大人気！「レイクオハラでのハイキング・トレッキング」を徹底解剖 ①基本編

2013/07/01 - 2013/09/30

最新情報を公開しました[最新版 2018年1月］

レイクオハラへ自力で行きたい個人旅行者への[最新改定版 2018年1月]
→https://4travel.jp/travelogue/11201496


以下の記事は、2013年12月までの情報です。すでに通用しなくなったことも多いので、最新版を参考にしてください。　https://4travel.jp/travelogue/11201496



こんにちわ。　カナディアンロッキー在住のハイキングガイド、田中です。
https://tanakaworld.com/

2010年から毎年10～20組の皆さんをレイクオハラにご案内しています。
年々、その人気が高まる場所ですが、正確な情報が掲載されたサイトが少ないので、
自分で作成してみることにしました。

レイクオハラのハイキング（トレッキング）を計画している人はもちろん、
初めて耳にする人やすでに訪れたことのある人にも役立つことを期待しています。


“カナディアンロッキーの聖地”または“秘境”と称され、世界中に多くのリピーターがいる「レイクオハラ」　近年は日本からも興味を持つ人が急増中。

繊細な生態系を後世に残すべく入山数の制限が敷かれ、アクセスには予約が難しいシャトルバスを利用するか、11kmを登る（3～3.5時間）かの、いずれかの方法のみ。

シャトルバスの予約は3ヶ月前に開始。
でも、その日に予約できない＝すでに満席　を意味します。
よって、予約は3ヶ月前の数時間だけ　と考えるのが正解。

予約は電話のみの受付け。指定時間に合わせて電話をかけます。
でも、電話回線はたったの2本なので、「ずーっと話し中のまま」が当たり前。
複数の電話と数人の仲間で協力し合い、とにかくリダイヤル　というのが定番。

世界中からの予約希望者が殺到するにもかかわらず、座席数が限定されたプレミアム。

日帰りハイカー用のシャトルバスは、行きが 08:30AM と 10:30AM 、
帰りが 14:30、16:30、18:30　で運行される。
バンフに宿泊の場合は、08:30AM・16:30の組み合わせが理想。

エリア カナディアンロッキー(カナダ)

• 旅行の満足度: 5.0

『レイクオハラのエリア(F)と各地の位置関係』

(E)のシャトルバス乗り場まで、

*バンフ(B)から1時間、
*キャンモア(A)から75分
*レイクルイーズ(C)から20〜30分。　
（参考として、(D)はモレーンレイク）

(E)から予約制のシャトルバスに乗って25分。
レイクオハラの湖畔近く(F)に到着。

『レイクオハラのハイキングエリア』

レイクオハラ(A)は、スタート地点。
または、シャトルバスの発着場所。
徒歩入山の場合は、ここまで11km

ここを拠点に各方面へﾊとハイキングコースが延びる。
途中には無数の分岐があるので、レベルや時間配分に応じた、
40通り以上もの組み合わせで楽しむことができる。

欧米人はキャンプ場や山小屋を利用し、何日間もの滞在をこなすが、
日本人は現地ツアーを利用しながら、1日ハイキングを楽しむというパターン。

日本人に人気が高いのは、以下の3コース。
1　レイクマッカーサー
2　レイクオエサ
3　オパビンプラトー

2と3の組み合わせは可能だが、それ以外は時間や体力、
技術、天候などの諸条件が必要。

近年は、日本からの「オハラリピーター」が増えたり、
滞在中に2日間の予約をする人も増えている。

1と4の組み合わせも可能だが、時期的な人数制限あり。

『シャトルバス乗り場の様子』

*通常、バスは2台。
*日帰り、キャンプ場泊、山小屋泊の人たちが分乗。

『受け付けの様子』

シャトルバスは
*所用25分
*6月3週目くらいから9月末までの運行　
　7月上旬まではコース上に残雪が多く、レイクオハラ以外の湖も解氷していない
*出発時間　
　08:30AM, 10:30AM
　　（日帰りハイキング、宿泊の人たちが利用）
　3:30PM, 5:30PM も運行
　　（キャンプ場や山小屋泊まりの人たちが利用）

*帰りのバス　09:30AM（宿泊者用）, 11:30AM,
　2:30PM, 4:30PM, 6:30PM

04:30PMバス利用の場合、06:00PM過ぎにバンフ着

『バス車内の様子』

2012年より座席数が減って、42→　36席。

『シャトルバス出発前の車内』

ヨーホー国立公園のスタッフが乗り込み、注意事項などを話してくれる。
シーズン始めは残雪の状況、湖面の解氷具合、シーズン中は野生動物の目撃情報など。

7月上旬まではコース上に残雪が多く、レイクオハラ以外の湖も解氷していない。

2016年6/28　追記で最新情報です。
当日の「キャンセル待ち」は2016年度より廃止になりました。
どんなに朝早くから待っていても、乗れることはありません。

詳細ブログ記事→　http://goo.gl/h9el43


以下は、2015年までの状況です。



『ダメもとでキャンセル待ち』

当日のキャンセル待ちを狙う人も多い。
早い人は06:30〜07:00には並んでいるが、乗れないことも多い。

9月後半のその時間は、真冬の装備が必要。
夜明けが遅いのでヘッドライトも必需品。

画像は4日連続でキャンセル待ちに並んだご夫妻。
最終日にようやくゲット！　
掲載の許可、有難うございました。
本当に嬉しそうです（笑）　ヨカッタ、よかった。

『シャトルバス発着場にあるデイシェルター』

コーヒーや紅茶などのあったかい飲み物など購入できる。
ランチになるようなメニューはないので、前日までに用意が必要。

『デイシェルターの中』

『朝のレイクオハラ』

これぞ、08:30AMシャトルバスの特権！
朝いちばんは鏡のように写り込む確立も高い。

『朝のレイクオハラ』

これぞ、08:30AMシャトルバスの特権！
朝いちばんは鏡のように写り込む確立も高い。

『朝のレイクオハラ』

これぞ、08:30AMシャトルバスの特権！
朝いちばんは鏡のように写り込む確立も高い。

『湖畔に建つ「レイクオハラロッジ」』

湖畔のメインキャビンは5〜20年というリピーターさんたちを最優先。
新規の宿泊客はシャワーやトイレが共同のメインロッジ泊が定番。
宿泊日程は最終的にロッジ側が決めてくるので、それに合わせて航空券を取る必要がある。普通に仕事をしている日本人にはムリかも・・・・

『カナダ山岳会が管理する山小屋』
　
Elizabeth Parker Hut（エリザベスパーカーハット）　22人のみ収容。
夏シーズンの予約は、前年11月に受付けが始まり、最終的には抽選で決められる。

この旅行記へのコメント （1）

• Lovely Shinさん 2022/05/17 09:05:57

  レイクオハラ大好きな場所です

  本当いつ行けるのやら・・・
  私の気力体力が待っている間に落ちてきてしまいます
  約２５年以上前に一度行きとても素晴らしく
  ロッジに今度は泊まりたいと思っていました。