パワースポットを巡る年末・・・来宮・熱海の旅

2013/12/30 - 2014/01/01

この年末年始は、カレンダーの並びがよく、9連休。3連休くらいだと、それぞれ友人たちとのお約束で飛び出して行ってしまう娘たちも、そんなに長いお休みなら、2泊3日くらいは一家そろって過ごしますか・・と、熱海市の来宮駅から歩いて少々の温泉にてお年越し。パワースポットで有名な来宮神社や伊豆山神社、梅にはちょっと早かったけれど梅園など、お散歩と温泉でまったり過ごすにはほどよい温暖な地で、新年を迎えたのでした。

エリア 熱海(静岡)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

来宮は、東海道本線熱海から、伊東線で一駅のところ。

我が家の最寄り駅（JR)で切符を買おうとしたら、自販機では買えません。

窓口で　｢来宮まで下さい。｣
駅員さん　｢新幹線の特急券もですか？」
わたくし　「いいえ」
駅員さん　｢踊り子号でしたら特急券もここで買えますよ。」
わたくし　「乗車券だけで結構です。」

小さな駅の売り上げに貢献しなくてごめんなさいね。
各駅停車の旅でのんびり参ります。

東京駅11時32分発の快速アクティにて1時間半ほど、13時7分熱海着。

そうそう、先頭1，2号車と9，10号車、うしろの14.15号車は4人掛けのシートのある車両です。車内でお弁当をと考えているときにはこの車両がおススメ。

伊東線普通列車は1時間に1〜2本。
次は13時40分熱海発で、わずか2分1駅しか乗らない列車を30分ほど「待ちます。

始発駅ですので、少し早目にやってきました。

派手な車両に目を見張ります。

熱海から伊東までがJR伊東線。
そこから先、伊豆急下田までが伊豆急行線。

有名な特急踊り子号が東京から下田まで直通運転しています。

はい、1駅乗って来宮到着。

丹那トンネルの手前にあります。線路は、ここまで東海道線と並走しています。

待合室もこんな感じ。素朴でしょ！

切符は改札窓口の箱に入れます。
一応suicaの読み取り機はありますから、suicaでも出られます。

いったん本日のお宿(画面中央の山の中腹辺り）に荷物を置いて買い物に出かけましょ!

駅からは徒歩7〜8分とやらのはずですが、登り坂は結構きつい・・。

こんなことでがくがくしたわたくしの膝にその晩、温泉のじんわりとした温かさがやさしく感じられました。

2日目はおおみそか。

坂道を降りて登って、来宮駅までやってきました。

まずは、熱海まで9時9分発の伊東線に乗って、そこから伊豆山神社を目指すことにします。

熱海の駅前の観光案内所で行き方を尋ねたら、歩くのはちょっと大変・・とのこと。20分に1本のバスが間もなく出るようなので伊豆山神社入口まで行きましょう。約10分180円。

本日休館のMOA美術館の前を通り過ぎながら、確かにこの道は歩きづらいと車窓から眺めているうちに伊豆山神社入口到着。

帰りのバスの時刻を写しておきます。20分に一本。

バス停の伊豆山神社入口は駐車場の前にあります。

足腰に自信がない方は、熱海駅からバス利用すれば難なくお参りできます。

実は、本日別行動をとっていた長女に｢熱海駅から伊豆山神社に行く道は歩きづらいからバス利用の方がいいよ」とメールをしたところなんと「もう、来宮からビーチ沿いに歩いていて、伊豆山神社への石段の登り口に来ている」とのこと。

健脚の方は、海岸沿いから石段をずっと上がっていくと、眺めも達成感もそれは素晴らしいとは経験者の談。

石段をゆっくり上がっていくと伊豆山神社境内に。

源頼朝が源氏再興を祈願し、北条政子との逢瀬の場にしたという神社。
梛(なぎ)の葉のお守りは有名なのでしょうか、社務所にありました。

身内に大学受験生が一人いることを思い出し、学業のお守りを授けていただき、ご朱印もお願いしました。

力強い文字ですが書いてくださったのは女性です。

わたくしたちはお参りを済ませた後、10時2分発のバスで熱海駅に戻りましたが、伊豆山神社本殿の横をずんずん登っていくと白山神社にたどり着くそうです。


道なき道・・この写真は別行動していた長女の撮影です。

熱海駅発10時32分の伊東線がちょうどよくやってきました。

来宮に戻ります。駅から歩いて5分ほどで、来宮神社に到着です。

今晩11時から大祓いがあるとのこと、夜から明日にかけて、沢山来るであろう初詣客を迎える準備に境内の皆さん大忙し。

参道を歩き本殿に近づいてがっかり。
2年前のやはり大晦日、こちらの茶店でいただいたおそばがおいしかったのに、茶店は跡かたもなく、立派な社務所が・・・。

今日のお昼ご飯はここでサクラエビ天そばと決めていたのに・・。
猫が、ストーブの前で眠っていて可愛かったよと聞いていた二女は結構楽しみにしていたのに・・・・。

サクラエビ天そばを食べ損なったことにがっかりしないで、本来の目的達成。

まずは参拝。

境内左手奥に進んでいくと、樹齢2000年を越えると言われる国の天然記念物のご神木が・・。

木の周囲　２３・９ｍ。木の高さ　約２５ｍ。

この大楠の周りを一周すると寿命が一年延びると言われています。

とりあえず、一周します。あまり欲張らないで、また来ればよいから・・。

決して歩きやすいとはいえない木の周り。

高齢の方、足腰の弱っている方お気をつけて。

ピカピカの社務所でご朱印をお願いしました。

アルバイトと思しき、初々しい巫女さんから｢5分くらいお待ちください｣と言われ、引き替え札をもらいます。

5分の「3倍」くらい待ってやっと渡されました。

社務所でご朱印を待っている間見つけた遠慮がちな｢日本三大大楠｣の表。

一位は鹿児島県ですって。

ご朱印を待っている間に、サクラエビ天そばの茶店(来宮神社直営おやすみ処・・が正式名称のようです）は、神社入口駐車場わきで、引越して営業中と神社の方から聞きました。
、
扉をあけると、そうそう2年前に座った椅子が並んでいます。迷わずサクラエビ天そばを注文しました。ああよかった。

お店の方の話によれば、残念ながらネコちゃんはこの夏に旅立たれたそうです。がっかり。

さて、写真のおそば、一人分500円。ほかほか、体が温まりました。

おなかがいっぱいになったところで、来宮神社を後にし、茶店のおばさんに近道を教えてもらって梅園に向かいます。

途中丹那神社の脇を通りました。昭和9年に開通した丹那トンネルの工事で犠牲になった方々を祀ってあります。丹那トンネルの真上を通るともう梅園の入口でした。

今年の梅まつりは1月11日から3月9日まで。まつりの期間でなければ入場料は無料です。
ちなみに、梅まつりの間は大人300円。熱海市民、熱海市内宿泊者（予約票や領収書などの証明書を出す）100円だそうです。

写真は入口の園内案内図。

奥に足湯があるのですが、梅まつり期間中のみとのことで、ちょっと残念。
入場無料ならしかたないか！

梅はまだまだつぼみ。

うーんと日当たりのよい木のてっぺんに、気の早い誰かさんみたいな梅が一輪、一輪と花開いているくらい。

蝋梅はそろそろ終わりに差し掛かっているのかな。
香りは、あたりにほんのりと。

梅見の滝だそうです。

たしかに、梅が満開だったら素敵な眺めでしょうね。

梅園の奥にある韓国庭園。

平成12年、当時の森喜朗首相と金大中韓国大統領の日韓首脳会談が熱海で行われたのを記念して造られたそうです。

韓国からの技術者の指導のもと施工されただけあってしっかり韓国の造り。

このあと、中山晋平記念館(奇しくも前日12月30日が晋平先生のお命日でした）にて一休み。耳になじんだたくさんの童謡が晋平先生の作品と知りました。昔、朝の連続ドラマでやっていた佐藤千夜子の「いちばん星」に晋平先生が出てたっけ。

梅園というものの、賑やかな梅まつりの時期よりも、むしろ静かな梅が見頃でない時(要するに無料で入園できる時）の方が散策には落ち着くかもしれません。

ちょっぴり歩き疲れたので早めにお宿に戻り、温泉で温まります。

さあ、今夜は大みそか。一台のテレビを家族で囲んで紅白歌合戦でも見る、｢昭和風の大みそか」を楽しむことにしましょうか。

パワースポットのはしごで、新年へのパワーもいただいて、普段の疲れをいやした3日間の小さな旅でした。