2011/08/11 - 2011/08/13
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neisanさん
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「家の軒先をかすめて路面電車が走る街リスボンに行ってみよう。」ポルトガルは旅行先としてはあまりポピュラーではないものの、何か面白そうな街です。今回は、初めての海外一人旅。スペインカタルーニャ地方と組み合わせ、自分の足で見たいものを見てくる。そんなわがままな旅にしました。
海外一人旅を後押ししてくれたのはインターネットの普及です。これまでホテルの予約やエアチケットの手配は旅行代理店や旅行代理店のHPで行ってきました。今回は自宅のコンピュータで、直接エアラインや宿泊するホテルの予約を済ませ、各都市の市内交通や切符の種類・買い方まで全て下調べをして出かけることにしました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- フィンランド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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今回は、フィンエアーAY80便にてヘルシンキ経由でリスボンへ向います。
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チェックインカウンターで座席の希望を申し出、ヘルシンキまでは通路側、その先リスボンまでは窓側席をお願いしました。受け取った搭乗券を見ると、Web割引とはいえ、エコノミークラスでもYクラスの扱いになっています。
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搭乗口近くでインターネットへの無料の接続サービスが始まっていました。インターネットは旅先でも重要な情報収集の手段になっています。早速接続してみました。テーブルにはLANケーブルも用意されており、無線と両用になっています。
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携帯電話の電源を切り、いよいよ搭乗です。機材はエアバスA330。
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座席サービスモニタの起動画面にペンギンのマークが現れました。これはLINUXの起動画面です。LINUXの開発者は、フィンランド人です。
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今回はBOSE QC15を持参しました。エンジンより後方の座席でも、これひとつでかなりエンジン音を小さくできます。エコノミー席で長時間の乗るとその真価を発揮します。単4乾電池1本で往復使用でき、長時間耳に当てていても違和感を感じません。この辺りの作り込みすごいと思います。手荷物で機内に持ち込むにはそれなりの大きさをしていますが、それ以上の価値はあるでしょう。
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機内食が出ました。日本で積んでいるので和食テイストです。
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機内で映画を楽しんでいる内にヘルシキンキへと近づいてきました。往路は昼間の飛行になるため、機内サービスをいろいろと楽しむことができます。
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2回目の機内食。焼きそば+キットカット。軽食+ケーキと解釈すべきか、不思議な組み合わせです。これでは少し物足りない。ヘルシンキ空港の売店売り上げ増の作戦?
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もうすぐヘルシンキ到着です。窓から見える風景は一面湖沼地帯。名古屋−ヘルシンキ間は、隣の席が空席のまま。おかげでゆったりと座ることができました。機内はほぼ満席です。
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空港の案内に日本語表記がなされています。東アジアとヨーロッパを結ぶ航空路線故でしょうか。
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リスボンへの乗り継ぎAY3693の案内が出ました。ここまでは名古屋からのお客さんが沢山乗っていましたが、いつの間にか周囲から日本人の姿が数少なくなっていました。
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ヘルシンキ空港は比較的コンパクトで乗り継ぎにも余り距離を歩くことはありません。乗り継ぎゲートに向かって歩くと自然に入国審査を通るようになっていました。
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ヘルシキンキ−リスボン間の機内食です。
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テージョ川が見えてきました。リスボン空港も目前です。川に突き出した辺りに「発見のモニュメント」が見えました。明日はここへ向かいます。
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リスボン空港には鉄道の乗り入れがありません。空港は市街地に近く、地下鉄が近くまで来ているのですが、市内へ出るには路線バスの利用になります。いよいよここから自力での移動が始まります。まずは、空港バスの車内でバスチケットを買い、ロッシオ広場で降りることに。
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空港から路線バスで無事ホテルへ到着しました。今回の旅でホテルを予約する際、20ユーロでハーフボードをつけるオプションがありましたので、2食付きで宿泊をすることにしました。初めての街でレストランに行き注文をして食事をするのは結構ストレスになります。
往路のフィンランド航空のアテンダントさんは、ヘルシンキのヒルトンで朝食を食べると3500円くらいと話していました。これを思えばホテルの食事はずいぶん割安です。
レセプションで食券のようなものを受け取りレストランに赴くと、予約した夕食が「ツーリストメニュー」とのことでした。 -
日頃ホテルで食事をするよううな生活をしていない我が身では、日本でもウェイターに注文をとられるとドキドキします。
英語が話せるウェイターがやってきて、英語のメニューを見せ、「飲み物は別、コースはおおまかに2種類。それぞれに内容を選んでください。飲み物は何にしますか」と。
SoupeやMeatは分かっても、それをどう料理したかをMenuから読みとれません。この時点で脳はオーバーヒート気味。内容の読みとれた範囲でメニューを選び、ミネラルウォーターをあわせて注文しました。レタスのスープ美味なり! -
メインディッシュです。豚フィレ肉のローストフルーツソース和え
大きな皿にボリュームたっぷりに出てきました。ベースは塩味。ポテトフライが付くのはアメリカ文化と思っていましたがが、そうでもなさそうです。日本で食べるコース料理の倍くらいの量はあります。
日本時は午前3時、現地は19時。オープンしたてのレストランで一人ディナーを食るには、いささか違和感を感じます。 -
コースの最後は、ワゴンかフルーツかと聞かれ、今日はフルーツに。山盛りのカットフルーツが出てきました。全ての料理が日本の倍程度です。これで20ユーロ2600円なら、街のファミリーレストランと大差ありません。
最後にウェーターが「飲み物はキャッシュかサインか」とたずねてきたので、「キャッシュで」と答え、請求書を見ると1.8ユーロ。500?Lのよく冷えたミネラルウォーターをウエイターがグラスに注いでこの値段。ヘルシンキ空港の自販機のペットボトルの半額です。 -
2日目の朝を迎えました。まずはレストランで腹ごしらえ。食事をしながらレストランから外を見下ろすと、そこにはこれから乗る予定の28番のトラムが止まっています。
地図上でトラム乗り場に近いことは把握していましたが、始発駅がホテルの前でした。 -
ロッシオ広場の地下鉄乗り場で一日乗車券を買い、再びホテルまで戻り、トラムでアルファマ地区を目指します。
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トラムは文化遺産のようですが、チケットは電子化されており、非接触型ICカードのようです。ただカードのベースがプラスチック板ではなく、紙でできているため、いささかの不安を感じます。
さすがに8時台のトラムに乗る乗客は少なくこのホテルにして正解でした。 -
アルファマ地区の高台へと登ってきました。トラムは少し待てばすぐ次が来ます。ずいぶん小さい車体ですが、この大きさでないと、旧市街を通り抜けることができません。
なぜか運転手に若い美男美女が多くみられます。28番は有名な観光路線であるが故の会社の方針でしょうか。 -
アルファマ地区の高台で降り、しばしの休憩です。周囲には散歩をしている市民ぐらい。まだ観光客は来ていません。
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アルファマ地区の急勾配をトラムが下っていきます。自動車でも上り下りがいやになるような急坂をなぜトラムが上り下りできるのかとても不思議です。
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カテドラルへとやってきました。リスボンは一日乗車券(5.1ユーロ)が使用できるため、市内観光はとても便利です。
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カテドラルの中はとても静かで厳かです。
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再びトラムに乗り、アルファマ地区の狭い路地に入ってきました。
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イチオシ
場所によっては複線の線路を引くことができず、一方通行になっています。
トラムは庶民の足。時として運転手がトラムを止め路上の住民と二言三言言葉を交わすこともあります。 -
ヨーロッパの建物は石材を基本としているため、外壁が白色をしています。そしてこれに色の付いた洗濯物が並ぶと実にカラフルになります。
このようなものを撮っては少し気が引けますが、家の前におおっぴらに洗濯物を吊ししている街の雰囲気が何ともいえません。よく見ると2階の窓にも、窓から窓へと洗濯物を吊すワイヤが張られています。ここはリスボンの下町です。 -
リスボンには古い街並みがよく似合います。通りを歩いていると、時々このような風景に出会います。
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トラム・バス乗り場の標識です。28Eは、アルファマ地区を走るトラムの番号です。
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リスボンは坂の街。歩いて回るには結構体力を使います。トラムは旧市街を歩くための強い見方です。
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今日の昼食は、トラムのビカ駅から北へ500m程歩いた所にあるリスボンの和食レストラン「BONSAI」にしました。
暖簾をくぐったら日本語で「いらっしゃいませ」
旅先の緊張をほぐし、ひとりで食事を楽しむには、このような店はありがたく思います。今日の昼食はトンカツ定食にしました。
ウェイトレスは、可愛い日本人のお嬢さん二人。久しぶりに日本語で注文し、祖父とみられる店の主人と話が弾み名刺まで頂きました。
昼食代ミネラルウォーターも合わせて12.5ユーロ。海外で食べる和食としてはとても安く良心的です。 -
ビカのケーブルで海岸線の方へ下っていきます。この坂を登るのは結構大変そうですが、下りは歩いている人もいます。
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坂の下の駅です。建物の1階にあり、場所を知らなければ通り過ぎてしまいます。
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リスボン市内のトラム・バスを運行しているカリス社の博物館へ来ました。場所は「発見のモニュメント」へ行く途中にあり、これもgoogleMAPで事前に降りる停留所を確認しておきました。
博物館への路上の案内がこれだけです。カリス社の敷地内に博物館が併設されており、たった一人の見学者になってしまいました。 -
入場料2.5ユーロ。客一人のため、入口にある展示場から車両の展示施設まで構内トラムでわざわざ案内をしてくれました。
ポルトガル語で話し掛けられ、内容は捉えられないのですが、言いたいことは伝わってきます。日本からわざわざやってきてくれた珍客なのでしょう。 -
構内をトラムで自由自在移動し、博物館の見学者には特別車両に乗せてくれました。
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特別車両です。内装がかなり高級にできています。
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ここに来て、初めてリスボンのトラムが急坂をラックレールも使わず登り降りできる仕組みが分かりました。
前後の車輪間にレールと直接接触する大きなブレーキがついており、このブレーキをレールに押し当て坂道でも止まっています。それにしてもホイールベースが極めて少ない。曲率のきついカーブでも通過できますが、前後の不安定さは大丈夫でしょうか? -
トラムの博物館から世界遺産ジェロニモス修道院にやってきました。
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中は美しい回廊になっています。
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バスコダ・ガマの棺。バスコダ・ガマはポルトガルを代表する英雄なのでしょう。
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ジェロニモス修道院から海岸に向かって10分も歩かない内に「発見のモニュメント」に着きます。GoogleMapの航空写真では道路と鉄道で遮られいるように見えますが、地下道で結ばれており、簡単に行くことができます。
足下にある発見の年代記。日本到着は1541年になっています。 -
イチオシ
発見のモニュメント
先頭にいる船をもっているのはエンリコ航海王子。この中にはフランシスコ・ザビエルもいます。ポルトガルが輝いた時代の英雄達です。 -
のんびりと回っている内に夕刻となり、ホテルへ戻ることに。
まずはカイス・ド・ソドレー駅まで戻ろうかとカイス行きのトラムを待ってもなかなか来ません。
やって来たトラムの行き先が「フィゲイラ・・・」。
ひょとしてフィゲイラ方面かと思い。まずはカイス駅に近づくようにと乗ってみたところ、ホテルまで戻って来てしまいました。
一日よく歩き回ったところで夕食です。昨日よりは少し落ち着いてホテルレストランへ。入り口でメニューをチェック。
今読めば内容を読みとれますが、昨夜は脳がもう半分眠っている状態でいきなりこれを出され、さあ選べといわれて面食らってしまいました。
予約した夕食代金は20ユーロ。ツーリストメニューということですが、このメニューを見ると16ユーロ。予約した方が高くなっていますが? -
ホテルのレストランで2回目のディナーです。
昨夜はゆとりもなく食事を摂りましたが、今夜はだいぶ慣れてきました。
まずは前菜。これは実に美味しかった! -
オードブルに続いて野菜サラダ。生野菜をたっぷり食べられるのがうれしいですね。
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メインディッシュの魚料理です。ポルトガルでは干し鱈の料理が有名です。少し塩分が強いものの、個人旅行では、これまであまり食べ物に恵まれてきませんでしたが、今回は幸先が良いようです。
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今夜のミネラルウォーターは2.3ユーロ。1Lはさすがに飲みきれません。ヨーロッパの男性は一人でこのくらい飲んでしまうのでしょうか?
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デザートをワゴンから選びました。巨大なプリンです。普通サイズのスプーンで食べてもなかなか無くなりません。
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食後の散歩にロッシオ広場へ出かけました。
月がとてもきれいです。 -
イチオシ
路上のレストランからしきりに声を掛けられましたが、もう食べられません。
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リスボンの夜もなかなかいいムードです。有り難いことに治安の悪さも感じられません。
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ダブルルームのシングル利用?部屋は結構ゆったりしてします。
連泊したせいか、部屋に帰ってきたら、机の上にワインとクッキーが載せてありました。
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