別所温泉旅行記(ブログ) 一覧に戻る
桜と温泉を楽しみに、一泊二日で信州・上田と小諸へで出掛けました。<br /><br />今回の旅は、先輩二人と1ヶ月以上も前から日程調整をして決めたのですが、直前まで桜の開花状況と空模様に気をもむこととなり、改めてお花見の旅の難しさを実感しました。<br /><br />(2)別所温泉散策<br /><br />別所温泉は、枕草子にも記されている信州最古の温泉で、美人の湯・美肌の湯として人気があります。また、「信州の鎌倉」ともいわれ、古刹や国宝の八角三重塔なども楽しめます。<br />(コメントは、別所温泉観光協会のパンフレット、HPを参照)<br /><br />*−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−*<br />旅行記は次の4部構成となります。<br />4月20日<br />(1)上田城 千本桜まつり<br />(2)別所温泉散策<br />4月21日<br />(3)塩田平 歴史探訪<br />(4)小諸 懐古園の桜まつりと街歩き

桜と温泉を楽しみに信州へ:(2)別所温泉散策

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2014/04/20 - 2014/04/21

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morino296

morino296さん

桜と温泉を楽しみに、一泊二日で信州・上田と小諸へで出掛けました。

今回の旅は、先輩二人と1ヶ月以上も前から日程調整をして決めたのですが、直前まで桜の開花状況と空模様に気をもむこととなり、改めてお花見の旅の難しさを実感しました。

(2)別所温泉散策

別所温泉は、枕草子にも記されている信州最古の温泉で、美人の湯・美肌の湯として人気があります。また、「信州の鎌倉」ともいわれ、古刹や国宝の八角三重塔なども楽しめます。
(コメントは、別所温泉観光協会のパンフレット、HPを参照)

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旅行記は次の4部構成となります。
4月20日
(1)上田城 千本桜まつり
(2)別所温泉散策
4月21日
(3)塩田平 歴史探訪
(4)小諸 懐古園の桜まつりと街歩き

  • 上田電鉄 上田駅に設置されている自販機<br /><br />キャラクター「北條まどか」って誰でしょうか?

    上田電鉄 上田駅に設置されている自販機

    キャラクター「北條まどか」って誰でしょうか?

  • 上田電鉄のポスター<br /><br />別所線存続支援キャラクター「北條まどか」とイメージガール「林恵理さん」。<br />「存続支援」ということは、廃線となるような話があるのでしょうか?<br /><br />1920年に設立された上田温泉電軌をスタートに、別所温泉・田沢温泉・沓掛温泉への湯治客を輸送する軌道線として「青木線」「川西線」の2路線が開業。往時は、4路線41Kmの線路網を持っていましたが、自動車輸送への切り替え、2000年代には少子化に伴う通学客の定期利用の減少などで、経営が厳しくなり、現在残っている別所線についても廃線が検討されたものの、地元住民などの要請を受け、国や県・市などの公的支援を受けて存続しているそうです。

    上田電鉄のポスター

    別所線存続支援キャラクター「北條まどか」とイメージガール「林恵理さん」。
    「存続支援」ということは、廃線となるような話があるのでしょうか?

    1920年に設立された上田温泉電軌をスタートに、別所温泉・田沢温泉・沓掛温泉への湯治客を輸送する軌道線として「青木線」「川西線」の2路線が開業。往時は、4路線41Kmの線路網を持っていましたが、自動車輸送への切り替え、2000年代には少子化に伴う通学客の定期利用の減少などで、経営が厳しくなり、現在残っている別所線についても廃線が検討されたものの、地元住民などの要請を受け、国や県・市などの公的支援を受けて存続しているそうです。

  • 上田電鉄 上田駅構内のポスター<br /><br />上田駅の発着音は、山下達郎が作詞作曲した映画「サマーウォーズ」の主題歌「僕らの夏の夢」が使われていますが、どんな曲か気づきませんでした。<br />

    上田電鉄 上田駅構内のポスター

    上田駅の発着音は、山下達郎が作詞作曲した映画「サマーウォーズ」の主題歌「僕らの夏の夢」が使われていますが、どんな曲か気づきませんでした。

  • 上田電鉄別所線<br /><br />上田駅13:50発の電車に乗車、別所温泉駅に14:18着。<br />2両編成のワンマンカーで、途中駅での乗降は先頭のドア1ヶ所のみとなります。<br /><br />東急電鉄の車両に似ていると思いましたが、調べてみると東急の子会社でした。

    上田電鉄別所線

    上田駅13:50発の電車に乗車、別所温泉駅に14:18着。
    2両編成のワンマンカーで、途中駅での乗降は先頭のドア1ヶ所のみとなります。

    東急電鉄の車両に似ていると思いましたが、調べてみると東急の子会社でした。

  • 上田電鉄別所線の路線図<br /><br />上田駅から別所温泉駅までは15駅、路線総延長11.6Km。

    上田電鉄別所線の路線図

    上田駅から別所温泉駅までは15駅、路線総延長11.6Km。

  • 上田電鉄 別所温泉駅<br /><br />別所温泉駅に到着すると、「くるっとバス」が待っていて各宿泊施設まで送ってくれます。<br />(毎日14時〜17時台まで。無料)<br /><br />駅前にも桜が咲いていたので写真を撮りたかったのですが、即、バスが出発するので断念しました。

    上田電鉄 別所温泉駅

    別所温泉駅に到着すると、「くるっとバス」が待っていて各宿泊施設まで送ってくれます。
    (毎日14時〜17時台まで。無料)

    駅前にも桜が咲いていたので写真を撮りたかったのですが、即、バスが出発するので断念しました。

  • 別所温泉 玉屋旅館<br /><br />この日の宿は、駅から歩いても7分ほど。バスでは2分ほどで到着しました。<br /><br />JR東日本びゅうのパンフレットには、「源泉かけ流しの温泉と料理長渾身の逸品を味わうおもてなしの美食宿」となっていましたが、果たして・・・。<br />15時前でしたがチェックインもOK、一息入れて、散策に出掛けます。

    別所温泉 玉屋旅館

    この日の宿は、駅から歩いても7分ほど。バスでは2分ほどで到着しました。

    JR東日本びゅうのパンフレットには、「源泉かけ流しの温泉と料理長渾身の逸品を味わうおもてなしの美食宿」となっていましたが、果たして・・・。
    15時前でしたがチェックインもOK、一息入れて、散策に出掛けます。

  • 別所温泉 大湯(外湯のひとつ)<br /><br />玉屋旅館の直ぐ前にあります。<br />別所温泉には3つの外湯(共同浴場)があり、いずれも源泉かけ流しの温泉です。<br />(入浴料150円)<br /><br />ここ大湯は、「木曽義仲ゆかり葵の湯〜北条氏ゆかりの湯」といわれ、木曽義仲が上洛の機をうかがっていた頃、愛妾葵の御前としばしば入浴していたので「葵の湯」とよばれていたそうです。<br />その後、北条義政が浴室を建て、北条湯ともよばれていましたが、後にその溢れ出る湯の量の多さから「大湯」と改められたそうです。<br /><br />別所温泉の泉質は皮脂を溶かして古い角質層を軟化させ、その効用で肌がすべすべになるという弱アルカリ性、美肌の湯として人気があるようです。

    別所温泉 大湯(外湯のひとつ)

    玉屋旅館の直ぐ前にあります。
    別所温泉には3つの外湯(共同浴場)があり、いずれも源泉かけ流しの温泉です。
    (入浴料150円)

    ここ大湯は、「木曽義仲ゆかり葵の湯〜北条氏ゆかりの湯」といわれ、木曽義仲が上洛の機をうかがっていた頃、愛妾葵の御前としばしば入浴していたので「葵の湯」とよばれていたそうです。
    その後、北条義政が浴室を建て、北条湯ともよばれていましたが、後にその溢れ出る湯の量の多さから「大湯」と改められたそうです。

    別所温泉の泉質は皮脂を溶かして古い角質層を軟化させ、その効用で肌がすべすべになるという弱アルカリ性、美肌の湯として人気があるようです。

  • 別所温泉の桜

    別所温泉の桜

  • 別所温泉の桜<br /><br />別所温泉の桜は、今、まさに満開でした。<br />

    別所温泉の桜

    別所温泉の桜は、今、まさに満開でした。

  • 別所温泉の桜<br /><br />別所温泉は上田市になりますが、標高が約676mもあることから、上田城に比べると、桜の開花は少し遅いのかもしれません。

    別所温泉の桜

    別所温泉は上田市になりますが、標高が約676mもあることから、上田城に比べると、桜の開花は少し遅いのかもしれません。

  • 別所温泉の桜<br /><br />まだ蕾もありますので、暫く楽しめそうですね。

    別所温泉の桜

    まだ蕾もありますので、暫く楽しめそうですね。

  • 別所温泉の桜

    別所温泉の桜

  • 別所温泉の桜<br /><br />こちらn桜は「陽光」でしょうか?

    別所温泉の桜

    こちらn桜は「陽光」でしょうか?

  • 別所温泉の桜

    別所温泉の桜

  • 北向観音 常楽寺<br /><br />厄除観音として知られる「北向観音堂」は、平安時代初期の天長2年(825)比叡山延暦寺座主慈覚大師円仁により開創された霊場。<br />安和2年(969)、平維茂は一山を修理し、三楽寺、四院、六十坊を増築したと伝えられます。<br />寿永元年(1182)には源平争乱の中、木曾義仲の手により八角三重塔と石造多宝塔を残して全て焼失。<br />その後、源頼朝の命により伽藍復興がおこなわれ、建長4年(1252)、塩田陸奥守北条国時により再興。

    北向観音 常楽寺

    厄除観音として知られる「北向観音堂」は、平安時代初期の天長2年(825)比叡山延暦寺座主慈覚大師円仁により開創された霊場。
    安和2年(969)、平維茂は一山を修理し、三楽寺、四院、六十坊を増築したと伝えられます。
    寿永元年(1182)には源平争乱の中、木曾義仲の手により八角三重塔と石造多宝塔を残して全て焼失。
    その後、源頼朝の命により伽藍復興がおこなわれ、建長4年(1252)、塩田陸奥守北条国時により再興。

  • 北向観音堂<br /><br />本堂が北を向いているのは、わが国でもほとんど例がないそうです。<br /><br />北向観音様は北向に建立され 千手観音様を本尊として現世利益を願い、これに対し、長野・善光寺は南向きに建立され阿弥陀様を本尊として未来往生を願います。<br /><br />現在と未来の片方だけですと片詣りと言われ、たまたま向き合ってる両方をお詣りしたほうが良いと言われるようになったそうです。<br />長野の善光寺にも、一度お詣りしないといけませんね。

    北向観音堂

    本堂が北を向いているのは、わが国でもほとんど例がないそうです。

    北向観音様は北向に建立され 千手観音様を本尊として現世利益を願い、これに対し、長野・善光寺は南向きに建立され阿弥陀様を本尊として未来往生を願います。

    現在と未来の片方だけですと片詣りと言われ、たまたま向き合ってる両方をお詣りしたほうが良いと言われるようになったそうです。
    長野の善光寺にも、一度お詣りしないといけませんね。

  • 北向観音堂の彫刻<br /><br />寺院の彫刻には龍などが多いですが、こちらは天女でしょうか。

    北向観音堂の彫刻

    寺院の彫刻には龍などが多いですが、こちらは天女でしょうか。

  • 北向観音 額堂<br /><br />一般庶民は心に秘めた悩みの解消の願いを込め、自身で描いたり描いてもらった絵を神仏に奉納していました。これを掲げたのが絵馬堂です。<br />北向観音ではこれを額堂といい、江戸時代より絵の展示場として参拝者の目を楽しませてきました。<br /><br />現在は仁王尊が安置されています。<br />

    北向観音 額堂

    一般庶民は心に秘めた悩みの解消の願いを込め、自身で描いたり描いてもらった絵を神仏に奉納していました。これを掲げたのが絵馬堂です。
    北向観音ではこれを額堂といい、江戸時代より絵の展示場として参拝者の目を楽しませてきました。

    現在は仁王尊が安置されています。

  • 北向観音 額堂に飾られている額

    北向観音 額堂に飾られている額

  • 北向観音 札所観音堂<br /><br />享保年間篤信者が奉納した秩父三十四観音を安置。<br />元は東側の石垣に沿って建てられており、古図には「秩父堂」と記されていたそうですが、現在は北側に移転再建されたそうです。<br />

    北向観音 札所観音堂

    享保年間篤信者が奉納した秩父三十四観音を安置。
    元は東側の石垣に沿って建てられており、古図には「秩父堂」と記されていたそうですが、現在は北側に移転再建されたそうです。

  • 北向観音 愛染堂<br /><br />小さいながら精緻をこらした名堂といわれ、本尊は愛染明王。<br />明治15年、上田常盤城村の色川徳兵衛が献納したものだそうです。<br />

    北向観音 愛染堂

    小さいながら精緻をこらした名堂といわれ、本尊は愛染明王。
    明治15年、上田常盤城村の色川徳兵衛が献納したものだそうです。

  • 北向観音 鐘楼と愛染かつら<br /><br />現在の鐘は昭和24年に長野市で開かれた平和博覧会に出陳された香取正彦の作。鐘楼は、昭和46年に、別所の大工、西島敏雄棟梁が再建寄進したものだそうです。<br /><br />うしろの木は、樹齢1200年の桂の老木で、天長の昔、常楽寺の火坑出現の観世音菩薩が影向(ようごう=神仏が一時姿を現すこと)した霊木といわれています。<br /><br />境内にある愛染堂とこの桂の木に因んで、川口松太郎が小説「愛染かつら」を書いたそうです。

    北向観音 鐘楼と愛染かつら

    現在の鐘は昭和24年に長野市で開かれた平和博覧会に出陳された香取正彦の作。鐘楼は、昭和46年に、別所の大工、西島敏雄棟梁が再建寄進したものだそうです。

    うしろの木は、樹齢1200年の桂の老木で、天長の昔、常楽寺の火坑出現の観世音菩薩が影向(ようごう=神仏が一時姿を現すこと)した霊木といわれています。

    境内にある愛染堂とこの桂の木に因んで、川口松太郎が小説「愛染かつら」を書いたそうです。

  • 北向観音 温泉薬師瑠璃殿と北原白秋歌碑(手前)<br /><br />この温泉薬師は伝説には行基菩薩の創建、慈覚大師の再建といわれるそうです。<br />(以前の薬師堂は、現在の「大師湯」の西隣りであったとか)<br />寛保2年(1741)湯川の氾濫によって薬師堂は流され、今の建物は文化6年(1809)に湯本講中の積立金により再建されたものだそうです。<br /><br />手前の北原白秋碑は、昭和37年に除幕されたもの。<br />白秋は大正12年(1923)に家族と別所へ遊びに来て、わずか数日で162首の俳句を詠んだようです。

    北向観音 温泉薬師瑠璃殿と北原白秋歌碑(手前)

    この温泉薬師は伝説には行基菩薩の創建、慈覚大師の再建といわれるそうです。
    (以前の薬師堂は、現在の「大師湯」の西隣りであったとか)
    寛保2年(1741)湯川の氾濫によって薬師堂は流され、今の建物は文化6年(1809)に湯本講中の積立金により再建されたものだそうです。

    手前の北原白秋碑は、昭和37年に除幕されたもの。
    白秋は大正12年(1923)に家族と別所へ遊びに来て、わずか数日で162首の俳句を詠んだようです。

  • 北向観音の参道にある慈覚大師の湯(飲用)<br /><br />温かい湯は胃の緊張が弱まり胃酸過多などに、冷泉は胃の運動が活発になるので、胃酸減少、便秘などに効果があるそうです。<br /><br />別所温泉には3ヶ所(石湯前、北向観音参道、大湯前)に飲泉塔があり、自由に飲むことが出来ます。<br />飲み方<br />1.夕食後から就寝前は避け、食前30分〜1時間前、空腹時に飲むと成分が体に浸透しやすく効果が増す<br />2.飲む量はコップ1杯を目安に、1日に約200〜1,000mlまでがお薦め<br />だそうです。

    北向観音の参道にある慈覚大師の湯(飲用)

    温かい湯は胃の緊張が弱まり胃酸過多などに、冷泉は胃の運動が活発になるので、胃酸減少、便秘などに効果があるそうです。

    別所温泉には3ヶ所(石湯前、北向観音参道、大湯前)に飲泉塔があり、自由に飲むことが出来ます。
    飲み方
    1.夕食後から就寝前は避け、食前30分〜1時間前、空腹時に飲むと成分が体に浸透しやすく効果が増す
    2.飲む量はコップ1杯を目安に、1日に約200〜1,000mlまでがお薦め
    だそうです。

  • 別所温泉のマンホール「岳の幟(のぼり)」<br /><br />室町時代の永正元年(1504)の干ばつに雨乞いをしたのが起源と言われっるお祭りで、青竹に色とりどりの反物をくくりつけた幟の行列が練り歩き、笛や太鼓に合わせてささら踊りや三頭獅子舞も奉納されます。<br /><br />国の選択無形民俗文化財に指定された珍しいお祭りで、7月15日に近い日曜日行われているそうです。

    別所温泉のマンホール「岳の幟(のぼり)」

    室町時代の永正元年(1504)の干ばつに雨乞いをしたのが起源と言われっるお祭りで、青竹に色とりどりの反物をくくりつけた幟の行列が練り歩き、笛や太鼓に合わせてささら踊りや三頭獅子舞も奉納されます。

    国の選択無形民俗文化財に指定された珍しいお祭りで、7月15日に近い日曜日行われているそうです。

  • 北向観音の参道入口<br /><br />ここから北向観音堂までは、階段を下って、上ることになります。

    北向観音の参道入口

    ここから北向観音堂までは、階段を下って、上ることになります。

  • 別所温泉 安楽寺 黒門<br /><br />安楽寺境内の入口にある門、寛政4年(1792)建立。

    別所温泉 安楽寺 黒門

    安楽寺境内の入口にある門、寛政4年(1792)建立。

  • 別所温泉 安楽寺<br /><br />杉木立の中の石段を上ります。

    別所温泉 安楽寺

    杉木立の中の石段を上ります。

  • 別所温泉 安楽寺 山門<br /><br />正面に本堂が望めます。

    別所温泉 安楽寺 山門

    正面に本堂が望めます。

  • 別所温泉 安楽寺 本堂と鐘楼(右)<br /><br />鐘楼は、明和6年(1769)建立の和様、禅宗様の折衷様式からなり、袴腰鐘楼としては、この地方最大級のもの。<br />宝歴年間の古鐘は、太平洋戦争中金属供出でなくなり、現在の洪鐘は昭和32年の鋳造。

    別所温泉 安楽寺 本堂と鐘楼(右)

    鐘楼は、明和6年(1769)建立の和様、禅宗様の折衷様式からなり、袴腰鐘楼としては、この地方最大級のもの。
    宝歴年間の古鐘は、太平洋戦争中金属供出でなくなり、現在の洪鐘は昭和32年の鋳造。

  • 別所温泉 安楽寺 本堂<br /><br />曹洞宗、本尊は釈迦如来。<br /><br />安楽寺は、鎌倉の建長寺などと並んで日本では最も古い臨済禅宗寺院の一つでした。(天正16年(1588)ころ、曹洞宗に改めた。)<br />鎌倉北条氏の外護によって信州の中心道場として栄え、多くの学僧を育てていましたが、北条氏滅亡(1333)後は、寺運も傾いて正確な記録も残りませんが、国宝、重要文化財等数多くの鎌倉時代の文化遺産を残しています。

    別所温泉 安楽寺 本堂

    曹洞宗、本尊は釈迦如来。

    安楽寺は、鎌倉の建長寺などと並んで日本では最も古い臨済禅宗寺院の一つでした。(天正16年(1588)ころ、曹洞宗に改めた。)
    鎌倉北条氏の外護によって信州の中心道場として栄え、多くの学僧を育てていましたが、北条氏滅亡(1333)後は、寺運も傾いて正確な記録も残りませんが、国宝、重要文化財等数多くの鎌倉時代の文化遺産を残しています。

  • 別所温泉 安楽寺 伝芳堂<br /><br />本堂の裏にあり、安楽寺の開山・惟仙禅師、二世・恵仁禅師の坐像(国重文)が安置されています。

    別所温泉 安楽寺 伝芳堂

    本堂の裏にあり、安楽寺の開山・惟仙禅師、二世・恵仁禅師の坐像(国重文)が安置されています。

  • 別所温泉 安楽寺 八角三重塔(国宝)<br /><br />本堂の裏山の石段を上ると、杉木立の中に八角三重塔の姿が見えてきます。<br /><br />木造の八角塔としては全国唯一という貴重な建築で、昭和27年に長野県では一番早く国宝に指定されました。<br />平成16年に行われた調査の結果、三重塔用材が正應2年(1289)に伐採されたものであることが判明、少なくとも1290年代(鎌倉末期)には建立されたものであることが明らかとなり、わが国最古の禅宗様建築であることが証明されました。

    別所温泉 安楽寺 八角三重塔(国宝)

    本堂の裏山の石段を上ると、杉木立の中に八角三重塔の姿が見えてきます。

    木造の八角塔としては全国唯一という貴重な建築で、昭和27年に長野県では一番早く国宝に指定されました。
    平成16年に行われた調査の結果、三重塔用材が正應2年(1289)に伐採されたものであることが判明、少なくとも1290年代(鎌倉末期)には建立されたものであることが明らかとなり、わが国最古の禅宗様建築であることが証明されました。

  • 別所温泉 安楽寺 八角三重塔(国宝)<br /><br />一見、四重塔に見えますが、一番下の屋根は裳階(もこし)といい塔の軒下に一段低く取り付けたさしかけ屋根となっています。<br /><br />裳階は、奈良・薬師寺の東塔(三重塔)でもよく知られています。

    別所温泉 安楽寺 八角三重塔(国宝)

    一見、四重塔に見えますが、一番下の屋根は裳階(もこし)といい塔の軒下に一段低く取り付けたさしかけ屋根となっています。

    裳階は、奈良・薬師寺の東塔(三重塔)でもよく知られています。

  • 別所温泉 安楽寺 八角三重塔(国宝)

    別所温泉 安楽寺 八角三重塔(国宝)

  • 別所温泉 安楽寺 八角三重塔(国宝)の解説<br /><br />全長18.75m。建築様式は、中国宋代の先進技術であった唐様を用い、和様の塔とは違った重厚な佇まい。<br /><br />八角塔は奈良、京都などに記録としては残されているが、現存する唯一の八角塔であり、貴重な遺構。

    別所温泉 安楽寺 八角三重塔(国宝)の解説

    全長18.75m。建築様式は、中国宋代の先進技術であった唐様を用い、和様の塔とは違った重厚な佇まい。

    八角塔は奈良、京都などに記録としては残されているが、現存する唯一の八角塔であり、貴重な遺構。

  • 別所温泉 安楽寺 八角三重塔(国宝)<br /><br />解説に書かれている弓形連子、詰組、扇垂木などがよく分かります。

    別所温泉 安楽寺 八角三重塔(国宝)

    解説に書かれている弓形連子、詰組、扇垂木などがよく分かります。

  • 別所温泉 安楽寺 経蔵<br /><br />寛政16年(1794)、宇治の黄檗山萬福寺から購入した一切経を保管するために建てられたもの。<br /><br />

    別所温泉 安楽寺 経蔵

    寛政16年(1794)、宇治の黄檗山萬福寺から購入した一切経を保管するために建てられたもの。

  • 別所温泉 さるすべり小道の桜

    別所温泉 さるすべり小道の桜

  • 別所温泉 さるすべり小道からの眺め<br /><br />ここからは塩田平を一望できます。

    別所温泉 さるすべり小道からの眺め

    ここからは塩田平を一望できます。

  • 別所温泉 さるすべり小道<br /><br />ここから見える山々がパネルに描かれています。

    別所温泉 さるすべり小道

    ここから見える山々がパネルに描かれています。

  • 別所温泉 さるすべり小道の桜

    別所温泉 さるすべり小道の桜

  • 別所温泉 さるすべり小道の桜<br /><br />満開の桜と塩田平から続く山々、良い眺めですね。

    別所温泉 さるすべり小道の桜

    満開の桜と塩田平から続く山々、良い眺めですね。

  • 別所温泉 さるすべり小道の桜<br /><br />

    別所温泉 さるすべり小道の桜

  • 別所温泉 さるすべり小道の桜

    別所温泉 さるすべり小道の桜

  • 別所温泉 さるすべり小道の桜<br /><br />夕景のため寂しい色合いとなってしまいましたが、陽射しの中で見るとまた違った美しさが楽しめることでしょうね。

    別所温泉 さるすべり小道の桜

    夕景のため寂しい色合いとなってしまいましたが、陽射しの中で見るとまた違った美しさが楽しめることでしょうね。

  • 別所温泉 常楽寺の参道<br /><br />常楽寺は北向観音堂が建立された天長2年(825)、三楽寺の一つとして建立されました。

    別所温泉 常楽寺の参道

    常楽寺は北向観音堂が建立された天長2年(825)、三楽寺の一つとして建立されました。

  • 別所温泉 常楽寺<br /><br />桜だけでなく、梅なども一緒に咲いています。

    別所温泉 常楽寺

    桜だけでなく、梅なども一緒に咲いています。

  • 別所温泉 常楽寺<br /><br />階段を上に見える茅葺屋根は本堂。

    別所温泉 常楽寺

    階段を上に見える茅葺屋根は本堂。

  • 別所温泉 常楽寺<br /><br />北向観音の本坊、平安初期の天長年間(824〜834)、円仁慈覚大師が開山。<br />常楽寺・安楽寺・長楽寺(現存せず)の別所三楽寺のひとつ。<br /><br />平成15年に修復工事を行った際、建立当時の建築様式に改められたそうです。<br /><br />堂内は、当時そのままの色彩を残す格天井が美しく、<br />本尊の妙観察智弥陀如来は、阿弥陀如来には珍しい宝冠を頂く阿弥陀。

    別所温泉 常楽寺

    北向観音の本坊、平安初期の天長年間(824〜834)、円仁慈覚大師が開山。
    常楽寺・安楽寺・長楽寺(現存せず)の別所三楽寺のひとつ。

    平成15年に修復工事を行った際、建立当時の建築様式に改められたそうです。

    堂内は、当時そのままの色彩を残す格天井が美しく、
    本尊の妙観察智弥陀如来は、阿弥陀如来には珍しい宝冠を頂く阿弥陀。

  • 別所温泉 常楽寺 境内の石仏

    別所温泉 常楽寺 境内の石仏

  • 別所温泉 常楽寺 御船の松<br /><br />船の形をした地を這う赤松で、樹齢300年、長さ18.2m、幅10.3m、高さ6.2mとありました。

    別所温泉 常楽寺 御船の松

    船の形をした地を這う赤松で、樹齢300年、長さ18.2m、幅10.3m、高さ6.2mとありました。

  • 別所温泉 常楽寺 石造多宝塔(国重文)<br /><br />本堂の裏山の杉木立の中に、左右に多層塔と多宝塔を従え、中心に3mほどの多宝塔があります。<br />この場所は、北向観音が火焔とともに出現したと伝えられる霊地だそうです。<br /><br />石造多宝塔の優れたものは全国的にも少なく、国の重要文化財に指定されているものは、この常楽寺と滋賀県の少菩提寺の塔の二つだけだそうです。

    別所温泉 常楽寺 石造多宝塔(国重文)

    本堂の裏山の杉木立の中に、左右に多層塔と多宝塔を従え、中心に3mほどの多宝塔があります。
    この場所は、北向観音が火焔とともに出現したと伝えられる霊地だそうです。

    石造多宝塔の優れたものは全国的にも少なく、国の重要文化財に指定されているものは、この常楽寺と滋賀県の少菩提寺の塔の二つだけだそうです。

  • 別所温泉 常楽寺の横の桜<br /><br />鯉のぼりがあがり、端午の節句も近づいてきましたね。

    別所温泉 常楽寺の横の桜

    鯉のぼりがあがり、端午の節句も近づいてきましたね。

  • 別所温泉 常楽寺の前の桜並木 16:40頃<br /><br />そろそろ散策を終え、一風呂浴びることにします。<br />3つある外湯の中から、石湯へ向かいます。

    別所温泉 常楽寺の前の桜並木 16:40頃

    そろそろ散策を終え、一風呂浴びることにします。
    3つある外湯の中から、石湯へ向かいます。

  • 別所温泉の桜<br /><br />こちらは枝垂れ桜。

    別所温泉の桜

    こちらは枝垂れ桜。

  • 別所温泉 西町洗場<br /><br />源泉を利用した洗い場、洗濯などをされるのでしょうか。<br />別所温泉には、こうした洗い場がほかに13ヶ所あるそうです。

    別所温泉 西町洗場

    源泉を利用した洗い場、洗濯などをされるのでしょうか。
    別所温泉には、こうした洗い場がほかに13ヶ所あるそうです。

  • 別所温泉 大師湯(外湯)<br /><br />「慈覚大師ゆかりの湯」は、天長2年(825)比叡山延暦寺の座主円仁慈覚大師が北向観音堂建立のため当地に来た時に、好んで入浴したことから名付けられたそうです。<br />昔、矢傷を負った雉子が湯あみして傷をいやしたので「雉子湯」と呼んだこともあったそうです。

    別所温泉 大師湯(外湯)

    「慈覚大師ゆかりの湯」は、天長2年(825)比叡山延暦寺の座主円仁慈覚大師が北向観音堂建立のため当地に来た時に、好んで入浴したことから名付けられたそうです。
    昔、矢傷を負った雉子が湯あみして傷をいやしたので「雉子湯」と呼んだこともあったそうです。

  • 別所温泉 石湯(外湯)<br /><br />「真田幸村の隠し湯」といわれ、石湯の前に建つ「真田幸村公隠しの湯」の票石は真田太平記の作者、池波正太郎の筆によるもの。<br /><br />大河小説「真田太平記」には、別所の湯がしばしば登場するそうです。<br />真田氏にとって大切な隠し湯、ここで入浴させてもらいましたが、今も岩の間から豊かに湧き出す、少し熱めのいい温泉でした。

    別所温泉 石湯(外湯)

    「真田幸村の隠し湯」といわれ、石湯の前に建つ「真田幸村公隠しの湯」の票石は真田太平記の作者、池波正太郎の筆によるもの。

    大河小説「真田太平記」には、別所の湯がしばしば登場するそうです。
    真田氏にとって大切な隠し湯、ここで入浴させてもらいましたが、今も岩の間から豊かに湧き出す、少し熱めのいい温泉でした。

  • 宿でもらった外湯の利用券<br /><br />別所温泉共同浴場の1ヶ所に入浴できます。

    宿でもらった外湯の利用券

    別所温泉共同浴場の1ヶ所に入浴できます。

  • 別所温泉 石湯の説明と注意書き<br /><br />・泉質:単純硫黄温泉(低張性アルカリ性高温泉、pH8.9)<br />・泉温:50.9℃<br />・適応症<br /> 温泉共通:神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔病、冷え性、病後の回復、疲労回復、健康増進<br /> 固有適応:慢性皮膚病、慢性婦人病、きりきず、糖尿病<br />

    別所温泉 石湯の説明と注意書き

    ・泉質:単純硫黄温泉(低張性アルカリ性高温泉、pH8.9)
    ・泉温:50.9℃
    ・適応症
     温泉共通:神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔病、冷え性、病後の回復、疲労回復、健康増進
     固有適応:慢性皮膚病、慢性婦人病、きりきず、糖尿病

  • 別所温泉 足湯ななくり<br /><br />天下の奇祭といわれる「岳の幟」500年を記念して平成16年に設置。<br /><br />安楽寺の八角三重塔をモチーフとした総ヒノキ造りで、お湯の温度は季節による気温変動に対応できるようにしてあるそうです。<br />地名の七久里と今の苦しみが離れる七苦離の意を兼ねて「足湯ななくり」と名付けられたそうです。

    別所温泉 足湯ななくり

    天下の奇祭といわれる「岳の幟」500年を記念して平成16年に設置。

    安楽寺の八角三重塔をモチーフとした総ヒノキ造りで、お湯の温度は季節による気温変動に対応できるようにしてあるそうです。
    地名の七久里と今の苦しみが離れる七苦離の意を兼ねて「足湯ななくり」と名付けられたそうです。

  • 別所温泉 湯かけ地蔵<br /><br />お地蔵さんの後ろの解説に次のようなことが書かれていました。<br /><br />上田の在の信仰深い春蔵が佐渡に流刑された日蓮上人を慕って佐渡のとある沼地を通りかかると「春蔵、春蔵」と呼ぶ声が聞こえました。あたりには誰もいません。「泥にまみれて永いこと此処にいる。一度信濃の湯につかりたい。身を清められたらお前の願いを叶えよう」春蔵は驚いて沼に入り泥の中から一体の地蔵尊を取り出し、急ぎ信濃に帰り別所の湯に入れました。それから春蔵は美しい女人と結ばれ子宝にも恵まれて幸せな日々を送ったとう。

    別所温泉 湯かけ地蔵

    お地蔵さんの後ろの解説に次のようなことが書かれていました。

    上田の在の信仰深い春蔵が佐渡に流刑された日蓮上人を慕って佐渡のとある沼地を通りかかると「春蔵、春蔵」と呼ぶ声が聞こえました。あたりには誰もいません。「泥にまみれて永いこと此処にいる。一度信濃の湯につかりたい。身を清められたらお前の願いを叶えよう」春蔵は驚いて沼に入り泥の中から一体の地蔵尊を取り出し、急ぎ信濃に帰り別所の湯に入れました。それから春蔵は美しい女人と結ばれ子宝にも恵まれて幸せな日々を送ったとう。

  • 玉屋旅館の夕食<br /><br />散策後、宿に戻り、宿の内湯にもう一度入りました。<br />その後、18:30からお楽しみの食事を頂きました。<br /><br />「料理長渾身のおもてなし」、なかなか美味しかったです。

    玉屋旅館の夕食

    散策後、宿に戻り、宿の内湯にもう一度入りました。
    その後、18:30からお楽しみの食事を頂きました。

    「料理長渾身のおもてなし」、なかなか美味しかったです。

  • 玉屋旅館の夕食<br /><br />仲居さんが次々と料理を出してくるので、追いつくのが大変でした。<br />お酒も味わいたいので、ゆっくり出していただくようにお願いしました。

    玉屋旅館の夕食

    仲居さんが次々と料理を出してくるので、追いつくのが大変でした。
    お酒も味わいたいので、ゆっくり出していただくようにお願いしました。

  • 玉屋旅館の夕食

    玉屋旅館の夕食

  • 玉屋旅館の夕食<br /><br />2時間ほど掛けて夕食を頂き、部屋に戻って、飲み直し。<br />美味しい地酒(玉屋旅館のすぐ近くにある酒店で仕入れたもの)を飲みながら余は更けてゆきました。<br />ちょっと飲み過ぎたこともあり、3人とも爆睡。<br />(耳栓も不要なくらい熟睡していたようです。)<br /><br />→(3)塩田平 歴史探訪へつづく<br />

    玉屋旅館の夕食

    2時間ほど掛けて夕食を頂き、部屋に戻って、飲み直し。
    美味しい地酒(玉屋旅館のすぐ近くにある酒店で仕入れたもの)を飲みながら余は更けてゆきました。
    ちょっと飲み過ぎたこともあり、3人とも爆睡。
    (耳栓も不要なくらい熟睡していたようです。)

    →(3)塩田平 歴史探訪へつづく

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