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年末の空いている時を狙って世界遺産「熊野古道中辺路」の極々一部を歩いてきました。お天気にも恵まれ、無事熊野本宮大社に到着し参拝できました。「中辺路」は熊野参詣道の中でも最も人気のあった道であり平安時代から皇室・貴族の方々も通われた古道ですが、結構厳しい登りもあったりなだらかな尾根道や杉木立の中を通り抜けるところ、集落や畑の中を通る道もあったりと趣が多岐に渡る「お散歩道」です。<br />今回はその熊野古道中辺路のハイライトだけを歩いてみました。<br /><br />まずは中辺路に分け入る「滝尻王子から乳岩」、「牛馬童子から近露王子」、翌日に「発心門王子から熊野本宮大社」までを歩きます。

世界遺産『熊野古道中辺路』を歩いてみた。

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2013/12/29 - 2013/12/30

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みなみん

みなみんさん

年末の空いている時を狙って世界遺産「熊野古道中辺路」の極々一部を歩いてきました。お天気にも恵まれ、無事熊野本宮大社に到着し参拝できました。「中辺路」は熊野参詣道の中でも最も人気のあった道であり平安時代から皇室・貴族の方々も通われた古道ですが、結構厳しい登りもあったりなだらかな尾根道や杉木立の中を通り抜けるところ、集落や畑の中を通る道もあったりと趣が多岐に渡る「お散歩道」です。
今回はその熊野古道中辺路のハイライトだけを歩いてみました。

まずは中辺路に分け入る「滝尻王子から乳岩」、「牛馬童子から近露王子」、翌日に「発心門王子から熊野本宮大社」までを歩きます。

旅行の満足度
4.0
同行者
家族旅行
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
自家用車
旅行の手配内容
個別手配
  • 今回は大阪への帰省ついでに南紀への小旅行、そのイベントとして熊野古道歩きをしました。大阪からは田辺まで高速が通じていてあっという間にです。昔々は海水浴に南紀方面に向かう際は大渋滞覚悟でほぼ一日掛かりだったのが夢のよう。今でも夏場は大渋滞なんでしょうが。田辺から中辺路に入りますが滝尻王子までは富田川沿いに国道311号をスイスイであっという間に滝尻王子に到着です。思ったよりも大きいお社です。

    今回は大阪への帰省ついでに南紀への小旅行、そのイベントとして熊野古道歩きをしました。大阪からは田辺まで高速が通じていてあっという間にです。昔々は海水浴に南紀方面に向かう際は大渋滞覚悟でほぼ一日掛かりだったのが夢のよう。今でも夏場は大渋滞なんでしょうが。田辺から中辺路に入りますが滝尻王子までは富田川沿いに国道311号をスイスイであっという間に滝尻王子に到着です。思ったよりも大きいお社です。

  • 滝尻王子のお社裏手にある巨石あたりから山道に取り掛かります。最初は石畳の階段ですがすぐに急登となります。

    滝尻王子のお社裏手にある巨石あたりから山道に取り掛かります。最初は石畳の階段ですがすぐに急登となります。

  • いきなりの急登できつい斜面を登ってゆきます。昔の方々もこれまでは普通の道だったのがいきなりの山道となるので、やはりここが修行という意味での参詣路の出発点だったのでしょう。しかしこんな急登の道でも昔の方々は輿に乗って進んだのでしょうか。

    いきなりの急登できつい斜面を登ってゆきます。昔の方々もこれまでは普通の道だったのがいきなりの山道となるので、やはりここが修行という意味での参詣路の出発点だったのでしょう。しかしこんな急登の道でも昔の方々は輿に乗って進んだのでしょうか。

  • ハァハァ言いながら急登すること10分強で尾根道に出ますが、その手前に胎内巡りの岩場があります。人ひとりが通り抜けることができる位の岩の隙間です。何とか抜け上がります。

    ハァハァ言いながら急登すること10分強で尾根道に出ますが、その手前に胎内巡りの岩場があります。人ひとりが通り抜けることができる位の岩の隙間です。何とか抜け上がります。

  • 胎内巡りを抜け上がったところ。左下のとても狭い穴が出口です。太ってなくてよかったです。

    胎内巡りを抜け上がったところ。左下のとても狭い穴が出口です。太ってなくてよかったです。

  • 胎内巡りからちょっと登ると「乳岩」と呼ばれる巨石があります。ここには奥州平泉の藤原秀衡にまつわる伝説があります。昔秀衡が熊野詣の折この岩の前を通りかかった際に夫人が急に産気付き赤子を産み落としたとのこと。熊野詣には連れて行けないのでこの岩の下に置いておいたところ、狼に守られながら岩から湧き出る乳を飲んでいたとのこと。秀衡はこの子を平泉に連れて帰りこの子が忠衡になったとのことです。荒唐無稽なお話ですが秀衡夫人や狼はさておき、昔の熊野詣の途中で子供が生まれたとき、どうしても詣を続けなければならないときには地元の人が預かってくれた、という説話なんでしょうか。車を滝尻王子に置いていますので急坂を下って戻ります。

    胎内巡りからちょっと登ると「乳岩」と呼ばれる巨石があります。ここには奥州平泉の藤原秀衡にまつわる伝説があります。昔秀衡が熊野詣の折この岩の前を通りかかった際に夫人が急に産気付き赤子を産み落としたとのこと。熊野詣には連れて行けないのでこの岩の下に置いておいたところ、狼に守られながら岩から湧き出る乳を飲んでいたとのこと。秀衡はこの子を平泉に連れて帰りこの子が忠衡になったとのことです。荒唐無稽なお話ですが秀衡夫人や狼はさておき、昔の熊野詣の途中で子供が生まれたとき、どうしても詣を続けなければならないときには地元の人が預かってくれた、という説話なんでしょうか。車を滝尻王子に置いていますので急坂を下って戻ります。

  • 次に中辺路のハイライトというか人気者「牛馬童子」に会いに行きます。牛馬童子がある箸折峠の麓に道の駅があります。ここから登ってゆきますが、途中杉の木立を通る道が素敵です。

    次に中辺路のハイライトというか人気者「牛馬童子」に会いに行きます。牛馬童子がある箸折峠の麓に道の駅があります。ここから登ってゆきますが、途中杉の木立を通る道が素敵です。

  • 箸折峠にはお地蔵さんがおられまして、スポットライトを浴びておられました。

    箸折峠にはお地蔵さんがおられまして、スポットライトを浴びておられました。

  • 箸折峠は少し広くなっていますが何もありません。

    箸折峠は少し広くなっていますが何もありません。

  • 峠から少し入った小高いところに熊野古道中辺路のスーパースター「牛馬童子」はおられます。横には役行者の像もありますが、やはり牛馬童子です。意外と小さくて小さいお地蔵さんくらいの高さです。とてもいいお顔で癒されます。とってもな人気者のはずなんですが、この日は冬のか弱い日差しを浴びてひっそりと佇んでおられました。

    峠から少し入った小高いところに熊野古道中辺路のスーパースター「牛馬童子」はおられます。横には役行者の像もありますが、やはり牛馬童子です。意外と小さくて小さいお地蔵さんくらいの高さです。とてもいいお顔で癒されます。とってもな人気者のはずなんですが、この日は冬のか弱い日差しを浴びてひっそりと佇んでおられました。

  • 牛馬童子像からは石畳の急坂(雪が残っていて少々こわかった。)を下ると近露の里です。

    牛馬童子像からは石畳の急坂(雪が残っていて少々こわかった。)を下ると近露の里です。

  • 近露王子跡は石碑のみ、今では近くに立派な美術館や道の駅ができており中辺路散策の中心地となっています。

    近露王子跡は石碑のみ、今では近くに立派な美術館や道の駅ができており中辺路散策の中心地となっています。

  • 中辺路散策のお宿は「わたらせ温泉ささゆり」にしました。それなりの値段ですが、こんな山の中に立派なホテルと思わせます。温泉の方も立寄り湯の大露天風呂にも入れますし、内湯もいいです。今回は半分親孝行旅行のため両親も一緒で、喜んでくれました。

    中辺路散策のお宿は「わたらせ温泉ささゆり」にしました。それなりの値段ですが、こんな山の中に立派なホテルと思わせます。温泉の方も立寄り湯の大露天風呂にも入れますし、内湯もいいです。今回は半分親孝行旅行のため両親も一緒で、喜んでくれました。

  • 大露天風呂に併設されている大家族露天風呂。確かに家族風呂にしては大きいです。この大家族露天風呂は4つあって先着順、たまたま空いていたので入れました。

    大露天風呂に併設されている大家族露天風呂。確かに家族風呂にしては大きいです。この大家族露天風呂は4つあって先着順、たまたま空いていたので入れました。

  • ささゆりからはこの吊り橋を渡らないと大露天風呂には行けません。朝湯をしに行くときはとても凍えました。夏場はとても野趣のある吊り橋なんですが、冬はちょっと、です。

    ささゆりからはこの吊り橋を渡らないと大露天風呂には行けません。朝湯をしに行くときはとても凍えました。夏場はとても野趣のある吊り橋なんですが、冬はちょっと、です。

  • 翌朝、宿の車で熊野古道の王子に送迎してくれるサービスを利用、上級者編の「発心門王子」に向かいます。ここも大きい王子でお社があります。昔の方々はここまで来るともうすぐ本宮だということで発心されたことでしょう。

    翌朝、宿の車で熊野古道の王子に送迎してくれるサービスを利用、上級者編の「発心門王子」に向かいます。ここも大きい王子でお社があります。昔の方々はここまで来るともうすぐ本宮だということで発心されたことでしょう。

  • この発心門王子から継桜王子を経て滝尻王子に繋がる道には鳥居があります。この道も熊野古道らしい、いい山道です。今回はこちらには向かわず、反対側の熊野本宮大社に向かいますので舗装道路を下ってゆきます。

    この発心門王子から継桜王子を経て滝尻王子に繋がる道には鳥居があります。この道も熊野古道らしい、いい山道です。今回はこちらには向かわず、反対側の熊野本宮大社に向かいますので舗装道路を下ってゆきます。

  • 当分の間は集落の中の舗装道路を歩くことになります。道を間違えそうなポイントには道標が整備されており、たまにはこのような八咫烏も道を教えてくれます。

    当分の間は集落の中の舗装道路を歩くことになります。道を間違えそうなポイントには道標が整備されており、たまにはこのような八咫烏も道を教えてくれます。

  • 舗装道路を通過すると水呑王子に到着します。やっと山の中に入ってきたという感じがしますが、ここには廃校跡があります。

    舗装道路を通過すると水呑王子に到着します。やっと山の中に入ってきたという感じがしますが、ここには廃校跡があります。

  • 水呑王子からやっと古道らしい山道に入ります。穏やかな下り坂、杉や檜の木立の中をのんびり歩くことができます。

    水呑王子からやっと古道らしい山道に入ります。穏やかな下り坂、杉や檜の木立の中をのんびり歩くことができます。

  • お地蔵さんもおられる山道を下ると再び集落に入ります。

    お地蔵さんもおられる山道を下ると再び集落に入ります。

  • 集落からは遠くの果無山脈までもが見えます。薄い雪をかぶっていました。

    集落からは遠くの果無山脈までもが見えます。薄い雪をかぶっていました。

  • さらに進むと突然視界が開け、ここが伏拝王子です。階段をちょっと登ると展望台のようになっており、和泉式部の笠塔婆が建っています。ここから重なる山並みと遠くに人里らしき影が見えます。本宮の街のようです。昔はここから本宮大社の杜が見えたのでしょう。伏して拝みたく光景です。和泉式部の月のさはりの故事もここが舞台で、文字通り中辺路のハイライトです。

    さらに進むと突然視界が開け、ここが伏拝王子です。階段をちょっと登ると展望台のようになっており、和泉式部の笠塔婆が建っています。ここから重なる山並みと遠くに人里らしき影が見えます。本宮の街のようです。昔はここから本宮大社の杜が見えたのでしょう。伏して拝みたく光景です。和泉式部の月のさはりの故事もここが舞台で、文字通り中辺路のハイライトです。

  • さらに山道を下って三軒茶屋跡には九鬼ケ口関所があります。この関所はもともと小辺路(高野山から熊野に来る古道)にあったものを移してきたもののようです。

    さらに山道を下って三軒茶屋跡には九鬼ケ口関所があります。この関所はもともと小辺路(高野山から熊野に来る古道)にあったものを移してきたもののようです。

  • 再び山道に入りますが、ここから熊野本宮大社までの間にはこれまで写真で見てきた熊野古道を代表する木の根と石畳の坂道がたくさんありました。

    再び山道に入りますが、ここから熊野本宮大社までの間にはこれまで写真で見てきた熊野古道を代表する木の根と石畳の坂道がたくさんありました。

  • 本来の熊野古道からはちょっと寄り道になりますが、本宮の大鳥居が望める展望台への案内板があり寄ってみました。明治まで熊野本宮大社があった大斎原と大鳥居、熊野川の広い河原が見渡せる丘でした。

    本来の熊野古道からはちょっと寄り道になりますが、本宮の大鳥居が望める展望台への案内板があり寄ってみました。明治まで熊野本宮大社があった大斎原と大鳥居、熊野川の広い河原が見渡せる丘でした。

  • さらに下るとこれぞ熊野古道という山道が続きます。

    さらに下るとこれぞ熊野古道という山道が続きます。

  • 祓戸王子を経て熊野本宮大社の境内に入ります。境内入り口には黒い八咫烏ポストもあって、これは本物のポストのようです。本宮大社参拝の後、大斎原へ向かいます。

    祓戸王子を経て熊野本宮大社の境内に入ります。境内入り口には黒い八咫烏ポストもあって、これは本物のポストのようです。本宮大社参拝の後、大斎原へ向かいます。

  • 田んぼの真ん中にある大鳥居、そのうしろに明治までの本宮大社があった大斎原です。熊野川の河原ですが、高い杉木立があってとても霊験あらたかな感じがします。明治22年の水害で流される前の写真が有りましたが、さすが本宮らしく荘厳な雰囲気が漂っております。江戸から明治になり熊野川上流の山を伐採したツケが水害となってしまったのでしょう。

    田んぼの真ん中にある大鳥居、そのうしろに明治までの本宮大社があった大斎原です。熊野川の河原ですが、高い杉木立があってとても霊験あらたかな感じがします。明治22年の水害で流される前の写真が有りましたが、さすが本宮らしく荘厳な雰囲気が漂っております。江戸から明治になり熊野川上流の山を伐採したツケが水害となってしまったのでしょう。

  • その熊野川です。広い河原と青い川の水、でもこの地は年間降水量全国有数ですから大雨が降った後は荒れ狂う川になるんでしょう。

    その熊野川です。広い河原と青い川の水、でもこの地は年間降水量全国有数ですから大雨が降った後は荒れ狂う川になるんでしょう。

  • 最後に湯の峰温泉にも寄ってみました。大日越えという立派な古道があるのですが時間の関係で車で遠回り。ここの温泉もわたらせ温泉と同じくかすかな硫黄臭がしてました。壺湯は先客あり、温泉はわたらせ温泉で嫌というほど入ったのでさらっと見て帰途につくこととしました。帰り道も中辺路経由田辺まで、あとは高速でスイスイです。

    最後に湯の峰温泉にも寄ってみました。大日越えという立派な古道があるのですが時間の関係で車で遠回り。ここの温泉もわたらせ温泉と同じくかすかな硫黄臭がしてました。壺湯は先客あり、温泉はわたらせ温泉で嫌というほど入ったのでさらっと見て帰途につくこととしました。帰り道も中辺路経由田辺まで、あとは高速でスイスイです。

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