Chiang Mai生活36 (4,5月)

2014/04/16 - 2014/05/31

4月前半の慌ただしい日本旅行を終え、また日常生活に戻った。
このころから雨季に入る６月までがタイが一番暑く辛い時期だ。

昼間はなるべく外出を控え、家でじっとしていた。

それでも、チェンマイから２００Ｋｍほど北のチェンライでマグニチュード６強のタイにしては特別大きな地震があったり、５月下旬には軍が戒厳令を発令したかと思ったらクーデターに発展して軍事政権が誕生したりして世の中は揺れ動いている。

エリア チェンマイ(タイ)

４月のチェンマイは至る所でこの花が咲き乱れている。

我が家の木も大きくなって、ちょうどいい木陰を作ってくれている。
が、放っておくと枝がどんどん広がっていくので定期的に剪定しなければならない。
まるで人の頭を散髪するような感じだ。

この木の実が赤くなると、甘酸っぱい味で美味しい。

シリアルに混ぜて食べてみた。

ひんやりした風が通り抜ける。

時々雨が降るようになったせいか、花が一斉に咲く季節になった。

２年間大いに楽しんだバナナだが、寿命がきたので処分した。

１０本ほどに増えて、それ以上増やすのを止めた時にこうなる運命だった。

幹のほとんどは水分なのでとても重い。

このスペースを次はどうするか・・・。

近くのショッピングモール、セントラルフェスティバルに行った。

このモールに入っている映画館で映画がシニア料金で見れることを知ったのでそのカードを作りに来たのだ。

日本だと６０才以上がシニア割引で１０００円だが、こちらではこのカードを見せたら６０バーツ（２００円弱）になる。
もっとも一般の大人でも５００円前後だが・・・。

早速カードを利用して[THE RAILWAY MAN]という映画を観た。

実際に体験したイギリス人が書いた本の映画化らしいが、第二次世界大戦でタイで日本軍の捕虜になったイギリス兵が生き延びて本国に戻るが悪夢のような記憶がいつも蘇り、長年かけてその時の日本兵を付きとめて復讐するためにタイにやってくる、というストーリー。

カンチャナブリに行った時に戦争博物館などで見て歴史としては知っていたが、それが映画になるとまた違ったリアリティーがあった。

５月１５日にゴジラが公開されるのでまたカードを利用しよう。

このモールには、ユニクロや無印良品がわりと大きなスペースをとって営業している。

ダイソーも６０バーツショップ、僕の映画料金と一緒だな。

タイ人はアイスクリームが好き、のような気がする。

モチ（餅）、という日本語はわかるタイ人もいるが、この日本語はどうかな？

庭の花が次々に咲く。

家の周りを散歩していたらこんな庭があった。

ベルギー人の家主がいたので少し話をした。

彼はフランスに家を持っていると言って写真を見せてくれたが、その家も思いっきり自然を作り込んだものだった。

近所のショッピングモールの本屋に、日本の作家の本（タイ語に翻訳されている）があった。

朝自転車で散歩して、途中で朝食に寄った店。

庭に大きな木があって、実（ラムヤイ）がなっていた。

店先でも小分けして売っていたので３０バーツで買った。
甘酸っぱくて美味しい。

５月５日の夕方、大きな地震があった。
東日本大震災の時は東京のマンションにいたが、それをすぐに思い出した。

自分は家の２階にいて、震度３くらいの揺れだなと思いながら用事をしていたが、辺りが騒がしくなって、近所の人たちが通りに出てきてなにか話していた。
近所のタイ人にとっては生まれて初めての大きな地震だったようだ。

翌朝にはＴＶの人気のニュースショーが震源地であるチェンライから放送して、地震の特番を組んでいた。

庭の隅で一年に一度この時期に咲く花。

繊細で美しい。

面白い雲、まるで孫悟空の筋斗雲のよう・・・。

バナナの木がなくなったので、このような木を加えてみた。

塀からはみ出して咲いている。

３月には霞んで見えなかったドイステープの山並み。

去年の６月ころに４０cmほどの小さな木を植えたのが１年でこんなに大きくなるなんて、未だに信じられない。

昨年暮れにオープンしたMAYAというショッピングモールに初めて行ってみた。

実はMAYAが目的ではなく・・・

その向かいに出来た、大勝軒という店でつけ麺を食べるのが目的だった。

日本にいる時、つけ麺が好きでラーメンよりもつけ麺を食べていた。

４月に日本旅行からチェンマイ空港に着き、タクシーで自宅に帰っている途中にこの店の看板を見てからずっと気になっていた。

日本では大勝軒で食べたことはなかったが、そこで修行した人がのれん分けして開いた店とかには行ったことがある。

混んでいるといううわさだったので、ランチタイムを過ぎた時間に行ったが、客は全く居らず、拍子抜けした。
店は空白の時間だからか、働いているのはタイ人の従業員だけだった。

麺は問題なかったが、スープの味が薄く、期待はずれだった。
もう一度ちゃんとした時間に行ってみよう。

暑い日が続くが時々夕立のような激しい雨が通りすぎることもある。

この時の暴風雨で、サボテンが傾いてしまった。
成長しすぎて頭が重くなっていたからかな。

通り過ぎた後、夕方には・・・。

こんな時も・・・。

朝、庭掃除の後、コーヒーを飲みながらくつろぐ時間がとてもいい。
タイに来て良かったと思える瞬間だ。

車の定期点検でTOYOTAに行ったので、待っている間、近くのセントラル・エアポートプラザで時間をつぶす。

新しい「ゴジラ」を観た。

話は昔東宝と円谷プロが作っていた「ゴジラ」に限りなく近いが映像技術の進歩で細部のクオリティがいいので、結構楽しめた。

東日本の震災や原発事故の影響が色濃く映像表現にも出ていた。

次はこれにしようかな。

以前一度失敗したことのある、スイートバジルをまた育てているが、

日差しが強すぎてよく育たない。

少し育つとスパゲッティなどに使う。

５月２０日、戒厳令が発令された。
軍は当初クーデターではないと言っていたが、２，３日後、国家権力の全てを軍が掌握して政府要人などを拘束した。

タイはここ半年ほど、反政府派の執拗な抵抗で政府の機能が麻痺していた。
選挙をすればタクシンが影響力をもった現政権が勝つのだが、失政も多く反対する知識層、富裕層も多かった。
どちらの勢力も譲ることをせず、政治経済は泥沼に入り込んでいた。
それを見かねてこのタイミングで軍が前面に出てきたのがこのクーデターだ。

すぐにテレビは統制下におかれ、このニュースショーの直後、普段の番組は全く見られなくなった。

全てのチャンネルがこの静止画に変わった。

しばらく経ってから、軍の幹部が国民に事情を説明した。

自分的には、最近の膠着状態がどうなるのか全く見通しの立たない状況だったので、このくらいの荒療治は必要かな、と、不安もあるが少し期待もしている。

軍のスポークスマン。

最高権力者のプラユット司令官が強面なので、普段はこの一見ソフトな人が軍の意志を伝えているようだ。

チェンマイは現政権だったタクシン派の牙城なので、軍も警戒しているようだ。

とは言え、普段の生活は全く変わるところはない。

きれいな朝焼けが見れそうだったので早起きして散歩をした。

この季節の日の出は５：３０ころ。

チェンマイ地方の伝統的な建築様式。

早朝ウォーキングする人がいた。

ドイステープの山々がクッキリ！

昼間が暑い分、朝の爽やかさがとても有難い。

この旅行記へのコメント （4）

• seghersさん 2014/06/01 14:27:39

  お久しぶりです、

  お花、とても素敵！
  むしろ実物のお花が写真より負けるだろうと思ってしまうのです。
  
  今の政治状況で日常生活への大きな障害はないようですね。
  くれぐれも安全を守り、すばらしい異国の田園生活を満喫してください。
  
  私も旅行記に便乗していきます。

  luguさん からの返信 2014/06/01 17:19:47

  RE: お久しぶりです、

  seghersさん、
  投票とコメントありがとうございます。
  
  アジアを周ると言われていましたが、如何でしたか？
  
  タイは１年中綺麗な花がたくさん見れますね。
  実際の花は写真よりもずっときれいですよ。
  ただ写真は一番きれいな瞬間をキープすることができますが、
  生きた花は日々変化をしていて、綺麗な瞬間は長く続きませんね。
  
  毎日観察していると、つぼみが出来て花開くまでの成長期も、
  最盛期を過ぎて、しおれて落ちるまでも、それはそれで
  興味深く愛おしいものです。人間も同じですね。
  
  lugu
  
  
  
  > お花、とても素敵！
  > むしろ実物のお花が写真より負けるだろうと思ってしまうのです。
  >
  > 今の政治状況で日常生活への大きな障害はないようですね。
  > くれぐれも安全を守り、すばらしい異国の田園生活を満喫してください。
  >
  > 私も旅行記に便乗していきます。

  seghersさん からの返信 2014/06/04 14:37:46

  チェンマイに2ヶ月滞在しました。

  > 予定通り12月シェムリアップに入り、バンコクを通ってマレー半島を南下する一ヶ月を過ごしました、
  
  残りの2ヶ月はチェンマイのCanal RoadのB2ホテル近く
  ある団地の住宅を借り、自炊の生活を楽しみました。
  
  luguさんのことを意識しましたが、
  せっかくの隠居生活を邪魔するのは
  とても恐縮で控えました。
  
  いま、やはり12月出発の3ヶ月のチケットを手配しています。

  luguさん からの返信 2014/06/04 18:53:16

  RE: チェンマイに2ヶ月滞在しました。

  seghersさん、
  
  それだけの旅をしていたのですか、知りませんでした。
  どんな旅だったのか、旅行記で見せていただきたい気がします。
  
  私もこの４トラで旅行記に載せる以前、何年も旅をしていてその時に撮った写真はパソコンの奥に保管されたまま今ではあまり陽の目を見ることはありません。
  旅行記を作るようになってからは、インターネットで何処からも誰でも（これには注意も必要ですが）見ることが出来るので、いままでより過去の写真を目にする機会が増えました。
  そしてその旅行をしている時にどのようなことを考えたり感じたりしていたかも記入することでとてもいい記録になります。
  
  早ければ早いほど記録が増え、後々いい思い出になるだろうとも思いますよ。
  是非お勧めします。
  
  Canal Roadというのがどの辺なのかわかりませんが、２か月もいらっしゃったのなら退屈した時にでも連絡いただけたらよかったですね。
  
  たしかに「隠居生活」ですがこの「隠居」という文字には多少抵抗がありますね。自分では「リタイア生活」と意識しています（同じですか）。
  
  次回の旅も、楽しく忙しく旅しているのならいいのですが、退屈したりした時は気分転換くらいにはなるでしょうから連絡してみてくださいね。
  lugu
  
  
  
  
  > > 予定通り12月シェムリアップに入り、バンコクを通ってマレー半島を南下する一ヶ月を過ごしました、
  >
  > 残りの2ヶ月はチェンマイのCanal RoadのB2ホテル近く
  > ある団地の住宅を借り、自炊の生活を楽しみました。
  >
  > luguさんのことを意識しましたが、
  > せっかくの隠居生活を邪魔するのは
  > とても恐縮で控えました。
  >
  > いま、やはり12月出発の3ヶ月のチケットを手配しています。