シンガポール・堝の国で概ね無銭飲食

2013/08/26 - 2013/08/31

狭い！見所ない！物価高い！と△な噂が先行して興味いまいちだったシンガポール。ちょっとちょっと、行ってみたらおいおいおい！すんごい楽しくて腰ぬかしました。宗教や人種のるつぼっぷりに完全包容されて旅人モードからすっかり現地に埋もれる感じが心地良い。

ついでにこれまた「シンガポーリアンはけちんぼ」なんていけずな話も聞いてたけども、少なくとも今回の旅では全くウソウソ。出逢った人はことごとく徹底的に親切全開、なんと飲み食いするのに殆どご馳走されちゃうというまさかの展開。あ、別におねだりモードとかでなく、流れで。

実は短いシンガポール旅行の中に今度も弾丸インドネシアと弾丸マレーシア込みですが、駆け足で濃厚シンガデイズをご紹介。

エリア シンガポール(シンガポール)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

初シンガは夜着につき即ブギス界隈のホーカーズ！

どうやって注文すんべか？と首を傾げて並んでたら後ろのLucas青年が救いの手を

海老盛り盛りの麺ホッケンミー薦めてくれて食って喋って笑って飲んで…あれ？払い損ねた

どこもかしこもホテルがべらぼうに高いシンガポール

お手頃クラスも交じるリントルインディア〜ブギス間に泊まる事に

目覚めると辺りは高層ビル群！ではなくラブリーなお菓子の家的街並み

人種のるつぼ！とかよく言うけど実際は？と街歩き

アラブストリート目指してテクテク行くといきなり立派なお寺はクワンイン寺院

ビル群に包囲されても堂々たる存在感

お線香の煙のなか皆さま散歩や買い物の足で祈る祈る

そのすぐ傍にヒンドゥーのスリクリシュナ寺院

近っ！

小ぶりなお寺ながら壁に屋根に所狭しと緻密で時に艶やかな神様オールスターズ

フレンドリーなお坊さんに誘われ境内を一緒にぐるり参拝

早速ヒンドゥーと仏教の近接っぷりに胸おどりふと見上げると「？？」

土地の限られたシンガポール的な洗濯物の干し方？高層マンションのベランダからにょっきり突き出た物干し竿たちはパチンコ台の如し

街かどに容赦なく出現する山盛りドリアン…

ホテルや公共の建物はもちろん地下鉄も持ち込み厳禁

ほんのりドリアン臭に包まれつつブギスジャンクション界隈

雑多で用途不明の品々も混じっている辺りは中野ブロードウェイを彷彿させる

４か国語表記が基本

ブギス駅から５分歩いてお目当てのサルタンモスク

南国の空に金色のドームがムスリム魂を揺さぶります

広っ！５千人がお祈りできるとな

いくら多民族多宗教の地とはいえ先ほどヒンドゥー寺院でお坊さんから額に真っ赤なティカを塗ってもらったまんまでメッカに祈るのは躊躇われゴシゴシしてからアッラーフアクバル

モスクの歴史を熱く語る先生に対して、

小学生チーム飽きる飽きる。

続々訪れる小学生たちを見送り地元の人たちと暫しお祈り捧げて笑顔を交わし満ち足りたら一服

モスクの程近くで一見強面のおっちゃんたちがぎっしり集うカフェが

見落としそうな小さな小さなお店はほっとする甘さのミルクティを出す専門店テタリ

驚くほど優しい風味に笑顔になったらこれまた仏頂面の店主のおっちゃんが一瞬ニヤリどや顔

シンガポールの地下鉄は使い勝手抜群！切符購入もタッチパネルで明快

チャイナタウンまで移動するとシンガポールらしい高層ビルを背にスリマリアマン寺院

有料でカメラ持ち込み可

確かに極彩色の壁画や天井も見事だけどここはビルに映える外観が秀逸か

巨大すぎて金ピカすぎる新加坡佛牙寺

ありとあらゆる宗教施設が高密度で寄り添う光景に徐々に慣れてきます

シンガポールの印象はやたらめったらモダンなデザインの高層ビルだらけ！だったのが実際には低層のレトロ建築も大切に残されて絶妙にミックス

結果的に数少ない自腹メシはやはりホーカーズでチキンライス

観光メニューやろ？と正直ちょっぴり侮ってましたがどこで食べてもシンガのチキンライス旨い旨い！

チキンライスの素を探しに行くこと決定

わが故郷の中華街でも時々みかけた花文字職人さん

ある意味本場のチャイナタウンで近々誕生日を迎える友人用にお願いしてみました

お手頃プライスでスイスイ10分弱でリクエスト通りに完成し大満足！次は自分用にも

事前にネット見つけておいた評判の味香園でクールダウン

なかなか見つけられず地元のおばちゃんたちに聞いたら「あぁこっちよ」「いやそっちよ」と散々振り回され面白くってちょうど汗も良い具合にかいたらマンゴーアイス絶品（5ドル）

チキンライスの素を買いに「何でも揃うムスタファセンター」

しかしあまりに広すぎて上へ下へ奥へ手前へめちゃくちゃ歩き回り疲れ果てたにも関わらずシンガポーリアンお勧めブランドの品は在庫切れ

ムスタファセンターで途方に暮れる自分を助けてくれたのは太っちょAnthony

こっちのショッピングセンターならあるかもよ？と連れてってくれて見事！発見！感謝

その流れでAnthonyご贔屓ホーカーズのCHOMP CHOMPフードセンターであれこれ食って飲んで…ん？今度東京でご馳走してね！と全て支払われる始末

ブギス界隈には旅行者向けの宵っ張りのバーがたくさん

ビール一杯で粘って絵葉書かきまくっても放置してくれます

翌晩は地下鉄で話して仲良くなったAdrianご推奨のバクテー専門店

満腹なのにAdrianはこっちも是非！と少々毒々しくさえ感じるローカルかき氷アイスカチャンのお店に

びっくらこいてる自分にAdrianご満悦

シンガ観光テッパンの白いあの像は最後まで無視しよう！と無意味な意地を張ってきましたが一寸気になりマリーナ方面に足を向け最終日の朝食を

隣り合わせたDerikwuおじさんが「それはいけない！見るべきだ」

何を頼むか迷ってたらDerikwuおじさんが同じもの二つ注文してくれまして

大ぶりフィッシュボールの浮かんだ朝の胃腸に優しいヌードル

俺もよく散歩するんだよ！と有無を言わさずあの白い像のある方向へ

最初は絶好調で歩いてたおじさんは途中からショートカットを繰り返す内に…一緒に迷子になりました

夜は煌びやかで少々お高い店も連なるというシンガポール川沿い

ちょいちょい愉快なアートたち

嗚呼…来てしまった

白い像を囲むのは日本人：中国人＝１：１

どうせ世界三大がっかりスポットだろ？と斜に構えてたけど思ってたよりは立派で悔しかった

お馴染みのこちらの建物も興味ないフリして軽くスルー

そのＣＭホテル（正式名称に非ず）の下をくぐり抜けて目的地はこっち！ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ

超巨大な人工の木々を結ぶスカイウェイ！愉快爽快

ここまで連れてきてくれたDerikwuおじさん…実は高所恐怖症

先に言うてぇな

スカイウェイまで登ってきたはいいけど一歩も動けず「待ってるから散歩しといで（ぎこちない笑顔に震える声で）」

けちんぼシンガポーリアンなんて一人も出逢わず

まだ進化の途中の植物園はもちろん今回巡り合ったたくさんの友人と再会するために絶対また来なきゃだシンガポール

この旅行記へのコメント （2）

• nakamasananiwaさん 2013/12/07 01:57:48

  ♪

  リズム感抜群で誰だったか？小説家にそっくりですねw 楽しませていただきました、おおきに?

  DONさん からの返信 2013/12/07 10:12:13

  ♭

  リズム感…五七五みたいな？ってちゃうちゃう。渡航前にはnakamasananiwaさんの旅行記あれこれ拝見しました。おおきにでした。シンガポールは今日もムンムン暑くて熱いですか。羨ましいです。