В　Хабаровске（2）

2014/03/14 - 2014/03/17

ハバロフスクで

■トロリーバスとトラムバイ　(市電)

日本では全く見ないトロリーバスです。結構使い勝手がよく、停留所の間隔も非常に狭いため足として使えます。乗り過ごしてもトロリー線をたどれば元に戻れます。走行音は結構しますが、停止中はエンジンでないので無音です。
ちなみに停留所の名前は言わないので、自分で見分ける必要があります。
路線は路線番号札がフロントにあるのでそれで見分けます。
このルートは１番で空港までいく一番多い路線です。(5分間隔位です)

エリア ハバロフスク(ロシア)

トロリーはどれも古びてましたね....
右前の兄ちゃんが集金の方です。停留所の間隔が狭いので急いで集金しないとなりません。すごい事に、集金役の方はほとんどがブラインドタッチで釣り銭を取り出す事が出来るテクニシャンばかりでした。
ちなみに金額は市内均一で15ルーブル(40円)です。

こちらはトラム(市電)です。ほとんどの車両は古い旧型です。
中には最新型のものもありますが、滅多にみませんでした。
最新型は停留所のアナウンスや電光表示板があります。
こちらもトロリーと同じく路線番号で識別できます。

トラムもトロリーも運転手はほとんど女性です。
なぜそうなのかはわかりません。女性トラックドライバーの様に、サングラスでキメている人もいれば、このトラムの様に女性らしく車内をカーテンでデコレーションしているのもあります。

トラムもトロリー同様で市内均一で15ルーブルです。
前のおねえちゃんが集金役です。集金約の人は年齢も様々です。

トラムの終点です。トラムはここでループして反対方向に行きます。
ちなみにこれは、５番の北部地区へ行くトラムのループ場です。

■食事

S7 (エス・セブン) 航空のハバロフスク行きの機内食です。
ロシア人は、とにかく乳製品と、肉と、甘い物がこのみ。
唯一ジュースだけが100%リンゴでしたが...　結局甘い物...
この後、野菜不足に陥るなんて考えもしませんでした。
日本に帰ってからは野菜がめちゃくちゃおいしく感じる。
帰国後は完全にベジタリアンです。
(現地の人は夏場に野菜を酢で漬け物にして補給してます)

パンの盛り合わせと、ジュースです。
ロシアのパンはライ麦をベースにしている、いわゆる黒パンです。
特有の芳醇な香りがしますが、白パンを想像すると全く別物です。
右のジュースはクワスというジュース。
これもライ麦を発酵させて作るのですがビミョウな味！
バイツェンの様な芳醇な地ビールの苦みをとって薄めて少し甘くした感じです。
でもハバロフスクでは大人気！夏は露天で量り売りまでしているそうです。

これはウハーという魚のスープ
鮭と鱈を薄塩で味付けしたしたスープ。
これは日本人の口にぴったり。おかわりしたいくらいです。
このスープにパンを浸して食べるのが通らしいです。
↑やってみましたが、本当にうまかったです。

キエフ風カツレツ。
鶏の胸肉にニンニクとバターを挟んで揚げたメインディッシュ。
写真は食べ始めなので出てませんが、真ん中辺りにナイフを入れるとジュワ〜っと溶けたバターが出て超おいしいかったです。

これは定番のボルシチ。半分食べたところですいません。
これは本当においしかった。何杯でもいけます。
左上は頼んでいないのですが付いてきた焼き餃子的なやつ。
サワークリームをつけて食べるとおいしいです。

そして、これがロシア人大好きのブリヌイ。
いわゆるクレープに蜜をかけて食べるのですが....
この枚数に、どんだけ蜂蜜つけるんだい？
試しに全部かけましたが......蜂蜜きつすぎでした......

■おまけ

ハバロフスクにはほとんど公衆トイレがありません。ですから旅行計画にはトイレを計画的に入れないと死活問題になってしまいます。でもトイレがないために水分をとらないと乾燥でやられてしまうし、寒さで突然腹が下った時などもう大変です。
(私は寒さで下ってしまい大変でしたが、なんとかこらえました)
これは珍しく男性専用のトイレです。(インツーリストホテル)
見てわかるとおり、位置が高い！つま先立ちしてギリでした。
(モノが小さいのが原因ではありません)

いきなり、「いらっしゃいませ」の、のぼりです！
さくらという名前のお店で、シャンプーなど日本雑貨を売ってました。
我々がロシア人に抱くような感情はロシア人にはありませんでした。ロシア人は日本人に対して敵意や嫌悪はなく、むしろ人なつっこい方ばかりでした。(ただ彼らはロシア語でしか話しかけてこないです)
でも片言の単語でも反応すれば、本当に粘り強く付き合ってくれます。
これは日本人以上に親切です。入国管理も警察も緊急事態省の人間も全員が本当に紳士的な対応だったのは驚きでした。
但しHKでキャビアを買った時、金で雇われたガードマンはレジまでSPの様に引っ付いて来て、疑いをかけられて嫌みでしたね....

ちょうど16日はクリミアの独立住民投票の日で、この極東でも影響された人たちが集会をやっていました。
とりあえず主張を聞くだけならと近づいたら、集会に参加させられました...
日本人ですとロシア語で言ったのですが、いいから見てくれ！とビラを渡されました。
CCCP2.0という旗を振ってました　(極左じゃないと思うが)。
社会主義の再興は無理と思いますが、誇りを取り戻したい一心だと思います。
今回に関しては、私的にはロシア側の言い分の方が正しいと思いますけどね。

町中の車は９割が日本車。新車販売店もトヨタ、日産、ホンダがありました。海外はワーゲンくらいでしたね。
中古車も多く、日本語の看板そのままのものも多数ありました。
(日本語がかっこいいらしく、わざと消さないでいるみたいです)

新宿ではありません！なぜか市内のど真ん中にスタジオ　アルタ！　タモリはいませんでした。
看板にあるように、女性向けのお店の模様です。
(改装中で中は見れませんでした)

グーグルのストリートビューで見つけたアムール並木通りの女性です。
ここで２ショットを撮る事がミッションの一つでしたが、見事に成功しました。
でも、ロシアのおばちゃんに見つかって面白くて突っ込まれて....
タジタジになってしまいました....

■お役立ち情報　１

地球の歩き方に、パイ生地で蓋をして焼いた中にきのこ等が入ったガルショークという食べ物があったので、ガルショークあります？と聞いたら、ガルショークというのは、パイ生地で蓋をして焼くことという説明をしてくれました。
(私のあやしいロシア語の理解ですので不安ですが...)
で、中身がペリメリでパイ生地で焼いたものをお勧めしてくれました。ありがとう！
ニシンの塩漬けも､セリディ・パルースキーと言い方が変わってました。
呼び名は場所によって色々違うようですので、臨機応変な対応が必要ですね

現金調達は必須です。両替は日本同様なかなかありません。
で頼りになるのはATM。これはインツーリストホテル入り口にあるATMです。
ここでVISAカードでキャッシングするのが一番楽です。
日本のATMと同じで英語も選択できますし、金種もSmallが選択できます。
100ルーブル札が山の様に出て来てびっくりしました。
(下手に街中のATMを使うとスキミングされる可能性がありますので注意)
ここは、すぐ脇に屈強な警備員がいるので安心です。
ちなみにレートは2.8。成田で3.2ですから遥かにいいです。
(※現在クリミア問題でVISAがロシア制裁対象になっている可能性があります)

トロリーバスは非常に便利です。１番のトロリーバスが使えるだけで繁華街のほとんどを網羅できるため、これは積極的に使って欲しいです！(寒さとか距離で行きたい所を我慢しなくていいんです)
市内はレーニン広場の急カーブや大きな公園、立体交差があるので、まず位置を見失う事はありません。
それに30km/h位のトロさが逆に、ロストポジションになりにくく丁度よいのです。
(急ぐ人は普通のバスの方が早いです)
料金は市内均一15ルーブルで、集金役の方にお金を渡しチケットをもらうだけです。
「わからないから歩く」なんて体力勝負は不要。もし乗り越しても停留所間隔は短いので、トロリー線をたどって戻ればOKです。(トラムも同じ)
公式な路線図がないのが残念ですが、次のHPに路線図があります。(キリル文字で探し出しました)
http://transphoto.ru/articles/781/
非常に正確で間違いなしです。(3番のトロリーは運休中の模様です 2014.03現在)

左がトロリーバス、右がトラムのチケットです。
15ルーブルと格安ですが、大丈夫かなと100ルーブル札を出してみましたが、すぐにお釣りをくれました。(大量の10ルーブルコインで頂けました...)
混んでいると渡しにくいですが、必ず集金に来ますので、払って下さい。無賃乗車は犯罪です。
あとチケットに手で切れ目を入れますが、これがロシア流の改札方法みたいです。

■お役立ち情報　２

ハバロフスクの国際線の搭乗方法は独特なので注意！！

おもしろい事に、税関・チェックインカウンター・出国審査が1つの部屋に入っています。
税関が最初というのもユニークですが、チェックインカウンターが全航空会社共通で、税関と入国管理の途中にあるため１便ごとにしか処理できず、このため１便ごとに全てが一斉処理されるんです。
だから搭乗受付中の１便以外の人は税関も入れません。次の便の受付は前便が飛んでからです。
自分の便になったら、健康診断の時みたいに同じ部屋の中で、税関→共通チェックイン→出国審査を順番に受けて待合室で待ちます。(同じ部屋ですが正確には当然パーテンションで区切ってますよ)
私はこのシステムがわからなくて、税関にパスポートを渡したら、「ここは今サイパン行きの審査をしているんだよ。ここを見て」と親切に教えてくれました。本当に親切です(でもロシア語です)
入り口のモニターに受付中の便名が出るまでは税関の外で待ってましょう。
またハバロフスクの税関は特に厳しいと噂で、日本領事館も携帯デジカメも申告対象になると警告していたので申告しましたが、ノーシガー？ノーヴォートカ？　ならＸ線だけていいよと、申告書は捨てられました....　(普通の税関でした。たまたまなのでしょうか？)

メニューはロシア語の方がわかりやすいです。
ボルシチを英語で書かれると全くわかりません。
(インツーリストホテルは第三言語で日本語が書かれてますが、逆にわからなくなってしまいました)
行ってからわかったのですが、ロシア人は昼にがっつり食べます。
朝と夜は小食です。だから夜に頼むと無いと言われるものもあります。
特にスープは昼しか食べないので、夜は在庫切れに注意です。
実際ホテルで、ペリメリも夜は売り切れでした....

インツーリスト１Ｆ(表示は０階)の売店で買った、1.5Lミネラルウオーターです。
ロシアのミネラルウォーターは炭酸の有り、無しがあります。
悩んでいたら親切なおばちゃんが、Не газ! (ガスでない) って教えてくれました。
炭酸無しの正式名称は難しいですが、Не газ？でしたら簡単です。
本当にロシアの方は親切です！
(結局、このおばちゃんとは20分くらい色々しゃべってました。私は単語で応答するのが精一杯でしたが、楽しかったですよ〜っ)

部屋の温度は２６℃。暖かいのですが、外が-15度なので乾燥しています。
一晩で1.5リットル飲んでもカラカラでした。単にウオッカを飲んだからかもしれませんが....。部屋は非接触のカードキーで最新です。部屋はシックで落ち着いていられます。何よりも安定したお湯がすぐに出た事はびっくりしました。
フロアの世話係の所にイズベスチアがあり、これは無料でいただけました。
ちょっとした挨拶をするだけでも、仲良くなれますし色々世話をしてくれます。

公式なお土産もいいですが、スーパーのチョコが柄が派手で職場向けには絶対お勧めです！

謎なリアル赤ちゃん(アリョンカ)も大人気でした　←ロシアのTVでCMやってます

БЕЛАЯ　БЕРЁЗКА。
このウオッカはお勧めです。非常にまろやかで飲みやすく日本酒で言えば久保田の様な感じ。
スピリタスは有名ですが、単にアルコール臭いだけでコクや深みがありません。
本当のウオッカの旨さってこうなんだと驚きました。口当たりがいいので飲みすぎ注意です。でもこれは悪酔いしない！
インツーリストのレストランでも、mL 単位の量り売りで飲めます。
数も難しいロシア語ですが、100(стоストー)は簡単。Это、сто(これ100)って感じで200mL飲んだら....飲み過ぎました....　(口当たりが良いので気がつきにくいですが、それでも40度あります)