2013/12/31 - 2014/01/03
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keikchanさん
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こんなところまで来て楽器屋さんでギターを探しているダーリン、あんなに何本もギターを持っていてそれでもまだ欲しいんだろうか?
前夜、Yahoo香港で「ギター」で検索してみてちょっと気になる人がヒットした。
自分でギターを作って売っているMatthewという人。 彼のアドレスは私たちのホテルから4駅離れているだけ。
ちょっと行ってみてもいいんじゃない? ダーリン、きっと話が合うよその人と。
いや、私の予感はピッタンコ。 アメリカに2年留学していたというMatthewは英語を話す人だったから次から次へと話が運び、クラシックギタリストでもある彼が曲をどんどん弾いて聞かせてくれるのであっという間に時間が過ぎて朝イチでホテルを出たのにお昼を回ってる。
それにしてもMatthewの作ったギターはいろいろなところに工夫が凝らしてあってすのすごく「良く鳴る」ギター、とダーリンも驚きの作品ばかり。
日本で売られていればたちまち人気が出るだろうに。
でもMade in ChinaやMade in Hong Kongに偏見を持っている人はたくさん、た〜くさんいるから無理かな?
アメリカだったらどうだろう?
張ってあったポスターにMatthewの香港のもう1軒のお店と、中国の深圳の住所も書いてあったので聞いてみると、そうだ、と言う。
と、突然Matthewが、午後は中国の深圳にちょうど壊れたギターを修理に持って行くからよかったら一緒に来るかと聞く。
私"Sure!!"と二つ返事でダーリンは「エェ〜!? 本気?」という表情で私を見たけど。
Matthewの事務所のそばで一緒にlunchを食べてからタクシーに乗りいざ鉄道の駅まで。
そう言えば私たち香港で一度もタクシーに乗ってなかったね。
バスや地下鉄がすっごく便利でタクシーの必要性を全く感じないものね。
地元の人はやっぱり乗るのね・・フムフム。
駅に着くとそこは地下鉄のホームとは少し違う雰囲気。
「普通車はキレイじゃないから一等車で行こう。 でもちょっとズルイ方法だけど」と言って教えられたとおりにオクトパス(使えて良かった)を翳す。
電車の中でいろいろな話をすると
彼が42歳、奥さんは32歳、9歳の男の子が一人いてその子はバイオリンを習っている。
そしてなんと彼がギターを自分で作り始めたのは12年前からとのこと!!
たった12年のキャリアであれだけ凄い(素人の私にもその凄さはわかった)ギターをどうしたら作れるようになるの?
きっと彼は一種の天才なのだと確信。
列車は香港最後の駅、羅湖に到着。
さてさて、ここで問題が起こるとは予想もしなかったけど
ダーリンがアメリカ人であることを今さらながら感じた瞬間。
日本人である私はビザなしで入国できるけどアメリカ人は前もって香港内でビザをとらなければダメとのきっぱりしたNO。
Matthewが必死で抗議してくれたけど国の法律が個人の抗議で翻るわけもなく、
Matthewは仕事があるのだから行ってもらって私たちはトボトボ来た道をまた電車に乗り香港に戻った。
アハハ、でもよ〜く考えたら帰りの電車、オクトパスを翳してないのでタダだった!!
Matthewのギターをダーリンが1台くらい買って帰るだろうと予測していたけれどそれも出来なくなってしまった。
なにしろ明日の日本への帰国はかなり早いのだから。
でも、きっとまたいつか近いうちにMatthewに会える、香港は本当に近いから。
さて・・と、中国に行きそびれてしまったし・・・
そういえば今回はまだ香港島側に行ってないね・・・とコーズウェイベイまでまた地下鉄。
思えば私が30年以上前に初めて香港を訪れた時の場所がこのコーズウェイベイだった。
賑やかさが前にも増している。
やはり中国パワーはスゴイね。
小腹が空いたのでクレープ屋さんへ立ち寄る。
これが後から起こる大問題の始まりなのだけどその時の私たちは知る由もなくのんきにコーヒーを飲みクレープをパクついていた。
その小さいお店の中には誰もいなくて私たちは真ん中の席に陣取ったのだけど
すぐに6人の若い男女が入って来て私達を挟んで離れて座ろうとしているのをダーリンが目ざとく見つけ
私たちがそっちの小さい席に移るからあなたたちはここを使って・・・と。
6人の男女は一瞬驚いた表情になったけれども
英語で「You are so kind. Thank you.」とお礼の言葉が返ってきた。
お店の二人の店員さんもニコニコとそんな様子を見ていたっけ。
良いことをするとなんだか気持ちが良いもので、それはきっとご褒美なんだと思う。
なんだか良い気分でお店を出てホテルのある東九龍サイドへもどりショッピングセンターを少し歩いてからフードコートに。
さすがにフードコートは何処の国も同じなのかな・・・けっして不味くはないけど美味しくはないというそんな味だった。
それより香港島に居た時からダーリンが梅干をガチガチに乾かしてちょっと味を付けたもの(彼の好物)それをポケットに入れておいて時々出して食べていたその袋がどこにもない、と言う。
バッグを持たないダーリンだからあるとすればポケットの中、
で私も一緒に彼のポケットをボディチェックしたけど本当にない・・・ダーリンがかなりがっかりしているので
万が一私のバッグに入っていた、なんてシャレにならないからそ〜っとバッグに手を入れてみた。
それらしき袋の手触りはなし・・・
ん!? まてよ・・そんなことより、私の財布がないような気がする!!
今度はバッグを全開にして目で確認してみた・・・本当にない!!
これは悪夢!?
ここ日本じゃないんだよね。
さっき女人街の凄まじいまでの人混みを歩いてきたからまさかスリ!?
いやいや私の財布は中身は軽いのにやたら大きくてスリはきっとスレない。
とすると落としたんだろうか・・・えっ〜、どこで? といろいろな考えがぐるぐる回る。
今までいろいろなトラブルを外国で経験してむしろ私はそれを解決するのが楽しかったものだけど今回は「参った」
ダーリンがやって来たので事情を説明するとたれの顔色も真っ青
「でもパスポートは他のポケットに入ってるから大丈夫だけど」と、それは不幸中の幸い。
お金は香港ドルで50ドル、日本円で6000円だからたいしたことはないけど
カードが数枚、
それに免許証にCostcoのカードに・・・
私たちの結婚式の写真やHawaiiの運転免許証も入ってて・・・
それらは普段は何気なく入っているものでも失くしたとなるとものすごい喪失感。
とにかく日本に連絡を取ってカードを止めてもらわないと・・と善後策を考えながらホテルへ。
部屋へ直行しようとした私を制してダーリンがホテルのフロントデスクへ。
ダーリン、フロントデスクで何をするの?
ワイフが財布を無くした・・・でもたぶんスラれたのじゃなくて置いてきたか落としたのだと思う、と説明。
彼女たちが英語に堪能で良かった・・・。
「まぁ大変、どこで?」『コーズウェイベイ』と私たちが声をそろえて言うと彼女たちの表情が曇った。
ああ、最悪の場所だったんだ、と。 たぶん日本では新宿だったりするのかも。
だんだん落ち着いてきた私は自分の財布を出した場所を思い出した。
SOGOデパートで400ドル支払った時には財布は有った。
もしかしたらそのカウンター?
その女性はSOGOの葉巻売り場にすぐに電話をしてくれた。
そして、ハッとした。
クレープショップで6人の男女に席を譲ったときにもしかしたらバックが逆さまになったかも・・
ダーリンがそれを聞いて自分のポケットからクレープ屋さんのレシートを出す。
そこへも別の女性が電話をしてくれた。
ここでは相変わらずすべての会話は広東語が使われている。
そう、私たちは広東語が話せないし、もしも英語で電話したとしても相手が英語を話す人とは限らないから。
ダーリンのアイディアは素晴らしかった。
広東語でのやり取りだけど、聞いていて、正確に言えば彼女の表情、身振り手振りで「あったらしい」ということが理解できた。
ダーリンに「あったよ」と言うとダーリンはNo way!!
この香港で失くしたものが出てくるなんて信じられない、ということなんだろう。
私も同感、そしてカウンターでヘルプをしてくれている彼女たちも安堵と驚きの表情だった。
どうやら私たちが去った後に財布が落ちていてクレープ屋さんの人が
観光客だからきっと困っているだろう・・・とセキュリティに届けておいてくれたとのこと。
そのクレープ屋さんはショッピングセンターの中にあったのだった。
だからお店は10時で閉まってもセキュリティofficeであれば真夜中、
あるいは夜どおし開いているのでそこに届けておいてくれたのだろう。
時計を見ると夜の9時、こんな時間でも取りに行っていいのか・・と聞くとコーズウェイベイは眠らない町、それに地下鉄も真夜中まで動いているから十分行って帰って来られる・・・と。
さっそく地下鉄に乗ってコーズウェイベイまで逆戻りする私たちの足取りは軽くてルンルンしていた。
私たちが6人組に示した善意がこんな形で戻ってきたのかもね・・ダーリン。
セキュリティofficeでパスポートを提示して、中身がすべてあるかどうかを確認させられ、書類にサイン、で晴れて私の財布は戻ってきた。
まずはクレープ屋さんにお礼をと行ってみると閉まっている・・・
でも中に電気がついていてたった今閉まったところみたいでシャッターを叩くと昼間の女の子が出てきた。
最初は「もう閉まりました」…みたいなことを言ったので私の財布を見せると
満面の笑みを浮かべて良かったね・・・良かったね・・・と何度も言っていた。 確か英語で。
お礼を何も用意していなかったので100香港ドルを出すと「無用です」と言う。
It was my duty!! と彼女。
じゃあ、アイスクリームでも二人で食べて、と無理やり置いてきたけど。
あのクレープ屋さん、アイスクリームも売ってたよね・・・まっ、いいか。
その後スーパーに立ち寄ってフロントデスクの彼女たちにクッキーとチョコレートを買って
私たちは、私たちで通りがかったバーに立ち寄り乾杯をしたのは言うまでもなく。
そうそう、ここで一つ不思議な事があったのを書き忘れたけれど
ダーリンがフロントデスクで話しをしながらレシートなどを探していて突然リヒムイ(ガチガチの梅干、Hawaiiではそう呼ばれている)が出てきた。
取り出したダーリンは本当に幽霊にでも出会ったようにびっくりして・・
だって半日探していてもなかったのがポケットから出てくるなんて!!
でも、私は本当はそれを見た時にほとんど確信できた・・・私の財布も戻ってくるってことを。
きっと・・・これは今は亡き私の母のイタズラ(なんとも私の母らしい)・・と救済だったのだと思う。
母は、私が知らずに財布を落としていることを知らせたくて
わざとダーリンのリヒムイを隠したんだと思う。
リヒムイを探したらきっとバッグの中も探すからその時財布のないことに気が付くだろうと・・・。
財布がないことに気付いたのは1月2日の夜の9時
翌日は飛行機の時間が早いので朝の6時半にはホテルを出なければならず
とても財布を探すことも、取戻しに行くことも出来っこなかったから。
そう、ギリギリのタイミングで財布のないことに気が付いた、いや、気が付かせてもらったということ。
母に感謝。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
オクトパスは便利で使いやすいし、香港の地下鉄も使い勝手が良いけど
でも急がない旅だったらバスのほうが好き
ホテルがショッピングモールと地下鉄の駅とバスターミナルに隣接しているので本当に楽だった今度の旅 -
この路線は比較的新しい路線で車両も新しくてキレイ
-
ダーリンがポケットからだして食べているのはリヒムイ、Hawaiiではそう呼ばれているけどここでは話梅・・たぶんファムイと発音するんだろうと思うけど。
とにかくダーリンのお気に入りで
マカオでも一袋買って、香港でも一袋買ってた。 -
この人がギタリストであり、またギターを手作りで作っているクラフトマンのMatthew
まったくの飛び込みで訪ねたのに
ギター好きなダーリンと彼は旧知の仲のようにずっと離し続けていた。
Matthewのギターも聞かせてもらったし・・・ -
この電車に乗ってMatthewの中国にあるお店に連れて行ってもらうわけだったんだけど
-
一等車じゃないと汚いから・・・とMatthewが言ったけど
ここでもオクトパスが使えたのでラッキー。 -
特別に一等車だ・・という感じでもない車両だったけど。
-
せっかくMatthewが中国まで一緒に連れて行ってくれたのにダーリンがビザがないために国境を通してもらえなくて追い返された・・・
日本人である私はビザがいらないのに。
そして、そのあとで財布を落とし、そのことに全然気が付かないまま歩き回って半日を過ごしていたなんて。
でも、ないことに気が付き、顔は真っ青、頭の中は真っ白になるほど焦ったけれど超が何個も付くほどラッキーで見つかった財布
ダーリンはビールで
私はアイスクリームで
乾杯した!!
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