スペイン統治、アメリカ統治、太平洋戦争といった怒涛の歴史の舞台となったイントラムロスとコレヒドール島を巡る旅<br /><br />初日は、太平洋戦争時代に思いを馳せながらイントラムロス内を歩く。

フィリピンの怒涛の歴史を感じる旅1（イントラムロス＆サンチャゴ要塞編）

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2013/04/13 - 2013/04/13

713位(同エリア1795件中)

#世界遺産

旅行記グループフィリピンの怒涛の歴史を感じる旅

Johnny Asia Travellerさん

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スペイン統治、アメリカ統治、太平洋戦争といった怒涛の歴史の舞台となったイントラムロスとコレヒドール島を巡る旅

初日は、太平洋戦争時代に思いを馳せながらイントラムロス内を歩く。

エリア

マニラ(フィリピン)

旅行の満足度: 4.0

観光: 4.0

ホテル: 3.0

グルメ: 4.0

同行者: 友人

一人あたり費用: 1万円未満

交通手段: タクシー徒歩飛行機

航空会社: タイ国際航空

日本出張の帰りに、2泊3日でKさんという知り合いのいるマニラに寄ることにした。
関空からバンコクへは朝の4:30（日本時間6:30）に到着。眠い・・・
空港の到着階2FにあるLeft Luggageへ仕事関係の服や荷物の入ったスーツケースを預け、必要な荷物だけバックパックに詰める。1日100バーツと安く、とても便利だ。身軽になった〜。

バンコク−マニラは自身でチケットを購入（タイ航空7:40バンコク発−11:55マニラ着）。マニラは仕事で何度も来たことはあったが、治安の悪い街という印象しかなく、さすがにちょっとビビってKさんに空港まで迎えに来てもらった。その後、一緒にタクシーで市内へ。事前にちゃんと値段の交渉をしていなかったのでボラれたと言っていた（いくらか忘れたけど）。

マカティのショッピングモール内にあるレートのいい両替商に連れて行ってもらい、ペソに両替。1ペソ＝2.4円だった。その後、Kさんオススメの店に日本食を食べに行こうということでジープニー乗り場へ。バンコクほどではないがマニラも日本人が多く、日本飯が美味い。規模は小さいが、リトル・トーキョーなんかもあるのだ。
初のシープニー乗車！まぁ、タイのソンテウと基本的には同じなんやけど。
15分ほど乗って、今度はトライシクルへ乗り換える。バイクのサイドカーに屋根が付いていて、バイタクとオートリキシャの合いの子みたいな感じ。フィリピン独特のジープニーとトライシクルを一挙に体験できて満足^^

Kさんオススメの店は、その名も「とんかつ屋」（笑）。インドではなかなかトンカツを食べる機会が無いので、とても嬉しい。2人それぞれ注文し、トンカツを堪能。美味かった〜♪
マニラでの宿は、事前に予約しておいたマカティにあるAMAX INN MAKATI。安宿が多いエルミタやマラテ周辺にしようかと思ったけど、色々調べていると相当に治安が悪そうだったので安全なマカティに宿を取ることにした。
事前にAgodaで、Studio Type (2 Single Size or 1 Double Size Bed)というのを1泊1,750ペソ（4,200円）で予約。残念ながらダブルベッドではなく、ツインだった。部屋は広いけど、値段の割に結構ボロい。クーラーも古いタイプ。
バスルームはまあまあきれい。
ただ、どこからともなく小さなゴキブリが殺しても殺しても次々に出てくるのが嫌だった(-.-)。激安宿でも無いのに、なんでこんなにゴキブリが出てくるんやろ？
ホテルのある通りは、ビジネス街マカティとは思えない、ちょっと庶民的な雰囲気でいい感じ。
ホテルからタクシーに乗って、リサール公園へ。
フィリピーナの若い女性がテレビ撮影？を行っていたので、思わず撮ってしまった（笑）。タイ人やベトナム人などとは違って、日本人に少し近い感じがする。
リサール記念碑
フィリピンの国民的英雄ホセ・リサール(Jose Rizal)が1896年12月30日に処刑された場所らしい。
フィリピンのもう一人の英雄ラプラプの像。
国立博物館にも寄ってみたかったが時間が無かったので、イントラムロスへ。
イチオシ

イントラムロス
スペイン統治時代の1571年に初代総督レガスピが外敵の侵入を防ぐために建造した城砦都市跡。
イントラムロスの内部はマニラの喧騒が嘘のような落ち着いた雰囲気で、ノスタルジックな建造物がいい味を出している。
メインの通りとなるGeneral Luna Streetを奥へ進んでいく。
スペインの影響を感じさせるレリーフ。
カーサ・マニラ
展示物がある有料スペースへは入らず、ざっと周るだけにした。
イチオシ

カーサ・マニラの向かい側にあるサン・アグスチン教会。
1587年創建のフィリピン最古のバロック様式の石造教会。戦争や地震による破壊を免れ、当時の姿を残している。
天井には数々のレリーフが描かれ、当時のシャンデリアやステンドグラスが残っている。
1993年世界遺産に登録。
ヨーロッパのような佇まい。
Palacio del Gobernador（総督官邸）
マニラ大聖堂
イチオシ

マニラ大聖堂を少し離れたところから。
イントラムロスの一番奥にあるサンチャゴ要塞へ。
入場料75ペソ（約180円）
イチオシ

要塞の入り口
サンチャゴ要塞は、スペイン統治以前も外敵を防ぐ重要な砦であったが、スペイン時代に本格的な軍事要塞として補強され、アメリカ統治時代には軍司令部、第二次世界大戦中は日本軍司令部が置かれたそう。
レリーフがカッコいい。
変に修復されていないのが生々しくていい感じ。
ホセ・リサールが処刑されるまでの2ヶ月間留置されていた場所が今は記念館となっており、彼に関連した様々な展示物がある。
ホセ・リサールが香港で眼科を開業していた頃の名刺。
サンチャゴ要塞の奥からパシグ川を望む。
1945年2月のマニラ市街戦で亡くなったフィリピン人を追悼する十字架。
処刑台へ向かうリサールと足跡を再現している。
写真にはちゃんと写っていないが、リサールの足跡が通りに沿って付けられている。
サンチャゴ要塞を出て、城壁に沿って歩いてみた。
スペイン統治時代に建てられたものだろうか。
城壁の上に登ったりしながら入り口へ戻る。入り口近くに旧日本軍の大砲があるらしいのだが、結局見つけられず残念・・・

フィリピンの怒涛の歴史を垣間見ることの出来た一日だった。

（太平洋戦争激戦地コレヒドール島一日観光ツアー編に続く）