初めての北欧一人旅　ヌークシオ国立公園編

2013/09/12 - 2013/09/18

９月１６日（月）ヘルシンキに来て５日目。
やっぱりヌークシオに行くことに決めた。
一人なのでガイドブックに詳しく載っていなくても自分で何とかするしかない。

みどりの窓口では入口に選択するのがあって「国内」「国際」「顧客」の３つだったと思う。最初のdomesticの意味がわからなかったのでcustomerを選んだけど、ちゃんと切符が買えた(^_^;)

バスの時間も調べていかずでしたが、その場限りの旅友のお陰もあって無事に帰ってきました。治安は悪くはないですが、一人で行く方は下調べはしたほうが良いかも？

とにかく、その大自然の清々しさに癒されマイナスイオンたっぷり浴びた一日でした。

（余談ですが、私が行った後にここエスポーでスケートのフィンランド杯があって羽生結弦君が優勝したんですよね！）

エリア その他の観光地(フィンランド)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

9月16日（月）

朝４時に目が覚めた。ゴロゴロ寝返りしながら眠ったり起きたり…やっと７時。２階の朝食ビュッフェへ。

ここのライ麦パンは×でもこの日は歩くから〜しっかり食べた。目の前の食べた人のを見てキウイは真ん中を切ってくり抜いて食べるのを学んだ。ビタミンＣ補給は大切！！

紅茶を持ち帰ってペットボトルに入れて持ち歩くことにした。

スマホのLineで会社の人から日本は台風だってお知らせが…。帰りは大丈夫かしら？

９時前にホテルを出発。３番の空港行きバス停を確認。頻繁に出ているし４.５０ユーロと安い。

みどりの窓口でチケットを購入。エスポーまでは４.５０ユーロで窓口の人が「今度は９：１９発のＳ列車で１４番線よ！」と教えてくれた。

９個目がエスポー。トイレ付きで、３０分くらいで到着。１番線に着いて反対側がバス乗り場。時刻表らしきものを見ると８５番は１０：５２発。１時間時間を潰さなくては…。

これが切符。後でわかったけど、電車とバスは通しで買えるみたいだった。

すぐ目の前のＫスーパーはこじんまりしていて人も少なくさ〜と見て出てくる。階段を上って反対側に小さなショッピングセンターがあり１階のトイレへ。ここは入口で５０セント。二人いれば一人２５セントで入れる。こちらにもＫスーパーがあってさっきより大きい。

１階の郵便局でムーミンの切手（５.１０ユーロ）他を買って早めにバス停の近くの椅子で座っていると、「日本の方ですか？」と女性から声をかけられた。何のご縁かその方とちょっと話すうちにヌークシオをご一緒することになった。

バスに乗ってドライバーに一応ここに行きたい！とヌークシオの写真を見せておく。

１１：２０頃バス停で降りると台湾の女性グループと若い日本人女性一人と我々だけだった。国立公園の入口に向かって歩いているうちにバラバラになり結局最後は二人になったけど。

入口の駐車場を入ったところがこんな風景。気持ちが良い〜。

公園の入口にちょっとした建物はあったけど無人で開いていない。

その少し奥にトイレ。ここしかトイレがないとあったのでちょっと心配したけどなんとか無事に外で用を足さずに済んだ(ｰｰ;)ふ〜あのハノイの二の舞はごめん！！

さて、私はもともともっとも人気の高い青いコース（ハウカランピ）を行こうと思っていて、彼女に確認したらＯＫとのことだったので早速スタート。

３つのコースはそれぞれ、所要１時間半、２時間半、４時間となっていて青は中間。所々の木に青く四角い木片があるのを目印にコースを歩いていく。

歩いていたら途中でテーブルとベンチがあったので少し早いけどランチをすることに。あのハノイの旅以来危機管理が働いて、朝ペットボトルに入れた紅茶と昨日の夜のケバブを持っていたので役に立った。

予想はしていたけど、売店も自販機も何も無い！！もちろんバス停から歩いて来る時も。ヌークシオに行くならエスポーでしっかり食料は調達しておくべし！

彼女と二人黙々と歩きその自然の美しさ、澄んだ空気、湖の気持ち良さを感じられてとてもうれしくなった。その間ほとんど人とすれ違うこともなく、あの日本の渋滞のような観光地と違ってストレスフリーってこういう事か…って感じた。

こんな看板は滅多にない。日本のように親切ではないけど迷いはしませんでした。

フィンランドに着いてから５日目の予定はフリーになっていて、あれこれ迷った末ここに決めて本当に良かった。澄んだ空気に癒されます。

ここはフィンランドに来る人の多くが知っている「かもめ食堂」でマサコさんがキノコ狩りをする場所だったので、「来られたらいいな〜」と漠然と思っていて、まさか本当に来られるとは思っていなかった。

キノコはたくさんありました（私は実はキノコが嫌いです）。ベリーもあちこちにありましたがひとつつまんで食べたら酸っぱかったです。

初めて会った人とこうして歩くのも私は初めての経験でついしゃべりすぎてしまったかもしれません。お付き合いいただいたＴさん、お名前しか聞かなかったけどその節はお世話になりました。この場を借りて御礼を…このブログを読んで気づいていただけると嬉しいです。

だいぶ上の方へ登って（必死に歩いていたのでその感覚はなかったけど）から１：５０に一度休憩。座ってきれいな空気を思う存分吸っていたら、突然背中をグッと押されてびっくりして立ち上がると大きな犬が２匹で追いかけっこをしており、私は巻き添えを…(^^;まぁ、犬好きなので怒るにも怒れなかったです。

飼い主の若い女性は後ろから悠々と歩いてきて何事のなかったかのように犬と共に去っていきました！私は一度ならず二度も背中を蹴られたのですが、日本のようにリードをつけて散歩などしないのかもしれません。

そう言えば、この公園を歩いていて感じたのですが、日本のように規制がないんです。階段に手すりはあったけど、歩いていく道に危険だからと立入禁止のような札もないし、高いところもロープとかもないので落ちたら発見されないかもしれません。確かに日本の人の多さを考えたら仕方ないんですけど、ゴミも空き缶も落ちてはいませんでした。マナーとして身についているのでしょうね。

時計も見ずに黙々と二人共歩いて約３時間弱であの階段に戻ってきました。

駐車場から再びバス停まで30分。疲れていたけど、心地よい疲れでした。

これは公園内で拾った松ぼっくりです。樹と同じで長身！！

彼女がバスの時刻表を持っていたのですが、やっぱり本数が少なくて４０分寒くなってきたけど待ちました。帰りのバスはちょうど学生の通学時間にぶつかりました。

エスポー駅でもう一度一緒にトイレに行ってから記念の写真を撮りお別れです。私にとってとても貴重な経験でした。ありがとうございました。

ちょっと疲れていて休憩をせずにヘルシンキに戻ろうと窓口に行くと１６：３０でクローズ。さっきバスの運転手さんが「エスポーまで？ヘルシンキまで？」って聞いてくれた時に気づけば良かった(;_;)

仕方なく券売機に挑戦。料金はわかっていたのでなんとか買えた。そうしたら近くに座っていた女の子（中学生くらい？）から「５０セントください。」って言われ、お釣りの５０セントを渡すことに…。それってなんだったんだろう？トイレ？それとも…。

17：21発のヘルシンキ行きへ乗り帰りはあっという間にヘルシンキ到着。ForumでFAZERの量り売りチョコを買って地下のスーパーでも少しお買い物。その後ストックマンの地下で夕食のコールスローや焼肉＆ライス、レモネードを買ってきて部屋で食べる。

夕食後、シャワーを浴びてテレビを見るとダビンチコードがやっていたけどさすがに眠くなったので１０：００就寝。

東京にいても電車に乗って自然を感じる場所に行けるけど、こんなに人と会わずにゆっくりと、しかも静かに、気持ちよく歩ける場所はないと思う。ヌークシオもたまたま空いていたのかもしれないけど、できるなら年に何度か行きたいって思う。普段ストレスだらけってことだけど、ヘルシンキから車で来られたら良いな〜今度は旦那を誘ってみるか？！