2014/05/11 - 2014/05/11
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jilllucaさん
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今日は日本が誇るレッサーパンダの聖地・長野市茶臼山動物園です。
ここ最近、札幌市円山動物園や静岡市日本平動物園を筆頭にレッサーパンダ舎のリニューアルが行われ、他の園でも展示方法に工夫が加えられて魅力的な園が増えたために相対的に茶臼山動物園のずば抜けた聖地感は少々薄れた感じは否めないものの、ソフト面では飼育数18匹、何年も続く繁殖の成功、ハード面では自然とよく調和したレッサーパンダの森や、レッサーパンダの可愛らしさ楽しさを肌で感じることができるレッサーパンダハウス等、明らかに日本のレッサーパンダ飼育ではトップを独走している動物園です。
1月の”レッサーパンダのおもちゃを作る”イベント以来ご無沙汰していたので久々の茶臼山、今日は土曜なのでロン君にも会えるのがとても楽しみです!!
これまでのレッサーパンダ旅行記はこちらからどうぞ→http://4travel.jp/travelogue/10652280
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昨夜は長野に泊まり、今朝は長野駅8時43分発のしなの鉄道直通のJR信越線列車で篠ノ井駅に向けて出発です。
車内で茶臼山動物園の広告を見つけてました。 -
篠ノ井駅からは西口9時15分発のZOOぐるバスに乗り換えです。
ZOOぐるバスの乗車料金は片道200円ですが、300円の1日券を購入すると茶臼山動物園の入園料が100円割引になるのでお得です。
バスは茶臼山動物園南口が終点ですが僕はレッサーパンダ舎に近い北口で下車、モノレールがちょうど出発した後だったので急坂を徒歩で登り動物園へ・・・モノレールが出来る前は当たり前のようにこの坂を登っていましたが今となってはきついものですね。
ちなみにモノレールは片道100円で乗車できます。 -
こちらが茶臼山動物園の北口です。
入園料は大人500円ですが、バスの1日券提示で400円となりました。 -
北口から入園するとすぐ右にレッサーパンダ舎があります。
屋外放飼場の”レッサーパンダの森”へ。
レッサーパンダの森には7つの屋外放飼場がありますが、今日はそのうちの4つを使用してパンダの展示が行われていました。 -
入って2番目の放飼場にはいつも通り風鈴ちゃんです。
風鈴ちゃんは2007年7月11日千葉市動物公園生まれ、お母さんはチィチィちゃん、お父さんは風太君です。
ちょっとつり目で茶臼山にはいないタイプの女の子、運動神経抜群です。 -
風鈴ちゃんのお隣のかつてはココロちゃん(現・三島市楽寿園)がよく使っていた放飼場は妹のサラちゃんが引き継いでいます。
サラちゃんは2009年6月19日生まれ、お母さんはセイナちゃん、お父さんはキキ君、3つ子の兄妹にジジ君(現・那須どうぶつ王国)とノンちゃんがいます。
容姿、毛並、愛嬌の3拍子揃った茶臼山のフォトジェニッククイーンです。 -
サラちゃんのお隣の放飼場にはシンゲン君。
シンゲン君は2011年6月22日生まれ、お母さんはアジサイちゃん、お父さんはチャオ君です。
動物園と水族館の情報誌「どうぶつのくに」の読者投票でシンゲンと言う名前が付けられました。
シンゲン君も早や3歳、そろそろお婿入りを考えなくてはならない時期ですね。 -
シンゲン君から2マス空けた放飼場にはタイチ君が単独でいました。
タイチ君はタイチ君は2005年7月1日高知県立のいち動物公園生まれ、天王寺動物園を経て2012年5月に茶臼山動物園にやって来ました。
普段はこの放飼場はペアでの展示が多いので「あれっ?」と思い、ちょうど近くにおられたキーパーさんにお聞きしたところ、「タイチがお腹を壊していて食欲が無いようなので、まずは単独で出して食の様子を見ているところです。後ほどアジサイを出しますよ」とのことでした。
同居状態で、お腹のすぐれないタイチ君がリンゴをもし大量に残すと、アジサイちゃんが2人前のリンゴを食べてしまうので、そうならないようにまずはタイチ君だけを出してリンゴを食べるか確認していたんだそうです。
ちなみにタイチ君はやはりお腹がすぐれないようでリンゴは食べずにすぐに木の洞に入ってしまい、今日はほとんどそこから出てきませんでした。 -
シンゲン君は早くも朝食を終え放飼場に生えているピーピー豆(カラスノエンドウ)をつまみ食い。
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タイチ君の放飼場にアジサイちゃんが出てきました。
アジサイちゃんは2006年6月22日多摩動物公園生まれ。
チャオ君とのペアリングで4年連続で出産し6匹の子供を育てる茶臼山の次世代を担うお母さんパンダです。
今年はタイチ君とのペアリングが行われましたが交尾には至らなかった模様で、キーパーさんにお聞きしたところ「タイチはどうやら耳があまり聞こえてないようで、雌の恋鳴きが聞こえてないようなのです」とのこと・・・そう言われて初めて今までのタイチ君の奥手ぶりが腑に落ちた気がしました。
貴重な血統で、茶臼山にはいないタイプのタイチ君なので是非子孫を残して欲しいと期待していたのですが、そんな悲しい理由があったとは・・・でも、出来れば来年以降も諦めずにペアリングを続けて欲しいと心からお願いしたいです。 -
レッサーパンダの森から屋内展示場レッサーパンダハウスへ。
現在、茶臼山動物園には16匹のレッサーパンダが暮らしています・・・写真では18匹いますが、ココロちゃんとルナちゃんが三島市楽寿園に既に引っ越していますので16匹となっています。
国内のシセンレッサーパンダの飼育園としては最多の飼育数を誇るレッサーパンダの聖地です。 -
今日の展示配置図です。
屋外に5匹、室内4匹、そして、バックヤードに7匹です。
後ほどご紹介しますが、茶臼山動物園のレッサーパンダのバックヤードは他の動物園の展示場を遥かにしのぐ豪華な布陣となっており、その層の厚さはさすが聖地です。 -
茶臼山のレッサーパンダハウスには4マスの運動場があり、そのうち3つが渡り廊下でつながっています。
そのつながった3マスは基本的には前年生まれの仔パンダの幼稚園〜小学校となっています。
現在は昨年生まれの双子のタイヨウ君とアンズちゃんが暮らしています。
こちらアンズちゃん。 -
そしてこちらがタイヨウ君。
タイヨウ君とアンズちゃんは2013年6月21日生まれ、お母さんはアジサイちゃん、お父さんはチャオ君です。
レッサーパンダの場合、往々にしてあるのですが・・・毛色が濃くキリリとして男のっ子っぽい方が女の子のアンズちゃん、毛色が薄くいかにも女の子っぽい方が男の子のタイヨウ君です。 -
タイヨウ君とアンズちゃんと言えば茶臼山史上最強のビビりちゃん(苦笑)
1月26日に実施された”レッサーパンダにおもちゃを作るイベント”では、突如現れた見慣れないおもちゃにビックリしすぎて大騒ぎになりました(旅行記→http://4travel.jp/travelogue/10854227)が、そこはさすがに好奇心旺盛なお子ちゃま・・・既に例年の仔以上におもちゃを使いこなすようになっていました。 -
ハンモックで遊ぶタイヨウ君。
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てけてけて〜と軽快におもちゃからおもちゃへと渡り歩いていました。
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渡り廊下の上から人間観察!!
1月の時はあまりのビビりっぷりに「どうなることやら」と心底心配しましたが・・・人との距離が近い渡り廊下でこれだけリラックスできてるならもう安心ですね。 -
アンズちゃんも。
茶臼山動物園ではこれからの季節、予想気温が30℃を越える日は屋外放飼場であるレッサーパンダの森でのレッサーパンダの展示は行われず、このレッサーパンダハウスでのみの展示となります。
その場合はタイヨウ君とアンズちゃんが主役を張ることになりますもんね・・・これだけ動きのある兄妹でしたら充分主役を務めれますね!! -
そして、おチビちゃんズとは対照的にのほほんとした雰囲気を醸し出しているのがチャオ君とノンちゃんのペアです。
チャオ君とノンちゃんは2年ぶりのペアリングとなりました。 -
チャオ君は2006年7月6日鯖江市西山動物園生まれ、現在までにアジサイちゃんとの間に6匹、ノンちゃんとの間に2匹の子供がいる茶臼山の次代を担う男です。
ニックネームは”チャオ王子”!! -
ノンちゃんは2009年6月19日生まれ、先ほどご紹介したサラちゃんと那須にいるジジ君と3つ子兄妹です。
一昨年にチャオ君との間に双子を出産しママになりました。
ニックネームは”動けるむっちー”。
一昨年のペアリングの際には立場的にチャオ君が強く、ノンちゃんが弱い様な感じでしたが、ママになってノンちゃんが精神的に強くなったのでしょうね、今年はチャオ君がノンちゃんにすごく気を使っているように見受けられました。 -
それにしてもむちむちなノンちゃんのお腹・・・仔パンダ何匹入ってますか?
もともとむっちーなノンちゃんですが・・・さすがにこれは妊娠でしょ!? -
レッサーパンダの森に戻ってみると、アジサイちゃんはたれぱんだでお休み中、タイチ君は木の洞の中でこちらもお休み中。
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シンゲン君は陰干し状態。
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フォトジェニック・サラちゃんは可愛い笑顔をくれました。
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風鈴ちゃんは可愛く欠伸〜。
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レッサーパンダ舎を離れ子供動物園へ。
お目当ては4月25日に釧路市動物園からやってきたアルパカのパール君!!
茶臼山動物園ではここ3年ほど冬期間だけ栃木県の那須どうぶつ王国からアルパカを借りて展示していましたが、2年前、昨年と2年連続でやって来たソヨカゼ君、今年来たキナコちゃんん共に大人気で園には「アルパカを通年で見たい」と言う要望が多く寄せられたそうです。
そんな声に応えてやってきたのがパール君!!昨年10月生まれのまだまだ仔アルパカです。 -
ソヨカゼ君、キナコちゃんともにそれなりに大人で大きかったですが、パール君はやはりまだまだ子供なので小柄でとても可愛かったです。
茶臼山初の常駐アルパカさんになるパール君、人気が出るのは間違いないところです。
ちなみに、新聞報道によるとパール君はレッサーパンダとの交換前提で釧路から茶臼山にやってきたそうで、釧路市動物園側の施設が整う秋以降で茶臼山からレッサーが釧路に行く可能性があるようです。
そうそう、茶臼と釧路と言えば、アムールトラのリング君も近々釧路から茶臼にやってくるそうで、ミライちゃん待望のお婿さんの来園となりますね(リング君は5月23日無事移動してきました)。 -
自分の個体紹介掲示のすぐ上で自慢のタテガミをなびかす臼三君。
なんてすばらしい構図なのでしょうか・・・にわかにライオン舎前は撮影会状態になっていました。 -
レッサーパンダ舎から遠く普段はなかなか足を運べないアフリカ平原・・・アミメキリン、グラントシマウマ、シロオリックス等が暮らしています。
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最近の茶臼山キリンの話題と言えば、昨年来園した埼玉こども自然動物公園生まれのガンバ君の大放飼場デビューがあるのですが、残念ながら今日はガンバ君は予備放飼場にいました。
大放飼場ではベテランママのカナエちゃんに昨年9月生まれのヨウタ君が可愛く甘えていました!! -
南口から一旦退園して、園の外周路を下ると北口の手前でレッサーパンダのバックヤードが見える場所があります。
5つの屋外ケージに5匹のパンダ・・・他の一般的な動物園ならこの面々だけで充分展示が成り立ちそうで、茶臼山の陣容の豊富さが覗えます。 -
バックヤード向かって左からご紹介。
まずはケンシン君。
ケンシン君は2012年6月18日生まれ、お母さんはアジサイちゃん、お父さんはチャオ君、双子兄妹にサチちゃん(現・多摩動物公園)がいます。
1歳上のお兄ちゃんが先ほどご紹介したシンゲン君なので弟君はケンシン君と名付けられました。 -
そして、ケンシン君のお隣がノゾム君。
ノゾム君は2012年7月5日生まれ、お母さんはノンちゃん、お父さんはチャオ君、双子兄妹にネネちゃんがいます。
2012年に茶臼山では4匹のパンダが生まれましたが全員チャオ君の子供です。
明けて2013年のレッサーパンダハウスはこの4匹の異母兄妹の大運動会が繰りひろげられました。 -
ノゾム君のお隣には御大キキ君・・・ノゾム君のおじいちゃんです。
キキ君は2000年7月4日周南市徳山動物園出身、流星ちゃん(すでにお星さま)との間に3匹、セイナちゃんとの間に14匹の子供がおり、子供達は全国で活躍しています。
今年14歳のキキ君ですが、柵に登ったり、隣のネネちゃんに遊びを仕掛けたりとても元気でした。
ノンちゃんの出産、子育てが一段落した来年の新春には再びレッサーパンダハウスでのキキ君&セイナちゃんの展示をお願いしたいです。 -
キキ君のお隣は・・・モモちゃんと一瞬迷いましたがネネちゃんです。
ネネちゃんはノゾム君と双子兄妹ですのでキキ君のお孫さんです。
とても可愛らしい女の子です。 -
ネネちゃんのお隣はご存知ロン君!!
ロン君は2005年6月23日生まれ、お母さんは流星(リューシン)ちゃん、お父さんはキキ君、3つ子兄妹にセイタ君(現・札幌市円山動物園)、キララちゃん(姫路セントラルパーク)がいます。
人工哺育で育ったためにとても人に慣れているために土日祝にはロン君のふれあいイベントが行われます・・・もちろん今日もありますよ。 -
それにしても豪華なバックヤード!!
キキ君とネネちゃん。 -
北口から再入園してレッサーパンダハウスへ。
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ちょうど孟宗竹を新しく交換した後だったようでノンちゃんが美味しそうにムシャムシャ食べていました。
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そんなノンちゃんの様子を眺めるチャオ君。
チャオ君がとてもノンちゃんに気を使ってあげているのがよく分かりました、前回の一昨年のペアリングではここまでこなれた感じはなかったようにおもいますので、このペアも精神的に進歩しているんでしょうね。 -
仔パンダーズの孟宗竹も交換です、交換するキーパーさんの様子を興味津々の眼差しで見つめます。
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タイヨウ君とアンズちゃんには、スバル君(現・鹿児島市平川動物公園)、シンゲン君、ケンシン君、サチちゃんと4匹の兄姉がいるわけですが、昨年生まれのこの兄妹は長兄のスバル君に雰囲気がとても似ていると思いました。
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ロン君イベントは北口入ってすぐ、レサーパンダの森のすぐ横の広場と言いますか坂の途中で行われます。
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13時30分になり主役の登場です!!
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イベントは約15分。
まずはキーパーさんからレッサーパンダやロン君個人(個小熊猫)のお話があり、背中や尻尾を触らしてもらい、記念撮影となります。 -
長年ふれあいイベントを実施しているプロの職業レッサーパンダであるロン君ですので記念撮影中のカメラ目線はお手のもの・・・いつも思うのですが彼はカメラがどういう役割の物か分かっているんではないでしょうか。
夏の期間もロン君イベントは実施されますが、暑い日はさすがにロン君の気力も散漫になり早く帰りたがるそうです・・・ロン君が涼しい日陰となる屋根のある様な場所でイベントが出来ればいいんですけどね。
ちなみにお盆期間に行われるナイトズーでは夜間にロン君イベントが実施されますよ。 -
今日もたくさんの人とふれあって、記念写真を撮ったロン君・・・お疲れ様でした!!
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一仕事終えたロン君にカメラを向けてみると、ロン君も鼻先をレンズに近づけてきてくれました。
魚眼レンズとかだったらさらに可愛い写真になっただろうな〜。
ありがとうね、ロン君!!
また、来るね!!
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