2014/03/14 - 2014/03/14
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Fluegelさん
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2013年に引き続き、2014年も英国へ。半月を過ごした。
3月10日(月)日本出国〜ロンドン3連泊。
http://4travel.jp/travelogue/10870096
3月13日(木)Torquay 2泊のうち一泊目。
http://4travel.jp/travelogue/10870550
これは、3月14日(金)の旅行記。アガサ・クリスティーが過ごした館、Greenway(near Brixham, Devon)を訪ねた。
表紙写真:クリスティーの写真を置いたピアノ。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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3月14日(金)、cockington(Torquay)を朝10時半に出発して、11時にGreenwayに着いた。National Trustの所有するestateだ。この時期、月・火は休館で、開館日も朝10時半にならないと開かない。駐車場は無料だけれど、事前予約制で、車のナンバーが必要。HP上で申し込める。レンタカーを借りないと、ナンバーが分からないので、日本で予約するのは無理だった。
写真:rhododendron racemosum 中国原産の石南花。駐車場から受付までの長いアプローチ沿いに植えられていた。 -
前の晩、B&Bにチェックイン後、予約を入れると、すぐOKの返信が来た。人の手でなく、自動返信なのだろう。駐車場は、ハイキングコースの起点にもなっており、車から降りると、ハイキングに出かける人々もあった。
写真:上記と同じ石南花。ツツジかと思ったら、きちんと名前のタグがついていた。 -
Greenwayの全盛期は、1950年代。クリスティーが夏とクリスマスを過ごす別荘として所有、召使を引き連れて夏には8〜10週間滞在し、パーティを催した。2000年、クリスティーの娘夫婦がestateをNational Trustに寄贈。修復工事の末、2009年より、邸宅が一般公開される。
写真:ピンクの馬酔木。同じアプローチにて。 -
シクラメン。後ろの黄色いラッパ水仙との対比が鮮やか。アプローチにて。
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受付で入場料£9.40を払った。Greenway House の前では、ハクモクレンが見頃を迎えていた。
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Greenway House 外観。建物は1790年頃に建てられた、ジョージアン様式(1714-1830)。Georgianの代表的な建築物といえば、2日前に訪ねたロンドン・Somerset Houseだ。
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邸宅内を自由見学。ここは、クリスティーの幼少期の肖像画と、磁器が飾られた部屋。各部屋に、ボランティアガイドさんが控えていて、説明をしてくれる。ほとんどが高齢男性。郷土史家といった感じで、とても生き生きと語ってくれる。
英国は、老人パワーの国だ。2012年ロンドン・オリンピックでも、老人ボランティアが活躍したという。文化財的古民家に住み、継続的にメンテしてくれるのも高齢者。映画も、老人が主役のものが秀逸。
また、リタイア後にボランティア活動をすると、職場に籠っていた現役時代よりかえって社会性が身につき、人間が丸くなる。日本では、リタイア後に社会性が失われ、自己中になる男性が多いのが、残念だ。 -
邸内見学が終わると、庭の散策。コブシの花が咲いていた。
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水仙の群生。その向こうには、ダート川が見える。庭園内のBoathouseまで行くと、水際が見える。海草が生えているので、「ここは川ですよね?」とボランティアさんに尋ねた。すると、「ここは河口なので、この先の上流・Totnesまでは海水なのです。Totnesより上流が淡水です」とのこと。なるほど。
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面白い木を見つけた。チリ松(Monkey puzzle 猿が途方に暮れる木)。種が食用になるのに、尖った葉がびっしりついていて、取れないから? 南米産の木で(チリやアルゼンチン)、英国では南部でしか育たないという。
日本人は、Torquayが熱海に似ていると言う。そうすると、伊豆に棕櫚を植えて南国ムードを出しているのと、同じことかしら。 -
噴水。広大な土地に建つ邸宅を別荘とし、お庭にも、こうして水を引き、趣向を凝らしている。やっぱり、クリスティーはお金持ちだ。彼女が小説で描く華やかな暮らしは、実体験に基づいているのね。
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ボケの白花(園芸種)。Chaenomeles speciosa(バラ科ボケ属)`Nivalis'
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Nectarine House(桃の温室)にて。レンガの塀に、幼樹を誘引してある。桃と杏の花の違いが、私には見ただけでは分からない…
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ミソサザイが、すぐ近くまで寄って来た。
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クリスマスローズ。今は、クリスマスではないから、春咲き品種?
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庭の散策を終え、駐車場に戻ると、ヘッドライトにつけまつげをつけたfiatがとまっていた。Greenway見学では、3時間は楽しめる。
車を出し、更に南へ向かう。 -
Burgh Island(写真)を見渡せるBigbury-on-Seaに着いた。舗装された有料駐車場も完備された海水浴場だ。前を走る車について行ったら、その手前に路肩のような無料駐車場が見つかり、そこにとめた。地元の車は、穴場を知っているものだ。
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白亜のBurgh Island Hotelは、クリスティー原作、D・スーシェ主演のドラマ「名探偵ポアロ」シリーズの『白昼の悪魔』ロケ地だ。実際、クリスティーは、このホテルに滞在中、この作品を執筆したらしい。
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本土から約200m離れた島へは、干潮時は歩いて渡れる(地図の黄色い部分に砂州ができる)。島は1929年、変わり者の大富豪に買われ、彼は豪華なアール・デコ調のホテルを建てた。それが、上記のホテルだ。
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満潮時は、sea tractorで島へ渡る。有料らしい。
Torquayに帰る途中、Salcombをドライブした。風光明媚な所で、いつかゆっくり再訪したい。翌日は、南Devonを発ち、北Devonへと向かう。
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