2013/10/26 - 2013/10/26
373位(同エリア619件中)
アリヤンさん
国際山岳博物館前あたりで深い渓谷が見られる、との「チタマの歩き方」の情報をもとに、その「ふか~い渓谷」を見学に行くことにした。
きのうは一日完全オフでゆっくりしていたのでニルマル・ポカリの丘ハイキングの疲れは取れました。
それでドコに行こうか?
と、きのう一日かけて考えたのが、きょうの「セティ・ガンダキ・キャニオン」巡りです。
*緊急避難ページ:2014年1月17日完成
http://www.geocities.jp/dsytc196/2013eightth_176.html
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
イチオシ
レークサイドの夜明けです。
厚い雲が太陽をさえぎり、肉眼でその姿を容易に捉えられます。 -
ヒマラヤの山は?
薄い太陽の左側にマナスル?の雄姿がかすかに見えるくらいです。
本日の天候、悪し、というところです。 -
午前7時ころ出発。
まずはレークサイドからダムサイドを目指します。
途中、珍しいヤギ発見!
これはカシミヤ・ヤギのようです。
もしそうならば、コイツのアゴヒゲとお腹の毛はカシミヤになるのです。
生きたカシミヤを見せていただき、アリガトウ。 -
ワレワレはいつものように湖畔公園キワの遊歩道を通ってダムサイドちかくまでやって来ています。
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きょうはヒマラヤの山々を見ることは適いそうにないので、湖畔に映る近所の山を愛でることにしましょう。
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ワレワレは湖畔公園キワを通る遊歩道を通ってダムサイドにアプローチしています。
観光局インフォメーションの裏庭を横切ってダムサイドに出ます。 -
ダムサイドのホテル街を通ります。
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ホテル街の三叉路、この看板を南方面に進みます。
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さすが「国際山岳博物館」!
途中、途中に方向を示す標識があります。
看板に従って進みます。 -
途中、肩を組んで仲良く2人で散歩中の兄妹 or姉弟に出会う。
ナマステーの挨拶を交わします。
ここらの子ども達は、ホント「子供らしい」子供です。 -
11月20日前後に予定されている総選挙に関する案内ポスター。
投票の仕方が分かりやすい絵で説明されています。
読み書きが出来ない人でも分かるように描かれているポスターです。
この国に民主主義が実施され始めてまだ日が浅いのです。
つい最近まで王様が国を治めていた、国なんですから。 -
投票は立候補者個人への投票と比例政党への投票の2種類あって、スタンプを押したり指スタンプを押したりするようです。
選挙まえにあると言われているストライキが 不気味なプレッシャーを社会に与えています 。
ワレワレ観光客にとっても、まったくもって迷惑なストライキですが、おそらく公共交通網 がマヒするとの見通しです。
これは総選挙に反対する一部のマオイストが 計画していると言われています。
欧米先進国の人間にとって、今どきナゼ「マオイスト?」って不思議に思うのですが、ここはネパールですから。。。 -
「山岳博物館」コッチの看板に導かれて、
-
博物館に到着。
-
博物館まえからセティ・ガンダキを覗いて見るが、木々にさえぎられて良く見えません。
-
博物館まえでは良く見えないので、少し北のほうに移動。
台地がストンと落ちる地形が見えてきました。
このような地形が形成される状況とはどのようなものか?
想像して見るに、あのストンと落ちるあたりまで水があったのか?それとももっと高い位置にまで水がここらを覆っていたに違いありません。
数万年単位の古代にヒマラヤの氷河がとけて大量の水が押し寄せたのかも知れません。
そしてまた数万年のあいだ水没していた時代があったのでしょう。
その当時では水没水中ではいとも簡単に大地は崩れ落ちたのかもしれません。
そのときに形成された地形を今、こうして見ているのかも、、、、
そう考えてみると、「エライところにワタクシ は今、立っているのだ」と感慨深いものとな ります。
これは当方の勝手な想像ですので、実際は全く違ったりして、、、、 -
ほとりでは愛嬌一杯のコブラちゃんが鎌首もたげてご挨拶しているヒンズー寺院。
-
現在のセティ・ガンダキ(川)は50m以上 下を流れており、中々そのお姿を捉えることが出来ません。。
-
少し北寄りに、底の川を見渡せるところに出てきました。
-
先ほどのヒンズー寺院過ぎてしばらくして、このような石段が下の方に続いている所を発見。
ワタクシたちは「オッ、これは?」というような場所を発見すると、必ず「行ってみようか!」となり、当然のように石段を恐る恐る降りて行きました。
特にパートナーは常日頃から「アッチが痛い、コッチが痛い」と言っている身なのに「行ってみようか」となるのです。
気合は入っているのですが、ヨタヨタ恐る恐る杖をたよりに石段を降りていってみます。 -
かなり下の中腹くらいにウラビレたヒンズー寺院があり、その奥に修行者のみすぼらしいイオリがありました。
北インドあたりから流れてきた乞食坊主か? -
ヒンズー教の修行者が何を目指し、何をするのか?全く知りませんが、見るところ、ワタクシたちには乞食坊主としか見えません。
見つかると物乞いをされそうなので、気がつ かれないようにソーっとそばを通り過ぎて、さらに続く石段を下に降りて行きます。 -
イチオシ
いまも大地を削っているセティ・ガンダキがあと10mくらいのところまで下りてきました。
その流れはゴーゴーとしていて、白っぽく濁って恐ろしい牙をむいているようです。 -
自然の石を積んだ石段が川面まで続いています。
だれがこんな所まで石段を作ったのか?先ほ ど見た乞食坊主が作ったのか?
そうなれば乞食坊主と呼ぶのは失礼です。
立派な修行研者です。
でもたった一人では無理だと思うので、このあたりの地元民がみんなで力を合わせて作っ たものでしょう。
自然の石を組み合わせたものなので、かなり ガタガタで所々染み出る水で濡れています。
転ばぬように、滑らぬようにと、ソロソロと こわごわヨタヨタ降りて行きます。
パートナーなんかは時々「オトーさん!!タス ケテー!」と叫び、ワタウシは度々後戻りせねばなりません。
それでもワタクシたちは前進を止めません。 -
スッタモンダの末、とうとう、轟々と流れるセティ・ガンダキのすぐそばまでたどり着きました。
ヒトツ間違って転び落ちたら、もう助かりません!
流れに持って行かれて、土座エ文になって気がつけばガンジス河を流れていたりします。 -
イヤ〜、コワイですネエ。
オソロシイですネエ。
コレ、ヒマラヤの氷河か雪が解けて雪崩落ちてきた水ですヨ〜!
冷たいでしょうネエ。
「落ちたらシマイです!」 -
足が竦みがちなのですが、激流スグソバまで行ける大きな岩が出っ張っているのを見ると、不思議とソコに行ってみよう!と思ってしまうのです。
パートナーが「オトーサン!!」と叫ぶのを後にしてその石の上まで行ってみました。 -
どうです!
この迫力!
とうとう命知らずでアホなシニア日本人は、セティ・ガンダキ激流スグソバでかがんで見せました。 -
パートナーはちょっと離れた所で立ちすくんでいます。
-
ヒマラヤの山の中まで行く勇気も体力もないクセに、危険なことが好きなあるアホなシニア老人がポーズをとっています。
-
白い布袋とお供えのバナナと水入れが飾られてありました。
この川を神と崇める信者さんが置いていったものでしょう。 -
ワタクシたちはだんだん怖くなってきましたので、もう帰ることにしました。
こんな石段を恐る恐る一歩一歩登っていきます。
こんなところで滑って転べば、ジャボンとセティ・ガンダキに落ちてお陀仏となるので、慎重に歩を進めていきます。 -
今まで街中の橋の上から奈落のソコにしか流れていないセティ・ガンダキだっただけに、今日は存分にそのお姿を拝見いたしました。
妙な満足感を味わっております。 -
もうココくらいまで登ってくれば、もう転げ落ちても川までは落ちません。
-
イチオシ
これはもうキャニオンです。
普通、キャニオンとは砂漠・土漠にドーンと聳える景色ですが、ここは今だに形成中のキャニオンです。
つまり生きたキャニオンですナ。
滅多なことではこんな景色は見ることは適いませんナ。
満足満足。
納得納得。 -
上の台地上に乗っかってる人家を訪れます。
庭先からストンと50mは落ち込んで流れる セティ・ガンダキが見えるからです。
「覗き込む」という行為が好きなシニア・カ ップルです。
そんな人家の屋根の上、綺麗な色の着いた何かが置かれています。 -
黄色いもの、赤いもの。
なんとも華やかなモノです。
「コレ、なに何??」 -
中から人々が出てきて、怪しい外人の年寄り に寄ってきました。
「コレ、なに?」ときくと、お菓子のモトだ 、とのことでした。 -
近くに落ちていたカケラを手にとってじっくりと見て、ワカリマシタ。
米の粉を練ってラーメン状にして、色粉で色をつけて、乾かす。
それを油で揚げて、米菓子にするのです。
街のお店の食棚なんかによく飾ってあるお菓子なんです。
そのお菓子を製造している家だったのです。 -
ケッタイな外人シニアがワーワー言っていたら、近所からおばさんが飛び出してきて、し きりに「コッチ・コイ、コッチ来い」て手招 きするので、「ひょっとしてもっと珍しいものがあるカモ?」と思い、おばさん家に入っていきました。
なんのことはありません。
生まれたばかりのヤギの赤ちゃんを見せたかっただけのようでした。
ことネパールの人たちは、斯様にみなさんキサクなのです。 -
ガンダキ(川)は急激に細くなり、まるでふか?いフカ~イ50m以上も奈落の底を流れるようになり、そこになんともボロい橋が渡されてありました。
-
奈落の底のガンダキはもう木々にさえぎられて見えるよしもありません。
-
そのボロい橋のたもとに突如、暴走族・関東連合のヤンキーたちが爆音たてて集結してきました。
関東連合ではなく、ネパール・セティ・ガンダキ連合でしょうか?
ここは世界最貧国のひとつ、ネパールの田舎ですよ。
ガソリンは日本並みに100円以上してるんですよ。
それなのに、どうです!?オートバイを乗り回している金持ち?の道楽息子達の多いこコト!
こういうのを見るにつけ「世界中からの資金援助はもうヤメにすれば?」と思ってしまいます。
良識あるネパール人たちの手で早く民主的な憲法を定め、世界中からの援助の平等な分配と自らの力で生活する力をつけて欲しい!」 と日本代表のワタクシは思うのであります!
(ヨケイなお世話カナ?) -
まあ、ワレワレは地球の悠久な造山運動の営みを目の当たりに見学させて頂いたので、今日一日の活動に満足して家路につきました。
帰りはポカラ空港のワキを通り、プロペラ飛行機やヘリコプターや軽飛行機や超軽飛行機 (ヒマラヤ見学用のウルトラ・ライト・プレーン)の発着を横目にみながら、ポカリ、ポカリとレークサイドをめざして歩きました。 -
お昼近くの11時ころ、行き付けのダル・バ ート屋:マイリ・バンチャ・ガールにて野菜ダル・バートでランチ。
ここのダル・バートを食べながら、ここネパールでは「食事はダル・バートに始まってダル・バートで終わる」ということを実感し始めていました。
それが証拠に、だれもがいつも食べているのはこのダル・バートなのです。
ネパールでは一日二食主義で、10時半ころに第一回目の食事=ダル・バートを食べ、夕方6時?7時ころに第二回目の食事=ダル・バートを食べているのです。
それが普通のネパール人の食生活なのです。
大人も子供も赤ちゃんまでもがみ?んな、ダ ル・バートを食べているのです。
少なくともワタクシたちが観察するには、どの家庭でもいつもダル・バートを食べています 。
ここマイリ・バンチャ・ガールはネパール国民食:ダル・バートの専門店で、メニューは 「野菜ダル・バート、チキン・ダルバート、マトン・ダル・バート」の3種類しかありま せん。
そしてここのダル・バートが(比較的)一番美味しいのです。
おそらくネパール中で一番美味しい、と思います。
ダル(豆)スープはまろやか、タルカリ野菜 (カレー味付け温野菜)は良く煮込んであり柔らかい、アチャール(漬物)とチャツネは自家醸造でご飯の友にぴったり。
アツアツのご飯にダル・スープをかけてタル カリをトッピングして食べる。
そしてご飯のなくなる第一ラウンド終了時に、追加のダル・スープやタルカリが配膳される。
つまり、2ラウンドも食べるのです!
これで満腹にならない人はオスモウさんです 。
毎日ここでダル・バートを食べていると、他食堂のダル・バートなんか食べられません。
ここのダル・バートが一番美味しいのです!
(まあ、ネパール料理でダル・バート以外に美味しいものって、アリマスか?あったら教えて欲しいくらいです。それほど他にウマイものがないのデス。トホホホホホホ。。。。) -
インド亜大陸とユーラシア大陸との衝突が現在も営々と続いている本日の現場一シーン見学マップです。
拡大版⇒http://www.geocities.jp/ariyan9910n/PokharaCanyonMap.jpg
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