温泉だけじゃない！　熱いゾ、塩原温泉♪

2014/02/07 - 2014/02/08

12月から1月は何かと多忙で、旅行は
しなかったのですが、やはり近場の温泉
くらいは・・・と、探していたら、
たまたま新聞広告で、往復送迎バス付きの
温泉ホテルを見つけて、即決で予約しました。



※写真は、ホテルでのフラダンス・ショー
出演のグループ「雛団（ひなだん）」の
きれいなお姉さんたち。

エリア 塩原温泉郷(栃木)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.0
• ホテル: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 旅行の手配内容: 個別手配

これが今晩泊まる『ホテルニュー塩原』。
部屋数２４０室という、大きなホテルです。

バスが到着すると、玄関ロビーで
アロハの衣装を着けたおねーさん
たちが、にこやかにお出迎え。

館内はエアコン完備とはいえ、
寒いのにご苦労様です。
今夜のショーで、フラを披露して
くれる方々。
一緒に記念写真を撮りましたが、
そちらは非公開です。

まだチェックイン・タイムには
早いので、荷物をホテルに預けて、
街を散策します。

ホテルでもらったＭＡＰを
見ながら、雪の残る道を
歩くこと約２５分。
「八幡神社」に着きました。
源氏に縁深い神社で、創建は
大同２年と伝えられ、源義家が
東征の折り、本宮に戦勝を祈願
したとの故事があります。
参道には雪がいっぱい積もり、
人影もありません。

ここで有名なのが、国指定
天然記念物の「逆（さかさ）杉」
です。
樹齢約１，５００年、枝が下向きに
垂れているところから、そう呼ばれて
います。

相生の（２本並んでいる）「雌雄（めおと）杉」
で、連理のご神木という神徳の高い杉として
古くから敬われています。
西側の雄杉は幹周１１．５ｍ、雌杉は８ｍ、
樹高４０ｍもあるそうです。
他に、「『気』乃大杉」という、逆杉に次ぐ
巨木杉で、霊気発生が顕著な代表杉や、「夜竹」
（塩原七不思議のひとつで、発生に故事あり。）
があるとの説明書きがありましたが、どれだか
判りませんでした。

本殿は、意外にこじんまり。
お参りしたかったのですが、
雪が深くて寒いので、遥拝
だけで撤収です。
（八幡様、ごめんなさい！）

往路と同じ道を引き返します。
道沿いに建つ、ごく普通の民宿
に見えた建物ですが・・・。

「真田（幸村）家別邸跡」
ですって！
それで、民宿の名も「本陣」
なのね。
「１泊２食つき６，０００円より」
って、かなり安くない？

これも道路沿いの駐車場にあった
看板。
この階段下に「源三窟（げんざんくつ）」
という４０ｍほどの鍾乳洞があるそうです。
源平最後の合戦「壇ノ浦の戦い」で
源義経とともに戦った武将、源有綱が
源頼朝の軍に追われ、この洞窟に隠れ住んだ
のだそうです。
「武具資料館」もあって、入場料７００円
（未確認）。
ちょっと入ってみたかったのですが、
チェックイン時間も近づいてきたので、
ホテルに向かって先に進みます。
「塩原は太古の昔、湖であった」など、興味深い
解説がかかれていますので、興味がおありの向きは、
拡大してご覧ください。

川のほうへ行ってみようと、
別の道へ出たら、「塩原
もの語り館」という観光案内所
があって、野菜の直売もしている
ようでした。
でも、今は閉まっているみたい。

「足湯温泉」も併設されていましたが、
これも、やっていないようだし。
冬季休業なのでしょうか？
それとも、定休日？

「塩原渓谷歩道入口」という
標識があったので、そちらへ
行ってみます。

川沿いの遊歩道がありました。
ここを行けば、ホテルに戻れる
ようです。
この川が「箒川」で、向こうの橋が
「紅の吊り橋」ですね。

紅くはないけど・・・別の
意味なのかな？

ホテルが見えてきました。

塩原は「温泉郷」で観光地ではないので、
いわゆる観光名所は多くありません。
冬以外なら、ハイキングや街散歩など、
いいかもしれませんが。
いい温泉は、たくさんあります。
作家の尾崎紅葉ゆかりの地。

川をはさんで、両側に建物が
あり、グリーンの空中通路で
つながっています。

川は、半分くらい凍っています。
「すごいツララ！」
って、オットは言っていましたが。

別棟の『湯仙峡』側から
ホテルに入ります。

ここは、私たちの部屋。
『西館』６階の和洋室です。

こちらが寝室。
造りは古いけれど、気持ちのいい
お部屋です。

夕食前に温泉に入りに行きました。
３本の源泉がある天然温泉だそうです。
まずは、２ヶ所あるうちの地下１階の大浴場
（岩風呂）へ。
女性用はあまり広くはありませんが、
いいお風呂でした。

夕食はビュッフェ形式です。
和洋中あって、料金のわりには、
質量ともに充実。
ライブキッチンの揚げたて天ぷらが
おいしい♪
この時は、アルコール・ドリンクも
９０分間無料で、お得感あり。
(２月２８日までの平日限定。）

また、栃木名産イチゴの「とちおとめ」
も食べ放題で、これは５月上旬までの
期間限定です。
とても甘くてジューシーで、ご機嫌♪
イチゴは大好きなので、嬉しい。
それと、チョコレート・ファウンテンが
あるのも気に入っています。
いささか、こどもっぽいけど、私がこどもの頃は、
こんなものはなかったので、
映画の「チャーリーとチョコレート工場」みたいで、
楽しいのです。

（この間の大雪で、あちこちの果物のハウスが全滅した
と聞いて、心配です。
イチゴ、だいじょうぶかしら？）

夜は、入場無料のフラダンス・
ショーと歌謡ショーがありました。
ふだんはあまり見ないのですが、
客室へのエレベーター前で、ホテルの
スタッフが誘導案内していたので、
つい誘われて会場へ入ってしまいました。
（笑）
客席はかなり埋まっていて、道化のような
衣装の男性が、マジックを披露していました。
到着の時、アコーディオンを弾いて
迎えてくれた人ですね。

ジャグリングも。
多彩だな〜。
そういえば、昼間ロビーで、
黙々とジャグリングの練習を
していましたっけ。
入った時はもう始まっていたので、
名前は知りませんが。

場内は照明が暗いのですが、
フラッシュを使えないので、ピンボケ
です。

つづいては、フラダンス・ショー
です。

タヒチアン・ダンスのような
激しいものではなく、私の
好きな正統派のフラでした。
（タヒチアンも、それはそれで
好きですが、あれは「フラ」では
ない。）

「雛団（ひなだん）」というグループ
だと、自己紹介がありました。
各地で活動しているようです。

そして、これがメイン・イベントなの
でしょうか。
「宇都ノ宮晃（うつのみやあきら）
歌謡ショー」のはじまりです。
自称“とちぎのプリンス”は、悪いけれど
笑えます（ゴメンね。）が、演歌を中心とした
歌の数々は、なかなか聞きごたえがありました。

お客さんの何割かはリピーターの
ようで、特にオバチャンたちに人気が
あるみたい。
途中ホテルの人が、キラキラ光る
ならぬウチワを売りに来て、それを
ペンライトのように振って盛り上げて
いました。

曲の合い間には客席の間を回って
握手のサービスも。

「人は見た目が９割」なんていう
本もあるように、やはりイケメン
のほうが有利ですね。（笑）

紙製のギターを持ってロカビリアン
の真似をして笑わせたり・・・終始
ハイ・テンションの大サービス！
これ、毎日じゃ大変でしょうね〜。
お疲れ様です。
歌そのものも、とても素敵でした。

最後に、新曲『愛娘（あいむすめ）』を
歌いましたが、この歌は残念なことに
ミスマッチな印象を受けました。
声量が豊かで歌唱力もある人なのに、
それがこの唄では充分に発揮できない
ような・・・。
それと、「娘を嫁がせる父親」という
イメージは、この人のものじゃない
な〜。
今回歌った中では、たとえば、『イヨマンテ
の夜』とか『川の流れのように』みたいな、
朗々と歌い上げる曲のほうが、絶対に当たると
思いますが。
でも、「紅白目指して奮闘中」という
宇都ノ宮さん、頑張って！
応援しますよ〜！

会場の出口で、宇都ノ宮さんと
「雛団」の皆さんがお見送り
してくれました。
楽しいひと時をありがとう
ございました。

この後、別の会場で落語の催し
もあって、私はけっこう好きなのだけど、
続いてではさすがに疲れそうだし、
オットももう充分だと言うので、
少し惜しいけどパスして、部屋に帰って
寝むことにしました。

翌朝６時ごろ起きて、また
温泉に入りました。
こんどは別棟の、種類がたくさん
あるほうに行きました。
ジャグジーとか半露天風呂、立ち湯
などがありましたが、幾つかは熱くて
入れなかったし、“半”露天風呂は
上のほうが少し開いているだけで、
外はまだ暗くて、何も見えなかったのが、
やや期待はずれ。
温泉は良かったから、よしとしましょう。

部屋の窓からの眺めです。
雪が降りだして、７時過ぎなのに
この暗さです。

外の景色も霞んでいます。
これでは、きょうは外歩きは
無理ですね。

朝食もビュッフェです。
和食は、どこも同じような
メニューですね。

オープン・キッチンのフレンチ・
トーストと揚げたてカニ・コロッケが
あまりにおいしそうだったので、ついつい
誘惑に乗ってしまった！
あきらかに食べ過ぎです。
帰ってから、ダイエットしなきゃ。（笑）

チェックアウト・タイムの１０時には
部屋を空けなければならないのですが、
この天候ではどこへも行けないし、
また温泉に入るのも落ち着かないし。
漫画コーナーのソファでコミクスを
拾い読みしたり、マッサージ・チェア
なるものを（初めて！）体験したり、
オットは喫煙所で一服したり・・・で、
バスの出発まで時間をつぶしました。
休憩所の窓から、目の高さで川を見て、
気がついた！
昨日、オットが「ツララ」と言ったアレは、
凍った滝だったのね。

ホテル出発を少し早めたのに、
雪はどんどん激しくなってきて、
関越道をはじめ、各高速道路が
閉鎖になってきました。
佐野藤岡Ｓ/Ａ付近で、ついに
東北道も閉鎖され、一般道に
下りる羽目に・・・。
ホテル出発を少し早めたのに、
雪はどんどん激しくなってきて、
関越道をはじめ、各高速道路が
閉鎖になってきました。
佐野藤岡Ｓ/Ａ付近で、ついに
東北道も閉鎖され、一般道に
下りる羽目に・・・。
ホテル出発を少し早めたのに、
雪はどんどん激しくなってきて、
関越道をはじめ、各高速道路が
閉鎖になってきました。
佐野藤岡Ｓ/Ａ付近で、ついに
東北道も閉鎖され、一般道に
下りる羽目に・・・。

幸い、
「車での外出はなるべく控えるように」
との警察の忠告が効いたのか、普通の
乗用車の通行はほぼ皆無で、日曜の
せいで営業車も走っていなくて・・・
この状態としては、驚くほどスムーズに
走行ができました。
私たちのバスのドライバーさんはベテランの機転がきく人で、空いた道をうまく
選んで走り、結局予定より1時間遅れた
程度で、出発地点に帰り着きました。
ほんとうに、ご苦労様。
そして、どうもありがとう。
ともかくも、たいしたトラブルもなく
旅を終えられて何よりでした。
これで、事故渋滞でもあったら、
夜中になったかも。
ちなみに、我が家のある地域では、
雪ではなく、雨になっていました。

　　　　　　　　　　　　ー完ー