トラム乗りまくりヘルシンキ

2012/12/31 - 2013/01/05

今まで、夫婦で一緒に海外旅行したのは近場の中華圏ばかり。
以前からヨーロッパ、特に北欧に行きたいという念願が叶い、ヘルシンキに行くことを決定。トラムを乗り回し、ヘルシンキをくまなく回りつくしました。デザイン大国フィンランド。すべてがいちいちカッコよかったです。

飛行機とホテルだけの個別手配で、今回初めて現地の係員もいない旅でしたが、何とかなるものですね。

エリア ヘルシンキ(フィンランド)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 飛行機
• 航空会社: フィンランド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: JTB

福岡から成田経由でヘルシンキへ。フィンエアーの姿を見たときから、ヘルシンキへの期待が盛り上がって行きます。

安定飛行に入るとまず飲み物が。もちろんＢＥＥＲ。「ジャパニーズビア？フィニッシュビア？」と訊かれれば、もちろん「フィニッシュビア、プリーズ」です。枝豆がおつまみなんて、気が利いていますね。紙ナプキンもおしゃれ。

まず機内食はチキンカツ。まぁ、エコノミーなので贅沢なことを考えなければ十分です。それにしてもワイン何杯もお代わりさせてくれてありがとう。

機内では映画を観ているより、このフライトマップを見ているのが楽しいんですよね。

着陸前にまた軽食。マカロニのラザニア（そんなのあったっけ？）みたいなものでしたが、結構いけました。

まもなくヘルシンキ・ヴァンター国際空港に着陸します。まるで千歳空港の周辺の風景に何となく似た感じです。

空港からフィンエアーバスに乗ってヘルシンキ中央駅へ。私たちが泊まる『ソコスホテル・ヘルシンキ』は歩いてすぐでした。

入り口は何となくオフィスビルっぽいですが…
入って左がレストラン、すぐ右がフロント、その奥に小さなロビー、更にその横にバーがあります。

部屋の中です。シンプルなつくりですが、落ち着いた雰囲気です。

ホテルの浴室の洗面台の高さにビックリ！欧米の人にはちょうどいいのかも。ヘルシンキ・ヴァンター国際空港のトイレでも確かにその高さに苦労しましたが…

荷物を置いたら、まずは街歩きです。
夕方なのにもう真っ暗でした。
路地のあちこちにクリスマスのイルミネーションが飾られていました。ヨーロッパってクリスマスの時期がお正月明けまであるんですね。

程なくしてヘルシンキ大聖堂へ。もうすぐ新年。年越しイベントの準備がされていました。

何やらレーザー光線が。大聖堂に向かって伸びていました。
レストランを探したけど、どこもかなり待ち時間があるみたい。
ホテルに戻ってホテル内のレストランで食べましたが、あったかい料理がどれもおいしかったです。
食べ終わったら急に眠くなってきました。それもそのはず、日本との時差は７時間。年越しの花火の打ち上げがあるらしいけど、それを観ていたら徹夜と同じです。あきらめて寝ました。

翌朝から街歩きを開始です。朝１０時なのにまだこんなに暗いです。昨夜は年越しで盛り上がっていたのか、街の至る所にシャンパンのボトルが転がっていました。

観光のスタートはもう一度ヘルシンキ大聖堂から。この後、観光案内所に行き、ヘルシンキ・カードを３日分購入します。これでほとんどの乗り物が乗り放題で、美術館などもタダか割引で入れます。

トラムに乗って、ヘルシンキ中央駅へ。手前にはプリウスが。さすが環境先進国。こういうものは積極的に取り入れるんですね。
駅構内の『ロバーツ・コーヒー』で一休みです。

日本のような改札はなく、ホームまで自由に入れます。長距離列車のようです。カッコいいですね。サンタクロースがいるロヴァニエミにもこれで行けるんでしょうね。

さて、トラムに乗ってまたまた大聖堂方向へ向かいます。

停留所を降りたところにあるショップのショーウィンドーにムーミンが。奥の小さな小窓からもムーミンが顔を出しています。

マーケット広場です。土産物などがいっぱい売られています。

大型の豪華客船が停泊しています。海は凍っていました。こんなのは初めて見ました。北海道のオホーツクもこんな感じなのかな。

オールドマーケットホールです。今日は外から観ただけでした。

ついに大聖堂の階段を上がります。上ったところでトラムが通り過ぎるのをパシャリ！

大聖堂の中に入ります。とても広いのですが、その大きさを写真で表現するのは難しいです。

お昼を過ぎていたのでエスプラナーディ通りを歩き、ホテルカンプのレストランでブッフェランチです。イギリス人とドイツ人のカップル(勝手な想像ですが)から、「ハッピーニューイヤー」と声をかけられました。

お腹も満たされ、エスプラナーディ通りをウィンドウ・ショッピングです。フィンランドを代表する『イッタラ』。セールはやっているけど、明日アラビア工場のアウトレットで買おうっと。

フィンランドの木材を使用したカワイイ置物やアクセサリーを売っている『アーリッカ』です。

あまりのカワイさに買っちゃいました。お世話になっている人たちにもお土産にしました。

フィンランドでは有名なチョコレートショップ『ファッツェル』。お土産にももちろん買いました。
ここのパンがホテルの朝食で毎日出ていました。嬉しかったです。

買い物いっぱいしたら、お腹すいてきました。またトラムでマーケット広場の方へ

今夜のディナーはラヴィントラ・ハヴィス。
予約なしだったのに、すぐにテーブルを要因してくれました。
サーブしてくれるそれぞれの人がみんな親しげに話しかけてくれました。
フィンランド語と日本語を教えあったり、美味しかったし、楽しかったです。
帰り際に日本から用意した日本らしい絵柄のグリーティング・カードを渡したらすごく喜んでくれました。

トラムと街灯と雪道の路地裏を歩く二人。な〜んか、この雰囲気いいですねぇ〜。このいいムードを余韻におやすみなさい♪

さあ、３日目の朝です。
ハカニエミ・マーケットに行きます。
２階にあるマリメッコのお店で買い物しました。ショップのお姉さんがとてもキュートでした。また、会いに行こうっと。
それにしても、フィンランドの女性の声って、何だか楽器みたいに澄んだ感じがします。どこのお店に行ってもそんな気がしました。

この１階には『エロマンガ』という、ちょっとビックリする名前のお店があります。ここのピロシキが美味しいんです。

ここからトラムに乗ってアラビア工場へ。ここは今回の旅行で外せない所でした。アラビアの歴史を語った小さな博物館があり、見学させてもらいました。ここもヘルシンキ・カードだけでOK。

エントランスを入ると、何とも開放的な空間が。アラビアやイッタラのカップ、フィスカルスのハサミ、フィンレイソンの布団カバーとかなり買い込みました。ちょっと疲れたので、左に見えるカフェでコーヒータイムです。

トラムを乗り継ぎ、デザイン博物館へ。
インテリアだけでなく色んな展示物がありました。ここもヘルシンキ・カードを提示するだけでOKです。

入館時に貼られたシールが出口の所でこんな風に貼り付けられていました。
ゴミにならないし、アートにもなっちゃうし、一石二鳥ですね。

今夜のディナーはガイドブックにもよく乗っている、「ラヴィントラ・シーホース」です。

予約していなかったのに、入り口の人が快く迎え入れてくれました。どこの国から来たか聞かれ、日本語メニューを用意してくれました。
フィンランドに来たからにはと言うことで、トナカイ肉とミートボール、これにスモークサーモンの前菜頼んだら、二人でシェアしたはずなのに、もう食べられない。
美味しかったし、お店の人が「デザートは？」と聞いてくれましたが、何処にも入る余地なしです。
料理に合うワインも予算に合わせてセレクトしてくれ、本当にいいお店でした。

ホテルまでは歩いて帰りました。実はこれ、消防署なんです。日本の無機質な雰囲気とはずいぶん違います。

雑貨屋さんのショーウィンドウからカワイイたこさんが隙間から顔を覗かせています。

エスプラナーディ通り近くまで戻って来ました。それにしても、トラムが本当にひっきりなしに走っています。

これは行き先番号別のトラムの待ち時間表示。

ストックマンデパートの前のイルミネーションを背景にトラムをパシャリ！
今日もいっぱい動き回りました。

４日目の朝です。
この旅も終盤に差し掛かりました。
今日も街ブラです。
スタートはマーケット付近からです。

テレビ番組で見たことのあるレストランでしたが、営業する夏だけなのかな。

寒かったのでオールド・マーケットホールに入りました。まだ早かったのかな。人はあまりいませんでした。

本当に市場なんですね。色んな食料品のお店があります。ハカニエミと違って、食料品メインのマーケットのようですね。

こんなところにカウンターのお寿司屋さん！フィンランドの人たちがどんな寿司ネタを好むのか見たかったなぁ。
というよりは、食べてみたかったなぁ。

北欧って、ベリー系のイメージばっかりでしたけど、色んな種類の果物売っているんですね。

紅茶やコーヒーを売っていました。

ここにも「エロマンガ」のピロシキ売っていました。朝ごはんお腹いっぱい食べたばかりで、残念ながら食べませんでした。
談話をしていたお店のおじさんから日本語で「こんにちは」と挨拶されたので、こちらもフィンランド語で「フォメンタ」と挨拶。

さて、オールド・マーケットの建物を出たら、外の屋外マーケットでは民芸品や土産物を売っているお店が並んでいて、買い物客もいっぱいでした。

こんな寒い屋外でも、地元の人たちはテントの中でコーヒー飲んでいるんですね。

ウスペンスキー寺院のすぐそばの公園です。こういう遊具もカラフルでカッコいいですね。

ウスペンスキー寺院の全景です。
どこから入っていいのか分からず、うろうろしていたら、他の観光客も同じように探していました。
観光バスの団体客が入るのを見て、やっと入り口が分かりました。

ウスペンスキー寺院から見たヘルシンキ大聖堂です。結構近いんです。

中では敬虔なロシア正教徒の方なのでしょうか。
熱心にお祈りされていました。

また、マーケット広場に戻りました。
お昼前で明るくなってきて、賑わってきました。

テントの外にもイスがあるけど、まさかこんな寒い中、外でコーヒー飲む人いるのでしょうか。

建物の間から見える大聖堂をバックに、またまたトラムをパシャリ。

トラムに乗って、今日もまたハカニエミマーケットへ。またまた二階マリメッコのショップに行きました。
今日は、日本人の買い物客がいっぱいいました。

マーケットの向かいの大きな建物に入りました。
リサイクル・ボックスらしく、分別するようになっていました。

これは宅配ボックスのようです。
本当にこうしたものまで、カッコいいです。

テンペリアウキオ教会です。

コンサートもできるらしいです。大きさに圧倒されました。

中央駅横にこんなスケートリンクがあるなんて。貸し靴もありました。普通に市民の娯楽なんですね。

アテネウム美術館に入りました。展示物も多く、結構見応えあります。常設展示以外の特別展示もやっていていました。
ここもヘルシンキ・カードOK。
最後のディナーは初日同様ホテル内のレストランです。なんだかんだ気に入ってたかも。

いよいよ最終日。
飛行機は夕方出発なので、午前中はまだ自由に行動出来ます。名残を惜しんでヘルシンキ・カードの残り数時間分でトラムに乗って散歩します。ヘルシンキ市内これでどこへでも行きました。このトラムとも今日でお別れ。 滞在中はお世話になりました。

こんなところでも「karaoke」の文字がありました。確か、ガイドブックにも乗っている「エロッタヤ・バー」では。

エスプラナーディ通り周辺に戻り、お昼は『アカデミア書店』内にある『アアルト・カフェ』でいただき、最後に『ストックマン・デパート』へ。

日本でもそうですが、デパートに行くと必ず食器・インテリアのあるフロアーに行きます。
何やら面白そうな時計が。、どうしても欲しくなり、スーツケースに入りそうと分かったら、店員さんのところに行って、すぐに買っちゃいました。でも、実はオランダ製。
日本製包丁も数多く売っていました。

さて、いよいよ、帰路につきます。

ヘルシンキ中央駅横のバス乗り場よりフィンエアーバスに乗り込み、空港へ向かいました。

ヘルシンキ・ヴァンター国際空港に到着です。
到着した時は気付かなかったけど、本当にシンプルだけど、一つ一つデザインが凝っていて、空港なのにミュージアムのようです。

自動チェックイン機初めて使いました。クレームタグも自動で出てきて、自分で取り付けたら、専用カウンターへ。

手荷物検査に行ったら、ここで事件が！

免税手続きした品物は全て手荷物にしなければならないことを忠実に守りすぎて、アラビア博物館で買ったフィスカルスのハサミまで手荷物にしちゃった。
当然、引っ掛かりますよね。どうやら、係員は荷物室に預けるか聞いてくれていたのに、まだヒアリング力の乏しい私は「もう、諦める」と。後で考えたら、お店の人が包装紙にハサミの絵を描いていてくれていたのにｨ〜！なんておバカ！

さあ、出国審査も終わり、いよいよ出発までの買い物タイム！
さっきの悲しい出来事は忘れて、まずは目当てのムーミン・ショップへGO！
いたいた、ニョロニョロが。でも、なんか大きいいですね。

スナフキンさんもいました。
あ〜〜！ムーミン撮り忘れていた(涙)

イッタラのアアルトベースを使ってデコレーションしています。何とアアルトベース・デザインに並べています。ここはバーになっていました。
本当にフィンランドはいちいちカッコいい！

トイレの入り口のデザインも大胆かつシンプル、でも、オシャレですね。
そうそう、トイレで女性を赤で表現するのは、どうやら日本ぐらいとか。

ヘルシンキ・ヴァンター国際空港はかなり木材が使われているようで、暖かみを感じます。さぁ、まだ時間あるし残りの手持ちユーロで何買おうかな。

マリメッコのウニッコ柄デザインのフィンエアー！
機内でファッションショーやったりしているらしく、これに乗りたかったなぁ〜
でも、残念。これはロンドン行きでした。いいなぁ〜

お鼻の部分が真っ赤なトナカイのようなフィンエアーがいました。
でも、YouTubeで観たフィンエアーのアップした映像では、道化師を表現しているようです。
色々、シャレを利かせているんですね。

ヘルシンキ・ヴァンター国際空港の管制がトラブルでダウン！
お願い！フライトキャンセルになって〜まだヘルシンキで遊びたい！
その願いも虚しく、二時間後には離陸してしまいました。
さようなら、ヘルシンキ！！
また、必ず来るね！

いよいよ、この楽しかった旅も終わりに近づいて来ました。日本に戻って来ちゃいました。
成田→福岡間の飛行機の中で、「左側に富士山が見えます」機長からのアナウンスが。
お正月に一富士、二鷹、三…と言うぐらいですから、今年はきっと良いことあるでしょう！
お疲れ様でした！