艶やかな陽光に、夜霧は向こうへ消えていく　オーストリア編１

2013/10/18 - 2013/10/27

タイトルに深い作為はありません。でも肌身で感じた初めての中欧は、まさにそんな印象だったと一言で言い表せます。あれがとても自然発生的な天候の一摂理であるとは、とても思えなかったのです。秋の足早な夕暮が去ってしまうと、冷暗な中欧の街々には闇と混ざった深い霧が降りて来ます。冷たく心地よい夜霧はしかし、遠くの街灯や足元の地面を煙らせて旅人の目を覆い隠し、耳元で囁きかけてきます。「何を見るな、決して語るな、そこからどこへも動くことは許されない」と。暗く陰惨な歴史を今でも忘れられない中欧、でも悲劇を受け入れ忘れまいとする心の強さもあるのが中欧。また一つ、新しい中欧の太陽が鉄のカーテンと僕の頭上を飛び越えて、昇っていくのでした。

エリア ウィーン(オーストリア)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: オーストリア航空

2013 10/24 11:49 シュテファン寺院脇

2013 10/24 12:10 シュテファン寺院

2013 10/24 12:47 グリーヒェン小路（PC処理済み）

2013 10/24 14:15 時計博物館

2013 10/24 14:30 時計博物館脇

2013 10/24 14:39 シュテファン寺院

2013 10/24 14:37 シュテファン寺院

2013 10/24 15:12 地球儀博物館

2013 10/24 17:38 ウィーン西駅近辺