その19　2014 春　EL　 DANSHARI 　PATAGONICO　　　ブエノスアイレスへ ・ もうひとつのタンゴショー

2014/04/08 - 2014/04/08

ペリト・モレノ氷河の壮大さによる興奮が冷めやらぬまま、翌日午後、再度ブエノスアイレスまで戻ってきました。

夕空に掛る半月。

楽しい旅の日々が過ぎるのは、あっと言う間です。


最後の夜には、楽しみにしていたもう一つのタンゴショーに行きました。

パタゴニア断舎離旅行　最後の夜がふけてゆきます。



行程

2014.3.27
NRT-HKG　CX501 10:35-15:00
HKG-JFK CX846 18:55-22:40

3.28
JFK-MIA AA2243 5:45-8:45
MIA-EZE AA999 10:45-20:40
BUENOS AIRES , ARGENTINA , HOTEL DAZELLER SAN MARTIN

3.29　
EZE-BRC AR1686 8:50-11:10
SAN CARLOS DE BARILOCHE , ARGENTINA , HOTEL EDELWEISS


3.30
SAN CARLOS DE BARILOCHE , ARGENTINA , HOTEL EDELWEISS

3.31
BRC-AEP AR2681 15:45-17:48
BUENOS AIRES , ARGENTINA , HOTEL DAZELLER SAN MARTIN


4.1　　
AEP-USH AR1890 15:55-19:30
USHUAIA , ARGENTINA , HOTEL ALBATROS

4.2-4.5　
CRUCEROS AUSTRALIS
USHUAIA , ARGENTINA - PUNTA ARENAS , CHILE

PUNTA ARENAS , CHILE - PUERTO NATALES , CHILE　
PUERTO NATALES , CHILE , HOTEL COSTAUSTRALIS

4.6
PUERTO NATALES , CHILE - EL CALAFATE , ARGENTINA
EL CALAFATE , ARGENTINA , HOTEL KOSTEN AIKE

4.7
EL CALAFATE , ARGENTINA , HOTEL KOSTEN AIKE　　

4.8
FTE-AEP AR1877 15:05-18:01　　←現在はここです
EL CALAFATE , ARGENTINA - BUENOS AIRES , ARGENTINA
BUENOS AIRES , ARGENTINA , HOTEL DAZELLER SAN MARTIN

4.9
EZE-JFK AA954 20:30-6:20

4.10
JFK-HKG CX841 10:00-14:00＋1

4.11
HKG-NRT CX500 15:10-20:30

エリア その他の観光地(アルゼンチン)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

本日は、午後のアルゼンチン航空の便でブエノスアイレスに戻るので、それまではフリーです。

グラシアリウム（氷がテーマの博物館）にでも行こうかと思いましたが、結局荷造りをやり直しただけで、後はのんびりと過ごしてしまいました。

レセプションにお願いし、チェックアウト時間を午後１時にしてもらったので、ゆっくりできました。

スーツケースをロビーに置いて、外に出てみます。

今日はちょっと寒いようです。天気も曇り気味でした。

いそいでロビーに戻ります。

送迎の時間になりましたが、それらしき車はやって来ないようで、私と同じ旅行会社を待っていると思しき御夫婦の旦那さんが、声を掛けてきました。

「３時過ぎの、ブエノスアイレス行きに乗るのかい？」

「そうなんです。お迎え来ませんね。」

時計を見る限り、結構押せ押せの時間です。

さらに待ち、ようやくお迎えのバスがやってきました。

混載送迎のため、バスはさらに他のホテルもまわり、合計５組の乗り合わせとなりました。

送迎バスにもチェックインガイドさんが乗っており、それぞれにウェブチェックインしたボーディングパスのプリントアウトされた用紙を渡しました。

私以外の方々は、ブエノスアイレス以降さらに乗り継ぎをするそうで、同じホテルから乗った御夫婦は、バリローチェに行くのだと話されていました。

エル・カラファテの空港に到着です。

チェックインタイムギリギリだったので、急いでカウンターに向かいました。

やはり、ギリギリなので混んでいます。

地方の空港なので、今並んでいる方々は皆同じ便に乗るので、置いていかれることはないかと思います。

その後は、保安検査の手前にある窓口で空港税を払います。

エル・カラファテでお土産を買おうかと思っていましたが、コレだ！と思うものにめぐり会えず、空港まで来てしまいました。

赤いマトリョーシカがトレードマークのマムーシュカのチョコレート屋さんがありましたが、時間がなくて寄ることができませんでした。

保安検査の後のボーディングパスチェック時に、乗り継ぎはあるのかと聞かれたので、「ないです。」と答えました。

ゲートまで来たので、トイレに行っておこうと思いましたら、電気が切れて中は真っ暗でした。

同じくトイレにいたお姉さんが、「こうすればいいわ。」と言って、近くにあった＜清掃中＞の立て看板をドアに挟みこんで外の光が差しこむようにしました。

当の飛行機は、アルゼンチン航空なので、やはり搭乗開始時刻が遅れます。(失礼！）

ただし、10分だけ。

飛行も安定し、軽食が配られます。

スナックの味だけ、若干今までのものと違います。

今回は、エル・カラファテの箱が回ってきて喜ぶ私。

今回の旅では、オレンジ色・ブエノスアイレス（カミニート）、黄緑色・イグアスの滝、水色・エル・カラファテ（ペリト・モレノ氷河）の箱に当たりました。

残されたもう一つの箱は、紫色をしていましたが、どの地方の物だったのか気になります。

FTE-AEP AR1877

段々とブエノスアイレスに近づきつつあります。

そして、なんと、こともあろうが、この便は、定刻の18時1分よりも気持ち早くブエノスアイレス・アエロパルケに到着してしまったのです！

アルゼンチン航空なのに！(失礼）

到着時、機長の喜びのアナウンスが入り、乗客の皆様も拍手喝采の大喜び！

個人的には、もうひとつの大手航空会社Ｌ社押しなのですが、散々遅延の憂き目に遭わされてもなお、そんなアルゼンチン航空も嫌いになれない自分がいました。

ふと気が付けば、いままで大体沖で下ろされていたのが、今回はゲート接続だったのですね。

乗り継ぎの方々も、今回は順調に事が済み、安堵されていることでしょう。

この、下りのみの

エスカレーターに乗り、

バゲッジ・クレームに向かいます。

こちら側から入るのは、初めてです。

さて荷物は？

荷物も順調に出てきました。

１週間前の話通りに、お迎えには、陽気な御紳士Ｅさんが来てくれていました。

「やあgranate、ウシュアイアとエル・カラファテはどうだった？」

「いやー、Ｅさん、お久しぶりです。良かったですよ。ペリト・モレノ氷河が凄く良かったです。天気が良かったので最高でした。」

「そうか、それは良かったね。」

「ブエノスアイレスの天気はどうだったんですか？」

「いやー、今日はいい天気だったけどね、ここ２〜３日物凄い雨だったんだよ。」

「そうだったんですか。」

空を見上げれば、半月が掛っていました。

そういえば、月の見え方も北半球と南半球では逆になるのですね。
数日前、チリのプエルト・ナタレスで見た三日月も、日本で言う下弦の月のようでした。

明日も、良い天気になりそうです。

三度のHOTEL DAZELLER SAN MARTIN に到着です。
Ｅさんにお礼を言ったところ、明日の市内観光のドライバーも彼が担当とのこと。

「じゃあまた明日、楽しみにしています！」
と　言って、お別れしました。

ホテルのチェックインに関しては、３度目まので、実にサラッとカードキーだけ受け取って修了しました。

今度の部屋は11階です。

ここで、何が楽しみかと言えば、私の中でこのホテルはもうネタホテルなのです。

初日は、タオルが無く、2回目は掛け布団無し＆オートロックなのにドアの建け付けが悪くてなかなかドアが閉まらず。

そして、今度は！

キタ！

使用済み石鹸そのまま放置！

ドライヤーは、さすがに壊れたものをそのままにするのもどうかということで取り外されていました。

その点は、潔いと思いました。

しばらくすると、部屋のドアがノックされ、部屋係の女性が新しいタオルと石鹸を持ってやってきました。

「ごめんなさい、お掃除がまだ途中で。その石鹸はね、女の子、女の子が使ったものだから。ごめんなさい。」

こちらとしては、むしろ面白がってしまっていたので全く気にはしていませんでした。

そうこうしているうちに、タンゴショーのお迎えの時間になってしまいました。

タンゴショーの送迎は大体大型バスであることが多いのですが、今回は珍しくワゴンでした。

タンゲリア　El Viejo Almacen　＜エル・ビエホ・アルマセン＞に到着です。

まずは

指定されたテーブルにて

夕食を頂きます。

赤ワイン

サラダ

パン

メインのステーキ

デザートのアイス

コーヒーは別料金で、30アルゼンチン・ペソでした。

食事が終わると、

一旦店から出て道を渡り

タンゴショーの会場に移動します。

今回の旅の計画では、最初タンゴショーに行くのは、この１回だけのつもりだったので、Ｂ社さんに、前回行ったエスキーナ・カルロス・ガルデルの次のお勧めを聞いてみたところ、ここを挙げて頂きました。

予定を組んでいく内に、最初のバリローチェの後にも時間ができそうなので、その次のお勧めで挙げて頂いたのが、先日行った＜ La Ventena＞だったのです。

ショーの席も指定されており、シャンパンを頂きました。

お店の方に聞いてみたところ、こちらではショーの画像撮影をしても良いとのことでした。

いよいよでしょうか。

始まりました。

タンゲリアといっても、タンゴショーだけではないところもあるそうですが、

こちらはタンゴと

フォルクローレがメインのようでした。

歌がまた、素晴らしかったです。

ピアソラのタンゴもありました。

最後の方で

じっくりと、ピアソラの＜アディオス・ノニーノ＞の演奏がされました。

思えば、この曲をもう一度聞きたくてアルゼンチンまでやってきたという思いもあります。

また来ることができて良かったです。

本当にありがとう。

余談ですが、こちらのタンゲリアは、他の店とは違い、
いかにも＜チップ置いてくださいね的な表現＞はありませんでした。

タンゴの余韻に浸りつつ、お迎えの車に乗ります。

夢の中のようだったこの旅も、残すところ後１日です。