2013/11/16 - 2013/11/17
40位(同エリア252件中)
ころっつさん
2014年の大河ドラマ「軍師官兵衛」の放映を前に、主人公・黒田官兵衛を輩出した黒田氏の発祥地として、先日は滋賀県の長浜市木之本を訪ねました。
一方で、最近になり、自宅近くの西脇市黒田庄町黒田こそが黒田家発祥地で、官兵衛の生誕地であるという新説が急浮上してきました。北播磨地方の紅葉の穴場として知られる当地にある荘厳寺を訪ね、そして今年初開催された「黒田の里 官兵衛まつり」にも行きました。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 交通手段
- 自家用車
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西脇市黒田庄町黒田の山際にある荘林山荘厳寺。この日は初開催となる「黒田の里官兵衛まつり」の前夜祭ということもあり、境内ではその準備が進んでいました。
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黒田城主黒田家の位牌が並ぶ持仏堂で、この日は住職による講話が行われました。
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持仏堂の内部には、寺が所蔵する黒田家略系図の複製が展示公開されています。従来の家系図とは全く異なるもので、播磨守護・赤松氏の傍流が黒田家で、官兵衛を輩出したと記されています。
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午後5時過ぎに前夜祭が開始。石畳の参道には手作りのキャンドルが置かれ、明かりが灯されました。
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参道に続くキャンドルの灯。
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よく見るとキャンドルはペットボトルによる手作りのものです。
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明るい灯が暗闇を照らし、列のように連なる。
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白壁沿いに本堂までの参道途中までキャンドルで照らされています。
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午後6時から住職による講話が開催。堂内に多くの聴衆が集まる中、当地に伝わる黒田氏発祥と官兵衛生誕の根拠をしっかりとわかりやすく解説されました。
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略系図を用いての説明で、熱弁する住職。
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住職による講話が終了。持仏堂に入る山門にはキャンドルだけでなく、電灯も置かれて足下を照らしています。
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初めての試みだったようですが、晩秋の寒さが染みる中、多くの人が訪れていました。
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東の空からは、いつの間にか月も姿が見せました。
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ライトアップされた境内の紅葉。全体的には最盛期にはまだもう少し時間がかかるようでした。
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さて、前夜祭の次の日、霧が広がる中、初開催のまつり開催の会場・荘厳寺に向かいました。
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参道には地に落ちた紅葉。
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本堂までの参道に朝日が差し込んで、幻想的な光景を作り出しています。
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苔蒸した石段。
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午前10時から開催された「黒田の里 官兵衛まつり」では、メインイベントとして集落から歩いてきた甲冑武者行列が登場。黒田集落を練り歩き、昼前に荘厳寺に到着しました。
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子どもたちの甲冑武者も参列。
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黒田官兵衛に模した西脇市長が持仏堂の山門前で軍配を上げています。
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武者行列の参加者が勢揃いして、持仏堂前でこの地を治めたという黒田城主・黒田氏の菩提を弔う法要が営まれました。
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居並ぶ法要の参列者。
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法要が開始。仏前には黒田家九代の位牌が並べられています。
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法要が終わり、荘厳寺駐車場の会場内には甲冑を着た武者たちが登場し、訪問客との写真撮影に応じていました。
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大河ドラマでは生誕地として描かれている元祖・生誕地姫路市の黒田官兵衛をイメージしたゆるキャラ・かんべえ君と、ユーモラスな西脇市のゆるキャラ・黒田牛兵衛が仲良く並びました。
ちなみに黒田牛兵衛は、神戸ビーフとなる特産・黒田庄和牛と官兵衛を組み合わせたもので、西脇市出身の歌手・トータス松本さんがデザインしたものです。 -
顔出しパネルも設置されています。
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会場には数々の屋台が設置され、「スパゲッティ風うどん」なるご当地麺を使った珍しいグルメも登場していました。西脇市若手職員が出店していました。
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「官兵衛の里・御膳」は黒田庄和牛など地元の食材をふんだんに使った弁当です。
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「官兵衛の里田」なる地酒も販売していました。
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ステージイベントも開催され、様々なグループが出演していました。
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まつりイベントをサポートする関西学院大学の学生が企画した官兵衛クイズも開催されていました。
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黒田官兵衛をテーマにして全国行脚を行うパフォーマンス集団による踊りも行われました。
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曲に合わせて激しい踊りをステージで披露。
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「酒は呑め呑め 呑むならば」で知られる黒田武士の謡曲を途中に挟み…
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豪快なダンスによるパフォーマンスが続けられました。
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まつりの最後には参加者総出の踊りが行われ、盛り上がりのうちにイベントは終了しました。かんべえ君と黒田牛兵衛も一緒に踊る。
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そしてそれから1週間ほどして再び荘厳寺に。紅葉がずいぶん色付いてきました。
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持仏堂の横にある参道の石段を登っていくと山の中に本堂があります。
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黄色に染まる木。
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石段を5分ほど登っていくと本堂が姿を見せます。
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本堂の横を見ると…赤・橙・黄・緑の4色の美しいコントラストを見ることができました。
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秋色の競演。お隣の丹波市には多くの紅葉の名刹がありますが、すぐ近くの西脇市にある荘厳寺はそれほど人も多くなく、紅葉の穴場といえます。
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荘厳寺の本堂。本堂のまわりにも紅葉が多くあります。
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本堂の横にある二重の塔である多宝塔。兵庫県指定の文化財でもあります。
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多宝塔と紅葉。
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境内にある石仏と紅葉。
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太陽に照らされた紅葉。本堂付近の境内には多くの紅葉が植えられています。
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本堂と紅葉。まだ十分に色付いていない葉も多くありました。
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苔蒸した手水鉢に映った紅葉。
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本堂から参道を下ってきました。美しい紅葉が静かに楽しめる荘厳寺でした。
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