2013/11/04 - 2013/11/04
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チューぱぱさん
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〜桑名城 外堀船めぐり〜
どこか遠くへ・・・ではなく、近くの知らない町をたくさん歩いてみたい
私の小さな旅のモットーですが、、、、
七里の渡しでお馴染みの桑名で「外堀めぐり」を開催されていると聞き、訪れてみました。
桑名って町は面白いんですよ。
名古屋から木曽三川を越えると関西圏内になります。
そう、名古屋と桑名では眼と鼻の差なのに使用する言語が異なり、桑名は関西系言語、名古屋は東日本系言語。
一部、名古屋市長の河村系人物は名古屋弁ですが、、、 (^^)
言語が異なれば文化も少し異なります。
東海三県と言われるけど、愛知県と三重県ではどこか少し違います。
たぶんエスカレーターの開けるサイドが異なるかも?
交通の難所の木曽川・長良川・揖斐川の三大河川は日本の文化の東西を分ける境界線のような?
- 旅行の満足度
- 4.5
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
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長良川のギロチン堰です。
これにより生態系の流れが上下に分断され、利益を得るもの不利益を被るものとの諍いが勃発しました。
江戸時代より大きな河川には橋を作らずの政策があり、三つの大河が流れる場所は交通の難所となりました。
そこで、海上の渡し船が整備され、熱田から桑名までを「七里の渡し」と呼ばれるようになりました。
余談ですが・・
脇街道として佐屋街道がありますして、
こちらは渡し舟に乗ること十数回?
船の苦手な人が利用してたようです。 笑
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一の鳥居
威風堂々としてます。
一の鳥居とは、、、
交通の難所、木曽三川を船で越えて、伊勢路に立った時、始めてくぐる鳥居のため名付けられたとか。
お伊勢さん始め京へ上る時も利用された舟渡場所です。
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でも、現実は・・
船着場の外側に頑丈な堤防がありまして、、
伊勢湾台風にこっぴどくやられた経験から、伊勢湾沿岸はどこも頑強な堤防が整備されてます。
台風30号にやられたレイテ島でも、こんな堤防があればもう少し被害が少なかったかも?
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まずは桑名駅に降り立ち、駅前のサンファーレ北館2階にある観光案内所で散策マップをゲットします。
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桑名と言えば、焼きハマグリ
桑名の殿様 しぐれで 茶々漬け♪
・・・なんてCMソングがありましたっけ。
ゆるキャラに使えそうなデザインですね。(^_-)
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そして・・
おなじみ七里の渡し
桑名駅から続く八間通りにはこんな素敵なマンホールの蓋があります。
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法性山 海蔵寺
薩摩義士墓所です。
そう交通の難所木曽三川は、昔から暴れ川
河口近辺は毎年何度も洪水に悩まされて来ました。
江戸幕府の外様大名いじめと相まって、薩摩藩に数十万両もの散財をさせて三川分流治水工事をさせました。
工事はなんとか完成しましたが、病死や抗議の自害などで85名もの命が失われました。
その方々の墓があるお寺です。
ウィキペディアに昔の地図がありました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:%E5%AE%9D%E6%9A%A6%E6%B2%BB%E6%B0%B4%EF%BC%91.JPG
現代と見比べると唖然とします。
以後の恩恵は言葉で言い表せないと感じます。
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260年もの昔の話ですが、慰霊祭は今でも続くようです。
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南無阿弥陀仏
合掌
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脇には治水観音像もあります。
犠牲になられた方の冥福を祈ってるのでしょう。 -
24名の方々を祀ってあります。
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七里の渡し
熱田の宮の渡しから海上で桑名へ着きます。
今年からでしょうか?
船に乗って、桑名城のお堀めぐりが開催されてます。
春と秋の2回、土日祝日だけの催しだそうです。 -
大きな鳥居です。
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ライフジャケットを着て、こんな小さな船に乗ります。
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揖斐川の川面へ出ると国道1号線の伊勢大橋が見えます。
後ろの山は多度山かな? -
長良川河口堰
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住吉神社
後ほど、歩いてお参りに行きます。
とりあえず、船の上から「謹賀新年」です。(^^) -
桑名城の外堀入り口です。
屋根のように見えるのは水門で、横に丸く見える部分が回って下へ降りてきます。
台風・高潮などから町を守ってます。 -
こちらが昔からの入り口です。
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くぐって中へ入ると、レンガ造りの堤防になってました。
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レンガ造りの倉庫もありました。
どうやら、桑名の豪商諸戸家の倉庫のようです。
和洋折衷のお洒落な建物があり、広い庭園が併設されてます。 -
こちらが六華苑と呼ばれる室戸家の庭園入り口の建物です。
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今でも、台風などの時は船がこちらへ避難するそうです。
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船はUターンして、、、
六華苑の周りは紅葉がきれいでした。 -
船は再度揖斐川へ出て、3の丸堀へ向かいます。
で、この川の中州にあるUFOはなに?
富士山が載ってるUFOなんて始めてみました。(^_^.)
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桑名の七里の渡し
堤防がなければ昔はこんな感じだったかな?
もう次の船に乗る人たちが待ってます。 -
桑名城3の丸にある 蟠龍櫓(ばんりゅうやぐら)です。
屋根の左側に龍が乗ってまして、昔から川を行き交う人たちを見守ってます。 -
こちらは現在も船置き場になってまして、ずらっと並んでます。
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昔からの城垣です。
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お城と反対側の家々はかつての花町だったそうで
二本差しの侍が船でこそっと裏口から通ったとか (^◇^;)
どこの町にもよくある話しです
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料亭 柿安本店
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ここでUターンしますが・・
左側の石垣は昔からの城壁です。 -
積み上げられた石には印があります。
家紋じゃないと思いますが、石工が証拠を残した? -
当時のままのようです。
外堀めぐりは20分ほどで終わります。 -
船から下りて周りを散策します。
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旧東海道
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蟠龍櫓
中に入れますので二階に登り景色を見てきました。 -
ちょっとした展望台ですね。
ずっと奥は九華公園です。 -
本田忠勝像
初代桑名藩藩主とか
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九華公園(きゅうかこうえん)を横目で見て、、、
「くはな(くわな)」とも読めそうですね。
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お昼は、歌行燈へまっしぐら
その手は桑名の焼きハマグリが待ってます。 -
メニューだけで申し訳ないです。
食べるのに忙しく、写真を忘れました。
家内が頂いたのは「蛤づくし御膳」 ¥2800
思ってたより大きくて、美味しかったと言ってました。
産地偽装はないと思うけど (^_-)
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私はズワイ蟹の「蟹歌行燈御膳」 ¥1780
と言うのも、実は私 幼少のころアサリに当たりまして・・
以後は、2枚貝はいっさい食べられない。
大きいものから小さいものまで
白い色から紅いもの、黒い色からピンク色まで
生きてるものから死んだものまで
とにかく貝の形をしたものは全部苦手!(^_-)
ホタテも貝柱をちょっとだけ
アワビもちょっとだけ
サザエさんはなんとか3つぐらいいける
よって、結婚以来ずっと食卓へ貝があがるのを禁止してる。
本日は、公認で食べられると喜んでる嫁さんです。(^^)
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お腹が膨れた後は散策の再開です。
住吉神社です。 -
船の上からでは分からなかったけど、意外と小さかったです。
お堂の前に小さな鳥居が可愛い -
住吉神社からの眺めです。
手前が揖斐川で、中州の向こうは長良川です。 -
制御室でしょうか
ここでスイッチをひねればゲートが開くはずですが。
鮎が喜ぶと思いますが・・ -
続いては、六華苑です。
諸戸清六の邸宅として1913年に完成したそうな
意外と新しい?
う〜ん、名古屋の豪商松坂屋の社長宅と比べるとどっちが大きい?
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鹿鳴館の設計で有名なイギリス人建築家ジョサイア・コンドル設計だそうで
4階建ての塔は、最上階から海が見えるとか
でも、公開は2階まででした。 -
和の部分です。
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長ーい廊下が続きます。
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一番奥の部屋では結婚式の準備をしてました。
苑内のレストハウスで結婚式ができるようです。
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洋の部分です
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お洒落な造りです
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暖炉もあります
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洋館の廊下
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塔の内部です。
とっても狭かったです。 -
庭園は国の名勝に指定されてるとか
庭園見学は別料金です。 -
六華苑を出て周りを歩くと、船の上から見たレンガ造りの倉庫がありました。
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こんな倉庫も
んっ? この高さのある門はひょっとして山車の倉庫かな -
六華苑の裏門
本邸・大門との表示がありました。国重要文化財です。
庭園だけを見たいときはこちらからも入れます。 -
その前の道はレンガの遊歩道だそうで
きれいに整備された散歩道がずっと続きます。 -
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下の掘割に先ほどの観光船がやってきました。
ありゃ、お客は二人だけ
でも、船頭さんは二人もいる。 ちょっと贅沢な (^_-) -
八間通りに出ると反対側は「寺町通り」として商店街になってました。
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門前町の名残でしょう
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桑名別院本統寺
由緒あるお寺で、明治天皇も泊まったとか
いや、お泊りになられたそうな・・ 敬語です。 -
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お賽銭箱も紋所がはげかかってますが、古そう!
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「冬牡丹千鳥よ雪のほととぎす はせを」
松尾芭蕉がこの桑名の地で詠んだとされる句碑です。
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寺町通り商店街の裏手は、やはり遊歩道として整備されてます。
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最後にたどり着いたのは春日神社です。
桑名宗社とも言い、桑名の総鎮守とされてるそうです
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でも、本殿が二つも並んでました。
右が桑名神社で、左が中臣神社とか
私らは左の神社にお参りしました。
お賽銭は100円玉2個 奮発しました。
だって、神職が右のほうにずらっといて、まるで見張ってるよう(^。^)
いつもの5円玉や10円玉では恥ずかしい!?
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春日神社の青銅の鳥居です。
江戸時代の作で、東海道のシンボルだそうです。
お伊勢参りの数多くの人がくぐったことでしょう。 -
東海道は江戸まで続く道。
宿場町には、昔を偲ぶ町名が今も残ってました。
桑名城跡はまだ行っていませんが、これで駅に戻り名古屋へ帰ります。
そうそう、、、
桑名駅はJRと近鉄が一緒になってますが、名古屋までの運賃はJRのほうが100円お得です。(^_-)
さて、次はどこへ行こうかな?
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