2012/01/14 - 2012/01/15
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滄源は、大理の南400キロ、シーサーパンナの北西300キロくらいの、ミャンマーとの国境地帯にある町だ。
滄源は、イ瓦(wa)族という少数民族の自治県で、近くにはそのワ族の古集落がいくつかある。
滄源には臨滄からバスで5時間かかった。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 2.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー ヒッチハイク 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
滄源バスターミナル。
臨滄を8時に出発し、滄源に着いたのは13時。バス代は51元。
この建物の屋根の形もワ族っぽい感じを出している。
国境地帯なので、滄源に来るまでに検問があり、中国人は身分証、外国人はパスポートをそれぞれ検査される。 -
滄源では、この仙興招待所に泊まった。50元。
設備は値段なりだった。 -
滄源は、「摸你黒(monihei)」という祭りで有名だ。
毎年5月1日から4日まで行われ、みんなで全身に泥を塗りあう祭りだそうだ。
写真は、その祭りの会場。
町の端を流れる川沿いにある。 -
町の川沿いの対岸には畑が広がる。
この畑も上流の水をせき止めて畑にしたようだ。
この季節に菜の花が咲いてるのはやはりずいぶん南に来たんだなと思わせる。 -
畑の向こうの集落には、芒孟力(mangmeng)佛寺というお寺がある。
-
小さくて地味なお寺だけど、山に囲まれて景色がよい。
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お寺の集落から畑越しに街を見る。
標高が1,000メートル弱で、空の色が濃い。
朝晩の冷え込みも厳しく、吐く息が白くなる。 -
道路や町はきれいに整備されている地域もある。再開発したようだ。
人気は少ないが。 -
この辺の名物は、プーアル茶や紅茶だ。
22元でひと缶買った。味もよかった。 -
町の中心にある市場。
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市場の中では、ご当地の名物、涼豌豆粉を食べる。
葛とか心太とかと同じような、軽食で、これといっておいしくもない。 -
町の中心にある広場から、町を見下ろす。
民族衣装を着たおばちゃん達が休んでいる。 -
滄源で一番有名なお寺、「広允緬寺」。
広場から斜面を少し登ったところにある。 -
このお寺はイ泰(dai)族のお寺で、南方仏教と中華仏教の両方の影響を受けている建築だそうだ。
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入口が東側にあって、縦長なところなんかは、南方仏教の様式なのかな。
二重三重の棟も地方の特色がある。 -
金色の文様が美しい。
こういうのも、dai族の伝統的な様式だという。 -
次の日は、滄源の町から40キロ離れたところにある、翁丁という古民家群へ行った。
翁丁はワ族の集落で、原始的な生活を保っているというので有名な場所だ。
農貿市場の門前に乗り合いタクシーが集まっていて、そこで翁丁行きのタクシーを捜す。
しかしなかなか客が集まらず、結局満員にならずに50元で行ってもらった。
翁丁へは、この標識で降りて2キロくらい歩いて向かう。 -
途中には、こんな見事な段々畑が広がる。
季節がよければ綺麗かもしれない。 -
集落が近づいてきたしるしか、水牛の頭蓋骨が掛けてある。
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ここが、翁丁ワ族村落。
小高い丘に囲まれた狭い場所に、わらぶき屋根の家が密集している。
入場料は、50元くらいするみたいだが、チケット売り場を素通りしたらそのまま入れた。
タクシーの運転手が、素通りできると言ってたが、それは本当だった。 -
実はこの集落は、以前再開発したもので、言われているような原始状態ではない。道もきれいに整備されている。
左上に写りこんでいるのは、観光客向けの展望台。こんなに低いのに、お金を取るらしい。だが実際は登ってもお金を取りに来る人なんていないんだろうが。 -
この集落には、ちゃんと電線があり、電気が通っている。
残念ながら原始状態ではない。
翁丁よりタクシーでさらに奥に行くと、電気も通ってない本当の原始状態の集落がいくつもある、と運転手は言っていたが、そこまで冒険する気はなかった。 -
屋根の甍は竹を組み合わせて作ってある。
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家の軒先に糸が干してある。
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集落の女性は、こうやって織物をして小遣い稼ぎをしているようだ。
この長いのは、伝統的な織機らしい。 -
集落の女性。
お願いして写真を撮らせてもらった。こういうところだとお金を要求されるかな、とびくびくしていたら、そんなことはなかった。
観光客が全然来ないので、観光客を頼って食べていこうという気がまったくないようだ。
このワ族の特徴的な習慣の一つは、こういうふうに女性でもパイプをふかすということ。 -
調子に乗ってさらに写真を撮らせてもらう。
こちらの老婆は民族衣装にパイプという完璧な組み合わせ。 -
「イ瓦王府」という建物。ワ族の王の政庁らしい。
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建物は二階建てになっている。
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建物の中。ここで会議を開いていたようだ。
奥にあるのは王座。 -
王の椅子のアップ。
民族衣装を着て写真を撮ることもできるようだ。 -
建物の中にいたおじいさんにお茶をご馳走になった。
何を言っているかはぜんぜん分からなかったが。 -
ワ族の伝統楽器。木で作った太鼓らしい。
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王府の隣には、博物館があった。
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博物館の中。
農具や家具なんかが展示してある。 -
広場の向かいには、民族衣装を売っている店があった。
使い道が分からないので買わなかったが。 -
最後は、正門から出て行った。
この翁丁ワ族集落は、20年くらい前に日本人の民俗学研究者が6年間滞在し、ワ族と日本人の先祖が一緒らしいというのを研究の結果明らかにしたらしい。多くの習俗が似通っていたらしい。
その研究が発表され、ワ族が中国でも注目されて、ここの再開発に繋がっていったという。
どんな研究だったんだろうと興味がわいたが、結局それっきりになっている。
とにかく、何とはなしに行った村落が日本人に縁のある場所だった、というのが意外だった。 -
翁丁から滄源の町までの帰りはタクシーがなく、また標識のところまで2キロ歩いて戻り、道行く車をヒッチハイクしなければならなかった。
ヒッチハイクといっても、お金はもちろん支払う。
ほどなく、止まってくれる車はあり、20元で町まで連れて行ってもらった。
中国ではこういうのは極めて普通のことで、一般車を止めてお金を払って目的地まで連れて行ってもらうのは、若い女の子でもやることだ。
写真は、滄源の外れの菜の花畑。
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