2014/03/24 - 2014/03/24
200位(同エリア594件中)
ポジーさん
子供が生まれて早6ヶ月あまり。おかげさまですくすく育ち、首も座り、寝返りもできるようになりました。身体もだいぶしっかりしてきましたので、少し長めの旅行もOKかなって判断し、今回は思い切って3泊4日の本格的な旅行に行くことにしました。元々は台湾あたりに行こうと思い飛行機も予約までしていたのですが、多少日程がキツイこともあったので今回は断念、代案として考えたのが奈良旅行です。また、奈良まで行くならついでに私の祖父祖母にひ孫の顔を見せようと思い、里帰り+奈良旅行という計画になりました。
今回の旅行4日目は憧れの法隆寺。言わずと知れた世界最古の木造建築を有する日本屈指の古刹であり、単体で世界遺産登録もされている貴重な飛鳥時代の遺構を堪能してきます。修学旅行でも訪れたことがあるはずですが、大した記憶もなくほぼ初訪問の気分で見学することができました。法隆寺だけでもじっくり回れば二時間以上はかかること、この日のうちに車で東京に帰らなければいけませんでしたので、基本的には法隆寺中心の旅行記です。
今回の訪問場所
・若草山(鹿と戯れながら雄大な展望を楽しむ)
・法隆寺(日本初の世界遺産)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 3.5
- 同行者
- 乳幼児連れ家族旅行
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自家用車
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旅行4日目は法隆寺がメインですが、せっかく若草山の旅館に泊まったので若草山山頂に立ち寄りたいと思います。ヘアピンカーブが続く道を車を走らせること10分程度で駐車場に到着、そこから徒歩数分で見晴台に到着です。
若草山 自然・景勝地
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芝草が綺麗に刈り払われて遮るものは何もありません!奈良の街並みが一望です!
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興福寺の五重塔や中金堂の再建工事の風景がくっきり見えました。
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若草山の山頂付近を散策、奥に進むと…。
若草山 自然・景勝地
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お、こんもりした丘があるよ。実は若草山山頂には鶯塚古墳と呼ばれる古墳があるんです。
若草山 自然・景勝地
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こんな見晴らしのいい山頂に一等地に古墳を築けるって、かなり格の高い人が埋められてるのかなぁ。
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そしてこの古墳の現在の支配者は鹿たち。群れをなして悠々自適に暮らしているようです。
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古墳の突端に向かう道にも鹿だらけ。前方後円墳のようです。
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円墳部分には鶯陵と書かれた石碑がポツリ。周りが絶景で何もないので余計に石碑の存在感が引き立つようです。
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そろそろ鹿たちに別れを告げて法隆寺に向かいましょう。バイバイ。
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奈良市街と法隆寺って意外と遠くて車で40分以上かかってしまいました。道すがらに鉄道を眺めながら車を走らせます。
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そしてとうとうやってきました!飛鳥仏教美術の宝庫、世界遺産の法隆寺です。
正面に見えるは法隆寺の総門である南大門。室町時代に建てられた門で国宝指定されています。 -
南大門の屋根に小ぶりな鬼瓦が三つ。
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南大門を一歩進むと法隆寺の壮大な伽藍が広がっていました。
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土塀に唐門。ともに重要文化財に指定されています。というより境内の建物はほとんどが国宝もしくは重要文化財級のものばかり。
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法隆寺の西院伽藍。五重塔、金堂を中心とした建築群は7世紀後半の創建で、世界最古の木造建築群として名高い法隆寺の象徴です。
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西院伽藍の玄関である中門。屋根の反りが独特の形状で飛鳥様式と呼ばれているそうです。長年の風雨に耐えた風格を感じさせます。
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中門には日本最古の金剛力士像が鎮座。
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八世紀に造られたと言われる仁王像は参拝する全ての人に睨みを効かせているかのごとく、躍動感に溢れた素晴らしい仏像です。
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世界最古の木造五重塔。1300年以上、この地に立ち続けている日本の宝です。他の五重塔に比べて一番下の部分が大きいですよね。
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上から下までのバランスが素晴らしく息を呑みます。
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そして五重塔と並び立つ金堂。法隆寺の本堂と呼べる最も重要な聖域です。
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金堂の屋根を支える梁にはこのような装飾が施されています。
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こちらには竜の装飾が施された柱。
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正面から見上げる金堂。
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西院伽藍の奥中央には大講堂。こちらは落雷による失火があり平安時代に再建されたものです。
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金堂と五重塔をセットで見上げます。
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別の角度から。飛鳥時代の薫りが漂ってくる壮大な伽藍です。
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金堂と五重塔を囲む回廊もほぼ同時期に建てられたもの。
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うーん、見飽きることが無いなぁ。
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金堂を横から見るとまた違った印象を受けました。
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西院伽藍の見学はここまでにして次に向かいます。
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柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺 の句碑がありました。
すみません、ずっと芭蕉の句かと思っていましたが、正岡子規だったんですね。 -
聖徳太子を祀る聖霊院。鎌倉時代の建築物です。
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東室に妻室の並び。いずれも僧侶たちの生活空間です。
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法隆寺が所蔵する寺宝を公開する大宝蔵院に向かいます。アルカイックスマイルで名高い百済観音などが見学できますよ。撮影禁止なので絵はありませんが。
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大宝蔵院の見学を終え、今度は東院伽藍に向かいます。東院と西院を結ぶ参道には縁日さながらに屋台がたくさん出ています。でも雰囲気を壊す気がして少し残念な感じですが。
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西院と東院の間を結ぶ参道にある東大門。奈良時代の建物でこちらも国宝建築。とても古い建物がそこらかしこにある法隆寺ってすごい。
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土塀に囲まれた小路、とてもいい雰囲気♪
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東院伽藍にやってきました。正面に見えるのは鐘楼です。
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東院も西院同様回廊に囲まれています。こちらは南面に備わる礼堂。
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そして東院の本堂ともいえる夢殿。聖徳太子を模した観音菩薩像をご本尊とする八角堂です東院はもともと聖徳太子一族が住居とした斑鳩宮跡に建てられた伽藍なんです。まさに聖徳太子を偲んで造られた伽藍ですね。
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美しい反りを持つ優美なお堂ですねぇ。奈良時代の建物でもちろん国宝指定されています。
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屋根の頭頂部に飾られる装飾。
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舎利殿と絵殿。舎利とは仏陀の遺骨のことでその舎利が納められているお堂のことです。舎利殿に連結して絵殿と呼ばれる建物もあります。こちらは聖徳太子の事績を描いた障子画が納められています。御釈迦様と聖徳太子が同列に並んでいるあたり、法隆寺っぽいですよね。
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向かって右側が舎利殿、左側が絵殿。
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回廊を出て再び鐘楼。鎌倉時代に建てられたものでこちらも国宝です。
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回廊の外には伝法堂という建物もあります。もともと聖武天皇夫人の住居を移築したもので奈良時代の住宅遺構として貴重なものです。
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北室院本堂。年代が比較的新しいためか特徴が異なりますよね。まあ新しいといってもこれも重文建築なんですが。
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古建築ばかりで少しお腹いっぱい。そろそろ帰りましょう。
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帰りがけに修学旅行の集団と鉢会いました。今も昔も法隆寺は修学旅行の定番です。
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もう一度振り返って…。さようなら、法隆寺。
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お昼は奈良名物の柿の葉寿司。それぞれ具が異なっており美味しかったです。
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あとはひたすら高速を飛ばして帰るのみ。新東名で見えた富士山。東京まではあと3時間くらい…。
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足柄SAに着いた頃にはすっかり暗くなってしまいました。この辺で旅行記は終了。
お付き合いくださりありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (1)
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- みかりさん 2014/05/06 23:41:32
- やっぱり見応えある街
- ポジーさん、こんばんは。
奈良旅、楽しく拝見しました。お子さんと行く初めての長旅・・・
色々大変だったでしょうが、観光もしっかりして名物のお食事をして
大充実の旅になりましたネ。
お子さんが覚えている事は無いだろうけど・・・(笑)
何年後か、6カ月の時に奈良に行っただろう〜なんて話が出て・・・
もう一度親子で訪れたりするんでしょうね〜♪
奈良には中学の修学旅行以来訪れていませんが・・・やっぱり見応えが
ある街ですね。中学生の頃はお寺巡りなんてツマラナイの一言だったけど
大人が訪れて、魅力的に感じる場所ですね。
懐かしいお寺を眺めていたら、キチンと周ってみたくなりました。
みかり
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