雪が降る前に札幌、小樽散策2日間（激安LCCパック成田~札幌1泊2日14800円てどんなん）小樽編

2013/10/19 - 2013/10/20

9月はあれこれ暇が無くそろそろ旅の虫が疼き始めた頃、阪急交通社さんのHPで見つけた「激安！成田~札幌1泊2日朝食付、14800円」が目に止まってしまった。出発まで1週間を切っていたので取り敢えず申し込んでみると、どうにかセーフ。相方の都合も確認しないまま申込み完了ってなことになってしまいました。
初めての何かと話題のLCCを利用となりました。それにしても易いですね〜　どんなものか一度試してみましょうと云う事で当日を迎えたのでありました。
北海道には何度か行ってはいるのですが、今回は札幌市内と小樽にしっぼって旅することにしました。中でも小樽祝津の鰊御殿とその下で営業している青塚食堂がお目当てです。

エリア 札幌(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: ジェットスター
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 阪急交通社

成田７時１０分発とかなり早めのフライトです。当然始発電車では間に合わないので深夜高速バスで成田空港へ。LCC利用者向けに成田空港午前３時半到着の高速バスが都内から出ています。
成田空港周辺には時間を潰せる適当なネットカフェなどがないため、高速バス利用が良いかも知れません。
空港には24時間営業のコンビニもありますので、みなさんロビーで仮眠をとったり夜食を食べたりしています。

出発ロビーからバスに乗りジェットスターエアバスが待つ滑走路へ。こちらタラップによる搭乗となります。たまにはいいですね。

機内のシートも本革使用でいい感じです。座席の幅も問題ありません。
所詮国内旅行では３時間を越えるフライトはないので何の問題もないと思うのですが・・飛行機での移動も旅の重要な要素とお考えの方も多いようで、細かなチェックをされている方もいるようです。
朝の横須賀線快速の地獄から比べたら天国ですって、何か違うか・・

機内サービスは勿論有料です。因みにホットコーヒーは200円です。あの儀礼的な機内ドリンクサービスは前々からいらないと思っていた私にとっては納得のいくサービスカットです。

新千歳空港に午前９時前に到着、JR千歳空港から札幌まで約40分かかります。（1040円）

懐かしいホームの案内板にカシオペアの文字が・・１５時間かけて上野から来る旅もいいでしょうね。

札幌から函館本線で40分弱で小樽駅に到着です。
札幌駅構内でモーニングサービスでコーヒーブレイクもしましたが、成田を７時過ぎに出て小樽着が１１時です。

旅情溢れる小樽駅ホームです。

等身大の裕次郎のパネルがホーム上に常設されています。ホームの端にあるので見逃しがちかも知れませんね。

ランプの街、小樽。駅舎の壁一面にランプが飾られています。

レトロ感溢れる駅舎です。
小樽は坂の街、小樽港に向けて放射線状に道がはしります。
駅前ロータリーからは通りの向こうに石狩湾が望めます。

小樽駅からバスで30分、ニシン御殿の残る祝津へ
ニシンの加工場だったのでしょうか、朽ちた木造の作業場らしき建物が海沿いの道ばたにありました。

作業場を後にして小高い丘に出るとニシン御殿が迎えてくれました。

重厚感ある造りです。石狩湾の風雪に耐えてきのでしょうね。

ニシン御殿の入場料は300円です。
内部に入ると豪華な造りの大広間がありました。この火鉢でどれだけのニシン漁師が暖をとったのでしょう・・

時代を感じさせる良く手入れされた波打つガラス窓に石狩湾からそそぐ浜風が心地いいです。
北海道指定有形文化財のこの御殿、建物内部の贅を尽くしたその造りにも感動させられます。

ニシン漁最盛期に北日本から集まった漁師とその世話をする飯炊き女たちの賑わいが聞こえてきそうな勝手口付近です。

最上階の見張り部屋の床板に午後の陽光がそそぎます。

御殿がある小高い岬から下りると当時の作業場が

朽ちた作業場からすぐ石狩湾に面した所に今回の旅の目的のひとつでもあった「青塚食堂」がありました。

店の外でご当地ニシン焼を焼いています。

店の中では、名物のほたて焼、ツブ貝焼を焼いていました。なんとも香ばしいこと。

気になるメニューはこんな感じ。

私は、ほっけ定食スペシャル（1785円）をいただきました。
味噌汁の具がホタテの稚貝とは何とも贅沢

奥さんはホタテ焼定食でした。ぷりぷりのホタテが４個もあります。
なんでスパーのホタテみたいにべちゃっとしていないんだろう。うまっ

お店の正面の石狩湾を眺めながら、石狩挽歌を聴いてとくれば当然、地元の銘酒「北の誉」となるわけです。

祝津から小樽市内へ戻ってきました。
なんともユニークな塔が際だつ出抜小路です。

派手な塔の裏側にひっそりとnikka bar発見・・いいね

小樽運河の向かい側にある「小樽運河食堂」数件の飲食店がこの建物の中で営業しています。

こんな感じでやってます。

それにしてもあわび焼780円とは安すぎでは・・

小樽の街を散策しているうちに日は傾きはじめました。今日の宿は札幌なのでそろそろ帰ることにしました。
小樽駅のホームのランプに灯がともりはじめました。さぁ帰ろう