アポイ岳のお花畑は素晴らしいところ（北海道）

2014/05/29 - 2014/05/29

アポイ岳は、地球の深部が盛り上がった「かんらん岩」土壌と冷涼な気候により、低標高ながらたくさんの高山植物が咲き誇っています。

今日は親子３人でアポイ岳のお花畑を巡ります。
登山口から五合目、馬の背に登るにつれ、いろいろな高山植物を楽しむことができました。

エリア 浦河・様似(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

アポイ岳の入口

朝８時に出発し、アポイ岳を目指します。

エゾオオサクラソウ

早速、可憐なピンクのサクラソウがお出迎えです。

あちらこらちにあります

山道

最初は緩やかな道を登っていきます。

ややっ　エゾシカがこちらを見ている！

山ガールに見とれていたのですね！

フデリンドウ

小さくて可愛らしい花を見つけました。

キジムシロ

キジが座るムシロのように地面を這うようにほぼ円形に生えています。

キジムシロ

花はこんな感じです。

タチツボスミレ

五合目のヤマツツジ

登山口から１時間半ほど登ってきました。

エゾタカネニガナ

休憩している時に見つけました。

五合目を出発

目指すは右側に見えているアポイ岳山頂です。

やや急な登りです。

ヒロハヘビノボラズ

可愛らしい黄色い花です。

幹や茎に葉の変形したトゲがあり、蛇も登れないという意味で名が付いています。

かんらん岩

太古に二つのプレートがぶつかり、地球内部のマントルの一部が突き上げられ、地表に出て来たものです。

綺麗な石ですね。

かんらん岩の断面

表面は変成岩になっています。

かんらん岩は比重が高く、マグネシウムや鉄を多量に含んでいます。

ミヤマハンショウヅル

火の見やぐらの半鐘みたいですね。

アポイアズマギク

二つ並んで仲良く咲いています。

アポイアズマギク

花の根元がやや赤紫色のお化粧をしています。

アポイシモツケ

ヒロハヘビノボラズ

七合目付近にいます。

様似の太平洋の眺め

雄大な海ですね。

連泊しているアポイ山荘が左手前に見えます。

かんらん岩と太平洋

ハイマツの花

樹林帯がハイマツになってきました。

独特の赤い花ですね。

馬の背へ向かっています

これから花の種類が増えてきます。

アポイクワガタ

花が下の方から咲きます。

アポイクワガタ

戦国時代の戦いの時にかぶる兜につける鍬形に似ているので名付けられました。

ヒロハヘビノボラズ

高いところに来たので、まだ実です。

高低差を感じます。

キタヨツバシオガマ

この花、好きです。

ミヤマオダマキ

内側に白い花弁があるのですが、まだちゃんと咲いていません。

チングルマ

バックは青い海です。

チシマキンレイカ

岩にへばりついて一生懸命咲いています。

馬の背お花畑に到着

今日は晴天に恵まれたのですが、気温が３０°を超えているようでへばっています。

標高が低いので下界と同じ暑さであることが今頃わかりました。

馬の背からの眺め

馬の背の先がアポイ岳、左側の稜線に沿って尖っているところが吉田岳です。

暑さによる疲労が激しいので、山頂登山を断念し、馬の背付近を散策して引き返すつもりです。

アポイアズマギク

私の家と同じ５人家族。

ヒロハヘビノボラズ

ギザギザの葉っぱが黄色い花を守っているようですね！

エゾタカネニガナ

ひとりぼっちでも元気に咲いています。

サマニユキワリ

色合いがよく、美しい花です。

サマニユキワリ

一つの茎に花をたくさん咲かせています。

サマニユキワリ

日の光を浴びて気持ちよさそう！

お花畑

チングルマとサマニユキワリが共演しています。

チングルマの群落

ヒダカイワザクラ

少し大きめの花で、一つの茎に一つの花しかつかない特徴があります。

ヒダカイワザクラの三姉妹

岩陰にこっそりと佇んでいます。

馬の背から下山開始

下界の海の景色が素晴らしいです。

早くも休憩

ではなく、かっちん夫婦の歩きが遅く、待ちわびる娘です（笑）

無事下山しました

宿のアポイ山荘から馬の背、アポイ岳を眺め、ふりかえりをやりました。

アポイ岳にはジオパークと自然が調和した素晴らしいお花畑があります。