2013/12/29 - 2014/01/21
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ANZdrifterさん
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表紙はオナガガモのオスだと潮来メジロさんに教示いただきました。
仙川は多摩川水系・野川の支流で一級河川です。最上流部にあった湧水を伴う源流部は、昭和40年代半ばに消滅してしまったので、現在の上流端は小金井市貫井北町三丁目の新小金井街道直下とされていて全長20.9kmです。
ちなみにもっとも短い一級河川は有名な柿田川の1.2kmで、二級河川では那智勝浦のぶつぶつ川で13.5メートルらしい。
さて、仙川の流域を概観すると、都立三鷹高校から上流は人工河川のコンクリート三面貼りで流路も不自然で直角に曲がっています。
下流の自然河川部では流路は緩やかに蛇行していて、杏林大学病院近くの新川丸池公園には縄文遺跡や柴田勝家ゆかりの勝淵神社があり、少し下流左岸にある三鷹市遺跡調査会では板状土偶や見事な壷など出土品が展示されていました。
嘗てこの丸池公園には多くの湧水があり、千釜とよばれていたのが「仙川」の由来だそうです。
今回はさらに下流の世田谷区内、京王線より下流の烏山小学校付近から、ワシントンからの里帰り桜がある祖師谷公園まで、約2kmたらずの範囲を2度歩いて冬鳥を眺めました。
これからも、良い写真が撮れれば追加してゆくつもりです。
アクセスは京王線千歳烏山駅南のバスセンターと、小田急線成城学園駅西口とをむすぶバスで「駒大グラウンド」で下車します。(トイレは200m下流の祖師谷公園にあります)。このあたりから川沿いの遊歩道を約2km上流に歩き、烏山小学校の少し上流(ここの小公園にもトイレあり)までが探鳥の中心です。ここから京王線仙川駅に出るのがお勧めです。
なお、烏山小学校の隣には天文年間(1532〜1554)創建と伝えられる六所神社があります。
この川沿いの道は自動車が通らないし、清潔なトイレもあるので高齢者が安心して歩けるルートです。
- 交通手段
- 私鉄
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鳥についてはセカンドハウスに来たアオゲラやコゲラ、ジョウビタキなどの特徴がある鳥しか知らないので、図鑑で調べてもカモの仲間はわかりませんでした。以下、カッコの中の名前は潮来メジロさんに教えて貰いました。
これはやや大きめでくちばしが黄色のサギでした。「ダイサギ」だそうです。 -
やや小型のサイズでした。くちばしが黒いのでコサギ?
これは正解でした。 -
ウです。川にいるからカワウ?
「クチバシの付け根のかたちからウミウじゃないかな」「写真が小さいので・・・・・不確実」 -
この仲間は全く不案内です。
「表紙とおなじでオナガガモのオス」だそうです。
尾羽が長く、頭部が黒褐色で、胸が白いのが特徴だそうです。 -
頭にきれいなマークがついてます。
「ヒドリガモ(緋鳥鴨)」「奥のきれいなのがオスで、手前の地味なのがメス」 -
似たのがいくつも居て、まごつきますが・・・・・・・・・・
これも「ヒドリガモのメス」でした。 -
グリーンがきれいでした。
「日本産の鴨では最小のコガモのオス」 -
なかよしの2羽です。
「カルガモのカップル」「クチバシが黒くて先端が黄色なので識別できる」 -
これもカルガモのカップル。
-
セキレイです。背中が黒いからセグロセキレイ?と思いましたが・・・・・・
「ハクセキレイのオス」でした。
「顔が白くて目のあたりに黒い線がある」のがハクセキレイで
「セグロセキレイは顔が黒くて眉が白い」そうです。 -
祖師谷公園の「せきれい橋」 この左岸に清潔なトイレがあります。
-
年末にフユザクラが咲いていました。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- 潮来メジロさん 2014/01/23 21:25:02
- 鳥さん、いろいろ・・・。\(^o^)/
- ANZdrifterさん、こんばんは! ヾ(^o^)
毎度、訪問&投票&掲示板書込ありがとうございました。
では、下記の通り回答します。
表紙写真は、オナガガモ(尾長鴨)のオスです。
> 鳥についてはセカンドハウスに来たアオゲラやコゲラ、ジョウビタキなどの
> 特徴がある鳥しか知らないので、図鑑で調べてもカモの仲間はわかりませんでした。
>
> これはやや大きめでくちばしが黄色のサギでした。
このサギは、ダイサギ(大鷺)ですね。
本州で見られる白鷺は、主にダイサギ、チュウサギ、コサギ、アマサギの4種類です。
このうち、コサギは一年中クチバシの色は黒いです。
チュウサギとアマサギは夏鳥なので、関東では冬はほとんど見られません。
(チュウサぎは、西南日本では一部が越冬するそうです。アマサギは九州や南西諸島では多数越冬するそうです。)
なので、関東で冬季にクチバシの黄色い鷺は、ダイサギと思ってまず間違いありません。
なお、夏にはダイサギもチュウサギもクチバシが黒くなりますので、注意が必要です。
なお、アマサギのクチバシは橙黄色で、夏には頭部や背中に橙黄色の羽があります。
> やや小型のサイズでした。
> くちばしが黒いのでコサギ?
ピンポ〜ン、正解です。冬でもクチバシが黒いのは、コサギですね。
> ウです。川にいるからカワウ?
う〜ん・・・? 拡大して見るとクチバシの付根が > のように尖って見えますよね。
クチバシの付根が > のように尖っているのはウミウ(海鵜)です。
カワウは、クチバシの付根が ) のように丸くなっています。
ウミウは岩礁のある海で見られる事が多いのですが、港や河口部や下流域でも見られますので、川にいるからカワウとは断定できません。
川の上流部ではほとんどカワウだと思います。
茨城県でも、利根川河口から18kmほど上流側にある利根川大橋周辺でもカワウとウミウの両方を見かけました。
霞ヶ浦でウミウを見たという人もいました。(私は霞ヶ浦でウミウは見ていませんが)
鵜の顔の部分がもう少しアップならはっきりすると思いますが、ちょっと小さいので、間違っていたらゴメンナサイです。(^_^;
> この仲間は全く不案内です。
この鳥は、表紙の鳥と同じで、オナガガモ(尾長鴨)のオスです。
オスは、尾羽が長くて、頭部が黒褐色で、胸が白いので比較的覚えやすいです。
鴨類のメスは地味なので、少し馴れるまで識別は難しいです。
(鳥図鑑があると、すぐわかりますが・・・。)
> 頭にきれいなマークがついてます
この鴨さんは、ヒドリガモ(緋鳥鴨)です。奥のきれいな鴨がオスで、手前の地味な鴨がメスです。
このヒドリガモのオスも、頭部の特徴がある模様なので、覚えやすいですね。
> グリーンがきれいでした
この鴨さんは、コガモ(小鴨)のオスです。
コガモのオスは、頭部が栗色で、目の周りから後頚にかけて緑色の模様なので、これも覚えやすいです。日本産鴨類では最小です。
> なかよしの2羽です
この鴨さんは、カルガモ(軽鴨)です。たぶんカップルだと思いますが雌雄ほぼ同色なので、雌雄の判定は難しいです。
留鳥で一年中見られる鴨さんです。
クチバシが黒くて先端部が黄色なので、クチバシが見えれば識別できますね。
次の写真も、カルガモですね。
> 似たのがいくつも居て、まごつきます
この鴨さんは、ヒドリガモ(緋鳥鴨)のメスです。
鴨のメスは地味なので、馴れるまでは図鑑で見比べるのがよいです。
> セキレイです。背中が黒いからセグロセキレイ?
この鳥さんは、ハクセキレイ(白鶺鴒)のオスです。
背中が黒いのがセグロセキレイ(背黒鶺鴒)と思いがちですが、ハクセキレイのオスも夏羽では背中が黒くなります。
この写真では冬羽なので、背中は黒ではなくグレーですよね。
ハクセキレイとセグロセキレイの識別は、背中の色ではなく、顔の色で覚えた方が良いです。
顔が白くて、黒い過眼線(目の部分の黒い線)なのが、ハクセキレイです。
顔が黒くて、眉斑(目の上の眉の部分)が白いのが、セグロセキレイです。
野山で見かける小鳥は、すぐ逃げるので撮影も難しく、覚えるのも面倒ですが、鴨類は割りと人に馴れているのが多くて、被写体も大きいので撮影もラクです。
なので、水辺の鳥さんから名前を覚えていくと、面白くてハマッテしまいます。
メスは識別が面倒なので、特徴がはっきりしているオスから覚えていくとよいでしょう。
なお、「日本野鳥の会」で出版している図鑑で、野鳥観察ハンディ図鑑「新・水辺の鳥」、「新・山野の鳥」というのが、各630円で販売されています。鳥の写真ではなく絵ですが、識別ポイントに矢印がつけられており解説も詳しいので、バードウォッチング入門に最適です。
私もバードウォッチングを始めた頃は、このハンディ図鑑を使いました。
コートや防寒着などの大きめのポケットにも入るサイズなので、持ち運びも便利ですよ。
市内の本屋さんでも扱っていると思います。もし無ければ取り寄せてくれます。
馴れてきたら、もう少し詳しい図鑑が欲しくなりますので、その時点で写真入りのちょっと高価な図鑑を買ったほうが良いと思います。
もちろん、名前のわからない鳥さんは、写真を旅行記に掲載して戴ければ、わかる範囲で回答します。
ではまた・・・。(^o^)/~~~
(潮来メジロ)
- ANZdrifterさん からの返信 2014/01/23 23:12:27
- RE: 親切にご教示いただき有難うございました
- 潮来メジロさん こんばんは!
有難うございました。
さっそく 加筆、訂正をいたしました。
老生は若い頃は植物生態学を志しておりましたので 葉の縁に鋸歯があるかとか、葉裏に毛があるかなどを気をつけて見ておりましたが、鳥の観察についても同様な留意点があることを あらためて感じ入りました。
有難うございました。かさねて御礼もうしあげます。
ANZdrifter
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