2014/01/26 - 2014/01/26
268位(同エリア596件中)
まみさん
和のキルト部門と創作キルト部門を回り、第一線のキルト作家たちの作品も見て、特集企画のムーミン物語の世界は見られるところだけ先に見て、あとは夕方にもっと人が空くのをあてにするとしたら、残るはジュニア部門、額絵部門、トラデショナルキルト部門、バッグ部門。
残りの時間で回りきれるでしょうか。
途中でキーコーヒーのブースでコーヒーブレイクをとりたかったけれど、あきらめました。
この中でジュニア部門と額絵部門は外せない、と思ったら、そんな時間はなくなってしまったのです。
キルトを絵のように鑑賞している私にとって、額絵部門は、ある意味、一番楽しみなところです。
ただし、被写体としては、コンパクトな大きさの額絵から一部だけ切り取ってしまうという遊びはかなり思い切りが必要です。
作品のイメージを変えて写真の中で作り直すという余地があまりないからです。
それに今回はカタログ的に、タイトルパネルと一緒に撮ってみたりもしました。
そこからファインダーに収まるサイズに切り取った作品とは大きく印象は変わるような遊びの余地はあまりなかったのですが、あとから見ると両方やっておいて良かったです。
一眼レフデビューした一昨年2012年のキルトフェスティバルでは、一眼レフ・カメラにアスペクト比を1対1にできる設定があったので、額絵キルトはそれで撮ったりしましたが、今回も少しそういうやり方をやってみました。
そしてジュニア部門。
コンテストで選ばれて展示されているものは、技術や仕上がりで言えば、きっとプロ級でしょう。
だけど絵のテーマやデザインには子供らしさがあって、見ていてほっこりと笑みが浮かびます。
中には家庭科クラブなどみんなで共同で作りあげた作品もあります。
中学から大学までクラブ活動はあんまりしなかった団体行動が苦手な私からしてみると、うらに秘められたみんなで作る苦労を想像すると、うわぁ〜と思ってしまいます。
ちなみに今回は、選ばれなかったけれど惜しいジュニアの優秀作品を展示したコーナーである「ジュニアのみなさんありがとう」を見に行き損ねたのは残念でした。
それから結局、バック部門とトラデショナル部門はカットせざるをえませんでした。
<4回目となる東京国際キルトフェスティバルの旅行記のシリーズ構成>
□(1)和のキルト部門〜和布があざやかに変身&花のパートナーシップキルト
□(2)創作キルト部門〜ステキなデザインから絵画ようなキルトまで
□(3)特集企画・キルトでつむぐムーミン物語の世界
□(4)キルト作家の作品&作家の“手仕事”スタイル〜キルトいっぱいのアトリエにわくわく
■(5)のびのびした作品に惹かれたジュニア部門&絵のように鑑賞できる額絵キルト部門
東京国際キルトフェスティバル2014の公式サイト
http://www.tokyo-dome.co.jp/quilt/
会期:2014年1月23日(木)〜29日(水)7日間
9:30AM〜6:00PM(初日11:00AM開場/最終日5:30PM閉場)
<タイムメモ>
08:30頃 家を出る
09:55 上野動物園入園
10:00〜10:05 ジャイアントパンダ
10:25〜10:40 レッサーパンダ
10:55〜11:25 こども動物園
11:25〜13:10 レッサーパンダ
13:30頃 上野動物園を出る
14:10頃 後楽園駅に到着
14:15〜18:00 東京国際キルトフェスティバル
これまでのキルトフェスティバルの旅行記は、こちらのIndex旅行記にリンクがあります。
「博物館・展示会・フェスティバル・テーマパーク紀行(国内)〜花の展示会を含む〜 目次」
http://4travel.jp/travelogue/10744682
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル 私鉄
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-
ジュニア部門はキルト入門コーナーの周囲にあり
ジュニア部門のエリアの中には、ビギナーズワークショップがあって、そこそこにぎわっていました。
一部のジュニア部門の作品はそのワークショップのまわりに展示されていました。 -
「ちゅらうみ」
松下紗奈
ブラザー販売賞
可愛らしくてすなおな作品だと思いました。
イメージにあう布選びは楽しいけれど、大変な作業でしょうね。
「美ら水族館で大きなジンベイザメが餌を食べるところ、小さな魚の集まっているのを見た感動を絵日記に描きました。それを基に初めてのキルトに挑戦。布選び、ミシンかけ等教わりながら完成まで頑張りました。」
(作者の言葉より) -
「天使の夢」
阿智第二小学校家庭科クラブ
こちらも初めてキルトを作る楽しさが伝わってくるような作品です。
「針を初めて持つ子供達が、一人ひとりイメージを持って布で表現しました。針穴に糸を通すことから一つずつ学ぶことが興味深く、いつも新鮮で面白かったようです。自主的に休み時間にも集まり、楽しんで制作できました。」
(おそらく生徒達を指導した教師の言葉) -
「HALLOWEEN WORLD」
東広島市立黒瀬中学校家庭科部2年
ハロウィーンのキャラクターたちが可愛い@
「楽しいキルトを作りたくて、「ハロウィン」をテーマにしました。帽子や口やこうもりなどのファスナーからいろんなものが出る仕掛けを作ったり、周りはチャームをつけたりして、見て触って楽しいキルトを考えました。」
(作者たちの言葉より) -
ファスナーを上手に使って
-
お化けちゃんのチャーム、気に入った@
-
フランケンシュタインとこおもりを引き連れた男の子
-
「はらぺこおべんとうランド」
東広島市立松賀中学校家庭科部A
ジュニア部門第2位
立体的な作品です。お弁当のミニチュアって大好きなので、たまりません@
モチーフのお弁当は、お母さんに作ってもらったものではなく、自分たちで作ったものなんですね。
「私達の学校では食育の一環で、栄養を考えて自分でお弁当を作り、みんなでいただく「弁当DAY」があります。そのお弁当をモチーフに、楽しい雰囲気とあふれるおいしさを表現しました。カロリー表示にも注目です。」
(作者たちの言葉より) -
おにぎり弁当で、ハンバーグにはちゃんとケチャップもかかって
-
栄養価だけでなく彩りも良いね!
-
おいなりさんとオムレツが美味しそうだよ
-
ゾウさんはそれで足りるのかな
-
スパゲッティ弁当も好きだなぁ@
-
「たのしいりょこう」
皆川まゆな
ジュニア部門第1位
部門第1位に輝いたポイントは素人の私にはよく分からないのですが、子供らしい、すなおでのびのびした作品です。
「3年前に行った、ひつじさんのぼくじょうにどうしてもいきたくて、今年の家族旅行も北海道へ行きました。ひつじさんにミルクをあげたり、糸をつむいだり、タウシュベツの橋を見たりして、とてもたのしかったです。」
(作者の言葉より) -
畑の女の子と鉄橋を走る列車の2パネルに注目
-
もこもこひつじとふれあう男の子の部分
-
「いつかやりたい…〜挑戦! アウトドアクライミング〜」
須藤悠里奈
ラボ教育センター賞
クライミングをしている人形が目を引きますが、岩や木も凝っていると思いました。
「クライミングを始めたけど、まだ外の岩でやったことがなく、挑戦したい思いをキルトにしました。人形(私)の首が動く所、水面に写る様子を工夫しました。背中のエイトは通っているジムと大好きな関ジャニからつけました。」
(作者の言葉より) -
クライミングをする男の子と……愛犬かな
-
「深海の戦い」
宮澤大翔
歯をむき出してこわい顔を作っているクジラとタコがユーモラスです。
「ある日くらい深海で、巨大クジラと大ダコが大きなバトルをしていた。小さな魚たちは、かたずを飲んで見守っている。」
(作者の言葉より) -
まきこまれまいと目をあわせない魚と、びっくりして墨を吹いちゃったタコ
-
「恋花火」
鴨川市立鴨川中学校山田組
水中花火ってなにかしら。
しずくの集まりのような花火が楽しいです。
「毎年夏に開催される鴨川市の花火大会をモチーフに制作しました。目玉の一つである水中花火をはじめとする様々な種類の花火の華やかさを、光沢のある素材を用いて表現しました。ひと夏の恋の切なさを表現した作品です。」
(作者たちの言葉より) -
「プープー」
松本明莉
左に手のアップリケもあったのですが、プープーを中心に、できるだけファインダーめいいっぱいに撮りました。
「初めてのキルト制作。大好きなウサギをモチーフにしました。工夫したウサギの車をキルトでも表現したらきっとステキになると思い、ワクワクしました。ウサギのプープー、今日はどこへ行くのかな。」
(作者の言葉より) -
「おしゃれなねこ」
柴田優
ねこの胸とおしりの円の部分がとりわけおしゃれ@
「私は、キルトフェスティバルを毎年見に行っていて、自分も作ってみたいと思い、初挑戦しました。この猫は円や曲線が多く、難しかったです。気に入るまで、何度もやりなおし、すてきな猫さんができて、良かったです。」
(作者の言葉より) -
「A scenery of kamogawa」
鴨川市立鴨川中学校和田組
のどかでよい街だと分かります、鴨川。
「私達は、四季がうみだす一つ一つの風景が鴨川をつくっていると思い、パズルにあてはめた作品を作りました。そして、作品は名所を12ピースにして制作し、その並び順は名所の位置関係を考えて配置しています。」
(作者たちの言葉より) -
きっと鴨川シーサイドパラダイス@
-
「星に願いを」
東広島市立黒瀬中学校家庭科部3年
トーホー賞
長方形でないキルト作品。
ハートの宇宙がのびのびしています。
「愛と勇気と未来というテーマで作品を考えました。ハート型のキルトにして愛を表現し、地球の中のひまわりで勇気、地球を扉にして未来を表現しました。このキルトを見た人が笑顔になってくれるとうれしいです。」
(作者たちの言葉より) -
ラストは額絵キルト部門
少々急いでいたのと、あまりにもすてきな額絵ぞろいで、ファインダーで一部切ってしまうのがもったいなくなり、全体の記録撮影をしてしまった作品もあります。
また、カメラのアスペクト比率の設定を1対1にしてみたり。
ただ、写真としては、無理してでも作品がファインダーいっぱいにバーンと入っている方が個人的には好みだなぁとあとから思いました。 -
「想い出の棚田」
鹿田富美子
額絵キルト部門第3位
棚田。キルトの素材モチーフとして非常に面白いです。
「久々の家族旅行で眺めた島の棚田に感動! 初めて、絵画的キルトに挑戦しました。好きな古布を用いて、タックを取ることで田んぼの雰囲気を出せないかと思いやってみると、このような感じにりました。」
(作者の言葉より) -
布一つ一つに棚田を耕した跡の苦労が忍ばれる
-
「マダムふじ子」
小山内悦子
額絵キルト部門第2位
どーんと目を引く楽しい作品です。
「大好きなにわとりがモチーフ。特に生命力あふれる赤いとさかが好き! 毛糸を使ってパワーアップしてみました。マダムはパワフルでステキなレディー。私が特に好きなのは、いつも、「ごきげん!」でいるところ。」
(作者の言葉より) -
細部を見ると、マダムはとってもおしゃれ;
-
「赤い月」
彦阪泉
額絵キルト部門第1位
私も明け方近くに大きく燃えるような月を見て、月とは思わずにびっくりした覚えがあります。
「子どもの頃冬の夜空の大きなオレンジ色の満々とした月を観ました。一瞬何もの?と目を疑い月だとわたるまでとても不思議な気分でした。月って遠い夜空の彼方にあるものだと思っていたから……花をモチーフにしました。」
(作者の言葉より) -
「カラー」
小数賀眞理子
立体的にも見えるカラーのアップリケがステキ。
「ビーズ刺繍の先生の声かけで、新しい事に、チャレンジしてみようと、少しずつ身につけて来た技法を使い、大好きなカラーを、立体的にと、色々工夫・苦戦しながら、そして楽しみながら、やっと完成させました。」
(作者の言葉より) -
「アシ原のスズメ」
松島シズ子
こういう絵はあちこちにストーリーがあって、ファインダーできりとりやすいです。
「主人が、バードカービングで雀を作っているのを観てパッチワークで挑戦しました。特に親雀と子雀の戯れをメインに構図してみました。」
(作者の言葉より) -
ほほえましい───ほんとは必死な──母子雀の姿
-
「春になったら!」
石塚由紀子
ほんのり暖かさを感じる空気の色と少しずつ緑となった地面から、春に近づきつつある様子がうかがえました。
「ふるさとに帰るたび、いつも見ている林。なんでもない林ですが、春夏秋冬それぞれにいろいろな顔をしています。一度はパッチワークで表現してみたいと思い、作ってみました。」
(作者の言葉より) -
額を無視してタテ長に見たところ
大きく印象は変わらないですが、枠を一緒に撮らない方が、写真としてはやはり迫力が出ると思いました。 -
「ハッピーバースデー」
坂根羊有子
ラブラブなへびの親子でしょうか。
「ヘビ君のウキウキデートを楽しく表現しました。幸福感、平和感が伝わるでしょうか? 大好きなモラの手法で制作しました。」
(作者の言葉より) -
みんなでパパの誕生日を祝おう@
それともママの誕生日かしら。 -
「なかよし」
茶畑絵美
キルトのかたつむりちゃんがすごくいいかんじです。
コンパクトな額絵のデザインにもぴったり。
「余った布端の再利用からログキャビンの応用でカタツムリの殻を作りました。雨をイメージして葉の先にビーズをつけ水滴のようにしました。2匹並んで仲良くお散歩する様子を見ていただけたらと思います。」
(作者の言葉より) -
「Colorful Parallel」
中澤美智子
こちらは狭いスペースにぎっしりです。
よくぞここまでつめこんだというかんじですが、世界の広がりも感じます。
「お気に入りをすきなだけつめ込んでみました。」
(作者の言葉より) -
「悠久の都「水原」」
日浦南海子
韓国ドラマに出てきそうな人らしい顔つきまで上手いです。
「韓国の歴史ドラマの中に出てくる、故宮、民族衣装、料理にとても興味があり、訪ねる旅に出かけた感動を、表現しました。ソウル南にある世界文化遺産「水原華城」の中の美しい水門の一つ“華紅門”です。」
(作者の言葉より) -
「ダイエットは明日からにします」
渡辺智子
はっはっはっはっ。人ごとではありません。
「食べている時って、どうしてこんなに幸せなんでしょう。日々増え続ける体重。目の前の至福の誘惑に負けてしまう私の姿をこれではいけないと思い作品にしました。本当に明日からダイエット宣言が出来れば良いのですが…。」
(作者の言葉より) -
「happiness“幸せの木”」
眞城静香
ハートの縁も撮るために、タイトルと作者の事がが書かれたラベルと一緒に、まずは全体を撮ってみました。
「子供たちは、16才と18才に成長して大きくなりましたが、小さい時の娘たちのことを想い出しながら、ウキウキ、ワクワク、温かく楽しい気分になれるキルトです。」
(作者の言葉より) -
ハートの縁を無視して、幸せの木をメインに
-
「おもちゃの村のザイフェン」
今福真理子
1年にだいたい1度の海外旅行で2度連続してドイツ旅行を計画したとき、ザイフェンには行きたいとあこがれました。
結局、旅程には入れられなかったのですが。
「ドイツとチェコの国境近くの小さな街。「おもちゃの村」としても名高いザイフェン村を訪れ、温もりのある木のおもちゃそしてドイツ人の暖かさに触れ幸せな気持ちになり、キルトを作りたいと針を持ちました。」
(作者の言葉より) -
「さぁ、みんなで踊りましょう! 楽しいよ!」
小山田純子
ドイツのどこかしら。直接のモデルの街がきっとありますね。
「ドイツ旅行をした時、街並みがとても可愛らしく、童話の世界に迷いこんだように感じられました。その広場で、楽しそうに踊っている人達をイメージして制作しました。」
(作者の言葉より) -
「興味津々」
大澤恵美子
よくよく見ると、金魚鉢を覗き込んでいる2つの顔があります。
「生後半年の孫は、動く物に興味を持ち始めました。その記録の作品です。水槽越しに見える顔をオーガンジーで、泳ぐ金魚で揺れる水流を手染めのシルクオーガンジーで表しました。」
(作者の言葉より) -
刺繍やアップリケや糸縫いなどを駆使した見事な金魚@
-
「大雪山」
岩戸民子
額縁を含めた全体の様子。
「大雪山のふもとで生まれ育って、忘れられない雪景色があります。そのイメージに、ピッタリの雪空の布を見つけました。」
(作者の言葉より) -
絵の中の景色に吸い込まれそう
-
「あかり灯る木」
柏木智子
寒色の青や紫がすごく魅力的な色づかいです。
なるほど確かに夜明け前のひとときのイメージです。
「夜明け前のひととき、一刻一刻空の色が変わり、生まれたての光が満ちはじめます。時折、木にあかりが灯るように見える一瞬があります。「今日は良い一日になりそうだ」そんな幸せな気持ちを額にしてみました。」
(作者の言葉より) -
「月のあかりに照らされて」
石原悦子
縦長に切り取っても良かったのですが、全体を撮っておきました。
こういうシーンはなかなか実際には見られないでしょうが、このキルトの額絵自体が心癒してくれます。
「家の近くの海で群れるイルカを見ていると、心癒されます。その思いを作品に表現してみようと制作しました。」
(作者の言葉より) -
「ルビー色の幸せ」
坂口圭以子
優秀賞
幸せの抽象イメージの額絵キルト。
新婚家庭を飾るのにもふさわしそうです。
「今、きらめく2人へ永遠に続く開いた口がふさがらないはぐくんでほしいという願いを込めて息子の結婚を祝福するキルト。あふれる花バナで囲まれた愛の巣は刺繍とビーズで、幸せのリングはグリーンのグラデーション効果とビーズで表現しました。」
(作者の言葉より) -
丁寧に制作された細部を見る
これもこれで一つの絵になっていませんか。 -
「梟」
川崎絹江
梟のある絵ってなんだか惹かれます。
知恵の神アテネの鳥だからでしょうか。
「デザインに多少時間が掛かり、アップリケをしている内に木々の遠近感がなく布の上から重ね縫いをしました。額は職場の人に作成を依頼し、「落選してもともと」と話したら「額で入選するかも」と爆笑した一コマが想い出です。」
(作者の言葉より) -
茶色のグラデーションの森のデザインも見事
作者が苦労した得心の出来でしょう。 -
「Sweet Sixteen」
小島千珠子
16歳になっても茶目っ気たっぷりでいちずら好きな若々しい猫ちゃんなのかもしれません。
あるいはそれが作者の願い。
「愛猫が16歳をむかえられた事を祝って作成したキルトです。ステキな16歳でいられるように思いっきりメイクアップしてみました。仏文でメッセージをアップリケ。ミシンとハンドを使い分けしてなかなか楽しかったです。」
(作者の言葉より) -
「音楽が流れるステキな街」
浅野小夜子
小さな額絵の中に、近寄ってみればいくらでも発見がありそうなこういう絵はとても好みです。
「ご近所の大好きな街の一角。公園の周りに楽器商や工房が集まり、秋のコンサートWeekは街中に音楽があふれる素敵な街です。土台布に使った音符柄をどう出すか大いに悩みましたが、変形マットで動きが出せました。」
(作者の言葉より) -
目を引く階段を中心に
自転車は刺繍ですが、街灯の下の薔薇は布のもともとの模様を活用しているようです。 -
「道開きみーちゃん」
山本有紀子
ヘビのモチーフもよく見かけるのは、出展キルトを制作していたと思われる去年2013年がへび年だったのときっと無関係ではないでしょう。
「道開きの神様を祀る猿田彦神社で、巳の縁起鈴に出合いました。へびは神の使いであり、生命力の象徴です。道が開き、大きな花が咲きますようにとの思いを込めて、モラの手法で作りました。」
(作者の言葉より) -
「旅の思い出」
大畑裕美
こういう題材には文句なしに惹かれてしまいます。
チェスキークルムロフと聞いて納得。他の都市と言っても通じそうではありますけど@
「5年前に訪れたチェコスロバキアのチェスキークルムロフ。お城から見た赤い屋根と白っぽい外壁の家々のメルヘンチックな風景が心に残り、額絵にしました。」
(作者の言葉より) -
パズルのように作られていった街並みの様子
-
「初秋・庄内の旧家にて」
飯高悦子
展示されたキルトもとても見ごたえがあったでしょうね。
岩の屋根にも目が引き寄せられます。
「庄内の旧家で和のキルトを展示する機会がありました。その趣ある雰囲気を庄内地方の工夫された建築様式美を布と糸で新たに描き、私にとって一品の額の中に思い出として残しました。」
(作者の言葉より) -
「幸せの種をまく〜未来の花畑へ〜」
大山恵美
奨励賞
パッチワークの花畑はパートナーシップのキルトを思わせます。
ウサギちゃんがまくせっかくの種が邪魔にされないところでしあわせに芽吹きますように。
「風にのって飛ばされた綿毛が未来へ種をまき、パッチワークの花が次々咲いて花畑となるように、パッチワークに興味を持ち、楽しむ人々が次々と広がり、明るい社会になってほしいとの願いで制作しました。」
(作者の言葉より) -
「AYTYNB(郷愁)」
濱野勝代
額絵キルトの面目躍如。
こういう素材はいつ見てもいいですねぇ。
屋根のわら一本一本が刺繍です。
「年を重ねるにつれ過去が走馬灯の様に流れて巡って来ます。東京とはいえ、小高い丘に登れば武蔵野に田畑、小川そして木立の間からわらぶき屋根の家がありました。今は昔話に出てくるような風景を想い出し、おだやかななつかしさを感じます。」
(作者の言葉より) -
タイトル札と額縁をあわせて全体を撮ったところ
ファインダーに合わせて一部切り取ったところと、雰囲気は大きくは変わらないです。 -
「朝やけ」
大辻泰子
これはファインダーに合わせて切り取りやすいと思いましたが、額縁とあわせた本来のイメージも写真におさめておきたくなりました。
「4年前に秋の長野を訪れた時のこと。朝の散歩ですがすがしい空気、美しい朝やけなどの景色を透明感のある布を染めて、重ねて、変わり糸を使って表現してみました。」
(作者の言葉より) -
朝焼けの景色というより
こうすると大地の方が悪目立ちしてしまったかな。 -
「Shining town」
加藤政子
キルト絵の雰囲気に合ったかわいらしい額縁と一緒に。
「沢山の花が、風にたなびく穏やかな街を思い描きながらステッチで花を表現しました。ひまわりは、震災復興を願って…。」
(作者の言葉より) -
ステッチで表現されたひまわりの細部を見る
-
「時刻む父のミシン」
横山幸美
奨励賞
クラシカルな雰囲気が上品でいいかんじです。
「若き日の父は、紳士服の仕立て業で一家の生計を支えて来ました。あの頃を刻む父の力強い足踏みミシンの昔は、今も忘れられません。時を経て、穏やかな日々を送る父への感謝の想いをと、紳士服地に縫い込めてみました。」
(作者の言葉より) -
上下少しずつ切れるのが惜しいけれど
こうやって切り取っても十分絵になるなと思いました。
ミシン台の上あるものに視線が集中します。 -
「ザグレブの青空市場」
佐藤由里子
ステキな笑顔は刺繍で。
「初めて訪れた街の市場をのぞくのも旅の楽しみのひとつです。赤いパラソルはザグレブのシンボル。新鮮でカラフルな品物が並ぶドラツ市場は一種独特のムードがあります。働くおばさん達の温かい笑顔もステキでした。」
(作者の言葉より) -
「輝く富士」
鈴木有子
アスペクト比を1対1にして、額に沿うように撮ってみました。
地上の雪富士もいいですが、和布を使った湖面の富士はとてもいいかんじです。
「幼い頃、伯父が富士山頂測候所の気象観測士だった為に富士山は身近な存在でした。作品は古布と蚊帳布で仕上げましたが湖面に映る富士山の表現は苦労しました。世界遺産に登録され、益々誇り高く、雄大さは心に響きます。」
(作者の言葉より) -
「遠い遠い北の街」
染野昌子
正方形の絵だと抽象性が増すのかな。
「私にとって益子で出逢った柿渋染めの糸は、創作意欲の湧いてくる味わいのある糸です。その糸を使用し、色は焦茶に染めしなやかな木を描きました。少し遠くに感じる景色は憧れの北欧をイメージしました。」
(作者の言葉より) -
細長くしたらもう少し街のメージが沸きやすくなったかな
街のいくつかの場面がアングルを変えて組み込まれていて、不思議なイメージの街になっています。 -
「華の饗宴」
藤森千里子
現実でもぜひ見てみたいステキなシーンです。
でも、現実ははかなく一瞬のことなので、キルトに閉じ込められた世界をじっくり鑑賞しました。
「流れにただよう睡蓮と桜の珍しい出合いが見られました。花びらたちの奏でる美しいハーモニーをリボン刺しゅうとアップリケで表現しました。」
(作者の言葉より) -
立体感のある花や花びらや蓮の葉の様子
-
「南天」
山田洋子
バッグにしてもよさそうなステキなキルト。
額絵としてみると、また違った印象を受けます。
「南天の葉と実のバランスが大好きです。実はスパンコールに布をまいて、葉は風にゆられている感じを出しました。」
(作者の言葉より) -
南天の和のイメージとポップなイメージが合わさって
以上。
一部は回れなかったところがあったり、大急ぎでパチパチ撮りまくったりしてゆっくり鑑賞する余裕のなかったものもありましたが、2014年度も国際キルトフェスティバル鑑賞はこれにて無事終了。
必要最低限以外裁縫をやらないので、マーケットコーナーには足を踏みいれませんでした。
キルトフェスティバルはお菓子のおみやげはないですしね。
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