2013/08/29 - 2013/08/29
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ももんがあまんさん
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今回は「ヘット・ロー宮殿」、立憲君主国家・オランダ王家所縁の「夏の離宮」、1685年に、「ウイレム三世」と言う人が建てたそうで、オランダでは、多分一番、豪華な「宮殿」。
久々の「宮殿」という事で、少し張り切って、写真を撮りすぎだので、今回は、この「宮殿」だけの「特別バージョン」といたします、宮殿の中と、庭園の写真もたっぷり、建物はそれほどでもないけれど、内装は、それなりに豪華です・・・オランダは市民の国ですけど、まあ多分、隣近所との付き合いもあるし、王様を作っておいて、あまり貧しい恰好もさせられない・・・でしょうしね・・・それは、解ります。
表紙の写真は、こうした「宮殿」においては、いつも気になる豪華な「ベット」、 真っ赤々・・・目が冴えて、眠れそうにないですね。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 自転車
- 航空会社
- フィンランド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
イチオシ
8月29日(木) アッペルドールン ヘルダーラント州
本日は、朝10時、「宮殿」の開館に合わせて起きたので、朝はのんびりできました。
写真は、宮殿前の「ハウス」・・・別荘でしょうか? なかなか良い家。 -
ヘット・ロー宮殿 アッペルドールン
「宮殿」は、「アッペルドールン」の町はずれ、森の中にあります・・・「ヘット・ロー」とは、そもそも「森の中の宮殿」を意味するのだとか・・・そのまんまですね。 -
ヘット・ロー宮殿
森を抜けると「建物」が有ります。 -
ヘット・ロー宮殿
こちらは、宮殿の「本体」ではなく、多分・・・元「厩舎」?。 -
ヘット・ロー宮殿
お洒落な建物ですけれど、「本体」ではありません・・・この中に「受付」が有って、チケットを買って入ります、料金は、14.50ユーロ、この手の「宮殿」の入場料としては、「高くも無し、安くも無し」でしょうか・・・? -
ヘット・ロー宮殿
更に、小さな門を抜けて・・・ -
ヘット・ロー宮殿
庭を「孔雀」が歩いてました・・・イングランド風・・・? -
ヘット・ロー宮殿
「宮殿」の建物です・・・これを建てた「ウイレム三世」と言う人は、当時は、「オラニエ公」と言って、一介の貴族、祖父も父も、オランダの独立のために、「総督」として戦った「英雄」ですけれど、当初は、「総督位」の世襲に反対する共和派の力も有って、「総督」に成れず・・・・「総督」に成れたのは、フランスの「ルイ14世」が、過っての、スペイン領ネーデルランドの「領有」を主張して(ネーデルラント継承戦争)、オランダに攻め込んできたおかげの1,672年。 -
ヘット・ロー宮殿
シンメトリーの「バロックスタイル」なのだそうです、真ん中の建物が、ちょっと工事中で「残念」。
「ルイ14世」の前に、あわや、「アムステルダム」も陥落か・・・と言う窮地に、民衆によって担がれ、「総督」ら就任した「ウイレム三世」は、巧みな「外交戦略」と、巧みな「戦術」で戦争を指導し、「ルイ14世」の野望から、オランダを救う事となります。 -
ヘット・ロー宮殿
宮殿の「翼廊」。
「ウイレム三世」と「ルイ14世」とは、まさに、同時代の人で、「ルイ14世」の最大のライバルであったのですね・・・・そののち、この巧みな「外交手腕」を買われてかか、請われてイギリスに渡り「オレンジ公・ウイリアム」として「名誉革命」を指導したことは、世界史の授業で習った通り・・・これにて、正式に「王」となり(1,689年)、オラニエ本家も、分家から出た「ウイレム四世」の時代になって(在位1,747〜1,751)、「総督位」の「世襲」が認められることとなって、これによって、実質的に「王家」となります。 -
ヘット・ロー宮殿
宮殿の入り口にあった「王家の人々」のポートレート&写真集などです、「前・女王・ベアトリクス」さんのものが多い様です。
因みに、「オラニエ公」の「オラニエ」とは、フランスは「プロバンス地方」の「オランジュ」の事、元々は、ブルゴーニュ公の臣下として仕えた、フランスの貴族、婚姻により、ドイツのナッサウにも所領が在った為「オラニエ=ナッサウ家」と呼ばれますけど、オランダに来たのは、その当主「エンゲルベルト一世」が、婚姻により、ドイツの「ナッサウ」から移住、オランダ南部「ブレダ」の領主となったことから・・・・元々の「オランジュ」の土地は、「ウイレム三世」と対立した、意地の悪い「ルイ14世」に接収されて「フランス領」となり、以降「オラニエ公」は、名目だけの称号となります。 -
ヘット・ロー宮殿
帽子?を被っている、前・女王「ベアトリクス」さんの「像」・・・現在も、ご存命、王位は、女王の退位によって、息子「ウイレム・アレキザンダー」氏が、引き継がれております。 -
ヘット・ロー宮殿
では、いよいよこれから本番です・・・外見はそれほどでもないけれど、かなり「絢爛豪華」な、オランダ王家の「住まい」をお楽しみください・・・何処が何処やらは、あまり覚えてませんので、悪しからず。 -
ヘット・ロー宮殿
オランダの王家も、ヨーロッパでは、新しい王家ですけれど、隣の「ベルギー」よりは、ずっと歴史が有りますので・・・なかなか見事な「内装」です。 -
ヘット・ロー宮殿
なかなか・・・色遣いが良いかと・・・まあ、好みの問題でしょうけれどね。 -
イチオシ
ヘット・ロー宮殿
「宮殿」は、ルイ14世の「ヴェルサイユ宮殿」に、少し遅れて建てられたもので、まあ、ほぼ同時代、ライバルとしては、多分相当に、意識していたものと思えますけど・・・実は、ワタクシ、「ヴェルサイユ宮殿」の内部の装飾と言うのは、あまり「美しい」とは思わないので、ルイの性格もあってか、やや繊細さに欠ける気もして・・・たぶん、革命でかなり、破壊・略奪の憂き目にもあったでしょうし?・・・・こちらの方が、住まいとしての雰囲気が有るように思います。 -
ヘット・ロー宮殿
寝室の定番、天蓋とカーテン付きのベッド。 -
イチオシ
ヘット・ロー宮殿
美女です・・・色っぽい・・・誰でしょう・・・? -
ヘット・ロー宮殿
暖炉のある壁際・・・壁の色が独特です。 -
ヘット・ロー宮殿
明かりの中に浮かび上がる、「ディアナ」のタベスリー・・・王侯・貴族と言うのは、「狩り」が好きなのですね、「月と狩りの女神」と言うのは、これも良くある「定番」です。 -
ヘット・ロー宮殿
これは何・・・? 紋章かと思いますけど・・・? -
ヘット・ロー宮殿
ライオンとユニコーン、キンキラの紋章。 -
ヘット・ロー宮殿
何処が、誰の部屋だったか、何の部屋だったかは解りません・・・・キンキラ度は、「ヴェルサイユ」より控えめで、良いかと・・・? -
ヘット・ロー宮殿
天井も「キンキラ」・・・ -
ヘット・ロー宮殿
こちらは、真っ赤々の部屋(寝室)です。 -
イチオシ
ヘット・ロー宮殿
居間のようです。 -
ヘット・ロー宮殿
金色の置物・・・灰皿・・・? -
ヘット・ロー宮殿
こちらも「居間」な感じです・・・・「ヴェルサイユ」より落ち着いていて、生活感のある部屋です。 -
イチオシ
ヘット・ロー宮殿
壁にかかっている「絵」も、家庭的ですね。 -
ヘット・ロー宮殿
宮殿の階段です。 -
ヘット・ロー宮殿
同じく、宮殿の階段。 -
ヘット・ロー宮殿
美しく魅力的な部屋が多いので、ついつい取ってしまいます。 -
ヘット・ロー宮殿
お姫様?の「鏡台」。 -
ヘット・ロー宮殿
「暖炉」です、寝そべってるのは「アナグマ」さん・・・ヨーロッパの田舎では、よく、交通事故で、転がってるのを見かけます。 -
ヘット・ロー宮殿
こちらは「熊さん」、これも昔は沢山いたんでしょうね、最近はさすがに、見たことが無いです。 -
ヘット・ロー宮殿
「鹿」の角と「雁」でしょうか・・・? 角の短いのは、何でしょう・・・山羊?・・・まさかね、狩りの対象に成るはずないし・・・? -
ヘット・ロー宮殿
何だかよく解らない部屋にあった、貝殻模様の「噴水」・・・なんとなく、ミスマッチな気がしました・・・こんなモノ、無くても良いと思うけど・・・? -
ヘット・ロー宮殿
次は、宮殿の「庭園」です、「ヴェルサイユ」ほど広くは無いけど、ソコソコ広い、良い「庭園」。 -
ヘット・ロー宮殿
綺麗に刈りそろえられた「フランス式庭園」です。 -
ヘット・ロー宮殿
「ビーナス」の「噴水」。 -
ヘット・ロー宮殿
変な、丸い「オブジェ」が有ります。 -
ヘット・ロー宮殿
「地球儀」の「噴水」ですね・・・世界を股にかけた、海洋国家・オランダらしい「オブジェ」・・・・そういう時代だったのですね。 -
ヘット・ロー宮殿
「庭園」のあちこちには、ギリシャ・ローマ風の衣装の彫像が、立ってます、マアこれも、ヨーロッパでは、ルネサンス以来の「定番」。 -
ヘット・ロー宮殿
何故か? オオカミに育てられた「ロムルス」と「レムス」の「像」、「ローマ神話」ですね・・・ローマとオランダの王室に、何か関係が・・・?。 -
ヘット・ロー宮殿
ギリシャ神話の「スフィンクス」、エジプトの「スフィンクス」は、勿論、ファラオの顔、メソポタァの「スフィンクス」は、女性の顔、ギリシャ風は「オッパイ付き」なのだそうで、これは、「ギリシャ風」・・・さすが、ギリシャ・・・ハハ?
この子供は誰なんでしょう・・何かの神話だと思うけど・・ちと不明。 -
ヘット・ロー宮殿
「庭園」の奥の「噴水」・・・・竪琴を持ってるので、多分「アリオン」ですね、ギリシャの「音楽家」・・・音楽コンクールに優勝しての、船での帰途、海賊に襲われて、此の世の最後にと、竪琴をかき鳴らしたところ、イルカが集まってきて、彼を乗せ、陸まで運んでもらったという・・・こちらも「ギリシャ神話」・・・足元に居るのは「魚」みたいです・・・イルカに見えないのは「ご愛嬌」・・ハハ。 -
ヘット・ロー宮殿
「庭園」の風景・・・「タチアオイ」も咲いてます。 -
ヘット・ロー宮殿
なかなか整った「庭園」です。 -
イチオシ
ヘット・ロー宮殿
「庭園」と言うのは、「アート」ですね、左下に「庭師」の人がいます。 -
ヘット・ロー宮殿
ヨーロッパの「庭園」とは、「エデンの園」のイメージ化だと言われています。 -
ヘット・ロー宮殿
わりと「人工的」な「エデン」です。 -
ヘット・ロー宮殿
手入れがイマイチ・・・そろそろ刈らねば・・・新芽が出てます。 -
ヘット・ロー宮殿
「噴水」のある風景、噴水は、「庭園」には欠かせない「アイテム」、勿論これにも、大自然のエネルギーを取り込むという「意味」が有るのだとか・・・? -
ヘット・ロー宮殿
マア、理屈はともかく、デザインとして見ても、なかなか、よくできてます。 -
ヘット・ロー宮殿
どちらかと言えば、「花」よりも、「緑」の目立つ「庭園」ですけど・・・これは「花」? -
ヘット・ロー宮殿
これも・・・「花」?
町の印象 ★★★★ アッペルドールンの町は、特に? と言う感じの町ですけれど、この「宮殿」は魅力的です、豪華は豪華ですけれど、なんとなく、「家庭的」なところが良いのかも・・・「ヴェルサイユ宮殿」と違うところですね。
午後は、「ナイメーヘン」の町を目指します。
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この旅行記へのコメント (3)
-
- akikoさん 2019/07/23 11:13:38
- ヘット・ロー宮殿
- ももんがあまんさん、こんにちは~
オランダのアッペルドールン編を見せてもらいました。
オランダについては有名な都市しか知らなかったのですが、今年、田舎も含めていくつか訪ねてみて、どこも昔の街並みが美しく保全されていて、案内板なども観光スポットには設置されていて、観光がしやすいという印象を受けました。
アッペルドールンという町の名前も初めて聞きましたが、歴代のオランダ王室の離宮があるのですね。その離宮『ヘット・ロー宮殿』は建物内、お庭とも大変美しくて、かつてのオランダの栄華が偲ばれるこんな名所があることを知っていたら、訪ねてみたかったと思いました。
お庭もヴェルサイユ宮殿ほど大きな規模ではなさそうですが、とても美しくて見応えがありそうです。庭にあった「地球儀」の噴水も面白いと思いました。金色の鋲が打たれていますが、支配していた場所、関係あった場所なんでしょうね。日本には長崎と横浜でしょうか、2箇所にありますね。
少しかじっただけですが、祖父にあたるオラニエ公ウィレム1世のことを知り、オランダ王室のことも少し身近に感じました。オランダに次回行くことがあれば、ぜひこの宮殿を訪れみたいです。
akiko
-
- こあひるさん 2014/02/09 22:53:46
- すてきな宮殿ですね。
- ももんがあまんさん、こんばんは〜。
外見は割とシンプルですが、中身は、豪華さと落ち着きのバランスがよいステキな宮殿ですね。
私なんかは、キンキラ装飾も好きですが、全部が金色装飾ばかりだと(シェーンブルン宮殿とか・・・)、周っている途中で飽きちゃいます。
中を撮影OKというのもうれしいですね〜。
ガイドツアーとかではなく、自由に見て周れる感じなのでしょうか?
オランダ王室のセンスの良さもうかがえる宮殿でした。
こあひる
- ももんがあまんさん からの返信 2014/02/10 00:27:47
- RE: すてきな宮殿ですね。
- こあひるさん、こんばんは。
> 外見は割とシンプルですが、中身は、豪華さと落ち着きのバランスがよいステキな宮殿ですね。
> 私なんかは、キンキラ装飾も好きですが、全部が金色装飾ばかりだと
> (シェーンブルン宮殿とか・・・)、周っている途中で飽きちゃいます。
> 中を撮影OKというのもうれしいですね〜。
> ガイドツアーとかではなく、自由に見て周れる感じなのでしょうか?
ガイドツアーって、結構、気を遣いますよね〜、言葉がよく解るんならいいのですけど、僕なんかは、あまり好きじゃないです、「ヘット・ロー宮殿」は、自由に見て回れます、写真も、フラッシュを使わなければ、「OK」です。
外見は、はっきり言って「地味」ですね、中は「ソコソコ」ですけど、やっぱり、市民に認められないと、「世襲」が認められなかったという事なので、「ヴエルサイユ」ほど、人目を刺激するものは造れなかったのでしょうね・・当時の「フランス」と「オランダ」の違いが解る気がします・・・その結果が、方や、王家は「ギロチン」、方や、「今も健在」と・・・マア、因果は巡るかと・・・ハハハ・・・・。
> オランダ王室のセンスの良さもうかがえる宮殿でした。
これくらいの王様なら、許せるかも・・・ハハハ・・・ですね。
by ももんがあまん
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