2013/10/17 - 2013/10/19
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karasukkoさん
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今回の旅のハイライトの一つ、ナミブ砂漠。宿で紹介してもらった二泊三日のツアーについに出る。二人の日本人が運よく見つかり、三人+運転手の四人での旅となる。
料金は、N$2,950(およそ30.000円)あの有名なデューン45や死の谷、う~ん、否応がなしに気分は高揚してくる。これで、アフリカでの砂漠体験は三度目。一度目はエジプト、二度目はモロッコ、そして今回は、この赤い砂漠。
本当に、それはそれは素晴らしい景観だった。ただ、ちょっとしたハプニングもあったけれど・・。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
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10月17日(木)〜19日(土) 4、5、6日目
今回の旅のルート。
ナミビアの首都ウィントフックから南下し、ロホボースから西へ。 -
ツアー代金はカードでもOKと聞いていたのでそのつもりでいたら、だめだとのことで、急きょ通りの先の銀行内ATMに駆け込みN$3.000おろす。
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旅行会社の事務所。ビルの二階。中央の太った御仁が運転手のヘルマン。
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途中、ヘルマンの家に寄り寝袋とかテントとかを積み込み(日本的に考えれば、ツアーに出る前に準備しておく所だと思うけど)、それより前にスーパーによって買っておいた食材をクーラーに入れ、さあ、いざ向かわん!砂漠への道!!
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自分が運転してないと、どのルートを取ったかなんてあんまり記憶には残らない。ただ、途中こんな看板もあり、実際急勾配だったりがたごとだったりで、四駆でしか行けないところはそれなりにあった。
* 自分たちでレンタカーを借り砂漠ツアーを敢行した面々もいたが、それで事故った組もあり。四駆ではない車でスリップをして、目の前の木にぶつけてしまったらしい。幸い怪我がなかったというのでよかったが・・・。 -
車は世界のブランド、我らが誇れるトヨタ。
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道のすぐ横がこんなごつごつした岩肌だったり・・
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でも、基本的にはこんなに広い視界が広がっており・・
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眺望のできる開けた場所では、こんな風に車を止めて写真撮影などをしながら・・・
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これが高い場所から下を見降ろした風景。(下手な)写真ではその壮大さが伝わらないのが残念。
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周りに何もないとついついスピードが出てしまうのは人の常(?)ということで、ところどころに設けられていた、スピードを落とさなくてはならない門。
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お楽しみの昼食はレストポイントにある食事処で。基本的に食事はこみ、のツアー。でも、デザートに目をやり選ぼうとしていると、それは「高いからダメ」と言われてしまった。
で、しょっぱいピザと持参のお水(飲み物は自腹)で昼食。 -
中のトイレ。キャンプ地であっても、ほぼこんな風にきれいなトイレが整備されている。
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昼食の後、一つ目のスポット、セスレムへ。
地下にポコンと大きなえぐれができていて、そこに岩の何とも言えない美しい造形美が展開されていた。
何でこれができたのか、なんて説明はなし。聞いたら教えてくれたかな?あんまり、その辺の知識はなさそうな、というか興味のなさそうに見えたヘルマン。
でも、見るだけで十分迫力がある。 -
一通り歩くと、一時間はすぐに経ってしまうくらいの規模。
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どーんと大きい岩の前で、人はちっぽけ。
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岩肌は軽石のようにも見え・・
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空はあくまでも青く・・
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どこをとっても絵になる風景。
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元来た場所へ戻ると、こんなトラックが止まってた。そういえば、アフリカトラックツアーなんていうのもあったっけ。
でも、これじゃないな、このトラックはちょっとそれにしては小さすぎる。 -
本日のメーンイベント、砂漠の夕日観賞。そこに向かう途中、可愛いスプリングボックの姿を見つける。
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場所はセスレム。ここは砂漠ではあっても背の低い草がここかしこに生えていて、それがとがっているので触ると痛かった。
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砂はやはり赤い。そしてこんなきれいな風紋も。
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夕日を背に写真を撮ったりしてみる。この時点ではまだ、次に起こる<事件>を私はまだ予想だにしていない。
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遠くに小さく見えている2つの姿。そうこの二人との距離が次第に広がり、やがてとんでもないことになってしまう・・・
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だんだん日が沈んでいく、待って!行かないで!とは言わないけれど。
見るたびにその美しさに引き込まれるサンセット。今日もまた美しい。 -
あ〜、消えていく、隠れていく、その姿。なんと美しいことよ。
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あとちょっと、う〜ん。今日もありがとう、こんな美しい光景を描き出してくれて。
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ふと、振り返ってみると、東の空にはうっすらとこれまた美しい月が出ていた。なんと、ダブルで日、月を同時鑑賞。
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でも_
さぁ、これからが大変。周りを見回せど人っ子一人いない。もともと登り始めから我々(三人)以外一組のカップルらしき人影しかなかった今回。今、ここに私以外の人が見当たらぬ。??・・・
つまり、夕日が落ちて(時刻確認19:03)辺りが暗くなるのも時間の問題_つるべ落とし、というではないか_
そして、周りの風景といえば、このようにどこを見ても同じにしか見えぬ砂と草の連続。行けども行けども、どっちに進んでいるのかわからぬ!!
ジグザグと、どっちに向かっているのかわからぬまま、とにかく下っていくことしばし、うん?やはり、違う。ここじゃない。車がない。人がいない。
さて、どうする?
辺りは、いっそう闇が迫り、あろうことか水は持ち合わせず、方位磁石もおいてきており、軽装なうえに、スマホなるものもない。(一人で行動するときは、大体それなりに準備をしているつもりが、今回は三人だから大丈夫、と気を緩めたのが大きな間違い!)
って、万事休す、ってこと?
心臓が次第にバクバクし始め、最悪の状態も頭に浮かぶ。
あ〜、とにかく、初めに思った方向とは逆に進むこといくばくか、その間
「ヘルプ、ミー」と数回叫びながら、とにかくもがく。
で、遠くに何か人影が_
というか、声が聞こえたような_
助かった〜。
いたいた、あの、憎っくき二人も。
あれだけ言っただろ?(方向音痴の)私をおいていくな!と。
「ばっかやろ〜。くそったれ〜。」と心細さから一転。今度は思いつくまま悪態をつく。
そこからは、それまでの不安と恐怖はどこへやら、むらーっと怒りに変わった私のエネルギーは二人への非難へと変わっていくのだった。 -
人間って単純。これはその日の夕食。お肉は確かオリックス。
目の前に、おいしい食事と(大好きな)ビールが出される(といっても自腹)と、一応怒りの延長のポーズはとるものの、もう心は幸せムード。
許せちゃうのねぇ。
ああ、単純なるかな、私の脳。
それにしても、お肉の焼き加減、一応ミディアムレア、といったはずなのに、固くない?これじゃぁ、聞かれた意味ないし・・。
かくして、一日目の夜は最終的には幸せに暮れていくのだった_その夜、時折なにか聞きなれぬもの、の鳴き声が。後で聞くとオリックスだったとか。ゥワォ、キャンプのテントまじかにオリックス。ありえな〜い。それにしても、可愛い泣き声だったなぁ・・・。 -
翌朝は5時起き。日の出を見に行くのだ。あの有名なデューン45。
白々と空が明けていく。 -
ここが登り始め。
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登り始めて、振り返るとこんな感じ。
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砂丘の稜線をただひたすら登っていく。砂粒は赤く、そして細かい。さながら、シナモンシュガー。
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周り一面の砂漠では距離感がつかみにくく、すぐ近くに見えても本当はずっと遠かったりする。もう、行けども行けどもまだ先が・・・。
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少しずつ、日が登り始める。
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あっ、顔を出し始めた。
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出てきた、出てきた。
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何とも美しい。こんなに日の出が美しかったなんて。夕日礼賛の私としては、御見それいたしました!と脱帽の一瞬。
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あ〜、本当に美しい。もう言葉がないくらい、うっとりとするひと時だった。
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しばし、細かい粒子の砂に埋まりながら、うっとりとその美しさの魔法に酔いしれていた。
今回のこの経験で、夕日よりもっと美しい朝日があることを知ってしまった私。次回はどの朝日を見に行こうか_? -
見事に空が明けていく。
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ありがとう、すばらしき朝日。私はこの瞬間を味わうためにここに来たんだ、と実感する。
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美しさの余韻に浸りながら砂丘を降り立って、靴に入った砂を固い土の上に吐き出す。
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最高の朝日を拝んで、お次は腹ごしらえ。で、これはソサスヴレイの駐車場に向かう途中に見た幽霊のような木。
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前日スーパーで買っておいた食材で、サンドイッチを作り、食べる。やはり、早起きすると食事がうまい!
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ソサスヴレイで見た巨大トラクターのような車。これで団体客を運ぶ。ここからは四駆でも走れない悪路が待ってる。
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と、どこからか背黒ジャッカルが現れる。素直な目をしてる。特別に警戒するでも威嚇するでも、かといって近寄ってくるでもなく、自然なたたずまい。いい感じ。
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我々が乗り込んだ車。四駆以上の馬力がある。これで砂漠の中のでこぼこを疾走する。
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着いた所にデッドヴレイの看板。ここからは歩き。また大好きな砂丘とその隣の死の谷。
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砂漠の上に足跡をつけて遊んでみる。
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お次は、記念日の撮影。ちょっとお隣さんを真似てみた。
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砂漠を生き抜く虫もいる。生き物にはそれぞれに生きる場所があるのね。
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ここでは多くの西洋人旅行客を見た。大概、半袖に短パン。身軽な服装だ。サンダル履きだったり、中には裸足の人たちもいる。足裏大丈夫かな?熱くないのかな?
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私の前をこのご婦人方は、どうも一気にこの砂丘を死の谷めがけて滑り降りたいらしい。一人がお尻の下にビニールを敷き、颯爽と滑り出そうとするけれど・・。
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滑ってくれない。で、あえなく断念。それでも、意気揚々と駆け降りて行った。あっぱれ。
思うに、ここでサンドボード用意してくれれば、絶対受ける、というか、売れると思う。儲かるよ。一回(一枚)N$50でもやりたがると思うけどなぁ。誰かやらない? -
私もやりたかったが、ボードがないので仕方なく、じゃあ、ということで、代わりに(?)足跡のついてないところまで行って、そこでハイ、ポーズ。
砂漠はこれでしょ?という完全武装の出で立ちに、チョイ顰蹙、かも。でも、本当は肌を出さないこんな格好のほうが、後で涼しいんだって!!絶対。 -
その後、下の死の谷に降り立ち、木を掌に乗っけてみる。
「あ〜重。」いわけないか・・。 -
その地面はこんな感じ。固い、一つ一つが石みたい。
* この後、デジカメのバッテリー切れで、キャンプサイトで見たこれまた美しい夕焼けや、そこにいたクジャクの様子など、残念ながら記録できなかった。
キャンプサイトにも電源はあったのだけれど、強風のため砂を被ってしまいそうで、故障の危険を冒してまで充電したくなかったのだ_砂漠に行くならカメラは(故障を考慮し)二台は必要かも、とアドバイスされてたりもしたし・・・。
やはり、皆さんのように替えのバッテリーを用意すべきかしらン? -
(注) というわけで、ここからは使い捨てカメラでの映像を、デジカメで撮ったもの(18日夕方)。
これは、キャンプサイトに止められていた車(ちょっと日本では珍しい_で
しょ?)。この上のテントで寝泊まりする。これで、虫とかが防げるのかな? -
(注) 使い捨てカメラでの映像を、デジカメで撮ったもの。
夕景ポイント、とあった場所にこんな綺麗な羽を持つクジャクがいた。大きな声を上げて鳴いてもいた。「あ〜ぁ、あ〜」って、何をそんなに悲しんでるの?・・というわけでもないだろうけれど。 -
(注) 使い捨てカメラでの映像を、デジカメで撮ったもの。
こちらが、表側の模様。 -
(注) 使い捨てカメラでの映像を、デジカメで撮ったもの。
そして、こちらが裏側の模様。
はい、よく見せてくれてありがとう! -
(注) 使い捨てカメラでの映像を、デジカメで撮ったもの。
ここは、中の施設で泊まることもできる。奥にキャンプサイトもあり、われわれは、そこでテント泊をした。
また、中庭にプールがあって、実際に泳いでいる人も見かけた。屋内には卓球台もあり、我々はそこでちょっと卓球も楽しんだ。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ももであさん 2015/06/14 09:50:04
- フンコロガシ
- karasukkoさん
フンコロガシは、餌となる糞を他の虫に取られない
ように進むのですが、その進行方向を決めるために
目印としているのが、銀河の星々の配置なのです。
糞を転がしながら宇宙に思いを馳せる。
ロマンチックな旅人ですねぇ。
そんなフンコロガシに会うためだけに、メルズーガへ
行きましたが、あまりの暑さに一匹も現れず。
同じところへは、2度行けない体質なので!?
次は、ナミビアに行けってことですね。
ももであ
- karasukkoさん からの返信 2015/06/14 13:02:35
- RE: フンコロガシ
- はじめまして、ももであさん
いきなり、フンコロガシ、ですか。
砂漠といったらフンコロガシ・・・?ではなく、ラクダ・・・?でもなく、星空かなぁ・・。
というのが、私の印象。
モロッコでも、真っ暗な中でキャンプファイアーの後の空に美しい星空が広がっていたよぅな。
車での砂漠爆走(?)、よく御無事で!
ガス欠をものともせず、行く先々でしっかり面白物たちとの出会いを見逃さない、そのウルトラ自由な精神に喝采です。
写真の編集技術、芸術性、巧みな話術、と何拍子もそろったクオリティの高いブログを、ただで見せてもらえて得をした気分。
なにより、見終わって何とも爽快になりました。
投票とコメントもありがとう!!
ナミビア、その(?)調子で楽しんできてください。
でも_
”ももであ”って?
karasukko
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