フランスをL字に縦断〔１４〕アルビからロデスを経てコンクへ

2013/07/03 - 2013/07/03

アルビを出てロデスに向かいます。ロデスからの旅程は、宿泊地のホテル以外は未定のまま。
列車があるのか、代替バスになるのか、あるいはまたタクシー移動を余儀なくされるのか。

実は、トゥールーズ発、サルラ着の現地ツアーを見つけていました。行きたかったミディ・ピレネーの小さな村々をすべて網羅している２泊３日のツアーで、とても魅力的なものでした。

でも料金は、１〜２名の申込みで６７０ユーロ（ホテル代別）というもので、催行の決定は出発日の一か月前にならないとわかりません。
料金もさることながら、催行されないとなれば個人で２泊３日の内に回れるはずもない地域のこと、早々に計画から外しました。
目安は、この６７０ユーロから３００ユーロ（７名で貸し切りの場合）という金額です。

この範囲の中でのタクシー利用は想定内として移動する心づもりです。

アルビからロデスを経てコンクへの移動では、バスが運行されていることがわかり、幸先の良い出だしとなりました。

エリア フランス

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

６：３０起床。
外は雨。カルカソンヌで買っていた菓子で朝食。メレンゲ菓子でとっても甘い。

８：１７
ホテルを出たのは７：２５。フロントには誰もおらず、昨日聞いていた通り、フロントに鍵を返した後、フロント横の裏口から出る。

雨にも関わらず、駅までは１５分余り。

８：２７、アルビ発。
この日のアルビ〜ロデスの列車は８：２７〜９：４８、１１：１８〜１２：３２、１２：２３〜１３：４５、１５：３４〜１６：５４の４本だけ。
いかに不便であるか、今更ながら痛感。

８：４２

８：４３
ここは Calmaux だったかな。停車時間が結構長かった。

ホームの壁にはこんな装飾が見える。

焼き物で有名なところなのかも。

８：４９
街の風景。

８：５１
かなり大きな街みたい。

８：５３
すぐに牧草地が広がる。

９：００

９：０３
一瞬の渓谷美。

９：１３

９：４４
だいぶ高いところまできた様子。

ロデス駅。
ここではまず明日の切符、St-Christophe　〜　Figeac までの切符を買わなければいけない。
窓口で旅程表を見せ、スタッフの女性は英語を話すので、すぐ購入できた。料金は８．４ユーロ。
タクシーについて聞いてみると、１２時頃にコンク行のバスがあるはずだと教えられる。

駅の構内には窓口が２つあり、左が列車用で、右がバスの担当らしい。
右の窓口に移り、バスの時刻を訊くと、ロデス１２：３０発のコンク行きがあるという。
この日は水曜日なので、もしかしたらスクールバスとしてのバスが運行されているかもしれないという淡い期待と、でも学校の休暇に入っているかもしれないし・・と不安要素も想定していた中、うれしい誤算だった。
バス料金は７．４ユーロ。タクシーだと１００ユーロ位かと見積もっていたので安堵感でいっぱい。

窓口での会話の最中、まさかの日本語を耳にした。同じくコンクに行くという初老の旅慣れた男性の姿。会話こそ弾まなかったものの、不安感が払しょくされた思い。

列車のチケット２枚。

ロデスからコンク行き。

コンクからロデス行き。
事前の情報通り、早朝に１本だけのバス。

ロデス駅で、この地域の列車の時刻表を手に入れたので、ロデスに戻ってフィジャックに行くことはできないかと検討してみたが、その日の内に着くことはできるが、それでは午後に予定しているサンシルラポピーに行くことはできないとわかり、この案はあえなく却下。

コンクからフィジャックへは予定通りタクシーと列車での移動となる。

１０：１８
バスの発車までの２時間をどう過ごそうかと考えた結果、無難に駅周辺を散策することに。
男性は、駅からバスに乗り市内まで出かけて行った。

駅から右に進み、途中で左折すると、こんな急勾配の坂道沿いに住宅地がある。

落ち着いた感じの家が立ち並ぶ。

１０：３３
駅沿いの道に戻り、また少し歩いていき、右折すると、こんな橋が見えてきた。

コンクの文字が見える。
とうとうここまで来たんだ。

あの向こうがコンクにつながる山々なのか。

丘の上に見える住宅地。

コンクへの期待を胸に、住宅地に戻ってきた。

うろこ状の屋根。

１０：５５
遠くに見えるのは大聖堂。

普通の住宅地なのに、どの家も手入れが行き届き、きれいな街並みになっている。

上と下で咲き誇るバラが彩りを添えている。

幸いにも、街歩きの間中、雨は止んでいた。

１１：０７
一時間足らずで一回りして駅に戻ってきた。
これなら、男性と一緒にバスで市内まで行けばよかったかな。

昼食は、住宅地の角の小さなお店で買ったチキンサラダ。４．２５ユーロ。
カルカソンヌのサブウェイで食べたチキンサラダに似ていて、ソースもついており、味は悪くはないが、マカロニっぽいのは口に合わずほとんど残してしまった。

街を歩く前に、駅の建物にある小さなフードコートのようなところをのぞいて、スーツケースを預かってもらえないかと頼んだら、快く預かってもらえた。

食後のコーヒーをその店にて。１．２ユーロ。

１１：３２
このバスがコンク行き。バス停は１４番乗り場。
もうこの時間から停まっているが、ドライバーはまだ乗っていない。

後方に見えているのがロデス駅。
１２時過ぎにはバスに乗せてもらえたので、最前列の席を確保。

スクールバスとして運行されていると聞いていたのに、それらしき小中学生は一人も乗っていないのは不思議。
時期的にはもう夏休みのはず。

１２：３９
山道は、

１２：４０
九十九折れ。

１２：５０

１３：０３
山に囲まれた小さな街。

１３：０４

１３：１０
時折、雨が降る。

１３：１１
干し草ロール。

１３：１２
雨模様のせいか、遠くの山は靄っている。

１３：１４
途中の小さな街。

１３：１７
バスはどんどん山道を上っていく。
いよいよコンクに着くと思うと胸が高鳴る。