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“ 水の集まるところ ”…<br /><br />そんな由来をもつ 豊かな地を、レトロ気分で ふらり。<br /><br /><br />上京の帰路に 山形県入りし、都の喧騒とは 裏腹の長閑な空気を求めて、フラワー長井線界隈(県南部)へ。<br /><br />「長井駅」基点の、街探訪が旅人には最適なようで、駅前からは貸自転車という相棒も得て。。<br /><br /><br />【立ち寄りラインナップ】<br />  山形鉄道・長井駅 → 桑島記念館 → 旧小池医院 → 桃華楼<br />→ 元羽前銀行 → 齋藤家住宅 → 山一醤油店 → やませ蔵美術館<br />→ 白つつじ公園 → 長井小学校 → 撞木橋 → 小桜館(旧西置賜郡役所)<br />→ 丸大扇屋 → 貿上醤油店 → 水上屋 → 長井駅<br /><br /><br />最上川舟運で栄えた商業都市・長井。その見所は実に豊富で、当記事は 山一醤油店までの探訪前半。中でも印象深いのは、その山一醤油店。内部を案内頂けたのも ありがたく。<br /><br /><br />晩夏とはいえ、陽射しが強い昼下がりも、網の目のように流れる 水路が そっと、“ 涼 ”を届けてくれた。風も水路を走る。<br /><br />そんな、そこかしこに煌めくミナモに、往時の隆盛を留める 和・洋風建築の数々…。それらは、アオの広い空に 一際映えていて、キラリ鮮やか飽きさせない。<br /><br />ゆえに、雲もない快晴が良く似合う町、といったところ。<br />町日和にしてくれた、旅の神様に感謝。

【 水の集うまち長井 】 ・ レンタサイクルで、瀟洒な “ 歴史的建造物 ” めぐり ①/②

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2013/08/28 - 2013/08/28

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tokotoko

tokotokoさん

“ 水の集まるところ ”…

そんな由来をもつ 豊かな地を、レトロ気分で ふらり。


上京の帰路に 山形県入りし、都の喧騒とは 裏腹の長閑な空気を求めて、フラワー長井線界隈(県南部)へ。

「長井駅」基点の、街探訪が旅人には最適なようで、駅前からは貸自転車という相棒も得て。。


【立ち寄りラインナップ】
  山形鉄道・長井駅 → 桑島記念館 → 旧小池医院 → 桃華楼
→ 元羽前銀行 → 齋藤家住宅 → 山一醤油店 → やませ蔵美術館
→ 白つつじ公園 → 長井小学校 → 撞木橋 → 小桜館(旧西置賜郡役所)
→ 丸大扇屋 → 貿上醤油店 → 水上屋 → 長井駅


最上川舟運で栄えた商業都市・長井。その見所は実に豊富で、当記事は 山一醤油店までの探訪前半。中でも印象深いのは、その山一醤油店。内部を案内頂けたのも ありがたく。


晩夏とはいえ、陽射しが強い昼下がりも、網の目のように流れる 水路が そっと、“ 涼 ”を届けてくれた。風も水路を走る。

そんな、そこかしこに煌めくミナモに、往時の隆盛を留める 和・洋風建築の数々…。それらは、アオの広い空に 一際映えていて、キラリ鮮やか飽きさせない。

ゆえに、雲もない快晴が良く似合う町、といったところ。
町日和にしてくれた、旅の神様に感謝。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
グルメ
4.0
ショッピング
4.0
交通
4.5
同行者
一人旅
交通手段
JRローカル 私鉄 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 白鷹町<br /><br /><br />8年ぶりの 山形県。<br /><br />米沢で かおるお肉の誘惑に なんとか耐え;、<br /><br />やって来たのは、か細いローカル線の終着駅。

    白鷹町


    8年ぶりの 山形県。

    米沢で かおるお肉の誘惑に なんとか耐え;、

    やって来たのは、か細いローカル線の終着駅。

  • 白鷹町 ・ 四季の郷駅 界隈<br /><br /><br />山形鉄道 フラワー長井線は、赤湯から今泉を経て、<br /><br />荒砥(白鷹町)へ至る30kmほどの 旧国鉄線。<br /><br />今も、地域生活の大切な足に変わりはなく…、<br /><br /><br />住民に交じって、車窓と車内の長閑さに浸る。

    白鷹町 ・ 四季の郷駅 界隈


    山形鉄道 フラワー長井線は、赤湯から今泉を経て、

    荒砥(白鷹町)へ至る30kmほどの 旧国鉄線。

    今も、地域生活の大切な足に変わりはなく…、


    住民に交じって、車窓と車内の長閑さに浸る。

    山形鉄道 フラワー長井線 乗り物

  • 白鷹町 ・ 最上川のほとり<br /><br /><br />長井の町を散策する前に、フラワー長井線全線を堪能し、<br /><br />終着の荒砥駅から鮎貝駅まで 歩いてもみた。<br /><br />その道中、ワンコ連れの住民と すれ違いざま 案の定、<br /><br />ヨソモノは即座に 吠えられる¨; お邪魔してます;、<br /><br />ここが散歩道って良いですね…<br /><br /><br />澄み渡るアオ、広がるミドリ…そんな彩りに<br /><br />包まれる長井の町に、期待はより膨らんで…。

    白鷹町 ・ 最上川のほとり


    長井の町を散策する前に、フラワー長井線全線を堪能し、

    終着の荒砥駅から鮎貝駅まで 歩いてもみた。

    その道中、ワンコ連れの住民と すれ違いざま 案の定、

    ヨソモノは即座に 吠えられる¨; お邪魔してます;、

    ここが散歩道って良いですね…


    澄み渡るアオ、広がるミドリ…そんな彩りに

    包まれる長井の町に、期待はより膨らんで…。

  • フラワー長井線<br /><br /><br />地元のおばぁさんと ふたり、<br /><br />鮎貝駅から乗り込み 長井駅へ。<br /><br />置賜野川を架ける 短い鉄橋を渡り、

    フラワー長井線


    地元のおばぁさんと ふたり、

    鮎貝駅から乗り込み 長井駅へ。

    置賜野川を架ける 短い鉄橋を渡り、

  • フラワー長井線 ・ 長井駅<br /><br /><br />列車は、水集う町のホームへ。<br /><br /><br />レトロな駅舎のすぐ横に、山形鉄道の事務所があって、<br /><br />そこが貸自転車の受付に。私以外にお客がいないことを<br /><br />いいことに、町の見所やお店についても職員の方に相談。<br /><br />すると親身に教えてくれ、“んだ”…といった時おりの<br /><br />方言には温かみさえ感じて。幸先の良い町散策。

    フラワー長井線 ・ 長井駅


    列車は、水集う町のホームへ。


    レトロな駅舎のすぐ横に、山形鉄道の事務所があって、

    そこが貸自転車の受付に。私以外にお客がいないことを

    いいことに、町の見所やお店についても職員の方に相談。

    すると親身に教えてくれ、“んだ”…といった時おりの

    方言には温かみさえ感じて。幸先の良い町散策。

    山形鉄道 長井駅

  • 長井市<br /><br /><br />ワンコイン (¥500) で借りた自転車に またがり、<br /><br />さっそく町へ繰り出す。名を冠している通り、<br /><br />沿線の中でも特に大きな町のよう。<br /><br />散策には、市役所のホームページに掲載されていた<br /><br />“歴史的建造物”を巡るモデルコースを参考にした。<br /><br />しかも意外と盛り沢山☆ コースを参考にしつつ、<br /><br />のどかな空気と気分にまかせて ふらり。

    長井市


    ワンコイン (¥500) で借りた自転車に またがり、

    さっそく町へ繰り出す。名を冠している通り、

    沿線の中でも特に大きな町のよう。

    散策には、市役所のホームページに掲載されていた

    “歴史的建造物”を巡るモデルコースを参考にした。

    しかも意外と盛り沢山☆ コースを参考にしつつ、

    のどかな空気と気分にまかせて ふらり。

  • 桑島記念館<br /><br /><br />駅から走ること2分かそこらで、<br /><br />町の代表的な建築物が さっそく。

    桑島記念館


    駅から走ること2分かそこらで、

    町の代表的な建築物が さっそく。

    桑島記念館(旧桑島眼科医院) 名所・史跡

  • 桑島記念館<br /><br /><br />昭和2年(1927)建立の、もと眼科医院。<br /><br />見かけによらずの木造だそうで、石造りに<br /><br />似せた洗い出しの外壁が特徴。<br /><br />特色は それに限らず…<br /><br />

    桑島記念館


    昭和2年(1927)建立の、もと眼科医院。

    見かけによらずの木造だそうで、石造りに

    似せた洗い出しの外壁が特徴。

    特色は それに限らず…

    桑島記念館(旧桑島眼科医院) 名所・史跡

  • 桑島記念館<br /><br /><br />外壁の各所には、浮き彫り が<br /><br />施されていたり、

    桑島記念館


    外壁の各所には、浮き彫り が

    施されていたり、

    桑島記念館(旧桑島眼科医院) 名所・史跡

  • 桑島記念館<br /><br /><br />そして特に目を惹くのが、屋根に三つ並ぶ ドーマー窓と、<br /><br />棟の両端にある ファイニアルという突起状の装飾。<br /><br />でも、町には馴染む さりげなさ。

    桑島記念館


    そして特に目を惹くのが、屋根に三つ並ぶ ドーマー窓と、

    棟の両端にある ファイニアルという突起状の装飾。

    でも、町には馴染む さりげなさ。

    桑島記念館(旧桑島眼科医院) 名所・史跡

  • 桑島記念館<br /><br /><br />内部は開放されていて無料。 <br /><br />館内にあったのは、テーブルとイスが並ぶ光景。<br /><br />地域の交流スペースとして重宝されているのかな。<br /><br />でも、医院だったという往時を偲ぶ よすがも。<br /><br /><br />そういえば小さい頃、祖母によく連れていってもらった<br /><br />郷里の医院が、こんな感じだったっけ。待合室には 古めかしい<br /><br />ソファーが並んでいて。その医院は 改装されたようだけど…

    桑島記念館


    内部は開放されていて無料。

    館内にあったのは、テーブルとイスが並ぶ光景。

    地域の交流スペースとして重宝されているのかな。

    でも、医院だったという往時を偲ぶ よすがも。


    そういえば小さい頃、祖母によく連れていってもらった

    郷里の医院が、こんな感じだったっけ。待合室には 古めかしい

    ソファーが並んでいて。その医院は 改装されたようだけど…

    桑島記念館(旧桑島眼科医院) 名所・史跡

  • 桑島記念館<br /><br /><br />館内には、まちづくりのNPO事務所が<br /><br />入っていて、保存+有効活用されているよう。<br />

    桑島記念館


    館内には、まちづくりのNPO事務所が

    入っていて、保存+有効活用されているよう。

    桑島記念館(旧桑島眼科医院) 名所・史跡

  • 桑島記念館 ・ 長井市<br /><br />

    桑島記念館 ・ 長井市

    桑島記念館(旧桑島眼科医院) 名所・史跡

  • 旧小池医院<br /><br /><br />桑島記念館のすぐ近く、同じ通りに <br /><br />またまた 歴史的建造物。昭和6年(1931)建築。<br /><br />八角形の重厚な塔屋が ひと際 存在感を高く放ち、<br /><br />何気ない通りに アクセントを添えていた。<br /><br />“ロンドン郊外に多くみられる17世紀チューダー王朝の<br />貴族の館を彷彿とさせる”…のだそう。<br /><br />英国 未訪問の私は、同じく洋風建築を多く残す<br /><br />弘前の町を回想してみたり。<br /><br />ただこの時は改修中で、全容は拝めず・・;<br /><br />でも、残すための施しだから不満なし。

    旧小池医院


    桑島記念館のすぐ近く、同じ通りに

    またまた 歴史的建造物。昭和6年(1931)建築。

    八角形の重厚な塔屋が ひと際 存在感を高く放ち、

    何気ない通りに アクセントを添えていた。

    “ロンドン郊外に多くみられる17世紀チューダー王朝の
    貴族の館を彷彿とさせる”…のだそう。

    英国 未訪問の私は、同じく洋風建築を多く残す

    弘前の町を回想してみたり。

    ただこの時は改修中で、全容は拝めず・・;

    でも、残すための施しだから不満なし。

  • 桃華楼 支店 ・ 黒獅子ラーメン<br /><br /><br />洋館からの ラーメン!<br /><br />長井の観光シンボル・“黒獅子”に見立てた 和風醤油ラーメン。<br /><br />大ぶり分厚いチャーシューと 白髪ネギ、シャキシャキ大根が<br /><br />特徴の一品に舌鼓、カウンター越しにお店の方とお話しながら。

    桃華楼 支店 ・ 黒獅子ラーメン


    洋館からの ラーメン!

    長井の観光シンボル・“黒獅子”に見立てた 和風醤油ラーメン。

    大ぶり分厚いチャーシューと 白髪ネギ、シャキシャキ大根が

    特徴の一品に舌鼓、カウンター越しにお店の方とお話しながら。

  • 長井市<br /><br />昼食で ホッと一息ついたものの、<br /><br />外は日差しの強さが増し 暑く;…<br /><br />そこで “涼”を求めて、 マップに記された <br /><br />“水路”が沢山あるエリアへ。家並みの中に清流。

    長井市

    昼食で ホッと一息ついたものの、

    外は日差しの強さが増し 暑く;…

    そこで “涼”を求めて、 マップに記された

    “水路”が沢山あるエリアへ。家並みの中に清流。

  • 長井市<br /><br />“水の集まるところ”に由来する、長井の地名。<br /><br />その恵みは、町の至るところにせせらぎ、<br /><br />時間も穏やかに流れていて。心地よさそうにハヨも。

    長井市

    “水の集まるところ”に由来する、長井の地名。

    その恵みは、町の至るところにせせらぎ、

    時間も穏やかに流れていて。心地よさそうにハヨも。

  • 長井市<br /><br />水路には、晩夏に見頃を迎える 梅花藻 も。<br /><br />ウメのように白い花を 水中につける、<br /><br />日本固有種なのだそう。それにしても、<br /><br />ダジャレをつくり易い、ついダジャリたく<br /><br />なる水草〜。冷水を好むそうで、眺めるだけの<br /><br />こちらも、気持ち暑さが やわらいでいく ひと時。

    長井市

    水路には、晩夏に見頃を迎える 梅花藻 も。

    ウメのように白い花を 水中につける、

    日本固有種なのだそう。それにしても、

    ダジャレをつくり易い、ついダジャリたく

    なる水草〜。冷水を好むそうで、眺めるだけの

    こちらも、気持ち暑さが やわらいでいく ひと時。

  • 元 羽前銀行<br /><br />そんな水路に導かれ、町を抜けていくと<br /><br />今度は 白い洋風建築物。<br /><br />昭和9年(1934)に建てられた石造りの<br /><br />その特徴は、玄関の両脇にあるギリシャ風の丸柱。<br /><br />手入れの賜物か、その外観は今も鮮やか。

    元 羽前銀行

    そんな水路に導かれ、町を抜けていくと

    今度は 白い洋風建築物。

    昭和9年(1934)に建てられた石造りの

    その特徴は、玄関の両脇にあるギリシャ風の丸柱。

    手入れの賜物か、その外観は今も鮮やか。

  • 長井市<br /><br />水路から それたり、町並みの中に隠れていっても、<br /><br />またすぐに 別の水路があらわる。水のある風景好きには たまらなく〜<br /><br /><br />写真奥に建つのは、白い 元羽前銀行。

    長井市

    水路から それたり、町並みの中に隠れていっても、

    またすぐに 別の水路があらわる。水のある風景好きには たまらなく〜


    写真奥に建つのは、白い 元羽前銀行。

  • 齋藤家住宅<br /><br />洋風建築が続いたが、ここでようやく日本の伝統。<br /><br />江戸時代から米穀商を営んでいた旧家。<br /><br />木造二階建て平入り、屋根は 茅葺の切妻造。<br /><br />通りに面する店舗部分には、鉄板葺の下屋を<br />設け、奥には居室がある構造で、江戸時代末期の<br />この地域の町家の特徴をよく残す…<br /><br />のだそう。内部未公開のため、紹介文で興味充たす。

    齋藤家住宅

    洋風建築が続いたが、ここでようやく日本の伝統。

    江戸時代から米穀商を営んでいた旧家。

    木造二階建て平入り、屋根は 茅葺の切妻造。

    通りに面する店舗部分には、鉄板葺の下屋を
    設け、奥には居室がある構造で、江戸時代末期の
    この地域の町家の特徴をよく残す…

    のだそう。内部未公開のため、紹介文で興味充たす。

    齋藤家住宅 名所・史跡

  • 山一醤油店<br /><br /><br />“あら町通り”と呼ばれる通りには、先の 元羽前銀行や<br /><br />齋藤家住宅など 見所多彩で 中でも、このお醤油店への<br /><br />来訪客は絶え間ない様子。 寛政元年(1789) 創業。

    山一醤油店


    “あら町通り”と呼ばれる通りには、先の 元羽前銀行や

    齋藤家住宅など 見所多彩で 中でも、このお醤油店への

    来訪客は絶え間ない様子。 寛政元年(1789) 創業。

  • 山一醤油店<br /><br />醤油・味噌を扱う前は、上杉藩の御用的な最上川舟運に関わり、<br /><br />紅花の油問屋 ・「大和屋弥助」として商いをしていた という。<br /><br /><br />内部は、そうした歴史の息吹に溢れていて。

    山一醤油店

    醤油・味噌を扱う前は、上杉藩の御用的な最上川舟運に関わり、

    紅花の油問屋 ・「大和屋弥助」として商いをしていた という。


    内部は、そうした歴史の息吹に溢れていて。

  • 山一醤油店<br /><br /><br />名物は、辛子こうじ “あけがらし”。 その変わった名は<br /><br />7代目が東京での学生時代、酒盛りの中で、寄宿舎で同室だった<br /><br /> 故 谷川徹三氏 (詩人・谷川俊太郎の父)によって命名されたという。<br /><br />落語の「あけがらす」から。 <br /><br /><br />また、店にあった紹介紙の冒頭には、<br /><br />“門外不出の製法は 代々、女の手で守り継がれてきた”<br /><br />そう 記されている。“あけがらし”の製法は<br /><br />姑から嫁に口伝で伝えられてきたもの、なのだそう。

    山一醤油店


    名物は、辛子こうじ “あけがらし”。 その変わった名は

    7代目が東京での学生時代、酒盛りの中で、寄宿舎で同室だった

    故 谷川徹三氏 (詩人・谷川俊太郎の父)によって命名されたという。

    落語の「あけがらす」から。


    また、店にあった紹介紙の冒頭には、

    “門外不出の製法は 代々、女の手で守り継がれてきた”

    そう 記されている。“あけがらし”の製法は

    姑から嫁に口伝で伝えられてきたもの、なのだそう。

  • 山一醤油店<br /><br />江戸の建屋は、明治の大火で 焼失してしまったそうで、<br /><br />現在の店は 大正9年(1920)建築。<br /><br /><br />嬉しいことに、そんな内部を案内いただけた。感謝。

    山一醤油店

    江戸の建屋は、明治の大火で 焼失してしまったそうで、

    現在の店は 大正9年(1920)建築。


    嬉しいことに、そんな内部を案内いただけた。感謝。

  • 山一醤油店<br /><br />水路による 桶などの洗い場。<br /><br />かつては、1mくらいの水深だったそうで、出口手前の<br /><br />右側には、洗い物が流されないような工夫も しっかり。

    山一醤油店

    水路による 桶などの洗い場。

    かつては、1mくらいの水深だったそうで、出口手前の

    右側には、洗い物が流されないような工夫も しっかり。

  • 山一醤油店<br /><br />醤油蔵、数多くの桶が並ぶ光景。<br /><br />布を かぶせているのが 寝かせているもので、<br /><br />その期間は1年から1年半だそう。<br /><br />中には、50年ほど 寝かせ続けている醤油もあり、<br /><br />その色は真っ黒、でも ほのかに 甘みもあるんだとか。

    山一醤油店

    醤油蔵、数多くの桶が並ぶ光景。

    布を かぶせているのが 寝かせているもので、

    その期間は1年から1年半だそう。

    中には、50年ほど 寝かせ続けている醤油もあり、

    その色は真っ黒、でも ほのかに 甘みもあるんだとか。

  • 山一醤油店<br /><br />さらに、敷地の奥には 大桶が並ぶ古い蔵も。<br /><br />見上げる大きさのそれは、数も12で 圧巻。<br /><br />かつての消費量が伺える 杉の大桶、<br /><br />現在は 2個が使用されているそう。

    山一醤油店

    さらに、敷地の奥には 大桶が並ぶ古い蔵も。

    見上げる大きさのそれは、数も12で 圧巻。

    かつての消費量が伺える 杉の大桶、

    現在は 2個が使用されているそう。

  • 山一醤油店<br /><br />外壁の傷みは、冬の厳しさも物語っているようで。<br /><br />お話では、蔵同士の屋根が 繋がるほどの<br /><br />積雪に見舞われるという。<br /><br />しかも、こちらの雪は重そうだ・・;

    山一醤油店

    外壁の傷みは、冬の厳しさも物語っているようで。

    お話では、蔵同士の屋根が 繋がるほどの

    積雪に見舞われるという。

    しかも、こちらの雪は重そうだ・・;

  • やませ蔵美術館<br /><br />山一醤油店から 数分の場所。明治期に建てられた5つの蔵が<br /><br />活用された美術館に、水路や日本庭園もあるという その施設は…<br /><br />ちょうど休館日で;; 金曜日から日曜日のみ開館… だそう。<br /><br /><br />煌めくミナモの風景で 一息。でも町には、<br /><br />まだまだ見所が控えているから、落ち込むヒマなどなく~。<br /><br />最大の見所・“丸大扇屋”などを訪ねた 探訪後半は、記事②へ…。

    やませ蔵美術館

    山一醤油店から 数分の場所。明治期に建てられた5つの蔵が

    活用された美術館に、水路や日本庭園もあるという その施設は…

    ちょうど休館日で;; 金曜日から日曜日のみ開館… だそう。


    煌めくミナモの風景で 一息。でも町には、

    まだまだ見所が控えているから、落ち込むヒマなどなく~。

    最大の見所・“丸大扇屋”などを訪ねた 探訪後半は、記事②へ…。

    やませ蔵美術館 美術館・博物館

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  • pedaruさん 2013/12/30 06:53:20
    長井
    tokotokoさん お早うございます。

    今年も2日を残すのみになってしまいました。
    年賀状作りがまだ残っていて今日中にはと思っています。

    梅花藻の咲く長井の水路、清涼な水なんでしょうね。梅花藻、もしかしてpedaruがダジャレに引っかかるのではないかと思いませんでしたか?

    妻が東北出身ですので何度も行っていますが、山形は一度しか行ってません、いつも福島、宮城、岩手ですので・・・

    tokotokoさんは、良く探してきますね〜 知る人ぞ知る地を・・・4トラでは長井は19件のアップしかありませんね。お陰様で知らなかった土地を知ることができます。

    今度青森へ行くときは裏日本を周っていこうかと思います。

    良いお年をお迎えください。来年もよろしくお願いします。

    pedaru

    tokotoko

    tokotokoさん からの返信 2013/12/31 16:37:40
    RE: 梅花藻
    pedaruさん こんにちは。

    いよいよ大晦日、いかがお過ごしでしょうか。こちらは雪が更に
    降り積もり 外は白銀世界、木々も白を身にまとい 幾分重そうです。

    長井ですが、記事が20件ほどという少なさには 意外です。
    歴史的建造物に着目しましたが、桜に あやめ、白つつじといった
    “花のまち”としての特色も 強く持ち合わせているようなのですが…。

    まさに、pedaruさんのダジャレスポンスを期待しておりました☆
    そのセンスに到底敵わないかと、私の倍かも…と…… 年の瀬に大変
    失礼しました・・;

    こんなtokotokoですが、来年もどうぞ よろしくお願いいたします。
    コメントありがとうございます! 良いお年をお迎えくださいませ。

    tokotoko

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