2014/04/26 - 2014/04/26
64位(同エリア242件中)
玄白さん
社会人卓球サークルのいつものメンバーと2ヶ月ぶりの温泉旅行に行って来ました。今回は宿泊なしで日帰り温泉2ヶ所と、南会津町(旧舘岩村)前沢に残る曲家集落を見学してきました。最初の温泉は木賊(とくさ)温泉岩風呂、昼食後は桧枝岐温泉駒の湯に浸かり、帰りに前沢曲家集落に立ち寄るという行程です。
岩風呂は集落の共同浴場で、川べりの岩を削って浴槽にしていて、浴槽の底から源泉が湧き出ている究極の源泉掛け流しです。温泉通には良く知られた評価が高い露天風呂です。駒の湯は、桧枝岐の公衆浴場で、際立った特徴はないものの会津駒ケ岳の麓にあるので、登山者の利用が多い温泉です。
前沢集落は、10数軒の茅葺きのL字型の民家が集まっている小さな集落だが、有名な大内宿や白川郷のように大勢の観光客が訪れてはおらず、いまでも住民は畑を耕して生活している静かで素朴な集落でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
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宇都宮を7:45に出発。日光(今市)経由で国道121号を北上し、鬼怒川温泉、川治温泉と山間の温泉地を経由して、会津田島の手前で、西に向きを変え、南会津町(旧舘岩村)に向かう。国道352号を西進するにつれて、4月の終わりだというのに、残雪が目立つようになる。標高は800mくらいだと思われるが、この地域は名だたる豪雪地帯なので、雪が消えるのが遅く、春の訪れも遅い。川沿いの木々は、まだ冬枯れしたまま。
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11時前に木賊温泉岩風呂に到着。車は岩風呂の入口の平野物産店というみやげ物屋の駐車場に止めさせてもらい、温泉場に行く。
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温泉は、坂道を川面まで降りたところにある。
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坂の斜面に生えている水仙も、まだ蕾の株がある。このあたりの季節はようやく早春になったというところだ。
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5分ほど下っていくと、川のほとりに小屋が見えてきた。集落の共同浴場になっている岩風呂だ。昔は小屋は屋根だけで壁は無かったようだが、今は壁もつけられている。
川のほとりには雪が残っている。 -
川の流れに手が届くようなところにあるので、大雨による増水で小屋が流されるという被害が頻発するらしい。そのたびに村の人達は、再建して温泉場を維持している。そうした再建費用に当てるため、使用料200円を赤い箱の中に入れることになっている。もっとも管理人が常駐しているわけではないので、あくまでも利用客の良心次第だ。
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カランが設置された洗い場はなく、もちろん石鹸やシャンプーなども備えられていない。ようするに、岩を削った浴槽の中に湧く温泉を小屋で被っただけなのである。野趣あふれる温泉だ。
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浴槽は2つあって、川の上流側の浴槽の底から源泉が湧いている。写真では手前側の隅が温泉湧き出し口。
無色透明の湯だが、少し緑色が付いているようにも見える。ほとんど臭いも感じられない。温泉成分表が掲示されていないので、泉質不明。 -
下流側の浴槽と繋がっている。こちらの方が少し湯温は低い。
混浴だが、女性用の脱衣所が設置されている。写真右奥が女性用脱衣所。
平野物産店で、湯浴み着を借りられる。(利用料金¥200) -
浴槽の前の棚が脱衣棚。棚の上に名前と金額が記された板が掲げられているが、小屋が川の増水で被害にあったとき、再建のための寄付をした人の名前だと思われる。
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川の名前は西根川。尾瀬国立公園田代山を源流とする清流で、雪解け水が流れ込んでいるが濁りは少ない。この川は渓流釣りのポイントでもあるようだ。
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湯上りに平野物産店におじゃまして、おかみさんとしばし雑談。
大学生の娘さんがいるというが、若く見える女性だ。
店の裏手に、漬物やきのこの瓶詰めなどの土産品を製造している工場があり、ここはその直営店。 -
こんなかわいい絵柄のタオルのみやげ。
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何人かの有名人やテレビ番組撮影クルーが訪れていて、色紙が飾られていた。
これは、「007は二度死ぬ」のボンドガールもやった女優、浜美枝の色紙。 -
こちらは玄白とほぼ同年代の女流写真家で、人物写真を中心に今でも活躍している沼田早苗さんの色紙。
色紙に書かれている「写真=写心」、良い言葉だ! これはいただいておこう。 -
天然のなめこ、舞茸、平茸など7〜8種類のキノコを使ったキノコ汁をご馳走になった。
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おかみさんとの話がはずみ、キノコ汁だけでなく、商品のささぎという豆の煮物やらきゃらぶきもどうぞ試食してといって食べさせていただいた。
ここまでされたら、みやげを買わないわけにはいかない。食べさせてもらったささぎ(花嫁ささぎという名前も気にいった)と、栃木県人にはなじみ深い乳茸の佃煮を購入。 -
次の行き先、桧枝岐(ひのえまた)温泉へ移動。
アルザ尾瀬の郷という温泉施設付属の食堂で簡単な昼食を摂ることにした。
ここの温泉施設は、温泉風呂だけでなく、プールもある。
道端には除雪された雪が、高く積まれていて、空気はひんやりとしている。 -
食べたのは、桧枝岐の郷土料理「裁ちそば」。
原料は普通のそば粉だが、布を裁つように包丁を引いて切るのが特徴だという。味は普通の蕎麦と変わらない。 -
道路を挟んで反対側には尾瀬桧枝岐温泉スキー場のゲレンデが広がっている。さすがに、もうスキーができる状態ではない。
桧枝岐は尾瀬への福島県側の入口の村としても知られ、尾瀬御池まで車で20分くらいで行ける。 -
ゲレンデの雪をシートで覆って夏の雪まつりまで貯蔵している。
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食事のあと、何か撮影対象として面白いものがないかとアルザ森の郷の裏手に回ってウロウロしてみたが、たいした被写体は見つからない。
雪解けの最中で、冬でもないし花が咲く春でもなく、撮影旅行としては良い季節ではないが、今回は温泉が目的なのでやむをえない。 -
イチオシ
残雪の厚さは1m以上ある。
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イチオシ
フキノトウが出ていた。
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もう開いてしまっているので、食用にはならない??
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桧枝岐温泉の公共浴場、駒の湯。入浴料¥500
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内湯と
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露天風呂がある。
こちらは、男女別で、洗い場もある普通の日帰り温泉施設。
ただし、源泉掛け流しではなく、泉質も単純泉。温泉の魅力度はイマイチだが、清掃は行き届いていて清潔で気持ちが良い。
会津駒ケ岳の麓にあたるので、駒ケ岳や近くの帝釈山へ登る登山客の利用も多いようだ。 -
説明がないと何なのか訳がわからない写真。
これは露天風呂の浴槽の底の排水口の金属の蓋なのである。ある特定の角度で見ると、虹色に輝いて見えるのであった。
入浴客は我々以外の2〜3人しかおらず、すぐに出て行ったので、浴槽にカメラを持って入り、こんな遊び写真を撮ってみた。 -
2時半頃、前沢集落に到着。
集落の中には一般車は乗り入れができないので、入口にあるそば屋の前の駐車場に車を止め、徒歩で集落に向かう。
このそば屋も曲家の民家を移築改装してオープンしたようだ。 -
エメラルド色の清らかな水が流れる舘岩川を渡って、集落へ。橋の袂にある受付で協賛金¥300を払います。
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水車小屋。かつては粟、黍などの製粉に使われていた。平成4年に復元されたそうだ。
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畑の法面にはフキノトウが生えている。
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曲家の一軒が資料館としてオープンされている。
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L字型の構造で、一方は馬小屋として使われ、もう一方が住居になっている。東北の南部地方の曲家とよく似ている。
今は馬ではなく、大八車、蓑、古い農機具などが展示されている。 -
”したえん”と呼ばれているうまや、土間の隣の部屋。囲炉裏があって、家族が集まって食事をしたり団欒する場所。今風に言えばリビングダイニングルームだ。
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”へや”と呼ばれている夫婦の寝室
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”ざしき”と呼ばれている奥の部屋に置かれている仏壇。安置されている仏像は不動明王で、江戸時代中期の仏師、甚左衛門作(享保4年;1719年)。町指定有形文化財に指定されている。
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曲家全景。右側が厩、中央から左部分が住居
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資料館の裏に前沢大杉跡保存館という小屋があった。
説明板によると、
ここには、かつて高さ30m、目通り幹回り8m、樹齢800年の巨大な杉があり、昭和30年には県指定天然記念物になっていたが、平成4年夏に突風で倒壊してしまった。この集落のシンボルとして、この大杉の根元を保存するために、保存館を建てて後世に残すことにした。 -
体長1.2mほどのシマヘビが寝そべっていた。迷い込んだのか、大杉の主なのか?・・・・
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集落の中にもところどころ雪が残っている。
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栃木県生まれの作家、立松和平氏の文庫を作る計画があるようだ。
氏が「百霊峰巡礼」という記事を連載していた山岳専門誌「岳人」の創刊60周年を記念して、2007年7月に桧枝岐で講演会と帝釈山記念登山が行われた。その縁で、立松和平文庫を作ることになったのだろうか。
なお、立松和平は2010年に病没している。 -
イチオシ
この集落の23軒のうち13軒が曲家で、そのうち10軒は茅葺き屋根を維持している。昭和63年から前沢集落は特別風致地区に指定して行政が茅葺き屋根の葺き替えに補助金を出して景観保全がされてきている。
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大内宿のように観光客があふれかえっているわけでもなく、民家がみやげ物屋に変わっているわけでもなく、静かで落ち着いた雰囲気がとても良い。山村の原風景がそのまま残っている。
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イチオシ
住民にとっては、大内宿のように観光客に大勢来てもらったほうが、生活は楽になって良いのかもしれない。
こういう昔ながらの風景・文化が保存されているのは、地元の人達が時代の進歩をすべて享受することをあきらめるという一種の犠牲の上に成り立っているとも言える。 -
集落の入口に立っている道祖神?
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舘岩川と道路を挟んで集落の反対側の山の中腹まで登ると、前沢集落全体を見下ろせるというので、そこまで行ってみた。雪が残る急斜面を10分ほど登っていくと・・・
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イチオシ
こんなビューポイントに到着。茅葺き屋根の曲家が、ひっそりと肩を寄せ合うようにまとまっている。
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帰路は塩原温泉で国道400号に入り、大田原経由で帰る。途中、このメンバーで出かけた時には、よく立ち寄る大田原市内の田んぼの中にあるレストラン、クローバー・ボヌールでディナー。この店は那須烏山市の有名レストラン「クローバーステーキハウス」の姉妹店。
高原山の山裾に沈みゆく夕日を眺めながらの食事。もっとも、中高年のオッサン4人連れでは、ムードも何もあったものではないが・・・
料理はリーゾナブルな価格で味は良い。写真には撮らなかったが、パンについてくるカルピスバターの味は絶品。
かくして今年のGWは、オッサン4人連れの日帰り温泉旅行で幕開けとなった。
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尾瀬檜枝岐温泉・木賊温泉(福島) の旅行記
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