて、「オーロラキャッチャー」を思い出す人もいるのでは・・・。
ドラマ「ビューティフル・ライフ」でも出てきたあれのことですが、今ではアメリカなどでも「ドリーム・キャッチャー」という名前で売られていますが、もともとはこのあたりの原住民族の手工芸品だったみたいです。 -
そこで、せっかく来たのだから、ということでオーロラ・キャッチャー作りに挑戦!!これがなかなかどうして難しい。全部で2個作ったのだが、1個目は結び目が3回もほどけてしまい、大変だった。そのかいあってか、2つ目は格段にうまくなった。
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3日目はマイナス28度!!
むちゃくちゃ寒い!いや、寒いとか、そんなレベルじゃない!痛い!本当に痛い!にもかかわらず、予約していたスノー・モービルと犬ゾリに乗るために外へと向かった。
顔はニット帽とヘアバンドとマフラーとスキー用のゴーグルで完全防御、体はレンタルした、赤い防寒着に手袋と、防寒用の靴。ホテルの中では熱いけど、外に出た瞬間、鼻の中は凍り、自分の吐いた息でまつげばかりか、髪の毛さえも一瞬で凍ってしまう。そんな極寒の地で何を血迷ったのか、スノー・モービルに乗ろうという無謀(アホとも言える)な挑戦が始まった!! -
外気マイナス23度に加えて、この日は風が強く、現地の人に聞いたところ、体感気温はマイナス40度くらいとのこと。そりゃ、髪の毛も凍るよね。スノーモービルは、思ったほど、小回りが利かず、直線でスピードを上げて楽しんだ。4人1組で交互に乗るため、待っている間は、テントのなかで、温かい飲み物を飲んで待っていた。
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そして犬ゾリ。まず、思うのが「臭っ」!!
この犬君たち、生まれてから一度も体を洗ったことがないらしく、とても臭う。お世辞にも素敵な匂いとは言えない・・・。この犬ゾリ、正直、言ってあまり、面白くなかった。 -
というのも、先にスノー・モービルに乗って、速いスピードでだだっ広い雪原を走る楽しみを覚えてしまっていたせい。しかしでこぼこ道を走る時にはスノーモービルにはない、楽しみを味わえた。それが何かは乗ってのお楽しみということで・・・。
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大学の友人と二人で卒業旅行について話していたある日、自分が"あいつさ、今年は11年に1度の当たり年なんだって"と友人に言った。数日後、彼が"この前の話、さらに44年に一度の当たり年なんだって"と言った。卒業旅行の年が、当たり年だなんて、"あいつが俺たちを呼んでいるに違いない"などという大きな勘違いをしたまま、2人はここまで来てしまったのです。
そのあいつとは"Aurora、オーロラ"!!英語では"Norther Lights"というほうが通じる。日本語にするなら、"北方の光"。なんともかっこいい!自分たちは3日間、オーロラを見るチャンスがあった。
初日は、薄い白色の(雲と区別がつかない、なんかだまされている気もした・・・)オーロラが一瞬(数秒)見えただけだった。話によると3日間連続で滞在すれば、99%見えると聞いていたが、この雲のようなオーロラも含むのだろうか?と不安を残しつつ、初日の観測は終わった。 -
初日は雲が多かったから、と自分を慰めつつ、2日目を迎えた。
オーロラが見える条件としては、晴れていること。できれば月のない夜のほうが見やすい。今日は晴れ。期待も大きい。観測所についた時に昨日よりはわかりやすい白いオーロラが出ていた。3時間半の滞在時間内に果たして現れるのだろうか? -
しかしこの日も現れることなく、時間だけが過ぎていった。帰る予定の25時直前、歓声と共に遂に現れた。頭の中で描いていたあいつが現れた。
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カーテンのように揺れながら、緑色の光を放つ、あのオーロラが・・・。
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イチオシ
ここで嬉しいハプニング発生!!
帰り道で事故が起き、帰る時間が遅れると、係りの人が言った。ここで再び大歓声!!そりゃそうだ。ようやく出たオーロラをゆっくりと眺めもせずに、帰るなんて誰が望むものか?心はどんどんヒートアップするが、体は正直なもので、やっぱり寒い。しかし、この日、生まれて初めて見たオーロラは生涯忘れることはないだろう。 -
そして最終日、昨日見れたせいか、今日は欲張りになっている。赤いオーロラを見たい、なんてほのかな思いを抱いて観測場所に向かった。オーロラの色にはいくつかの段階があって、白が最も現れやすく、次が緑、そして最も見えにくいのが、赤。赤は1年に数回しか見ることができないらしい。
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イチオシ
しかしこの日、観測場所では白いのしか見ることはできず、ホテルに戻った。多くの人は夜遅いため、そのまま部屋へと戻っていったが、自分は今日が最後の夜なので、赤じゃなくて いいから、どうしてももう一度オーロラが見たいと思い、ホテルの駐車場へ向かった。
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すると、目の前の夜空のキャンパスに大きな大きな緑色のカーテンが揺れていた。部屋に戻らなくて良かった。10分くらい揺れて、消えてしまった。もう出ないかなと思いつつ、待っていると流れ星が現れた。消えてしまった後だけど、一応願いをした。その願いが通じたのか、もう一度現れた。しかも今度のは今まで見た中でも一番大きなオーロラ、西の空から東の空までまたいでゆらゆらと揺れている。この感動は見た人にしかわからないかもしれないからこそ、見てもらいたい!
空を見上げたまま、棒立ちのまま、寒さすら忘れて、なんていうのか、心をわしづかみにされたとでも、言うのだろうか。口では伝えられない感動、それを目の当たりにした。
世の中には自分の目で見なければわからないものがある、それを実感した3日間でした。
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旅行記グループ 2001年春 オーロラ鑑賞&スキー (カナダ:8 days)
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