はじめてのベトナム　値切り交渉の旅　フエ編

2013/03/18 - 2013/03/20

前日はホイアンに宿泊し、１日観光に費やしました。ここから車をチャーターしてフエに移動です。フエには１泊しかしていないのですが、随分長い時間滞在していたような気持ちがします。中身が濃かったんでしょうか。

エリア フエ(ベトナム)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: タクシー バイク
• 航空会社: ベトナム航空

午前７時３０分。手配していた車が到着。お世話になったビンフン３を後にし、フエに向かいます。ビンフン３はおすすめです。建物も人も。いやあ、名残惜しい。

名残惜しいので更に一枚。

さて、ホイアンからフエまではダナンを経由して約３時間、ひたすら１号線を北上します。車にはガイドのニャットさんが同乗しております。ニャットさんは大変日本語が堪能でした。ベトナム経済について、国営企業の腐敗について、諸外国との関係など、色々と教わりました。彼の本職は教師なんだそうですが、あまりに低収入なので副業でガイドをしているそうで、そういう人はベトナムでは多いそうです。

ニャットさんとの会話に夢中になっていたら、もうフエに到着。アジアホテルというかなり立派なホテルでベルボーイが部屋まで案内してくれました。ベッドの奥はガラス張りの浴室。一人旅の私にはどれも余計だなあ。

時刻は既に１２時半。ホテル近くの食堂にてビールで一息。フエとホイアンは１００キロちょっとの距離ですが明らかに気候が違う。フエの方が蒸し暑い。流れる汗の量が違います。ぐええ。

これはフエ名物のブン・ボー・フエという麺類です。牛肉とスパイシーなスープが良く合います。これは車内でニャットさんから是非とおすすめされた食べ物です。４万５０００ドン。

これも多分フエ名物だと思うのですが、薄っぺらいちまきのようなもので、オレンジ色のはカニのすり身のようです。こんなものが一皿に６本乗っていて３万８０００ドン。

さていよいよ世界遺産のフエ王朝へ。と言いたいところですが、あまりに暑いのでバイクタクシーでビーチに繰り出しました。ビーチまで１５キロ、往復で２０万ドンで交渉成立しました。

新婚カップルとカメラマンです。このあともフエで何回か目撃しましたが、新婚の記念写真を屋外で撮影する習慣があるみたいです。

遠くで遊んでいる少年たちがいました。遠くから見ると子供のように見えましたが、近づいてみると中学生くらいのようにも見えます。

約１分で友達になってしまいました。年は倍くらい違うというのに、何をやっているのやら…

漁船が浜に戻ってきて、みんなで出迎えています。大漁か？

見てのとおり海辺には質素な店が少しあるくらいで、白い砂浜が延々と続いています。のんびりするのには持って来いのビーチです。

夕方近くなって、天気もやや陰ってきて、暑さも落ち着いてきました。バイクタクシーで無事にフエに帰還。運転手さんありがとう。

フエ旧市街の市場まで歩いて行ってみました。この写真は米なんですが、こんなに色のバリエーションがあるんですね。

これは麺ですが、同じくバリエーションがありますね。ちなみにここで私はパンツ１枚を購入しましたところ、１万ドンでした。ほんのちょっと値引き交渉はしましたが、ホイアンの３分の１ですからね。標準価格がわからなくなりますね。

市場の横には近代的なスーパーマーケットもありました。婦人服売り場にてマネキンのある部分が強調されていたのが印象的でした。

晩御飯は昼と同じ、ホテルのすぐ横の食堂で。この野菜炒めとビールで７７０００ドンです。

晩御飯のあと、川沿いを散歩してみたら結構地元の若者がいましたね。踊っていたり、語らっていたり。それにしても薄暗いですね。

ホテルの朝ごはん。フランスパンにとろとろのオムレツ。このほかに麺も頂きました。

さあ、いよいよフエ王朝の観光です。ホテルからは距離があるのでレンタサイクルを使うことにしました。値段は５０万ドンです。昨日店のおやじに聞いたら５万ドンと言っていたが。聞き間違いか、騙されたか。時間が惜しいので５０万ドンを支払い、旧市街へ発進。

ホテルから７〜８キロ位で、まずはティエンムー寺に到着。拝観料が無料なのが有難い。

これですよ。詳細は地球の歩き方をご参照ください。

中に入ると広い庭園がありました。

来た道を引き返し、グエン朝王宮を目指します。この建物は周囲をお堀に囲まれていて、入口がどこなのかわからず苦労しました。

ようやく入口が見つかり、自転車を停めようとしたら係のおじさんから駐輪料金を要求されました。その額３万ドン。ホイアンのビーチの駐輪場が５千ドン。パンツが１万ドン。缶ビールが２万ドン。「高いんじゃないか？」と言ってみたら「じゃあ２万ドン」などとぬかしやがる。その後も交渉したが２万ドンから下がらない。

「もういいよ」と私は自転車にまたがり、その場を去る芝居をしてみました。そうすると「待て、１万８０００…」とか言い始めたので、面倒くさくなって１万ドン札をオヤジの手のひらにねじ込んで、自転車を停めて出て行きました。特に抗議されなかったので、適正な値段だったんでしょうか。

この入口でチケットを購入するのですが、その額８万ドン。先ほどのおやじとは違いきちんとした女性の受付です。それにしても高くないですか？地球の歩き方２０１０年版には５万５０００ドンと記載されているのですが。インフレですかね？

王朝の中はとにかく広いの一言につきます。移動用のカートが走っていました。

私のカメラでは広さがうまく伝わらないでしょうね。腕のせいか？

王朝の中に建物の土台だけが残っている箇所がありました。ベトナム戦争で爆撃を受けた跡のようです。

王朝を後にし、新市街地に戻ってきました。ここで朗報。自転車を店に返したら４５万ドンが戻ってきました。やはりレンタル代は５万ドンで残りはデポジットだったんですね。

ベトナム最終日にしてあぶく銭を手にしてしまいました。あと５時間何をして過ごそうか？

またバイクタクシーでビーチへ行くことにしました。このおやじとは随分価格交渉をした末に、昨日のバイクと同じ往復２０万ドンにしてもらいました。バイクタクシーは詐欺が多いと聞いていたので、持参のメモ帳にオヤジの直筆で２０００００ＶＮＤと書かせました。

缶ビールを飲みながら人気のない海を眺め、時間はゆっくりと流れて行きます。ちなみに昨日もそうなんですが、私が海で遊んでいる間、バイクの運転手さんは海の家のような店に入って従業員さんと語らっています。

砂浜に埋まっている人がいました。何をやっているのでしょう。わからずじまいです。

きれいな海の写真をもう一枚。

海を堪能し、満足した気分でホテルまで戻ってきました。バイクタクシーの運転手に笑顔で２０万ドンを渡すと、真面目な顔で「足りない」と言われてしまう。「２５万ドンの約束だ」と主張。ここで私はすかさず、「いやさっきあなたは２０万ドンと言ったよ。ほらこのメモを見ろ」とメモを出すと２０万の０の上に後から何か書き加えられていて２５に見えなくもない。このオヤジ…

いつ書き直したのか？あるいは始めから読みにくい字を書いてこういうシナリオが出来ていたのか？あまりに見事な手口だったので、もう怒る気にもならず素直に２５万ドンを渡しました。

これはもう最後の写真ですが、帰りのホーチミンの空港でハンバーガーのセットを頼んだところです。日本と同じようにきちんとメニューと値段が出ています。思えばいちいち価格交渉をするのは面倒くさくもありますが、その都度ものの値打ちを自分の頭で考える良い機会にもなります。きっと売る側もそんな交渉を楽しんでいるんじゃないでしょうか。

私にとって初めてのベトナムでしたが、価格交渉を通じて随分と現地の人達とコミュニケーションが出来、ベトナム庶民の感覚を捉えることが出来たように思えます。

ベトナムに多くの人が足を運んで下さると嬉しいです。
最後までお付き合い頂き有難うございました。

この旅行記へのコメント （2）

• morimoriさん 2014/07/04 17:03:06

  面白かったです( ^ω^ )

  ミャサさんへ
  
  はじめまして！ご訪問＆ご投票どうもありがとうございました！
  
  ベトナム旅行記、楽しく拝見させて頂きました( ^ω^ )
  私はベトナムには、まだ行ったことがないのです〜
  でも、いつかは絶対に行きたいです！旅行記拝見していたら、想いが余計に募ってきました(^o^)
  
  海岸で砂に埋まっている方は、何をされていたのですかね？(^.^)
  おもわず、吹き出してしまいました♪
  
  ミャサさんは初ベトナムと書かれていましたが、値切ったり、バイク交渉したりと、いろいろチャレンジされていますね！私は海外での値段交渉がホント苦手で、こういうことをできちゃう方を心から「すごいなぁ」と尊敬します。
  
  また拝見させて頂きますね！
  
  

  ミャサさん からの返信 2014/07/05 10:12:38

  RE: 面白かったです( ^ω^ )

  morimori様
  
  こんにちは。感想をお送り頂き有難うございます。
  ベトナムに興味を持って頂けて嬉しいです。
  
  ベトナムはエネルギッシュな国ですので、行くと元気がもらえます。
  お金に関してせこい人が多かったのですが、もともと物価が安いので、
  それを値切る私も私で…
  何かお互いに真剣勝負というより遊び半分で価格交渉をしていたような気がします。ゆるい国です。
  機会がありましたら是非足を運んで下さい。
  あまり近代化が進まないうちに私も再訪しようと思っています。
  
  シベリアの旅は素敵ですね。多分日本から近いのにあまりスポットを浴びることがないのが不思議です。もったいないですよね。morimoriさんの旅行記を参考にしていつか行ってきますよ。
  
  良い旅を続けてください。ミャサ
  
  > ミャサさんへ
  >
  > はじめまして！ご訪問＆ご投票どうもありがとうございました！
  >
  > ベトナム旅行記、楽しく拝見させて頂きました( ^ω^ )
  > 私はベトナムには、まだ行ったことがないのです〜
  > でも、いつかは絶対に行きたいです！旅行記拝見していたら、想いが余計に募ってきました(^o^)
  >
  > 海岸で砂に埋まっている方は、何をされていたのですかね？(^.^)
  > おもわず、吹き出してしまいました♪
  >
  > ミャサさんは初ベトナムと書かれていましたが、値切ったり、バイク交渉したりと、いろいろチャレンジされていますね！私は海外での値段交渉がホント苦手で、こういうことをできちゃう方を心から「すごいなぁ」と尊敬します。
  >
  > また拝見させて頂きますね！
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