近鉄新型観光特急｢しまかぜ」賢島～大阪難波と式年遷宮お伊勢参り　2013年9月　

2013/09/29 - 2013/09/29

和歌山に所用があり大阪に3日間宿泊滞在･････大阪を拠点に奈良・三重・愛知と近鉄の週末フリーパス(3日間有効）を利用して周遊しました。1日目は奈良を訪問して和歌山の所用を無事終了させる。

2日目に62回の式年遷宮を迎えた伊勢神宮に2回目（20年ぶり）のお参りをしつつ、今年（2013年）の3月21日にデビューした近鉄の新型車両｢観光特急しまかぜ｣に運よく乗車する事が出来ました。

エリア 伊勢神宮(三重)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回利用した｢近鉄週末フリーパス｣金土日もしくは土日月の連続する3日間近鉄全線に乗り放題で価格は4000円です。

1日目近鉄難波〜近鉄奈良〜近鉄難波

2日目近鉄難波〜伊勢市、五十鈴川〜宇治山田、宇治山田〜鵜方
　　　鵜方〜賢島、賢島〜大阪難波

3日目近鉄難波〜近鉄名古屋

比較的無計画だった割には充分にモトが取れました。

注意）当日の販売は無いので利用前日までに購入しておかないといけません。

フリーパス使用2日目･････大阪難波から2駅目の大阪上本町で乗り換え。行きは節約で急行を利用。

大阪線・山田線の急行・快速急行は大阪上本町の地上ホームからの発車となります。

列車が入線･････6両編成のうち、前の4両が5150系の転換式クロスシートで先頭車にはトイレも完備。　大阪上本町の時点では空席が多いが、次の鶴橋で車内はほぼ埋まる。車中では殆ど寝ており気づくともう伊勢中川辺りであった。

大阪難波0643am（準急奈良行き）大阪上本町0646am→0715am（急行五十鈴川行き）伊勢市0929am

伊勢市駅に到着。
この日は天気に恵まれました･････

お伊勢参りは外宮から内宮への順と進む。
伊勢市駅から外宮はゆっくりと歩いても約10分ぐらいで着きます。

表参道火除橋を渡ります。10時前ですが参拝客が多いです。

しっかり一礼してから一の鳥居をくぐります。

御正殿に向う途中、神事の為に一旦通行が規制されました。このような光景に出会うとこの地が神聖な場所であると再確認出来ます。

豊受大神を祀る御正殿に到着。

二拝二拍一拝でお参りする。向って左手に新御敷地（神様のお引越し先）も少し見えます。

外宮にある亀石。
パワースポットのようで多くの人々が手をかざし、写真を撮っていました。
（私もその中の一人です）

内宮に移動する前に一息休憩にしましょう。
赤福の外宮前特設店にてお楽しみの｢赤福餅｣を頂きます。店内お召し上がり3個の赤福餅と冷たいお茶で280円です。

五十鈴川を模した赤福のあんがなんか涼しげです。

外宮から内宮へは三重交通バスで移動（410円　約15分）先にお昼を済ませてから内宮へと向う事にします。

1100am時点でのおはらい町。凄い人出となっています。

お昼はやはり伊勢名物を頂きたい！　｢手こね茶屋｣さんで頂くのはやはり｢手こね寿司｣900円　カツオのヅケがのったお寿司です。

そして外せないのがやはり｢伊勢うどん｣400円

どんぶりの底のタレをうどんと一緒に豪快にかき混ぜましょう。伊勢うどんは見た目かなり太いですが柔らかくコシはありません。これは忙しく時間の無いお伊勢参りをする人々の為に早く消化の良い物をという説があるそうです。

見た目は濃い色ですが全くもってマイルドです。

おはらい町にある赤福本店。
お店はやはり混んでおり、外宮のお店でゆっくり味わっておいて正解でした。

この光景は･････1月を除く毎月1日の朝4時から赤福本店で売り出される｢朔日餅｣（10月は栗餅）を求める人達の行列。でもこの日は9月29日（日曜日）だからあと2日待ちか！　黄金伝説の並びニストU字工事さんもここで順番待ちしていましたね。

皇大神宮（内宮）へと向います。一礼後、宇治橋を渡ります。

清らかな流れの五十鈴川の御手洗場で心身を清めます。

この日は日曜日とあって団体客も多く、天照大神を祀る御正宮のお参りには3時間以上が必要（途中で引き返しは出来ない）との案内があり、時間の都合で残念ながら断念･････遷宮が終了したら改めて時間を取って再訪したいと思う。

御守を2種類入手、御代を収めさせて頂くと巫女さんから｢よくご参拝されました｣との労いがあり歩き疲れも忘れてしまいました。

参集殿に展示されていた新しい御正宮の写真パネル。

内宮前のバス停から三重交通バスで近鉄五十鈴川駅に移動（210円　約15分）
内宮の最寄駅は五十鈴川駅ですが徒歩だと約40分位･････

フリーパスの機動性を生かして一駅戻る･････

五十鈴川1314pm（急行近鉄名古屋ゆき）宇治山田1316pm

宇治山田駅の駅舎は歴史的建造物です。

宇治山田からは上り｢しまかぜ｣始発駅となる賢島まで向います。

宇治山田1343pm（普通ワンマン賢島行き）鵜方1432pm
鵜方1504pm（普通ワンマン賢島行き）賢島1510pm

時間調整も兼ねて鵜方で途中下車。ここは志摩スペイン村の最寄り駅でもあります。

鵜方の駅周辺をブラブラします･････街は静かです。

賢島に到着。鳥羽〜賢島間の未乗車区間・近鉄志摩線を乗り潰す。近鉄名古屋と大阪難波から到着していた2本の｢しまかぜ｣がホームに並んで停車中です。

手前から4番線1600pm発大阪難波行き｢しまかぜ｣、3番線1540pm発近鉄名古屋行き｢しまかぜ｣、2番線1530pm発特急名古屋行き、1番線1522pm発特急京都行き

これを見ると特急街道ですね。

賢島駅の改札口にある発車案内はパラパラ変わるソラリーボード。1時間のうち特急が4本あります。

｢しまかぜ｣1号車と6号車はハイデッカー仕様のプレミアム席となります。
（賢島発は6号車が先頭になります）

当日の｢しまかぜ｣大阪難波行きの編成。

↑大阪難波
6号車（50101）プレミアムシート（ハイデッカー3列席）
5号車（50201）プレミアムシート（3列席）
4号車（50301）コンパート（6人BOX・和室個室・洋室個室）
3号車（50401）カフェカー（1階席・2階席、売店）
2号車（50501）プレミアムシート（3列席）
1号車（50601）プレミアムシート（ハイデッカー3列席）

先頭部･････横から見ると座席が高い位置（ハイデッカー）にあるのが分かります。

プレミアムトレイン｢しまかぜ｣サイドビュー

今回は2号車のプレミアムシートを利用します。

乗降口では女性クルーによるグリーティングもあります。

3号車のカフェカーです。

4号車のコンパート・6人BOX席です。
大きな窓と長いテーブルが特徴的ですね。

4号車のコンパート・和室です。残念ながら洋室は賢島出発時点で乗車があり撮影出来ませんでした。

賢島〜大阪難波　特急料金1580円にしまかぜ特別料金（特別車両券）1000円加算で合計2580円となります。

実を言うと、この特急券は当日の朝に大阪難波駅の特急券自動券売機をダメ元で操作したところ表示が△となっており、1人席を指定して購入出来ました。式年遷宮前の日曜日の｢しまかぜ｣は無理かと思っていましたが、ギリギリまで諦めなくて良かったです。

賢島1600pm（観光特急しまかぜ　大阪難波行き）大阪難波1819pm

早速、車内に入ると･････すごい！豪華です。
この2号車はハイデッカーではないので頭上に荷物棚があります。
（先頭車1号車・6号車は乗降口付近のロッカーに入れるシステム）

JRのグリーン車以上の豪華さですね。

枕部分は上下に可動します。

この日指定されたのは2号車8A席（1人席）進行方向左側です。実際着席してみるとかなりの重厚感です。

リクライニング・レッグレストの操作は電動スイッチです。背中のマッサージ機能も付いています。

リクライニング・フットレストを展開させた状態。足元の間隔も広いです。

テーブルは背面収納のほかにインアーム式もあります。取り出して広げるとこの様な感じに･･･表面の木目調も良いですね。

乗車後、おしぼりサービスがあります。

カーテン（シェード）の上下も電動式となっています。

大阪難波までの2時間19分の旅が始まりました。

おしぼりサービスの際に｢しまかぜ｣記念乗車証も配布されます。とても良い記念になります。

記念乗車証の裏には日付入り記念スタンプが押されています。切り込み部があり特急券を挟み込めます。良いアイデアです。

3号車のカフェカーは鵜方を出てから営業の案内が入りました。宇治山田や伊勢市からの乗車が多数ですので、この日は鳥羽を出発後に出向きました。

楽々2階席に座れました。1階席もありますが断然2階席がお勧めです。カフェの営業は1800pmまででした。

お腹も空いていないのでブルマンコーヒー450円を注文。海の幸ピラフや松坂牛カレーなどご当地食事メニューもありました。

揺れが気になりますが、気分は上々↑です。松阪辺りまで車窓を楽しんだ後は、自席でゆったり過ごしました。

伊勢市を出ると大和八木までノンストップ運転となります。まだ｢しまかぜ｣はレアな存在のようで、各停車駅での注目度が高かったです。

鶴橋・大阪上本町と停車後、定刻1819pmに大阪難波に到着。

噂通りの｢プレミアムトレイン｣でした。また是非とも利用したいですね。
願わくば名阪特急にも導入されれば最高です。