はじめてのポルトガル　暑さに負けず頑張りま～す　2014GW　その5

2014/04/30 - 2014/05/08

2014年GW、はじめてのポルトガル旅行です（*^_^*）
エミレーツ航空を利用しての7泊10日の日程は、下記のようになっています。

4/30（水）　　関空23：40発　ドバイ乗り継ぎ（機中泊）
5/01（木）　　12：45リスボン着、リスボン泊
5/02（金）　　アルコバサ・バターリャ日帰り、リスボン泊
5/03（土）　　シントラ・ロカ岬日帰り、リスボン泊
5/04（日）　　ポルト移動後観光、ポルト泊
5/05（月）　　コインブラ（観光）経由　夕方トマール着・泊
5/06（火）　　午前トマール観光、午後リスボン経由～ケルース着・泊
5/07（水）　　リスボン移動、リスボン観光　リスボン泊
5/08（木）　　リスボン空港14:25発　ドバイ乗り継ぎ（機中泊）
5/09（金）　　関空　17：10着

4トラベル旅行記デビューの　はじまりはじまり♪で～す。

エリア トマール(ポルトガル)

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

5月06日（火）

この日も朝から快晴。天気予報では29℃とな、むむむっ (--;)

朝食会場はドイツ人団体でいっぱい、彼らは朝から山盛りハムやベーコンをモリモリ召し上がっておられます。
やっぱり、ゲルマン民族は元気だな〜。

当初の予定では、市内の修道院の他に 少し離れた場所にあるアルモウロル城城に行くつもりだったんですが、連日の暑さのため、山の頂きにある砦城への観光は諦めて、トマール市内の観光だけに予定変更です。

ホテルのフロントにボストンバッグを預けて、朝からえっさほっさと修道院に向かいます。
この山道の階段、崩れかけてて あぶねー！
いやはや、整備されてない山道を一人ぼっちでハイキング、これはかなり辛いものがあります。

汗だくになりながら修道院に到着、朝9時半過ぎの修道院は観光客も疎らで、ゆっくりと歩きながら見て回ります。

このキリスト修道院は12世紀に建築が始まり、当初はテンプル騎士団のポルトガルに於ける活動拠点でした。
テンプル騎士団は当初エルサレム巡礼者保護のために設立された修道騎士団でしたが、十字軍での活躍と共に徐々にその勢力を拡大、13世紀終わり頃には広大な領土や財力を併せ持った持った一大勢力となっていました。

テンプル騎士団の財力に目を付けた時のフランス王フィリップ4世は、ローマ教皇クレメンス5世（アヴィニヨンの捕囚で有名な、フランスの傀儡教皇です）を動かしてテンプル騎士団を異端（当時のキリスト教の世界では死刑判決に等しい）として断罪、フランス国内の財産や領地を全て没収し騎士団員を処刑しました。

フィリップ4世は諸外国にも騎士団員の処刑を要請しましたが、「フランスの茶番に付き合う義理はない」として、諸国の対応は冷ややかであったようです。
ポルトガル王も騎士団員の捕縛を拒否し、テンプル騎士団は「キリスト騎士団」と名を変えて存続していくことになります。

16角形の円堂内部にある8角形の礼拝堂です。その昔　修道騎士たちはすぐに戦場に赴けるよう、馬に乗ったままこの礼拝堂をぐるぐるとまわって祈りをささげていたそうです。
馬もそうだけど、人間も目が廻らなかったのかしら？(＠_＠;)

こちらは嘗てシナゴーグ(ユダヤ教寺院)だった建物、内部は写真撮影不可ですが、受付に座っていらしたおば様が、親切にあれこれと英語で説明して下さいました(でも半分しか判らん・汗)
15世紀に出されたユダヤ教禁止令により、ポルトガルにいたユダヤ人達は別の安住の地を求めて各地に散って行きました。このシナゴーグは、おば様によると『カリフォルニア在住のとくしかの寄付により修理再建された』との事です。

こちらはまだ若い黒猫ちゃん。お店のおじさんにはおもいっきり甘えるのに、私には警戒して、少ししか体を触らせてくれませんでした。ちゃみちぃよーーー(T-T)

修道院の見学を終えて、次はトマール市内を歩きます。あらら♪猫ちゃん発見♪ちょっとシャムの血が入っているのか、スリムでかわえぇのぅ♪

お昼ごはんは市内のバールで カプチーノと甘いドーナツ揚げパンの軽いランチ。
その後ホテルに戻り、タクシーを呼んで貰ってトマール駅、13:18発の各駅停車に揺られて 17:10にオリエンテ駅、そこから近郊線に乗り換えてQueluz-Belas（ケルース）駅→タクシーで 今夜のお宿に到着です。

ホテルの目の前がケルース宮殿、チェックインの後そのままケルース宮殿を見学。

このお城はリスボン中心部から微妙に離れていて(ロシオ駅から各停で20分)、シントラに行く途中にあります。
フランス、イタリアからの観光客はいたものの、日本人観光客には会えず終い、18:30が閉館なので、それまでゆっくりと宮殿内部、緑豊かな庭園を散歩しました。
宮殿内部も中々面白くて、観光客が少ない分、ロココのロマンにじっくり浸れます。
そして、素晴らしい庭園！
フランス式庭園とイタリア式庭園とが見事に混ざり合い、アズレージョの色彩を生かした噴水がその美しさに花を添えています。
私を悩ませるヒノキ花粉もいっさい無く(爆)、時折 涼しい風が木々の枝を揺らす音を聞きながら、お庭を歩きました。

チェックイン時に宮殿内のレストランを予約しておき、ゆっくりめのお風呂の後は晩ごはん。

このレストランはケルース宮殿の厨房を改築してレストランにしたもので、昔の厨房器具をインテリアに使用していて、ロマンチック度 満点。周りもカップルばかりで、若者も熟年も楽しげに語り合っておられます。
・・・・・・一人メシの悲哀が身に染みるぜ、おまけにスープは葱だしさ〜〜〜。
メインのチキンは地鶏のしっかりした旨味、それをパルメザン風の塩味とバルサミコの甘い酸味で頂きます。

『本日のお勧めメニュー』から『今日の野菜ポタージュ』『チキンのグリル、バルサミコとチーズのソース』を選んだのですが、何と！！！ ポタージュには大量の葱が入っていました！
うーうーうー、私はこのトシにっても未だ葱が食べられないんです！(号泣)
涙目になりながら葱を避けてポタージュを頂き、周囲を見渡すと・・・・・。

ワインはヴィーニョ・ヴェルデのハーフボトル、微発泡タイプのさっぱりした白ワインがよく合います。
デザートはビュッフェ方式、10種類以上のスイーツの中から3種類をチョイス、ああこれでまたカロリーが・・・・・。

明日は再訪＆最終目的地リスボン、最後まで頑張るべ〜〜〜♪