2014/02/21 - 2014/02/21
195位(同エリア428件中)
さんたくさん
平野環濠集落の中の大念佛寺を訪問します。
今回は大部分、道で声をかけて頂いた方に平野の町を案内していただきました。
予定になかった含翠堂跡などにも連れて行って頂き有り難かったです。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
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市組のだんじり小屋です。
杭全公園のすぐ近くにあります。
だんじり小屋は杭全神社の夏祭りの時に宮入りする9町のだんじりを保管している所です。
前回の旅行記に書きましたが、杭全公園で地図を見ていると声をかけて頂いた方に案内してもらいました。ここからしばらくその方が同行して案内してくださいました。有り難いことです。
平野郷だんじり祭りはかなり盛況なものらしく、その人いわく、だんじり祭りを楽しみに一年間仕事する人も多くいるとのことです。その時期にも一度訪れてみたいです。 -
含翠堂跡(がんすいどうあと)です。
含翠堂は摂津国平野郷市町に享保2年(1717年)に、土橋友直らにより設立された学校で、明治5年(1872年)の学制公布により廃校されるまで150年余り存続しました。当初は庭の老松にちなんで老松堂と呼ばれていました。
土橋友直は坂上七名家の一人です。
また享保の飢饉のときは含翠堂が行っていた積立金で炊き出しなども行いました。
含翠堂は大阪商人が設立した学問所・懐徳堂のモデルともなります。 -
含翠堂で講義する伊藤東涯です。「摂津名所図会」より
この含翠堂の石碑は昭和のもので新しいものです。 -
少し離れた所に以前の含翠堂跡があります。
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戦国時代には平野旧環濠の13か所の出入り口(十三口)に木戸口がおかれ門や地蔵堂がありました。
ここはそのうちの一つの河骨池口(こおのいけぐち)地蔵です。
今は埋め立てられていますが、平野川を運航していた柏原船の発着場でした。 -
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河骨池口地蔵です。
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青いポリバケツの下に石があります。
これは力石と言いましてお相撲さんなんかがこれを持ち上げて鍛錬していたものです。
案内してくれた方が教えてくれなかったら絶対素通りしていました。 -
地蔵堂にはそれぞれこのような案内板があります。
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河骨池口地蔵は岩村食堂の裏手といいますか、一体となったおもしろい造りです。
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大阪平野小学校です。
ここの門の所に石碑があります。 -
「古河藩陣屋跡」の石碑です。
平野郷の陣屋は天明年間、土井候の下総の国古河藩時代に置かれ、明治2年の版籍奉還後、陣屋は廃止されました。 -
泥堂(でいどう)組のだんじり小屋です。
25号線沿いの平野小学校の所にあります。 -
馬場(ばば)組のだんじり小屋です。
ちょっと古そうな感じです。 -
坂上七名家筆頭の末吉家です。
末吉家は航海業を営み、朱印船貿易を行っていました。案内していただいた方によりますと大型船を4隻持っておられたとのことです。
自宅は登録有形文化財に指定されています。 -
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大念佛寺にやってきました。
大念佛寺は融通念仏宗の総本山です。
大念佛寺は坂上氏の菩提所修薬寺の別院でしたが、1127年に開祖聖応上人が鳥羽上皇の勅願によって新しく一寺を建立されたものです。 -
絵本作家のやなせたかしさんの詩がありました。
もちろんアンパンマンの作者でもあります。 -
1706年に建造された山門です。
大阪市指定有形文化財に登録されています。 -
この「大源山」の扁額も大阪市の有形文化財に指定されています。
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手水舎です。
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手水舎の屋根には亀の彫り物があります。
案内してくれた方にこの亀の云われも教えて頂きました。 -
本堂です。
総欅造り銅板葺きの見事なお寺です。東西約50m、南北約40mとその大きさに圧倒されます。昭和13年に再建されたもので大阪府下最大の木造建築です。
平成15年に国の登録有形文化財に指定されました。 -
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賓頭蘆尊者(びんずるそんしゃ)です。
賓頭蘆様を撫でると病気が治り、病気にかからないという撫仏です。賓頭蘆信仰と言われています。 -
本堂の中です。
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圓通殿です。
1693年に大通上人が創建されたものです。
伝教大師作と伝えられる聖観音立像を祀り、左右には大通上人が募った日月祠堂位牌を安置しています。
扁額「圓通殿」は大通上人の直筆です。平成元年改修復元されたものです
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圓通殿のご本尊の聖観音立像です。
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地蔵堂です。
1844年に第52世教彌大僧正により創建されました。
ご本尊は蓮台にのる等身大の木造です。 -
宝物館です。
寺宝収蔵用の建物です。展示ホールもあるようですが当日は何もやっていないようでした。 -
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楽邦殿(納骨堂)です。
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鐘楼です。
江戸時代の名鐘です。
従一位右大臣藤原家孝公撰の銘文です。 -
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龍王殿です。
縛嚕拏天(バロダテン)八大龍王のノボリがたくさん立っています。 -
霊明殿の正門です。
1156年の創建で正門は江戸時代の遺構を残しています。 -
霊明殿です。
鳥羽上皇を奉安するために建てられ、その後、徳川家康公を合祀するため権現造りの社殿を再建しました。 -
大念佛寺は敷地も広く立派なお寺です。
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角田拾翠の碑です。
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「小川忠高公顕彰碑」です。
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「マニ車(経車)」です。
ネパールから贈られたマニ車です。
マニ車の中にお経がおさめられていて、手で回すとお経を一巻唱えるのと同じ功徳があるとされています。
もちろん回してきました。 -
梁松院(りょうしょういん)です。
昭和47年に再建された唯一の塔頭です。 -
梁松院です。
モダンな感じがします。 -
小林一茶の句碑です。
「春風や 順礼共が ねり供養」
一茶が33歳の寛政7年に大念佛寺を詣でた時に詠んだ句です。 -
なにわ七幸めぐりの一つが大念佛寺のようです。
それぞれのお寺で朱印を押してもらって全部集めると満願となるようです。七つくらいならいけるかもしれませんね。 -
大念佛寺をあとにします。
ここで案内してくださったかとと別れます。本当にありがたかったです。
旧馬場門筋です。そういえばさっき馬場組のだんじり小屋がありましたが、この近くです。 -
馬場口地蔵です。
この地蔵堂は馬場口門の傍らにあったもので、奈良街道の大阪・天王寺方面に接続しており、大念佛寺の参詣口でもありました。 -
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今回の旅行記はここまでです。詠んでくださった方ありがとうございました。
次回はちょっと風変わりな所もある全興寺に行きます。
宜しかったらまた読んであげてください。
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