2013/12/28 - 2013/12/28
90位(同エリア520件中)
- #遺跡・歴史
- #カーシャパ王
- #シーギリヤでの犬や猿に要注意
- #シーギリヤ・ロック
- #シーギリヤ・ロックのチケット
- #シーギリヤ・ロックの美女
- #シーギリヤ・ロック頂上
- #ドライブ・ツーリング
- #ハイキング
- #ミラー・ウォール
関連タグ
SUR SHANGHAIさん
- SUR SHANGHAIさんTOP
- 旅行記919冊
- クチコミ6826件
- Q&A回答49件
- 5,825,362アクセス
- フォロワー234人
前回、1997年には旦那とバイクで回ったスリランカ。
あの時にもシーギリヤを訪れて、シーギリヤ・ロックに描かれた美女に会いに行った。
ただ、あの時はまだデジカメは無かった頃。
フラッシュを使用した撮影は禁止されていたし、「早く早く!」とせかす監視員おじさんたちのお陰で、薄暗い壁面に姿をとどめた美女たちの姿はボケボケにしか撮れなかったのよね…。(´;ω;`)
今回は、暗さに強いデジカメがあるから楽勝さ?! (^◇^)
…と、コロンボから東海岸のトリンコマリーへ行く途中でシーギリヤに一泊して再訪してみます!
表紙の画像は、シーギリヤ・ロックの美女を一目見ようと階段を上って行く人たち。
途中で挫折した旦那を残し、SUR SHANGHAIは一人上って行ってみます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
昨日、出だしのコロンボでレンタカー会社とのトラブルがあって、その後どうにかシーギリヤに着いたのはもう暗くなってから。(;^ω^)
途中で寄ろうと思っていたダンブッラも素通りだった。
それでも、どうにか代わりの車が手に入ったのは不幸中の幸いだったよね。ε-(゚д゚`;)フゥ...
シーギリヤで泊まったのはシーギリヤ・ホテル。
ここ、1997年に来た時にも泊まったんじゃなかったかなあ。
記憶は朧。
シーギリヤ・ホテルのウリは、プールからシーギリヤ・ロックが見えること。
う〜ん、今日はその景色も雨に濡れるんじゃないかと思うような雲行き。
せめて、雨にはなりませんように…。(-人-) 南無南無・・ -
シーギリヤ・ロックへ行く前に、周辺もちょいと走ってみたSUR SHANGHAIとその旦那。
幹線道路をあてずっぽうに脇に入って行ってみると、シーギリヤ・ロックとは別の岩山も見えた。
へえ〜、こんな岩山もあったんだ。 -
さて、シーギリヤ・ロックに上るためにはチケットが必要。
チケットは麓のメイン・ゲート近くのオフィスでしか売られていないので、まずそこに行く必要があります。
シーギリヤ・レストハウス近くの分岐点がその入口。
スリランカの遺跡への道筋には、シーギリヤに限らずこの画像のように黒い標識が出ているんですが、目立たないので要注意。
せめて、標識をもう少し大きくしてくれれば、車からもよく見えるんだけど…。 -
これは、シーギリヤ・ロックのチケット・オフィスそばにあった周辺地図。
画像をクリックすると大きく拡大表示されます。
見所の名や場所、トイレの場所も記載されているので、必要な方はご覧ください。トイレは少ないので要注意ですよ。
この地図は、上方が北です。
上掲の画像の標識が出ていたのは、紫色の□で囲まれたシーギリヤ・レストハウスそば。(地図下方)
そこから脇道に入って行くと、黄色い○の南ゲートが見えてきます。
ここからも入って行けるんですが、チケットが売られているのは、お堀のような水路に沿って西側に回りこんだ所にあるチケット・オフィス。(赤い☆印)
シーギリヤ・ロックへのメイン・ゲートや、シーギリヤ博物館もチケット・オフィス近くにあります。
南ゲートから入って行くのは、既にチケットを買ってある観光バスの団体さんが主なんじゃないでしょうか。 -
さて、チケット・オフィス近くまで車でやって来たSUR SHANGHAIとその旦那。
駐車場はどこ?と探すと、やはりチケット・オフィスのそば。
シーギリヤは有名観光地だから、駐車料金もバッチリ取られるだろうなと思ったら無料でした。
ちょいと話が変わりますが、シーギリヤには野良なのか放し飼いなのかよく分からないイヌが多数。
人には慣れているようで、平気で歩道や車道の真ん中で寝ていたりします。
ただ、皮膚病で赤剥けになったイヌもたくさん。
この画像のワンちゃんたちは健康そうですが、むやみに触ったりするのはしない方がいいかも。 -
画像奥に見えているのが、シーギリヤ・ロックのチケット・オフィス。
営業は毎日7:00〜17:00まで。
外国人料金では、大人は3900ルピー(または30米ドル)、6〜12歳の子どもは1950ルピー(または15米ドル)。
この時は、10:30頃行ってみましたが、並ばずすぐに買えました。
画像手前に標識が出ているとおり、シーギリヤ博物館もすぐ近く。
トイレもあるので、シーギリヤ・ロックに行く前に寄って行っては?ペーパーは持参すると憂い無し。
標識にはカフェとお土産屋さんも出ていますが、内容は期待はしない方がいいような…。 -
これが、シーギリヤ・ロック周辺の見学チケット。
外国人大人用なので、3900ルピー。
結構大きくて硬い紙質。約30cm×9cmもあります。
このチケットは、これから行く先々3ヶ所でもぎりのおにいさんにチェックされます。
チェック・ポイントは、シーギリヤ博物館、シーギリヤ・ロックへの入口となるメイン・ゲート(または南ゲート)、シーギリヤの美女のフレスコ画を見に上って行く螺旋階段手前。
ゲート内に入ったからと言っても、油断して途中で失くすと、シーギリヤの美女には会えずじまい、その先にあるシーギリヤ・ロック頂上の王宮跡にも行けなくなるので要注意です。 -
日本の援助によって建てられたシーギリヤ博物館は、チケット・オフィスのすぐ近く。
この博物館がオープンしたのは、2009年の7月。
…ということは、前回1997年に来た時には無かった施設。
シーギリヤ・ロックへ行く前に、ここにも寄って行きます。
入口でさっそく、さっき買ったチケットをチェックされ、一部を切り取られたり裏にはスタンプも押されました。 -
シーギリヤ博物館内。
地元の子ども達が描いたシーギリヤ・ロック関連の絵が並んでいたり、映像と音声での遺跡紹介、ジオラマ、シーギリヤの美女の複製などがあったんですが、期待が大きすぎたせいか、ちょっと物足りない内容だったような。
シーギリヤ周辺で発掘されたと言うテラコッタ製の像などは興味深かったんですが、撮影は禁止でした。
最後にあったショップも、内容が貧弱で残念。(´-ω-`) -
シーギリヤ博物館そばの池で咲いていた花。
これはハスじゃなくて、スイレンよね。
蓮と睡蓮の見分け方は検索でどうぞ。(o´・ω-)b ネッ♪ -
さて、今日のメイン・イベントのシーギリヤ・ロックへ。
ここは、チケット・オフィス近くのメイン・ゲート。
ここで、二度目のチケット・チェック。
またチケットの一部を切り取られ、裏にはスタンプも押されます。
この画像ではちょっと混みあっているように見えますが、チェックは迅速。
すぐにゲート内に入れました。
上の方でも言いましたが、ここで安心してチケットを失くしたりすると、この先で待っているシーギリヤの美女と会いはぐれたり、シーギリヤ・ロック頂上へは行けなくなるのでくれぐれもご用心。 -
城壁で囲まれたシーギリヤ・ロック敷地の西側には、さらにお堀のような水路があります。
これは≪蓮の水路≫と呼ばれているらしいんですが、12月の下旬には蓮らしき植物は見当たらなかったのが惜しい!
かつてはワニもこの水路に棲んでいたそうです。 -
城壁に囲まれたシーギリヤ・ロック敷地内に入って、メイン・ゲート方向を振り返る。
随分きれいに整備されているのがありあり。
1997年に来た時には、もっと雑然としていたような気がするな。 -
シーギリヤ・ロックに向かってまっすぐに延びる参道の両脇に広がる≪水の広場≫。
芝生や木々でこぎれいに緑地化された部分は、まさに遺跡公園。
この画像は、≪王の沐浴場≫と呼ばれるあたり。 -
イチオシ
シーギリヤ・ロックの敷地内。
≪水の広場≫を突っ切って東西に延びる参道の向こうのシーギリヤ・ロックが何と言っても印象的。
またやって来たよ! ヽ(*^ω^*)ノ
西のメイン・ゲートからシーギリヤ・ロックの麓にある階段上り口まで延びる参道は700mほど。
この日の午前中は曇って歩きやすかったですが、カンカン照りの日は、紫外線対策、熱中症対策をお忘れなく。
飲み物も持参するといいですよ。 -
参道向こうのシーギリヤ・ロック。
高さは200mほどだそうですが、平地からいきなり立ち上がっている岩山のせいか、ずいぶん高く大きく見えます。
この岩山を有名にしているのは、中腹の壁面に描かれた美女図と、頂上に残されたかつての王宮跡。
そのほか、仏教の石窟寺院も残されています。 -
西から見たシーギリヤ・ロック。
この画像は、クリックして元画像にすると拡大表示されます。
岩山の中腹にオレンジ色の□で囲ってあるのが、シーギリヤの美女のフレスコ画が残された場所。
そこへ向かう人々の姿も列になっているのが分かると思います。
美女へのアクセスは、上りの螺旋階段で。
美女にお目通りした後は、今度は下り専用の螺旋階段を下り、ミラー・ウォールと呼ばれる通路を通って頂上への入口へと向かいます。
画像で、黄色く横に延びている壁がミラー・ウォール。
詳しくは、順々にご紹介して行こうと思います。 -
西から見たシーギリヤ・ロックの一部。
この画像は、クリックして元画像にすると拡大表示されます。
画像左下を黄色い□で囲った部分は、シーギリヤの美女のフレスコ画が残る場所。
段々になった頂上を見ると、落下防止用の柵が設置されていて、観光客の姿も見えています。
この画像を見ていてSUR SHANGHAIが驚いたのは、梯子らしき物がいくつか岩壁に残っていること。青い□で囲った場所がそう。
発掘調査にでも使ったものなんだろうか?
更によく見ると、梯子らしきものが設置されているあたりの岩には崩落を防いでいるような仕掛けもあるような。
だとすると、その作業用の梯子だったのかも?
間違っていたらお許しを。 -
シーギリヤ・ロックの敷地内。
参道脇には、何かの遺構だったらしき石積みがあったり。
公園風に整備されて、木立に覆われた風情が何ともいえず心地よし。 -
シーギリヤ・ロックに上る階段が近づいて来ると、岩屋のような遺構があります。
これはかつての石窟寺院の跡だそうで、シーギリヤにはこのほかにもいくつかあるそうです。
岩壁が白く塗られていた痕跡はあるんですが、その上に描かれていたと言う絵は残っていません。
修行の邪魔になると言う理由で削り取られてしまったんだそう。
残っていたら、その絵も有名になっていたかも? -
シーギリヤ・ロックに上って行く階段。
大理石で出来ているんですが、足を乗せる部分が狭くて靴のサイズ23.5のSUR SHANGHAIでも土踏まずの部分までしか乗りませんでした。
上る時にはまだいいんですが、下りて来る時がちょっと怖い感じ。
体を横向けにして慎重に上り下りしましょう。
表面もツルツル滑ったりするので、要注意。 -
シーギリヤ・ロックに上る階段脇にあった岩。
なんだか足場のような線が刻まれているんですが、ずいぶん下からオーバーハングした部分にも線が入っているし、これは何なんでしょう?
こんな岩はこれ以外にもいくつも見かけました。 -
イチオシ
シーギリヤ・ロックに上って行く階段。
途中には、大岩がおでこをガッチンコして出来たトンネルが。
シーギリヤの過去を紐解く通路への入口のようで好きだなあ。 -
上掲の画像と同じ階段通路を地元の女性たちが下りて来る。
上の方で言ったように階段の足を乗せる部分が狭いので、地元の人たちも体を横向けにしてゆっくりと下りてました。 -
上掲の画像で、おでこをガッチンコしている岩の一つ。
雨が伝った痕が、黄色と黒の縞模様。
巧まずして出来たアート作品だ! -
おでこガッチンコ岩のトンネル内。
足元近くに積まれたレンガが湿気ですっかり苔むしていた。
その緑が薄闇の中でとても鮮やか。 -
おでこガッチンコ岩のトンネルを抜けても、階段はまだまだ上に向かって続く。
ここで見えているのは、シーギリヤの美女がお待ちかねのあたり(画像左上)で、順番待ちの人たちが列になって並んでいる場面。
黄色いミラーウォールの手前で、最後のチケット・チェックがあり、後は螺旋階段を上れば美女とごたいめ〜んなんですが、ここで旦那が挫折。
「お前、一人で行ってこい。ε-(゚д゚`;)フゥ...」
旦那〜、だからメタボが解消されないんだよ〜。(´;ω;`)
仕方なく、SUR SHANGHAIはここからは一人で上って行きます。 -
イチオシ
シーギリヤの美女の居場所までもう一息!
SUR SHANGHAIの前を上って行く地元のおにいちゃんたち。
そのおにいちゃんたちの足元も半分しか乗らない段の幅だから、見ていて危なっかしい。
今後は、ちゃんとした手すりを設置しないといけないんじゃないかな。 -
ほい、階段を上り切って、シーギリヤの美女との距離はもう100mも無し。
岩壁にしつらえた通路で順番待ちをする人たち。
この通路がまた、並ぶ人たちの数に比べると、なんとも脆弱な感じ。
定期点検は欠かさずお願いします〜。(-人-)
順番待ちをする人たちが見下ろしているものは何かと申しますと…、 -
…さっきまで自分たちが上って来た方向の階段通路。
画像右上には、チケット・オフィスやメイン・ゲートがある西方向に延びる参道も見えています。
メイン・ゲートからこのシーギリヤの美女への入口通路までは、途中であれこれ見ながらゆっくり歩いて40分ほどかかりました。 -
ミラー・ウォール手前で最後のチケット・チェックを受け、シーギリヤの美女に会いに行く螺旋階段へ。
慌てず慎重に上りましょう。
注意書きが出ていて、ミラーウォールを故意に傷つける行為をすると、罰金や禁固刑に処される旨や、シーギリヤの美女の撮影にはフラッシュを使ってはいけないなどと書かれています。
落書きなどはもってほか。 -
これまた頼りなげな螺旋階段を登りきった場所で、シーギリヤの美女が出迎えてくれます。
監視員のおじさんたちがいて、1997年に来た時とと同じように「ノー・フラッシュ!!」
今回はデジカメだから大丈夫! v(`ゝω・´)
シーギリヤの美女とは、オーバーハングした岩壁に描かれたフレスコ画。
後述するカーシャパ王が、自ら殺害した父王の霊を慰めるために描かせたとも言われる壁画ですが、宗教的意味は無いんだそう。
5世紀に描かれたとは思えないほど色鮮やかなこの美女たちが発見されたのは1875年。
望遠鏡で岩山を眺めていたイギリス人によって見出され、その後シーギリヤ・ロック全体の発掘調査も進んだのだそうです。 -
シーギリヤの美女の中でも、よく知られているのは、二人がペアになって描かれたこれらの絵じゃないでしょうか。
その彼女たちの正体は、妖精であると言われたり、身分の高い女性と侍女とも言われているんだそう。
これらのフレスコ画は、オーバーハングした凹凸のある岩壁に描かれているせいか、見る角度によって女性の表情も体付きも違って見える気がします。
左右の画像を比べて見てください。 -
シーギリヤの美女は、かつては500人ほどが描かれていたそうで、その様子を想像するとまるでハーレム。 ←罰当たりですみません。
その後、風雨に晒されたり、バンダル人の攻撃で破壊されたりで次第に減り、現代まで生き延びた美女は僅かに18人。
完全な姿で残っている美女は更に少なく、ほんの数人になっています。
5世紀の作とされる彼女らが通ってきた時間の流れは過酷だったのが伺えます。 -
シーギリヤの美女のうち、SUR SHANGHAIの好きな4人。
上の方に出した画像とダブっていたりします。
いかにも生身の女性と言った雰囲気の美女が混じっていたり、仏教遺跡の壁画に出ていてもおかしくないオーラをまとう美女も。
それぞれ、違う絵師さんによって描かれたんじゃないでしょうか。 -
イチオシ
シーギリヤの美女の中で、一番のお気に入りはこの女性。
左肩から腕にかけてのデッサンは少し変な気がしますが、結い上げた髪の頭飾り、半眼になって憂いを秘めたような眼差しの横顔、一輪の花をつまむ優美な指先は溜息が出るほど美しい。
絵師さんの理想の女性像だったのかも。 -
シーギリヤ・ロックの美女との再会時間は短かった。
上りの螺旋階段からはシーギリヤの美女を一目見ようとする人たちが次々にやって来るし、監視員おじさんたちが「早く!」とせかすのも1997年と同じ。(;^ω^)
これは、下りの螺旋階段に進んで撮った様子。
ぐるぐる回りながら下りて行くと、めまいを起こしそう。
ここでも焦らずゆっくりどうぞ。 -
イチオシ
螺旋階段を下り切ってホッと一安心。ふぅε-(´ωノ|┬
足がしっかり地に着いた感覚が頼もしい。
シーギリヤの美女に会いに行く人、会見を果たして下りて来る人たち。
1日に何人の人たちがこの螺旋階段を上り下りするんだろ。
そういえば、1997年に来た時と同じ階段よね、これ。
点検補修はしているんでしょうが、そのうちにもっと安心感のある階段に取り替えて欲しい。 -
螺旋階段から下りて、お次の≪ライオンの入口≫へ進む人たちの顔には、一様にホッと安心の笑顔が。
ぅん((´д`*)ぅん、その気持ち分かる〜。
話は変わって、この画像に写っている黄色い壁がミラー・ウォール。
シーギリヤ・ロックを下から見上げた時には、中腹を横切る黄色い帯のように見えていた部分です。 -
シーギリヤ・ロックの中腹を黄色い帯のように延びているミラー・ウォール。
シーギリヤの美女のから螺旋階段を下り、お次の見所≪ライオンの入口≫へ続く通路にもなっています。
言葉通りの意味は≪鏡の回廊≫ですが、顔や姿がはっきり映るわけではなく、光沢のある壁面にその前を行き来する人影がぼんやり映るくらい。
この画像でもその様子が分かると思います。
この壁は元々は漆喰を塗ったレンガ造り。その上にさらに卵白と蜂蜜を混ぜた石灰を塗って磨き上げたものだそうです。
7〜11世紀にシンハラ語で記された詩が刻まれた部分があるんだそうですが、後世の落書きが多くてよく分かりませんでした。
現在では、この壁に落書きをすると。罰金刑・禁固刑に処せられるそうですよ。 -
ミラー・ウォールの切れ目から見下ろしたシーギリヤ・ロックの麓。
今日は曇っていて見通しが利かないけれど、歩き回るのにはこのくらいのお天気がちょうどいい。
画像中央をまっすぐに延びるのは、西のメイン・ゲートから続く参道。
≪水の広場≫あたりも見えています。
さっきはあの道をずっと歩いてきたのよね。
あれ? 参道の延長線上に大きな白い立像が。
仏像かな? 1997年に来た時にもあったっけ?(・・?
画像右下に見えている岩はエレファント・ロック。
象の背中のような形の岩で、ここは攻めて来る敵に岩を落として対抗する場所だったようです。 -
シーギリヤ・ロックと言うと、先ほどご紹介した美女のフレスコ画をまず思い浮かべますが、この大岩のてっぺんには、その美女図を描かせたカーシャパ王の居城跡地もあるんですよ。
その入口となるのはこの≪ライオンの入口≫。
ミラー・ウォール続きの階段通路を上り、シーギリヤ・ロックの北側に回りこんだ所にあります。
今は巨大な足だけを残す≪ライオンの入口≫ですが、かつては体も頭もあって、階段から上って行く人がライオンの喉の中に飲み込まれるように見えたのだそう。
よって、シンハラ語でライオンの喉(シンハギリヤ)と呼ばれたのが、現在のシーギリヤと言う地名の語源だそうです。 -
シーギリヤ・ロックへの頂上へと上って行く階段。
こんな岩山のてっぺんに居城の王宮を築かせたのは、5世紀のカーシャパという王。
王子だった頃には異母弟に王位を奪われるのではないかと疑心暗鬼に陥り、父王を監禁して王位を剥奪。
財宝の隠し場所を問い詰められた父王が、自分が築いた巨大な貯水池が財宝であると答えると、それに激昂したカーシャパは、家臣に父王殺害を命じてしまったそうです。
難を逃れて南インドに亡命した異母弟の復讐や父王の祟りを恐れたカーシャパが王宮を建てる場所として選んだのが絶壁を持つシーギリヤ・ロックのてっぺん。
シーギリヤの美女たちもその頃に父王の霊を鎮めるために描かれたようですが、それも束の間の夢。
11年後には復讐に燃えた異母弟に敗れ、カーシャパ王は自害してしまったという歴史があるんだそう。
カーシャパ王の居城は、その後仏教の僧侶に寄進されたということですが、長い歴史に埋もれてしまい、シーギリヤの美女と共に発見されたのは19世紀に入ってからのこと。
今では、王宮の土台や石組みが残るばかりなんですが、体力とお時間が残っている方は頂上まで行ってみては? -
シーギリヤ・ロックのてっぺんに残るカーシャパ王の夢の跡。
今は建物らしい建物はなくなって、石組みや土台だけが残るだけ。
父王を自らの命令で葬り、異母弟を南インドに追いやって王位に就いたカーシャパ王。
絶壁のシーギリヤ・ロックに王宮を築かせたあとも、本当に心が安らいだ時は無かったのでは。 -
シーギリヤ・ロックの頂上からは、お天気がいい日には北のアヌラーダブラまでも見渡せるそうですが、この日は曇ってそこまでの景色は見えませんでした。
それでも、てっぺんまでまたやって来た気分は爽快!
そうそう、最初に西のメイン・ゲートから入ってシーギリヤ・ロックのてっぺんの王宮跡までは、途中のシーギリヤの美女との謁見時間、その他写真を撮りながらゆっくり歩いた時間を含めて1時間10分でしたよ。
暑い日にはシーギリヤ・ロックを上るのは苦行になるでしょうね。
体力・体調に合わせて無理せずに歩きましょう。 -
シーギリヤ・ロック頂上の王宮跡にいまも残る≪王のプール≫。
ここに王宮を造ったカーシャパ王が沐浴していた場所という事らしいけれど、それよりもここで生活をして行くのに必要な水を確保するための貯水池でもあったんじゃないのかな。 -
シーギリヤ・ロック頂上にある王宮跡の片隅。
地元カップルが仲良く将来を語り合う後姿が美しい。
…と思ったら、お二人ともケータイに夢中。
ここにも今どきカップルが。( ̄m ̄*) -
シーギリヤ・ロックの頂上にある王宮跡から、階段を下り始める。
階段が急な場所だと、一人が足を踏み外したりしたら将棋倒しになるんじゃないかとヒヤヒヤ。
慎重にどうぞ。 -
イチオシ
シーギリヤ・ロックの頂上にある王宮跡から、階段を下りて行く。
途中でライオンの入口を見下ろすと、さっきまでのSUR SHANGHAIと同じように、上って来る人たちの姿も見えた。
金髪のおねえちゃんたち、がんばって! -
ライオンの入口まで戻ったら、あとは元来た方向へと下りて行く階段あり。
途中挫折した旦那が待っている場所まで来たら、旦那は待ちくたびれていた。
一緒に来ればよかったのに…。┐(´〜`;)┌
さて、シーギリヤ・ロック周辺にはサルが多いんです。
人を恐れず出没しますが、食べ物を見せたり上げたりするのは止めましょうね。 -
シーギリヤ・ロックで見たサルたち。
上段2枚のサルの親子は仲良し。
「かあちゃん、ノミ取って。」
「ほいきた。(´^ω^`)」
中段2枚のサルのお母さんはネグレクト気味。
「かあちゃん、おっぱいちょうだい。」
「やなこったい。(-д´- #)」
下段2枚のサルは、体も大きく尻尾が長い。
遺跡を駆け回って、人の頭の上も跳び越したりしてました。
こんなサルたちも眺めた後は、前回1996年には内戦で行けなかった東海岸のトリンコマリーを目指します。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (5)
-
- 潮来メジロさん 2014/01/15 20:08:12
- 寒中お見舞い申し上げます。ヾ(^o^)
- SUR SHANGHAIさん、こんばんは! ヾ(^o^)
寒中お見舞い申し上げます。
寒さ厳しい折、お風邪を召しませんように御自愛下さい。
本日、SUR SHANGHAIさんの訪問回数が50回目となっておりました。
拙いブログなのに、度々お越し戴き、ありがとうございました。
> こんな岩山のてっぺんに居城の王宮を築かせたのは、5世紀のカーシャパという王。
> 王子だった頃には異母弟に王位を奪われるのではないかと疑心暗鬼に陥り、
> 父王を監禁して王位を剥奪。
> 財宝の隠し場所を問い詰められた父王が、自分が築いた巨大な貯水池が財宝で
> あると答えると、それに激昂したカーシャパは、家臣に父王殺害を命じてしまったそうです。
> 難を逃れて南インドに亡命した異母弟の復讐や父王の祟りを恐れたカーシャパが
> 王宮を建てる場所として選んだのが絶壁を持つシーギリヤ・ロックのてっぺん。
> シーギリヤの美女たちもその頃に父王の霊を鎮めるために描かれたようですが、それも束の間の夢。
> 11年後には復讐に燃えた異母弟に敗れ、カーシャパ王は自害してしまったという歴史が
> あるんだそう。
「シーギリヤの美女」の写真は、他のトラベラーさんの旅行記でも拝見していましたが、その背景の話は知りませんでした。
中国の三国志に登場する諸葛孔明が、「長子を跡取りに決めておかないと、家督相続の争いを起こす」という言葉は、まさにその通りですね。
ではまた・・・。(^o^)/~~~
(潮来メジロ)
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2014/01/16 08:23:52
- RE: 寒中お見舞い申し上げます。ヾ(^o^)
- 早くもお正月も半ばを過ぎてしまいましたね。
今年もよろしくお願いいたします。
> 拙いブログなのに、度々お越し戴き、ありがとうございました。
いえいえ、潮来メジロさんこそいつもお越し下さっているようで恐縮です。
このシーギリヤの美女を描かせたカーシャパは、異母弟の母の方が自分の母より身分が高かったことから、王位を奪われるのではと思うようになったようです。
長子であっても不安だったんでしょうね。
権力の継承には、洋の東西を問わずドロドロとおどろしい争いがあるようで、それが後世の者にとっては戒めを含む歴史物語になっているのが興味深いと思います。
-
- 唐辛子婆さん 2014/01/13 02:40:58
- め・めまいがぁ^_^;
- SUR SHANGHAIさん、こんばんは
編集途中にお邪魔します。
イチオシの写真、足がすくんでめまいがします。
らせん階段もこわいよ〜。
ご主人様はどのあたりでギブアップされたのでしょうか?
私も行けるうちに行っておかねばという気になりましたよ。
唐辛子婆
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2014/01/15 17:16:39
- RE: め・めまいがぁ^_^;
- お返事は編集が終わってからと思っていましたので、遅れて申し訳ありませんでした〜。
再訪したシーギリヤ・ロックで、フレスコ画の美女たちとも再会できて感激でした。
しかも今回はデジカメだったので、お姿もくっきり撮れました。
ありがたや、ありがたや。(-人-)
旦那は、おでこガッチンコ岩のトンネルを抜けたあと、行く手を見上げてしまったのが仇となり、そこでリタイヤ。
結局、美女とご対面+シーギリヤ・ロック頂上まで行ったのは私一人。
私はしばらく前に半月板損傷をやらかして以降、時々痛みがぶり返すんですが、シーギリヤ・ロックでは慎重に歩いて無事でした。
階段の足を乗せる部分の幅が狭いので要注意ですが、マイ・ペースで歩いてみてください。
しかし、あの螺旋階段だけは、そのうちに歩きやすいものにしてもらいたいですね。
- 唐辛子婆さん からの返信 2014/01/16 02:12:47
- RE: RE: め・めまいがぁ^_^;
- > お返事は編集が終わってからと思っていましたので、遅れて申し訳ありませんでした〜。
いえいえ、私もいつも遅れがちなんですぅ^_^;
> 私はしばらく前に半月板損傷をやらかして
それは大変でしたねえ、痛かったでしょう!
どうぞ無理はしないでくださいね。
> しかし、あの螺旋階段だけは、そのうちに歩きやすいものにしてもらいたいですね。
そうですね。これも見るだにこわいですね。
とうがらしばば
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
SUR SHANGHAIさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
シギリヤ(スリランカ) の人気ホテル
スリランカで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
スリランカ最安
599円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
5
51