2014/03/22 - 2014/03/23
4位(同エリア35件中)
○さん
上海から週末1泊2日での弾丸旅行、今回は重慶へ。
重慶市内から西へ約180km、大足の街には宋代を中心に造り出された石窟が数多く残されています。
今回の旅では大足の石窟群、そして混沌とした重慶市内を訪れました。
~旅行日程~
★1日目:上海虹橋 ⇒ 重慶 空路にて移動
重慶 ⇒ 大足 バス移動
大足観光(世界遺産 宝頂山石刻・北山石刻)
☆2日目: 大足 ⇒ 重慶 バス移動
重慶観光(人民広場・洪崖洞 等)
重慶 ⇒ 上海浦東 空路にて移動
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 2.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 航空会社
- 春秋航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
居住する上海から空路で約2時間半、重慶に到着します。
そこからバスで西に2時間半、同じく重慶市でありながら市街から180kmも離れた大足の街があります。
・旅行情報
重慶市は中国で4番目に直轄市に制定された都市。
他の直轄市は北京と上海と天津。
重慶市の人口は驚愕の3,000万人だが、これは市の面積が北海道と同じくらい広いため。
都市部の人口は約700万人で、中国では7番目に大きな都市圏を形成。 -
最近よく利用する中国のLCC、春秋航空で上海虹橋空港から重慶江北国際空港へ。
今回はチケットを早めに予約したこともあり、往復約12,000円程度のお買い得航空券でした。
・旅行情報
上海と重慶間のフライト時間は約2.5時間。
便数も多く、毎日20本以上が運行。 -
重慶江北国際空港内には近隣都市へ向かうバスターミナルがあります。
但し、市内にある重慶バスターミナルと比べると行き先も本数も限られています。
ちなみに大足行きのバスは1日2本のみ。
ぎりぎりセーフで13時発のバスに飛び乗りました。
・旅行情報
重慶江北国際空港から大足行きのバスは13時と19時の1日2本。
市内の重慶バスターミナルからであれば、大足までのバスが約30分間隔で出発している。
所要時間約2時間、料金39元。 -
20人乗り程度の小ぶりなバスで、大足に向けて出発です。
-
大足バスターミナルに到着です。
大足の街はどんよりとした埃っぽい街でした。
街の雰囲気もなんだか暗〜い感じです。
・旅行情報
大足にバスターミナルは2ヶ所。
重慶便専用の南門バスターミナルと、重慶以外便の大足バスセンター。 -
早速世界遺産の宝頂山石刻を目指します。
時間もないのでタクシー移動、大足のタクシーは事前交渉で料金を決めます。
何台かのタクシーと交渉するも最初の値段から下げてくれる運転手はいません。
私「宝頂山まで20元で行ってよ」
運「だめだめ、40元」
私「高いでしょ、じゃあ30元」
運「むりむり、さよなら」
4台目くらいのタクシーで交渉を諦め、40元で宝頂山に向かうことにしました。
宝頂山石刻の入場口に到着すると、立派過ぎる入場門が待っていました。
なんだかあんまり石刻の雰囲気に合ってないような。。。
・旅行情報
大足市内から宝頂山までは16km、タクシーで約20分。 -
中国の観光地、特に世界遺産ともなると近年高額化が深刻ですが、ここも同様。
宝頂山石刻だけで135元、もう一つの石刻である北山とセットだと170元もします。
この石刻を見るために上海からわざわざ来たので、ここはセットの170元チケットを購入しました。
チケット売り場のお姉さんには「この時間(15時半)からだと2箇所行くのは厳しいよ、急いで急いで」と言われました。
「さらっと見れば間にあうでしょ」と思いましたが、実は入場口から石刻までは半端なく遠いのでした。 -
綺麗に整備された(整備され過ぎて逆に嫌だが)歩道を通って、石刻を目指します。
まだまだ石刻は見えません。 -
道を曲がって「そろそろ着くかな」と思わせておいて、さらに歩道がどこまでも続きます。
チケット売り場のお姉さんが言っていたのは、こういうことだったのかと無駄に納得。
遠くまで歩かせる意味に疑問を感じつつ、早足で石刻を目指します。 -
かれこれ30分くらいは歩いたでしょうか。
やっと石刻に到着しました。 -
崖一面に石刻が刻まれています。
色も鮮やかでなかなかの迫力です。
・旅行情報
宝頂山石刻は宋代の10〜13世紀頃を中心に製作されたもの。
古いものは唐代、新しいものは清代のものもある。 -
屋外にあるにも関わらず、時代を経てもなお保存状態は良好です。
-
ほとんどが仏教系の石仏ですが、道教系の神々の像もあるそう。
その辺りのミックス感も中国的な感じがします。 -
崖沿いに石刻がず〜っと続いていきます。
-
あれれ。
出来損ないなのか、手抜きなのか、しょぼい石像もいくつかありました。 -
遠くにボス石仏の釈迦涅槃像が見えてきました。
-
ど〜ん。
迫力満点の釈迦涅槃像です。
全長は30mを超えます。
でか過ぎて写真を撮るのが難しい。。。 -
釈迦涅槃像の顔アップです。
体はでかいのですが、優しい表情をしていました。 -
釈迦涅槃像を過ぎてもまだまだ石刻は続きます。
この石仏も結構巨大です。
高さ5mくらいでしょうか。 -
大きな石仏の間の壁面に刻まれたミニ石仏です。
色合いも含めて可愛らしい感じです。 -
こちらの石仏は悪い顔をしています。
鬼かな。 -
どんな感じで石刻があるのかわかりにくいと思うので、角度を変えて撮影した写真です。
かなり下から見上げる感じで鑑賞します。 -
こちらはメインの釈迦涅槃像を上から見た写真です。
-
石刻ロードを過ぎると立派なお寺がありました。
聖寿寺というそうです。 -
お寺の屋根に飾られた忍者みたいな飾り。
しょぼかわいくて愛着が持てます。 -
大きな線香を売るおばあちゃん。
他にもロウソクを売るおばあちゃんや占いをするおばあちゃんもたくさんいました。 -
竹林で遊ぶ地元の子供たち。
-
石刻から入場門へは来た時とは別のルートを歩くようになっています。
ここには数多くのお土産屋が立ち並んでいました。 -
お土産は小さな石仏がメイン。
大足だからってことで、こんなものも売っていました。
売れるのかな?? -
宝頂山石刻の観光を終え、北山石刻に移動します。
18時には閉まってしまうので、急ぎます。
ちょうど到着した路線バスに乗りました。 -
北山石刻は北山公園から入ります。
宝頂山石刻とは全く趣の異なる地味で分かりにくい入口です。 -
北山公園の石段を石刻目指して登っていきます。
歴史ある石刻のイメージには全くそぐわない遊園地ゾーンを通っていきます。
宝頂山石刻との雰囲気の違いに、この道で正しいのか不安になります。 -
なかなか北山石刻に辿り着きません。
怪しい遊園地はまだまだ続きます。 -
漸く北山石刻に到着しました。
宝頂山とは異なり観光客もほとんどいません。
・北山石刻
西暦900年から1100年頃に作製された石像がメイン。
宝頂山石刻よりも石像は小振りだが、その分緻密で芸術的な印象。
劣化を防ぐために屋根が取り付けられており、その分雰囲気はマイナス。 -
宝頂山より少し時代が古いためか彩色は施されていませんが、芸術性の高い石像が立ち並びます。
-
細部まできめ細かく作られた石像が多く、美しいです。
-
壁一面のミニ石仏、可愛いです。
-
北山石刻には1万体以上の石像があるそうです。
-
作品を保護するため屋根やフェンスが設けられています。
-
ほとんど観光客はおらず、私たちがこの日最後の見学者でした。
-
宝頂山石刻と北山石刻の観光を終え、大足市内に戻りました。
大足市内はなんだか寂しい雰囲気。
これといったお店もなさそうなので、ホテルに移動することとします。 -
この日の宿泊先はラマダホテル大足、奮発して立派な5つ星ホテルを予約しました。
奮発したと言ってもこのホテル、1泊500元弱/部屋で朝食付きというお値打ちな価格設定です。 -
ロビーも豪華で、
-
客室も大きくてゴージャスな部屋でした。
このホテルを選んで良かったです。 -
ホテル内のレストランはバイキング形式の多国籍料理と、中華料理の2店がありました。
中華料理のお店は全室が個室、それも豪華な円卓室です。
「2人だけでも良いですよ」とのことだったので、この部屋で夕食を頂くことにしました。 -
重慶のビールをということで、1958山城ビールを注文します。
-
重慶名物、田鰻の山椒ピリ辛炒めです。
中国の川魚は泥臭さがキツイこともありますが、この田鰻は臭みもなく、山椒の辛みがマッチし、美味しかったです。
ボリュームも満点でした。 -
もう一品は回鍋肉を注文しました。
甘さと辛さのバランスが絶妙でこちらも美味しい一品でした。
この他に鶏肉スープとチャーハンを注文し、合計260元でした。
とてもお値打ちだったと思います。 -
翌日の朝食はバイキング。
中華から洋食まで、豊富な料理が揃っていました。 -
ホテルをチェックアウトし、南門バスターミナルへ。
重慶に出発です。
大足では世界遺産の石刻を真近で感じることができました。
予想以上の迫力に魅了され、また他の中国の世界遺産を訪れてみたくなりました。
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この旅行記へのコメント (5)
-
- ろきさん 2014/04/13 23:23:35
- 投票ありがとうございます
- 〇さん、初めまして。
投票ありがとうございます。
大足って初めて聞いた都市ですが、旅行記を見てかなりよさそう!って思っちゃいました。
中国は青島以外は行った事なくて、そのうち行かなきゃなぁって思いながらなかなか重い腰が上がらない国なんですがw
いろんな都市に行かれている〇さんの旅行記を見て素晴らしい街がいっぱいあるなぁって良い意味での発見でした☆
また中国情報を仕入れに立ち寄らせてもらいます!
ろき
- ○さん からの返信 2014/04/14 22:31:06
- RE: 投票ありがとうございます
- ろきさん、こんばんは。
大足、石刻は綺麗ですし、迫力も凄いのですが、正直に言って街の魅力はあまりない感じでした。
行ったタイミングがたまたま悪かったのかもしれませんが、まず空気が悪くどんよりしてるし、埃っぽいし、市民たちもあまり親切な感じはありませんでした。
中国の内陸の地方都市は仕方ないかもしれませんが。。。
まあでも、そういった部分も含めて旅行の魅力ですよね。
1泊2日で大足まで行けたことは満足でしたし、これからも中国の内陸を攻めていみたいなぁと考えています。
また是非、旅行記を訪問してくださいね。
◯
-
- 服務員さん 2014/04/13 10:13:30
- 大足懐かしや
- 大足石窟に行かれましたか。
世界遺産に選定され相当整備されているようですね。
私が大足に行ったのは1998年のことで、成田から上海、上海から今はなき西南航空」で成都へ、そして大足へ2泊3日がかりの旅でした。
成都から大足までは開通したばかりの高速道路を使い当時の中国としては快適な移動でしたが、途中事故にあったアコード(当時も今も中国では人気車種ですね。)を見た車掌の兄ちゃんが運転手に向かいにやつきながら「一定要死了!」と言ったのをなぜか鮮明に覚えています。
くだらない昔話失礼いたしました。
- ○さん からの返信 2014/04/13 23:11:03
- RE: 大足懐かしや
- 服務員さん、こんばんは。
90年台に大足を訪れていたんですね。
今は当時とはかなり変わってしまっていると思います。
整備が進んで良いような悪いようなで、あまりにも観光地化され過ぎてしまっているのは残念です。
上海駐在の身なので今のうちに中国国内旅行を楽しみたいと考えてます。
今は次の旅行は何処にしようかなぁと、検討しています。
-
- 服務員さん 2014/04/13 10:13:30
- 大足懐かしや
- 大足石窟に行かれましたか。
世界遺産に選定され相当整備されているようですね。
私が大足に行ったのは1998年のことで、成田から上海、上海から今はなき西南航空」で成都へ、そして大足へ2泊3日がかりの旅でした。
成都から大足までは開通したばかりの高速道路を使い当時の中国としては快適な移動でしたが、途中事故にあったアコード(当時も今も中国では人気車種ですね。)を見た車掌の兄ちゃんが運転手に向かいにやつきながら「一定要死了!」と言ったのをなぜか鮮明に覚えています。
くだらない昔話失礼いたしました。
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