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 どこへ行くにも燃油、そう燃油サーチャージがネック。イチバン行きたいところはイグアスの滝だし、興味があるのは南米や中米、カリブ。永遠を誓い合った伴侶とは昨年12月に分かれ、さあどうしたものかと思い悩んだ2013年の夏、以前なにかで見た砂漠の摩天楼シバームに行ってやろう。もしダメならソコトラ島に行ってやろうと思い、評判の中国東方航空ドバイ往復の航空券とONTOをエミレーツ航空をつけて、総額87000円くらいでサナア往復の航空券だけを手に入れた。当初は7歳の息子も同行する予定であったが、イエメンビザを取得する際に「お子様も行かれるのですか?」と聞かれ、さらに当の息子もイエメンには行きたくないと拒否したので、仕方がなく、息子の航空券をキャンセルして、オッサンひとりでサナアに行くこととなった。<br /> スケジュールの関係で1日目は上海泊、2日前は上海からドバイ、そして日本出発から3日目、やっとイエメンの首都サナアに到着した。安いチケットはそれなりに制限があるのね、とほほ。<br /> とはいうもののサナアに到着した気持ちはルンルン気分でロックンロール(TOM CAT)。自分の中の通過儀礼としてタクシーは使わず現地の庶民の足をつかって市内に移動。地球の歩き方に載っていたようにハサバで乗り換えをし、イエメン門(バーバルヤマン)まで。やはりダッバーブ好きです。めっちゃ好きやねん。地元の人とも話できるし、カメラのよい被写体にも地元の人がなってくれるしで大正解でした。<br /> バーバルヤマンに到着後、興奮しすぎて転んでしまったハプニングもあったが、いざ旧市街を探索を決め込もうとするとやはりというかなんというか、客引きみたいな人がきて、やれ日本人か?俺の友達は宝石売ってるとか、うるさかった。まあ、これも海外ですから、よしとします。<br /> で、初日の宿泊はダーウッドホテル。32ドルもしました。もちろん旧市街の外の宿はもっともっと安いのですが、やっぱり来たからには一度は旧市街のホテルに泊まりたかったので、ここは奮発です。私のほかにアラビア語ができるイギリス人の男性が宿泊していたようですが、結局一度も会わずじまいでした。<br /> 荷物を置き、市内散策にでると、おや、偶然にもfacebookで情報をとっていたHappy Travel to Yemen のMohmmed がインド人の顧客を連れて市内を案内していた。コッチはfacebookで見ていたから顔を知っていたが、向こうは知らない。Mohmmedは「あ?日本の方ですか」と聞いてきたので「そうです。そっちはMohmmedでしょ?」と聞くとびっくりしていた。そりゃ、そうですよね。<br /> 夕方会う約束をして彼を別れ、さあ、イエメン滞在をどうしようか思いをはせた。ドバイの空港で読んだ英字新聞にはドイツ病院そばで、バスに仕掛けられた爆弾が爆発して6人が死亡したとか、ハデラマウトのシバームでは検問所に自爆テロの車が突っ込み、検問所にいた数名が死亡したとかのニュースが掲載してあったのを思い出した。旅行はやっぱり個人旅行が好きで、誰かが手配する旅行なんぞは好きではないので、サナア市内の旅行代理店を数件回ったり、ツーリストオフィスに出向きパーミットを出してもらえないか交渉した。<br /> 結果からいうとノーだった。途中、いい感じに出そうかと思ったら、事務所にいた人ではなく、その上司という人から事務所に電話が入り、事務所の人が私に「上司と話せ」と言ってきたので話したら「個人での申請ではパーミットは出せない。旅行会社を通じて申請しろ」とのことだった。なら、飛行機でサユーンかムッカラに飛んじゃえと思ったのだが、自爆テロがあったばかりだし、飛行機のチケットは売ることはできるがシバームまでは許可が出ないのでいけないだろうと。旅行会社を回っているときに有名なマーシーもどこからかあらわれ「護衛をつけようが何しようが、関係ない。俺はハデラマウトの手配はしない」と言って、こりゃダメだな、あきらめるかと気が付くまでイエメン到着から2日もかかった。その2日間を無駄にしたおかげで次善の策の「ソコトラ島訪問」も飛行機の座席の問題で最後までとれず、刻一刻と帰国の日ばかりが近づくのみであった。<br /> <br /> 

オッサンひとり旅 イエメン 2013 夏

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2013/08/25 - 2013/09/01

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mbira

mbiraさん

 どこへ行くにも燃油、そう燃油サーチャージがネック。イチバン行きたいところはイグアスの滝だし、興味があるのは南米や中米、カリブ。永遠を誓い合った伴侶とは昨年12月に分かれ、さあどうしたものかと思い悩んだ2013年の夏、以前なにかで見た砂漠の摩天楼シバームに行ってやろう。もしダメならソコトラ島に行ってやろうと思い、評判の中国東方航空ドバイ往復の航空券とONTOをエミレーツ航空をつけて、総額87000円くらいでサナア往復の航空券だけを手に入れた。当初は7歳の息子も同行する予定であったが、イエメンビザを取得する際に「お子様も行かれるのですか?」と聞かれ、さらに当の息子もイエメンには行きたくないと拒否したので、仕方がなく、息子の航空券をキャンセルして、オッサンひとりでサナアに行くこととなった。
 スケジュールの関係で1日目は上海泊、2日前は上海からドバイ、そして日本出発から3日目、やっとイエメンの首都サナアに到着した。安いチケットはそれなりに制限があるのね、とほほ。
 とはいうもののサナアに到着した気持ちはルンルン気分でロックンロール(TOM CAT)。自分の中の通過儀礼としてタクシーは使わず現地の庶民の足をつかって市内に移動。地球の歩き方に載っていたようにハサバで乗り換えをし、イエメン門(バーバルヤマン)まで。やはりダッバーブ好きです。めっちゃ好きやねん。地元の人とも話できるし、カメラのよい被写体にも地元の人がなってくれるしで大正解でした。
 バーバルヤマンに到着後、興奮しすぎて転んでしまったハプニングもあったが、いざ旧市街を探索を決め込もうとするとやはりというかなんというか、客引きみたいな人がきて、やれ日本人か?俺の友達は宝石売ってるとか、うるさかった。まあ、これも海外ですから、よしとします。
 で、初日の宿泊はダーウッドホテル。32ドルもしました。もちろん旧市街の外の宿はもっともっと安いのですが、やっぱり来たからには一度は旧市街のホテルに泊まりたかったので、ここは奮発です。私のほかにアラビア語ができるイギリス人の男性が宿泊していたようですが、結局一度も会わずじまいでした。
 荷物を置き、市内散策にでると、おや、偶然にもfacebookで情報をとっていたHappy Travel to Yemen のMohmmed がインド人の顧客を連れて市内を案内していた。コッチはfacebookで見ていたから顔を知っていたが、向こうは知らない。Mohmmedは「あ?日本の方ですか」と聞いてきたので「そうです。そっちはMohmmedでしょ?」と聞くとびっくりしていた。そりゃ、そうですよね。
 夕方会う約束をして彼を別れ、さあ、イエメン滞在をどうしようか思いをはせた。ドバイの空港で読んだ英字新聞にはドイツ病院そばで、バスに仕掛けられた爆弾が爆発して6人が死亡したとか、ハデラマウトのシバームでは検問所に自爆テロの車が突っ込み、検問所にいた数名が死亡したとかのニュースが掲載してあったのを思い出した。旅行はやっぱり個人旅行が好きで、誰かが手配する旅行なんぞは好きではないので、サナア市内の旅行代理店を数件回ったり、ツーリストオフィスに出向きパーミットを出してもらえないか交渉した。
 結果からいうとノーだった。途中、いい感じに出そうかと思ったら、事務所にいた人ではなく、その上司という人から事務所に電話が入り、事務所の人が私に「上司と話せ」と言ってきたので話したら「個人での申請ではパーミットは出せない。旅行会社を通じて申請しろ」とのことだった。なら、飛行機でサユーンかムッカラに飛んじゃえと思ったのだが、自爆テロがあったばかりだし、飛行機のチケットは売ることはできるがシバームまでは許可が出ないのでいけないだろうと。旅行会社を回っているときに有名なマーシーもどこからかあらわれ「護衛をつけようが何しようが、関係ない。俺はハデラマウトの手配はしない」と言って、こりゃダメだな、あきらめるかと気が付くまでイエメン到着から2日もかかった。その2日間を無駄にしたおかげで次善の策の「ソコトラ島訪問」も飛行機の座席の問題で最後までとれず、刻一刻と帰国の日ばかりが近づくのみであった。
 
 

旅行の満足度
5.0
観光
3.5
ホテル
2.0
グルメ
2.5
ショッピング
1.0
交通
2.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
15万円 - 20万円
交通手段
高速・路線バス 徒歩
航空会社
エミレーツ航空 中国東方航空
旅行の手配内容
個別手配

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  • ドバイの空港でサナア行きを待つ。日本人いるかなー?なんて思ってあたりを見回すも1人もいない。。。

    ドバイの空港でサナア行きを待つ。日本人いるかなー?なんて思ってあたりを見回すも1人もいない。。。

  • 飛行機は順調に離陸。一路サナアを目指します。

    飛行機は順調に離陸。一路サナアを目指します。

  • 機内食。ドバイ⇔サナア間の機材は古い機材を使っているときいていましたが、その通りでした。ショボン

    機内食。ドバイ⇔サナア間の機材は古い機材を使っているときいていましたが、その通りでした。ショボン

  • 空港を出て、空港を背にして右がハサバ。ダッハーブは意外なほどすんなりとつかまりました。写真撮らせてもらいました。車内に入ってくる風がいい感じ。旅してるなーっていつもこの瞬間に思います。

    空港を出て、空港を背にして右がハサバ。ダッハーブは意外なほどすんなりとつかまりました。写真撮らせてもらいました。車内に入ってくる風がいい感じ。旅してるなーっていつもこの瞬間に思います。

  • どーも。ハサバ純二です。ここで乗り換えですが、リンゴなどを購入した記憶があります。イエメン門までもう少しです。一応、治安悪いみたいですが。。

    どーも。ハサバ純二です。ここで乗り換えですが、リンゴなどを購入した記憶があります。イエメン門までもう少しです。一応、治安悪いみたいですが。。

  • バーバルヤマン到着!ウヒョーっと言ったか言わずか覚えてないが、興奮していたのは確かで、なぜか転んでしまった。とほほ。

    バーバルヤマン到着!ウヒョーっと言ったか言わずか覚えてないが、興奮していたのは確かで、なぜか転んでしまった。とほほ。

  • バーバルヤマン入ってすぐ右、なんだかにぎわっていました。好きだなー、こうゆう様子。

    バーバルヤマン入ってすぐ右、なんだかにぎわっていました。好きだなー、こうゆう様子。

  • ダーウッドホテル。ホテルは潰れてしまっているところ多し。地球の歩き方あてにならず。しかし32ドルは高いよな。朝食ついてます。

    ダーウッドホテル。ホテルは潰れてしまっているところ多し。地球の歩き方あてにならず。しかし32ドルは高いよな。朝食ついてます。

  • イエメンでポピュラーな料理サルタ。石鍋にいろんな具材が入っています。薄焼きのパンであるマリュージュを、ナンの要領で使って食べます。

    イエメンでポピュラーな料理サルタ。石鍋にいろんな具材が入っています。薄焼きのパンであるマリュージュを、ナンの要領で使って食べます。

  • なんかこういう写真が好きです。

    なんかこういう写真が好きです。

  • 日中、旧市街を散策していると写真を撮ってくれ(スーラ、スーラ)です。

    日中、旧市街を散策していると写真を撮ってくれ(スーラ、スーラ)です。

  • この人たちも写真を撮ってくれと。

    この人たちも写真を撮ってくれと。

  • 何枚か撮りましたが、この1枚がベストショット。いい笑顔です。

    何枚か撮りましたが、この1枚がベストショット。いい笑顔です。

  • 夕食はがっつり。コーラ好きなんです。

    夕食はがっつり。コーラ好きなんです。

  • 夜の旧市街も好きです。

    夜の旧市街も好きです。

  • ダーウッドホテル屋上から。旅に出ると不思議と早起き。

    ダーウッドホテル屋上から。旅に出ると不思議と早起き。

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