2013/12/05 - 2013/12/07
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嶋泉心足齋さん
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さて、三日目。復興公園周辺を歩いてみました。フランス租界時代の建物が多く残っているので、次回はもっと時間をとって下調べも十分な状態で望みたいところです。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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さて、三日目、夜中の間に強風でも吹いたのか、はたまた土曜日で内陸の工場が休んでいるのか、打って変わって晴れやかな空模様になりました。それでも空が「白い」というのが深刻さを表しています。
今日は、途中までは初日と同じルートで重慶南路まで、その後南に下らず、復興中路をそのまま直進しました。 -
すぐそこは「復興公園」です。
中に入っても好かったのですが、そのまま外を歩きました。 -
こちらは米丘林公寓。フランス租界時代の建物で、白ロシア様式を取り入れているのだそうです。
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米丘林公寓。外見はこんな感じ。どのへんが白ロシア様式なのかはよくわかりません。
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復興中路のこの辺り、南側は「思南公館」と呼ばれるレジャー・スポット。最近整備が始まったばかりなので、ホテルやレストランなどがまだまだできてきそうな感じです。
ただ、新天地や田子坊に比べるとこれからという感じでしょうか。 -
復興中路と思南路の交差点にある南国ムード漂うこちら、何となくマカオっぽいなと思ったら、スペイン様式なんだそうです。
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今は上海市文史研究館です。華拉斯住宅(Wallace Residence)とも呼ばれていたらしいのですが、1930〜40年代には上海銀行界の大物・袁佐良の住まいとなっていたらしいです。袁佐良は1917年に金城銀行を設立、同行は一時上海最大の預金高を誇る民間銀行だったとか。
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すぐ北にあるのが、「孫文紀念館」。
こちらは2度ほど来ていますので、今回は中には入らないことにしました。しかし、前にした時に比べると、塗装し直したのか随分綺麗になっています。 -
この辺りは租界時代の住宅が山のように残っているので、いちいち全部は見回っていられないのですが、道なりに歩いているだけでも何やら不思議な気分になってきます。
こちらは盧漢故居。盧漢は雲南省出身の彝族。40年代にここに住んでいたらしい。国民党陸軍の将軍で国民政府雲南省主席も務めた人物。
ここも今は一般の住宅。 -
こちらは旧・楊森府。四川軍司令官楊森の私邸。その後「青幇」の首領・黄金栄の手に渡り、愛人で梅蘭芳の弟子でもあった金素琴・金素文とともにここに暮らしたそうです。
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「陳群旧居」です。陳群は福建省出身。1913年に日本に留学し、孫文の中華革命党に参加。1932年に国民政府内政部政務次長に就任。1940年に、汪兆銘の南京国民政府が成立すると、行政院内政部部長など3職を兼任した人物です。
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その向かい側が「科学会堂」。
住所は南昌路59号。孫文寓所があったはずなんですが。ついでに手前にあるはずの張学良寓所も見落としていましたというか見つけられなかった。 -
気を取り直しまして、その向かいに目を転じますと、これが「第一次国共合作時の国民党執行部旧址」ですね。
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これは南昌路の南側。この辺りは科学会堂関係の建物ばかりですが、これは8号館・上海科技発展展示館。旧・フランスクラブです。
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アンティークショップなどが入っているこちらは、林風眠旧居。林風眠は近代現代美術の啓蒙に努めた画家。
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花園別墅。1912年から1936年にかけて作られた集合住宅区画です。かなり長く繋がっていますから、中も相当に広い区画です。
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もう一つ、東側に「上海別墅」というのもありました。こちらは1916年築だそうです。
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中の路地はこんな感じです。カフェがあるそうなので入っていったのですが、まだ閉まっていました。こういう古い民家の中でカフェを開いたりするのは日本でもよくありますよね。我が地元大阪はキタの中崎町界隈はそれでちょっと有名です。
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その向かいはやはり「科学会堂」
非常に綺麗なので古いように見えなかったのですが」、実際は1917年に建てられた物だそうです。こちら(http://www.moku.cn/tie/34253)にリノベーション前の写真がありますが、ちょっといじりすぎじゃないでしょうか。
中には入らなかったのですが、この建物の中にはレストランがあり、さらに南側には6000平方メートルの庭園があるそうなので、再訪の際にはぜひ堪能してみたいと思います。 -
雁蕩路との角にある上海市教育学会。旧・中華職業教育社です。
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この雁蕩路、南昌路と淮海中路を結んでいますが、なんだか妙にお洒落な空間にできあがっています。リノベーションの賜物でしょうか。
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「元昌里」と書いてありますが、奥に学校があるらしいです。
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モダン建築の馬鹿でかいこちらは永業大楼。旧・楊氏公寓。1933年に建てられたアパートです。
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角はこんな感じです。単に曲線になっているのではなく、円柱を埋め込んだような形になっていますね。
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その永業大楼と対のように建っているこちらも威風堂々たるものがあります。
上海婦女用品商店ですが、元は培恩公寓という集合住宅。1923年から1930年にかけて建てられたそうです。 -
反対側の角はこんな感じです。集合住宅だったとはいえ、この感じはなんとなく百貨店ぽいですね。
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こちらも同時代建築の集合住宅「康綏公寓」
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少し離れるとこうです。
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この後、地下鉄で人民広場站まで行って、1930風情街を見たんですが、結構な部分改装中だったのが残念でした。
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そこで、小腹も空いてきたので来福士広場(Raffles City)へ。満記のマンゴーパンケーキでもおやつに食べようかと思ったのですが、超満員に行列で諦めました。で、ぐるっと回ると、台湾の士林夜市で有名な大鶏排のお店が!
香ばしくてジューシー、ケンタッキーより好みかも知れません。 -
このあと、ホテルで荷物を受け取り、地下鉄で空港まで。思ったより時間がかかって、ぎりぎりに着いてしまったので、お土産も買えず、最後の楽しみとっておいた真功夫も食べられずでした。
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