2014/02/28 - 2014/02/28
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norisaさん
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江戸時代初期に建築された江戸城は名実ともに日本最大の城となりました。
その威容は遠くから往復する参勤交代の諸大名に徳川のご威光を示すためとも言われています。
しかし、その直前の戦国時代に日本最大の城郭を誇ったのは北条氏が治めた小田原城だったとも言われています。
初春の一日、この小田原城の、普段ではめったに目にすることがない城郭跡を歩いてみました。
そして、天主閣から遠く離れた山間部にも防衛線が残っているのを目にし、改めて戦国時代の軍事的緊張の凄みを実感しましたーーー。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
小田原駅西口から小田原城を目指して歩きます。
約五分でお城の裏口から入門します(笑)
そこでは今も発掘が続いています!
小田原城の建築が最初に行われた年代は平安時代末期には有名な小早川氏の祖先の小早川遠平が館を構えていたといわれます。
その後、1416年以後に駿河国の大森氏が小田原を治めさらに相模国や伊豆国方面に勢力を広げたそうです。
さらには1400年代の末期から1500年代初期には有名な北条早雲が小田原に侵攻して城を奪取しました。
その後小田原城はを戦国大名北条氏の五代にわたる居城として、南関東の政治的中心地となりました。
この城は難攻不落と言われました。
この小田原城、最大の特徴はその規模の大きさです。
それがゆえに多くの戦国大名は小田原攻めに成功しませんでした。 -
発掘現場です。
-
一体何人の方が作業しているのでしょう。
-
当然ながら大学教授や高校教諭、あるいは歴史や地学の専門家も多数いらっしゃるのでしょう。
今日は暖かだからいいようなものの、この1,2月の冷え込みに同情しますーー。 -
天主閣に到着します。
この天主閣の特徴は、江戸時代に関東で天守を認められた城は江戸城と小田原城だけでしたが、1657年に江戸城天守が焼失した後は江戸城天守が再建されなかったため、明治維新で廃城になるまではこの城天守は関東唯一だったということです。
(現在のものは昭和に再建されたものです) -
この小田原城の最大の特徴はその規模の大きさです。
というのは、江戸城が建設されるまでは日本で最大のお城でした。
その大きさを規定するのは最外殻の総構えと呼ばれる、防衛線です。
小田原城の総構えは約 9 kmに及ぶ空堀と土塁で城下町全体を囲む長大なものでした。
大坂城の外郭もとても大きなものでしたが、それでも周囲8kmの長さであったそうです。
今日の視察?(笑)の目的はその総構えを見学するために普通は人が立ち入らない所にまで足をのばそうというのです! -
城内はおりしも梅の季節。
紅梅が大木に寄り添っています。
アメリカに寄り添う我が国?
いやいや、そんなに邪気はありません(苦笑) -
常盤木門を後にします。
-
これから城の南側に行きます。
-
有名な槇の木です。
周囲は6mもあるそうです! -
白梅もいたるところに咲いています。
もちろん4月には桜もーー。 -
ハナショウブやカキツバタの咲く場所は冬は干上がっていました。
-
散歩道には白梅の香りがーー。
やっと長い冬の終わりを訴えています。 -
その隣は紅梅が咲いています。
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天主閣からかなり離れています。
-
お堀にさしかかると、これはサギ?
-
良くわかりませんのでご専門のトラベラーさんのアドバイスをお待ちしますーー。
しかし、全く人影におびえず優雅なスタイルを披露してくれました。 -
やがて有名な藤棚にさしかかります。
冬の藤棚、寒そうですね。 -
まさに春を待ちわびる風情です。
-
やがて巨大な石碑が目に入ります。
忠魂碑。
これは東郷平八郎さんの碑だそうです。
日本が世界をあっといわせた立役者の一人だけあって勢いのある書体です。 -
城の山を登っていくとグラウンドがあります。
その名も城山競技場というそうで、何ともシンプルな命名です(笑) -
さらに進むと整備された公園?の奥にモニュメントがあります。
-
ここは小峯公園というそうです。
この碑は小田原市戦死者慰霊塔竣工式並びに合同慰霊祭の際の慰霊塔で、昭和32年に建てられたようです。
日本全国戦没者が多数いらっしゃいます。
全く今の日本は(緊張関係はありますが)平和でありがたいことです。 -
そして、目的の最初の発見?をします。
V字型の谷?、いえ空堀です。 -
これは看板どおり小峯の大堀切というそうです。
しかし堀切=dry moatというのですね。
こういう二か国語看板、結構発見があります(苦笑) -
実はこのあたりは多くの遺構や遺跡があるそうです。
これからその一部を見ていきます。 -
かなり登るとそこは梅林。
紅梅も白梅があってこそ映えるようです。 -
そして、国指定遺跡に到着します。
-
これが稲荷森という総構えです。
非常に深くて高低差は十数mはあるでしょう。
重い甲冑を身に着けた兵士も騎馬群もこれにはてこずるでしょう。 -
総構えの領域は現在の小田原駅周辺の市街地の領域も含まれ、小田原の町は町全体がお城だったというわけです。
この城は南は相模湾ですし、西は早川、そして天下の険である箱根連山に守られています。北も丹沢山系があり、東は酒匂川に守られた隔絶した天然の要害にあり、それが戦国時代の英雄たちを苦しめていたわけです。
最後にこの城を開門させた秀吉も奇策と内通者のおかげでこの城を開城させたのですが、決して攻め潰せたわけではなく、まさしく戦国時代随一の難攻不落の城だったようです。 -
さらに山道を歩くとこんな看板もありましたーー。
ペチカ、この言葉を聞いたのは何十年ぶりでしょう(苦笑) -
やがて別の地点にたたずみます。
看板がこの付近の総構えの様子を示しています。
もちろん、これは小田原城の総構えのごく一部です。 -
これもその一部です。
かなり高い崖になっています。 -
その構造ですが、万里の長城というわけではありませんが、こちらは土塁と盛り土で二重のバリアーを造っていたゆようです。
-
このあたりも全て総構えの一部のようです。
現在では大学のキャンパスの一部や梅林になっています。
しかし、さすがに歩き疲れました。
小田原駅から10000歩以上の距離です。
最終的には12000歩も歩いたことになりました!
やがて幹線道路に到着してバスで駅を目指しました。 -
今年の寒く長い冬も、今日のような暖かな日が時折あります。
その春のような一日に400年以上前の歴史に触れることができました。
武田信玄、上杉謙信、そして豊臣秀吉を悩ませた巨大な城の最外郭、いわゆる総構えは思った以上に大きく、そして一部しか保存されていませんでしたが、難攻不落といわれた理由の一端を悟りました。
考えれば日本も四方を海という自然の障壁に囲まれた恵まれた環境にあります。
しかし、アジアの緊張関係は中東や中部アフリカよりも多少ゆるいものの、他の地域に比べても厳しいといえるかもしれません。
この地の利を生かしつつも国民と国土が安心していられる施策はどういうことなのだろうかと無い知恵を絞りつつ帰途につきましたーーーーー。
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この旅行記へのコメント (18)
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- kiona212さん 2014/03/30 20:08:45
- 小田原城跡いいですね!
- はじめまして!
今回投票いただきまして御礼申し上げます。
私も歴史大好きで特に戦国時代は一番興味があります。
小田原評定という位、有り難くない名前を使われていますがこの城は本当に難攻不落みたいですね。一度いってみたい場所なのですが、ひまとお金があればどうしても南国の方に興味がいってしまい、今だ国内をじっくり訪問するのがあまりありません。
成田空港に到着すると旅への昂揚感が募り、もう病気みたいなものです。
今後も宜しくお願い申しあげます。
- norisaさん からの返信 2014/03/30 21:45:55
- RE: 小田原城跡いいですね!
- kiona212さん
こんばんわ。
ご丁寧にありがとうございます。
小田原城の広さは現在の市内の大半が含まれる広大なものだったようですね。
さすがの謙信、信玄、秀吉も正攻法では落とせなかったとのことーー。
さて、kiona212さんの世界一周は素晴らしいですね。
しかもファーストですか。
我々はビジネスも滅多使いません、じゃなく使えません(笑)
それこそ旅行回数を増やす方に振り向けてしまいますーー。
今後ともよろしくお願いいたします。
norisa
-
- わんぱく大将さん 2014/03/05 09:51:34
- 梅とペチカ
- norisaさん
日本は寒いと言っても梅の季節になりましたね。梅の親戚、アーモンド前線も(そんなもんありませんが)北上してるかもしれませんが、ここ何日か強風で、花が飛ばされてしまってるかもです。
ペチカ、ロシアの若い友達がプーチンと似てて、怖いですわ。ペチカで思いだしましたとさ。
大将
- norisaさん からの返信 2014/03/05 17:19:00
- RE: 梅とペチカ
- 大将閣下、
アーモンド前線?
スペインでそういう報道がされることは少なそうですね。
日本人は桜前線、紅葉前線、前立腺炎(これは違いますね(笑))など季節の移ろいを楽しむといえば優雅ですが、一方では流行に乗りやすいタチでしょうね。
梅とペチカーーー早春のお寒い日はホットブランデーでも傾けながらロッキングチェアに身を預け、梅を愛でてペチカで暖をとるとと長生きできそうです(笑)
norisa
- わんぱく大将さん からの返信 2014/03/06 09:30:01
- RE: RE: 梅とペチカ
- > 大将閣下、
>
> アーモンド前線?
> スペインでそういう報道がされることは少なそうですね。
>
> 日本人は桜前線、紅葉前線、前立腺炎(これは違いますね(笑))など季節の移ろいを楽しむといえば優雅ですが、一方では流行に乗りやすいタチでしょうね。
>
> 梅とペチカーーー早春のお寒い日はホットブランデーでも傾けながらロッキングチェアに身を預け、梅を愛でてペチカで暖をとるとと長生きできそうです(笑)
>
> norisa
norisa殿
ぼけるのも早いかと。。。 大将
- norisaさん からの返信 2014/03/06 10:37:06
- RE: RE: RE: 梅とペチカ
- 大将閣下
つっこみがいるのでぼけも必要でしょう!!(笑)
norisa
- わんぱく大将さん からの返信 2014/03/06 10:41:14
- RE: RE: RE: RE: 梅とペチカ
- > 大将閣下
>
> つっこみがいるのでぼけも必要でしょう!!(笑)
>
> norisa
うまい! 大将
>
-
- aoitomoさん 2014/03/02 14:49:24
- 『総構え』視察!さすが〜
- norisaさん
小田原城の歴史はnorisaさんの今までの講義でだいぶ知識が付いてきましたよ。
今回は『総構え』視察、またまた筋肉痛になりませんでしたか?
足腰鍛えてますね〜(笑)
総構えはマップでは分かっても現地に訪れることは少ないですしね。ましてや小田原城の総構えとなれば見に行くにも大変だったと思います。
春の訪れる気配を楽しませていただきながら、貴重な総構えの写真など楽しませていただきました。
aoitomo
- norisaさん からの返信 2014/03/02 16:44:41
- RE: 『総構え』視察!さすが〜
- aoitomoさん、
こんばんわ。
いつもご訪問ありがとうございます。
今回は梅見がてらに総構えの跡を歩いてみました。
いまや崩れかかったところも多いのですが、それでもこの巨大な城の広さと堅固さは堪能できました。
今月半ばは遠出をする予定です。
早く暖かになるといいのですがーー。
norisa
-
- みっちゃんさん 2014/03/02 11:38:50
- 毎回勉強になります・・。
- おはようございます・・。norisaさん
このところ、よく行っていた城廻りが行けてません・・。(^^;
まして、自分は日帰りが多いので中々関東までは足が向かいませんが・・。
norisaさんの旅行記はいつもながらパソコンの前で勉強が出来、歴史を感じて、一時空想が膨らみますね〜・。
本当に為になります・・。笑
また、暖かくなってきたので城廻りでタイムスリップしたいと思います・・。
いつもありがとうございます・・。
みっちゃんm^^m
- norisaさん からの返信 2014/03/02 16:41:49
- RE: 毎回勉強になります・・。
- みっちゃんさん、
こんにちは。
いつも恐縮至極です。
そういえば最近みっちゃんさんのお城巡り、解説がご無沙汰のようですね。
ヨーロッパのお城にあこがれる方は多いのですが、どうしてどうして日本のお城の規模(特に面積や総構えの広さ)ではかなりのものですね。
暖かくなったら是非お城のご案内をお願いいたします。
norisa
-
- pedaruさん 2014/03/02 07:05:27
- 小田原城
- norisaさん お早うございます。
駅から甲冑もつけずに5分で入城したのですね。城内では激しい抵抗はありませんでしたか?
いきなり発掘現場が現れました。様々な人が発掘に携わっています。我が家の前の発掘調査には、学生、パートのおばちゃんなどが混じってました。
小田原城の発掘調査ともなると面積が広くて大変ですね。写真の奥、木の影にpedaruらしき男が発掘を覗いているのに気が付きませんでしたか?
小田原城は再建天守閣よりも城郭に魅力を感じました。
pedaru
- norisaさん からの返信 2014/03/02 07:48:29
- RE: 小田原城
- pedaruさん
おはようございます。
甲冑はつけずに入城しました(笑)
まさにいきなり発掘現場でしたね。
かなりのことがわかってきたということです。
この総構え、写真には写っていませんがかなりの山奥に及びます。
アップダウンもきついので攻めるには厳しいですね。
秀吉もカネにものをいわせて籠絡作戦にでたのもうなずけます。
歴史の重みにひたれるトレッキングでしたーー。
(しかし、このすぐ下の掲示板と三つ下の掲示板で歩数を叱られました。横浜の異人館散策でねを上げてはいけませんね(笑))
norisa
-
- hot chocolateさん 2014/03/02 02:20:59
- 小田原城♪
- norisaさま、こんばんは〜
小田原城では、春の訪れを待ち望んでいたかのように、梅の花が見事に咲いていますね。
10年ぐらい前の桜の時期に、小田原城を訪れたことがありましたが、広大な城に咲き誇る桜が見事でした。
その時に見かけた空堀が印象に残っています。
その時は、発掘の作業には気がつきませんでしたが、その時はやっていたのでしょうか・・・?
北条氏の小田原城は、豊臣秀吉が天下統一をする時に、最後まで手こずった城でしたね。
お正月に箱根に行った時、箱根の麓(三島市にある)山中城跡に行きました。
この城は、北条氏が豊臣秀吉の軍を防ぐために造った城ですが、城跡とはいえとても規模が大きく見事でした。
norisaさま、12,000歩でへこたれてはいけませぬ。(笑)
ワタクシ、3月にアジアのエアーズロックと言われている、スリランカのシーギリア・ロックに登るため、毎日、10000歩以上歩いて足を鍛えております。
ぺトラ遺跡では、28,500歩歩きましたぞ。(笑)
元気に旅をするために、お互い、足腰鍛えましょう。
hot choco
- norisaさん からの返信 2014/03/02 07:42:01
- RE: 小田原城♪
- hot chocolateさん、
おはようございます。
小田原城の発掘が本格化したのはここ2,3年ではないでしょうか?
それにしても大々的にやっております。
このお金どこから?
県民税からなら徴収されております(苦笑)
さて、12000歩ではだめ!?
まさにふたつ下の掲示板でも指摘されました。
hot chocolateさんのご年齢は存じ上げないのですが、その意気込みとハードルの高さから20代〜40代かと推測します(笑←笑うとこではない??)
我々、海はそこそこ長距離は大丈夫ですが、陸はイマイチですかね。
3月中旬にはもう少し歩く旅行をします!!
norisa
- pedaruさん からの返信 2014/03/02 16:25:58
- RE: RE: 小田原城♪
- > 我々、海はそこそこ長距離は大丈夫ですが、陸はイマイチですかね。
魚類かっ
hot chocolateさんが、旅行の鬼とは!
割り込みで失礼しました。
pedaru
-
- frau.himmelさん 2014/03/01 20:57:34
- ご無沙汰しています
- 何やかやと忙しく、4トラもあんまり覗けない日が続いておりました。
本当にご無沙汰しています。
小田原城は一昔前(たぶん10年以上前)、梅の花を見に行ったことがあります。
なんですか、あの物々しい発掘の様子は?
ずいぶん広範囲に大勢で大々的に発掘調査をしているのですね。
調査が終わるまでは大変ですね。
そういえばベルリンのど真ん中でも、宮殿の発掘調査をやっていましたが、あれも何年がかりなんだろう。
それにしても小田原城って、東郷平八郎の碑があったり、山田耕作のペチカの歌碑があったりと、とてもバラエティーに富んだお城ですね。
えっ、12000歩でギブアップ?!
norisaさんよりかなり年上の私でも、ドイツに行けば2万歩近く歩いていますよ。
お互いに頑張りましょう。
- norisaさん からの返信 2014/03/02 07:31:02
- RE: ご無沙汰しています
- frau himmelさん、
おはようございます。
早速のご訪問ありがとうございます。
小田原城の発掘はものすごく本格的なようです。
東口の駐車場も移動するとのことです。
歴史をさかのぼる苦労は大変なもののようです。
さて、歩数12000歩で叱られました(笑)
しかし、この距離、ほとんどが上り下りのコース。
(まあ総構えのあるところなので平坦なわけはありません。平坦なところは全てお堀になっていたようなのでーーー)
しかし、20000歩もお歩きになる方にはかないません。
3月中旬には結構歩く旅行をする予定なので勝負できるよう頑張ります!(笑)
norisa
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